JPH01315174A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPH01315174A
JPH01315174A JP1042590A JP4259089A JPH01315174A JP H01315174 A JPH01315174 A JP H01315174A JP 1042590 A JP1042590 A JP 1042590A JP 4259089 A JP4259089 A JP 4259089A JP H01315174 A JPH01315174 A JP H01315174A
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JP
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layer
gainp
substrate
gap
light emitting
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Application number
JP1042590A
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Inventor
Tokuzo Sukegawa
助川 徳三
Kazuyuki Tadatomo
一行 只友
Akira Ito
晃 伊藤
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、■−V族元素からなる基板(以下、m−v族
基板と称する)と、少なくともGa、In、P元素を含
有する■−■族混晶のGaInP系混晶とから構成され
る発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)な
どの半導体発光装置に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕■−V族
の三元合金の化合物半導体材料であるGaInPを主成
分とするGaInP系は、窒化物を除く■−■族化族化
合物半導体混晶量大の直接遷移型バンドギャップを有し
、赤色波長はもちろんのこと緑色〜黄色の光を放射する
発光装置を構成する材料として最も有利な材料であり、
現在赤色LED及びLD用材料として使用されている。
しかして、第10図に示す如き■−■族基板基板200
子整合のためのバッファ層であるGaInPを主成分と
するGaInP系の第−層210、及びGaInPを主
成分とするGaInP系の第二層220からなる構造を
有する発光素子が作製できれば、緑色〜黄色の短波長発
光を実現できる。
第10図に示す構造の発光素子を得るための試みは種々
行われているが、最を7視されている例としてfir−
V族基板200としてGaAs基板を用い、該GaAs
基板上にMOVPE (有機金属気相エピタキシャル成
長法)によってGaInP系の第二層220を積層する
試みがある(この場合、格子整合のための第−層210
は不要である)。
しかしながら、上記の試みでは第二層220とGaAs
との格子整合の制約により、発光領域をGaInPで形
成した場合は赤色発光となる。この系で緑色〜黄色の短
波長化を行うには発光領域をAlを含有するAlGar
nPで形成しなければならず、酸化され易いA1の存在
のために発光素子の信頌性、性能が低いものになってい
る。
また、従来技術において、■−■族基板基板200てG
aAsもしくはGaP基板を用い、該基板上に格子整合
のためのGaPAs成長層(第10図における第−層2
10に相当する)を設けたものを基板として用い、28
 G a P A s成長層を有する基板上にGaIn
P系の第二層220を格子整合条件下で成長させたもの
では、Alの含有量の低いAlGarnPまたはAlを
含まないGaInPを発光領域として黄色〜緑色の発光
が可能となる。
しかし、該GaPAs基板は、通常気相成長で作製され
るが、特有のクロスハツチパターンの表面モホロジーと
なり、その上に多層を形成しても表面モホロジーの改善
はされ難く、平坦な界面は得られない。また、高密度の
ミスフィツト転位が多数存在し、LED、LDを作製し
た場合にその性能、信顧性を著しく低いものにしている
従って本発明の目的は、第10図に示す如<m−V族基
板とGaInPを主成分とするGaInP系混晶の第−
層及び第二層とを有する半導体であって、緑色〜黄色の
短波長発光が得られる半導体発光装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の半導体発光装置は
、■−V族元素からなる基板と、該■−■−■板上にy
o−yo溶質供給法またはSn溶媒法を用いて形成した
GaInPを主成分とする第−層と、該第一層上にMO
VPE、MBE、及びLPEから選ばれる方法を用いて
形成したGaInPを主成分とする第二層とからなるこ
とを特徴とするものである。
本発明の発光装置では、yo−yo溶質供給法またはS
n溶媒法によってm−v族(GaP 、 GaAs。
InPなど)基板上にGa InP系(GalnP 、
 AlGaInP。
Ga [nPAsなど)混晶を第−層として成長させる
ことができ、さらに従来既知のMOVPE、MBE。
及びLPEから選ばれる方法によって第一層上にGaI
nP系混晶を第二層(クラッド屡、活性層などとしての
作用をなす)として積層することより、緑色〜黄色の短
波長発光が得られる。
上記のyo−yo溶質供給法及びSn溶媒法は、いずれ
も半導体基板上にLPHによってGaEnPを主成分と
する固溶体の層を形成する方法である。
いずれも詳細は後述する。なおSn溶媒法に関して、当
EI S n溶媒法を用いた結果としてGaInP系混
晶の第−層にドープされるSnの量はxQlff〜10
’″/d程度、好ましくは10.’ ” / cd程度
である。
yo−yo溶質供給法またはSn溶媒法によって形成し
たGa InP系第一層上にGaInP系混晶の第二層
を成長させる方法は、従来既知のMOVPE(有機金属
気相エピタキシャル成長法)、MBE(分子線エピタキ
シャル成長法)、LPE (液相エピタキシャル成長法
)から選ばれる方法を用いる。
本発明でいうところの■−v族基板とは、周期律表にお
ける少なくとも1つの■族元素及び少なくとも1つのV
族元素からなる化合物半導体結晶基板であれば特に限定
はないが、特にGaP基板、GaAs基板、及びInP
基板を対象とする0m−v族基板上に積層するGaIn
P系混晶の第−層及び第二層は、少なくともGa−In
−P三元素を含有し、かつ得られた発光装置から緑色〜
黄色の短波長の発光装置が得られる限り特に制限はなく
、たとえばGaInP 、、AlGaInP 、 Ga
InPAsなどが例示される。
〔実施例〕
以下、本発明の半導体発光装置を実施例に基づいて詳細
に説明する。
y o  y O7g質供給法を用いて■−V族基板上
にGaInP系第−層を形成した発光素子の構造を第1
図及び第2図に、またSni媒法を用いて■−■族基板
上にGaInP系第−層を形成した発光素子の構造を第
3図及び第4図に示す。
まず第1図は■−V族元素からなる基板にGaP基板1
1を用いたダブルヘテロ構造の基本構造図で、この発光
素子は、GaP基板11上にGaInP系混晶の第−層
であるGalnP層12をyo−yo溶質供給法によっ
て形成し、GafP層12上にGaInP系混晶の第二
層としてダブルヘテロ接合を有する多層、すなわちAl
GaInPクラッド層13、GaInP  (またはA
lGaInP 、 GaInPAs )活性層14及び
A IGa InPnチクド層15を順にエピタキシャ
ル成長させたものである。
第2図はGaP基板21を用いたシングルヘテロ構造の
発光素子を示し、GaP基板21上に第−層であるGa
InP層22をyo−yo溶質供給法によって形成し、
GalnP層22上に第二層としてシングルヘテロ接合
を有する多層、すなわちGaInP  (またはAlG
aInP 、 GaInPAs )活性層23及びAl
GaInPクラッド層24を順にエピタキシャル成長さ
せたものである0本発明において一般に、基板と第−層
との間に大きな格子定数の不整合があるから、それによ
って生ずる歪並びに転位の影響を軽減するために、第−
層すなわちGalnP層の厚みはできるだけ厚くした方
がよい。
上記第1図及び第2図に示した発光装置においてGaP
基板上にGaInPの第−層を成長させるのに用いるy
o−yo溶質供給法は次の如く行う。
第5図のyo−yoR質供給法を用いる方法において、
基板71として通常のGaP基板上にVPE、MOVP
E、MBEまたはLPEなどによって直接目的とする混
晶組成をもつGaInP混晶層を成長させたものを用い
てもよい。
第5図(a)に示すようにGaP基板71を上側に、た
とえば緑色発光のLEDなどを得たい場合には、組成が
GaPのモル分率で0.73であるGalnP合金72
を下側に配置する。用いるGaP基板71は、面積lX
1d、結晶の面方位(100) 、(ill) B或い
は(111) A、キャリア濃度io” 〜to目/c
dである。
これらの面方位をもった基板は、ジャスト基板であって
もよいし、或いは約0.5〜10度のオフ角、好ましく
は1〜5度のオフ角を有していてもよい。
この時、GaP基板は表面研磨され、適当なエツチング
液によって表面が充分清浄化されていることはいうまで
もない、このGalnP合金は以下の製法によって得ら
れる。一つはGaP % InPの結晶を粉末に粉砕し
、GaPのモル分率が0.73になるように調合した後
に、真空封止した石英アンプル中で約1070’Cで2
4時間焼結する方法、或いはモル比でInP : Ga
P =27 : 73の原料をそれぞれが解離するのを
防止できるようにした高圧炉を用いて1450’C以上
で溶解し、このrnP−GaP JiJ4Ql二元融液
(Pseudobinary 5olution )の
組成を充分均一化した後、急冷して固化させる方法など
によって得′られる。用いる溶液は700〜1000°
C1好ましくは750〜850°Cにおいて、GaPの
モル分率で0.75〜1.0、好ましくは0.8−0.
95の組成の固溶体を析出するように調整されている。
具体的には例えば、’r、、 (810’c、第5図(
イ)参照〕においてGaPのモル分率で0.84の組成
の固溶体を析出させるためには、In5g中にInPが
9.43■、GaPが92.48■を溶解した溶液を用
いる。この溶液として一層均一性の優れたものは、たと
えばIn溶媒中にGaP 、InP結晶を1000″C
において溶解させ、24時間程度攪拌したものを急冷す
る方法で得られる。これにより、GaP基板71、Ga
lnP合金72及び溶液73が用意される。 GaPの
モル分率で0.84の固溶体に対応したIn−Ga−P
溶液を昇温し、810℃より成度高い温度(810℃+
ΔT)で一定に保持し、通常のLPEで使用される冷却
速度0.05〜b の冷却速度で冷却を開始する。もちろん、これらのプロ
セスは高純度不活性ガス、或いはH2ガス雰囲気中で行
われる。温度がTh(805℃)となったところ、すな
わち第5図(4における時刻t□で溶液をGaP基板7
1とGalnP合金72の間に挿入する。その状態が第
5図(a)である、ここで溶液の厚さは約500戸であ
る。gは重力の方向を示しており、平坦性の良い成長を
得るためには、GaP基板71とGalnP合金72が
平行かつ水平に置かれることが重要である。上記の冷却
速度でTL(790℃)まで冷却すると、溶液は過飽和
状態となるが比重差により主にGaP基板上でGaIn
Pの成長が生ずる。
その混晶組成はGaPのモル分率で0.84である0時
刻tsXから1++まで10分間790°Cに保持した
後に時刻り、から、0.05〜5°(/win、好まし
くは0.2〜1°C/sinの速度でT、まで昇温する
。その際、溶液は次第に未飽和になるが比重差の効果で
下側のGalnP合金72からの溶解が主である。この
GalnP合金72の組成はGaPのモル分率で0.7
3であるので、溶液は多少fP側にずれる0時刻1.□
からts+まで10分間T、に保持した後にこのサイク
ルを繰り返す、数回この温度サイクルを繰り返すと、析
出するGarnP混晶の組成は次第にGaPのモル分率
で0.73に近づき、数回後には析出する固溶体の組成
変化が起こらなくなる。その時の状態を示すのが第5図
5)であり、74は第一層中に含まれるGaInP緩和
層であり、成分が段階的に変化した多層からなる。その
後、数回の温度サイクルを繰り返すことによって混晶組
成がGaPのモル分率で0.73で一定である所望の厚
さを有する第−層のGalnP層を温度サイクルの繰り
返し回数に対応して成長させることができる。第5図(
C)がこの状態を示している。75が目的とする混晶組
成、すなわちGaPのモル分率で0.73の一定組成の
GaInP混晶層を示している。成長終了時はGaP基
板71をスライドして溶液から切り離すか、或いはGa
P基板71、原料GaInP合金72、溶液73全体を
回転させてGaP基板71とGaTnP原料合金72の
上下関係を反転して、冷却時にGaP基板上に余分な析
出が生じないようにすることが重要である0以上より、
この温度プロセスにおいて温度サイクルを繰り返す毎に
GaPのモル分率が約0.012程度減少したGaIn
P $1和層74が階段的に成長し、10[期後には混
晶組成がGaPのモル分率で0.73と一定であって温
度サイクルの回数に対応した所望の厚さのGaInP混
晶層75が成長できることを示している。本実施例にお
いては、第−層は上記層74及び層75とからなる。
次に、yo−yo溶質供給法による第一層形成のための
他の実施例を述べる。この実施例においては、半導体基
板上に緩和層74の形成を含まない第−層が形成される
これまでY、0hki、 1.Asano+ and 
r、Akasaki らは、M誌J、 Cryst、 
Growth、 vol、24/25+ p224(1
974)に、GaP  (100)及び(111) B
基板上に、Chloride  V P Eによって組
成がGaPのモル分率で0.5〜0.9の範囲のGal
nP層を成長できたことを報告している。また、S、K
ondo、 S、 Matsumoto。
and H,Nagai  らは、雑誌App1. P
hys、Lett、、 vol。
53、 No、4. p25 (July、 1988
)で、Si基板上にまずMOVPEでGaAsを成長さ
せ、続いてM O−Chlo−ride  V P E
で組成がGaPのモル分率で0.5のGaInPを成長
させたことを報告している。しかし、LPHについては
J、 NiN15hiza、 and S、 Yosh
idaらが、J、 Cryst、 Growth、 v
ol−78+ p 274〜278+(1986)に、
GaP  (111) Bを基板として組成がGaPの
モル分率で0.7のGaInPを成長させた場合に、成
長層は層状とはならず、柱状(Gaゆ、 71na、 
sP、epitaxial  1ayer  with
  5hape  coluwar  grown  
onGaP 5ubstrate)となったことを報告
している。これに対して、本発明者らはLPHによって
も後述のような方法によって、GaP基板に所定の組成
をもつ層状のGaInP混晶層を成長できることを見出
した。
もちろん、GaPにGalnP層を成長させた結晶を基
板71として用いれば、階段的な組成勾配層74を設け
なくとも、当該基板上に直接目的とする混晶組成をもつ
GalnP層75を成長できることは言うまでもない。
いま、LPHによってGaP基板上に直接目的とする組
成のGalnP層を成長させる方法について、第6図に
示すスライドボートを参照して述べる。
なお、図中で113′、113′はフランジ、114.
114′は雰囲気ガス用パルプ、116は石英管、11
7は電気炉、121は成長溶液導入孔、122は過剰溶
液流出孔、123は過剰溶液受皿を示す。
ここでは、GaP  (111) B面を種子結晶基板
(Ili−V族基板)として、その上にIn1−++ 
Ga、IPを成長させる場合を例にとって説明する。ま
ず、既知の方法で清浄化したGaP  (111) B
面種子結晶基板101を適当なスライドボート内、たと
えばボート120の上側に配置し、下側に目的とする混
晶組成のIn1−x Gas P原料合金102を配置
する。
この原料合金として、後述するようにGaPを用いても
差し支えない、また成長溶液103の組成は、目的とす
る組成の固溶体を析出し、かつ成長開始温度で適当な過
冷却度をもつように調整しである。
これらの材料をボート120内に仕込んだ後、成長系に
高純度水素ガスを流して、雰囲気を充分清浄化する。そ
して、この成長系の温度を第5図(e)に示す如く溶液
103′の平衡温度よりも幾分高い温度に昇温し、その
温度で成る一定時間保持して溶液103 ’の組成を均
一化する。
本実施例では、緑色発光のLEDなどを得るために及び
溶液103′を820℃で平衡にするために溶液103
′の原子比を約In:Ga: P−95:1.5  :
3.5に調整したので、溶液の均質化温度は850°C
とした。その後、溶液の平衡温度T、、まで冷却する。
この温度は平衡温度よりも少し高くしてもよい0次に、
この温度で一定に保持して溶液が定常状態になるように
する。具体的には820〜825°Cで30分〜2時間
一定温度に保持して、シリンダー内に仕込んだIn−G
a−P溶液103′が充分均一混合するようにする。そ
して、ピストン119を操作して、当該溶液を種子結晶
101と原料合金102との間隙に注入して30分〜1
時間その温度で一定に保持することによって、種子結晶
101と成長用溶i’!!103との固液界面において
充分熱平衡になるようにする。その後、適当な冷却速度
、たとえば0.1〜0.5℃/分で徐冷を行い、種子結
晶基板に核を形成し、さらに二次元成長を行わせること
によって、GaP基板上に目的の混晶組成、たとえばI
I;aa、 tslno、 !?pの初期成長層を得る
ことができる。
具体的な成長例としては、823〜818°Cまで0.
5℃/分の速度で冷却し、その後818〜790°Cま
で0.2°C/分で徐冷したところ、厚さ3〜5pmの
Gao、 tlno、 3Pの初期成長層をGaP基板
上に成長させることができた。この徐冷は二次元成長を
促進させるのに有効である0以上の温度プログラムは一
例であって、もちろんこれ以外であっても初期成長層を
得ることができるのは言うまでもない。
このように、初期成長層を形成した後、790°C(T
1)で約20分間部度を保持し、その後は、たとえば第
5図(イ)の時間t□からの温度プロセスと同様のプロ
セスに入る。具体的には、たとえばT。
±790°Cとし、0.3〜0.8°C/分でTh−8
05℃まで昇温し、そこで20〜30分間温度を一定に
保持した後、0.3〜1’C/分で790℃まで徐冷し
、そこで20分間温度を一定に保って1サイクルを終了
する温度プロセスを繰り返した。そして、30回のサイ
クルの成長で厚さ200−の良好なGas、 71ne
、 、p層を形成することができた。
以上は種子結晶基板のGaP  (111) B面を使
用した場合について述べたが、これ以外の面方位たとえ
ば(100)面でも本発明は実施可能である。
また原料合金として、目的とするGaInP混晶組成の
ものを用いてもよい、たとえばGaPを原料合金とした
場合でも、昇温プロセスと降温プロセスを適宜設定する
ことにより、各サイクルにおいて、当該原料合金から溶
液103へのGaPの溶解量と、成長するGaInP混
晶に含まれるGaP0量とを一致させることにより、所
望の組成をもつGaInP混晶を成長させることが可能
である。
これらのyo−yo溶質供給法におけるIn−Ga−P
溶液中においては、比重差から溶質は常に上方向の力を
受けているのでGalnP合金側での成長はほとんど無
視でき、成長はほとんど上側のGaP基板上で起こるこ
とになる。そして、ある時間−定温度に保持した後に成
長を開始した温度まで一定の昇温速度で昇温する。その
際、溶液は次第に未飽和状態になるがGa’lnP合金
からの溶解によりほぼ飽和に達した溶液が比重差により
素早く上部GaP基板近傍に輸送されるためにGaP基
板近傍では昇温中でも飽和状態が保持されることになり
、GaP基板からのメルトバックはない、この温度であ
る時間一定温度に保持した後に再び冷却を開始する。こ
の温度サイクルを繰り返すことにより、Ga■nP合金
を原料としてGaP基板上にGaInP混晶を成長させ
ることが可能となる。
すなわちyo−yo溶質供給法は、重力場と溶液の比重
が溶液中に含まれる溶質の濃度に依有することを利用し
たものであり、温度を周期的に上下させることからそう
命名されたのである。
次に第3図は■−V族元素からなる基板にGaAs基板
31を用いたダブルヘテロ構造の発光素子を示す、この
発光素子は、Sn溶媒法によってGaAs基板31上に
GaInP系混晶の第−層であるSnドープGaInP
層32を形成し、SnドープGa InP層3層上2上
a1nP系混晶の第二層としてダブルヘテロ接合を有す
る多層、すなわちAlGaInPクラッド層33、Ga
InP  (または八lGaInP 、 GaInPA
s )活性層34及びAlGaInPクラッド層35を
順にエピタキシャル成長させたものである。
第4図はGaAs基板41を用いたシングルヘテロ構造
の発光素子を示し、Sn溶媒法によってGaAs基板4
1上に第−層であるSnドープGaInP層42を形成
し、SnドープGaInP層42上に第二層としてシン
グルヘテロ接合を有する多層、すなわちGaInP  
(または^IGaInP 5GalnPAs )活性層
43及びAlGaInPクラッド層44を順にエピタキ
シャル成長させたものである。
上記第3図及び第4図の発光装置においてGaAs基板
上にGaInP系第−層を成長させるのに用いるSni
媒法は、たとえばSnを溶媒としてGaとInP或いは
GaPとInPを加えた溶液を作製し、この溶液を既知
の手段によって基板上に成長させることができる。この
際、Sn溶媒中に加えるInPとGaPまたはGaとI
nPの分量は、黄色〜緑色発光を得る場合には溶液から
析出するそれぞれのGaInP成長層の混晶組成がGa
Pのモル分率で0.55〜0.75の範囲になるように
すればよい、しかし、成長溶液をSn溶媒中にGaとI
nPを加えることによって作製した場合にはGaAs基
板のメルトバックが生じるため、5nfJ媒中にInP
とGaPを加えた溶液でGalnP層を成長させる方が
より好ましい。
GaInPの結晶の析出は、たとえば次のようにして行
われる。すなわち、金属溶媒としてSnを使用し、これ
にGaPとInPとを加えてGaInP結晶成長温度ま
で加熱し、5n−In −P −Gaの四成分を含有す
る金属溶液を作製する。このとき、所望組成の固溶体が
析出するように、或いは所望組成に近い固溶体が析出す
るように各成分量を調節する。またこの時、溶液中には
■族元素であるInとGaとの各原子数の総和が■族元
素であるPの原子数に等しい割合、すなわち化学量論的
な割合で溶解している。黄色から緑色帯の発光を得るの
に必要なGaPを0.55〜0.75モル分率含むGa
InP混晶を成長させるには、Sn溶媒に溶解するIn
PとGaPとの比率をrnPとGaPとの総モル量で1
00%とした場合に、GaPを3〜40モル%の範囲内
の適当な値に選べばよい。
このように調製した溶液を若干過飽和となった温度でG
aAs種子結晶基板に接触させた状態で冷却するか、或
いは種子結晶基板の温度が溶液の飽和温度よりも低くな
るように温度勾配をつけるかすれば、溶液中ではGaI
nPが過飽和となり、それがGaAs種子結晶基板上に
析出されてGaInPの結晶成長が行われる。
このようにして得られたGaInP結晶には格子欠陥が
少ない、これはSnを溶媒として用い、それにInPと
GaPとを溶解させることによって、当S亥溶液中の溶
質が化学量論的な割合、すなわち■族元素とV族元素と
が原子数比で1:1の割合、或いは化学量論的に近い割
合で含まれるようにした結果に基づいている。それは次
の二つの理由による。
第一の理由は、この成長溶液を用いることによってGa
As基板の溶解を防止できるようになった点にある。そ
れは、この5ntI液へ仮にGaAsが溶解しても■族
とV族との化学当量比が変化しないためであり、この溶
液への微量のGaAsの溶解が当該溶液に対するGaI
nPの溶解度を急激に下げるためである。すなわちGa
As基板が溶解しようとすると、それがGaInPの析
出を引き起こすことになり、結果としてGaAsの溶解
を防止できることになる。これに対して、一般にGaI
nPの成長に用いられるIn−Ga−P三元系溶液・は
非化学当量比の溶液であり、溶液組成が■族元素過剰側
へかなり片寄っている。
そのためIn−Ga−P三元系溶液が成長温度で飽和溶
液となっていても、その三元系溶液がGaAsと接触し
た時にGaAsの溶解が生じてしまうわけである。
第二の理由は、Sn溶媒にInPとGaPとを溶解させ
た成長溶液によって、GaAs基板とGaInP成長層
との間に存在する格子定数の不整合を緩和できる点にあ
る。その緩和機構について現在のところ明らかにはなっ
ていないが、次の二つの事が考えられる。
その緩和機構について述べるために、まず第7図に示し
たグラフに基づいて格子不整合について説明する。 I
nPの格子定数は5.8688人であり、GaPの格子
定数は5.4505人である。従ってInPとGaPと
を混合させてGaInP混晶とした場合に、格子定数は
その混晶組成によってInPとGaPのそれぞれの格子
定数の間の値になる。一方基板として用いるGaAsの
格子定数は5.6534人であり、GaInPの混晶組
成が当該混晶中に含まれるGaPのモル分率をXとする
とき、x −0,51の時にGa rnP混晶と一致す
る。ところが第7図から明らかなように、可視光発光材
料として重要な混晶組成範囲、すなわちx >0.51
の範囲ではGaInP混晶の格子定数はGaAsのそれ
より小さくなり格子不整合が生ずる。
この格子不整合が緩和される機構として、第一にSnの
不純物添加効果が考えられる。それについて具体的に説
明する。 InP 、、GaP XGaAsなどの■−
V族化合物及びGarnP混晶はいずれも閃亜鉛鉱型の
結晶構造をとっている。化学結合論によれば、その格子
定数は■族原子と■族原子との原子間距離に依存し、ま
たその原子間距離は、■族及び■族のそれぞれの原子の
四面体型共有結合半径(以下、共有結合半径と略称する
)の和にほとんど一致することが知られている0本発明
に関与する元素の共有結合半径の具体的な値はたとえば
ポーリング著、小泉正夫訳「化学結合論」改訂版(共立
出版社、昭和39年8月10日改訂版4刷発行)の第2
24頁、7−13表によれば、P : 1.10人、A
s:1.18人、Ga : 1.26人、In s 1
.44人、Sn : 1.40人である。従って、原子
間距離はfnP : 2.54人、GaP: 2.36
人、GaAs : 2.44人となる。 GaInP混
晶においては■族のサブ格子上でInとGaとが混合し
ているわけであるから、混晶の組成比を考慮したGaと
inとの共有結合半径の重み付平均値とPの共有結合半
径との和が、この混晶に対する平均原子間距離となる。
一方溶媒として用いたSnは■族元素であり、いわゆる
両性不純物として■−■族化合物の■板側、V板側どち
らのサブ格子上の原子とも置換可能である。それ故たと
えばGaPのGaサブ格子上でSnがGaと置換した場
合、原子間距離がGaPの2.36人からSnとPのそ
れぞれの共有結合半径の和である2、50人に増加する
。またPサブ格子上にPとSnが置換した場合には、原
子間距離は2.66人となる。従ってGaPにSnを添
加した場合に、この原子間距離の増加に伴って、GaP
の格子定数が増加する。 InPにSnを添加した場合
には、Snの共有結合半径1.40人はInの値1.4
4人より僅かに小さいから、Snがlnサブ格子上のI
nと置換した場合には原子間距離は僅かに減少する。し
かしSnがPサブ格子上のPと置換した場合には、Pの
共有結合半径に比べてSnのそれがかなり大きいから、
原子間距離は大幅に増加する。従ってInPの場合にも
Sn添加によって格子定数は増加する0以上の事柄はI
nPとGaPとの混晶であるGaInPでも成り立つか
ら、Sn添加によってGaInPの格子定数も増加する
このようにGaInP混晶にSnを添加することによっ
てGaInP混晶の格子定数が増加することが理解され
よう、そこで、次にこのSnの添加効果によってGaA
s基板とGaInP成長層との間に存在する格子不整合
がどのようにして緩和されるかについて説明する。目的
とするGaInP混晶は、前述したように混晶組成がx
 >0.51であり、その場合にGarnP混晶の格子
定数がGaAsより小さくなる。そのためGaAs基板
上にこのような混晶組成のGaInPを成長させる場合
、両者の界面には格子不整合に起因する歪が生じる。し
かし、成長溶液中にあるSnはこの界面で界面エネルギ
ーを最少にするようにGaInPに自動的に添加され、
GaInPの格子定数を増大させて、この歪を減少させ
る方向に作用し、格子不整合を緩和させる。 GaIn
Pの成長が進むにつれて歪が減少するから、Snの添加
量も減少し、定常値に到達する。換言すれば、初期に成
長したGalnP層はSn添加によって格子定数の勾配
を持ったバッファ層として振る舞い、GaAs基板と所
定の組成のGaInP混晶層との間の格子不整合を緩和
させるものと考えられる。
Sn添加によって得られるGaAs基板とGaInP成
長層との間の格子不整合の第二の緩和機構として次のこ
とが考えられる。
まず、成長開始初期にSnのもつ不純物効果により、G
aAs基板上へGaAs基板と同じ配向をもつ無数のG
aInP島状微結晶が成長する0次にそれが核となって
横方向の成長が促進されて島が拡大する。
やがて島と島が接続されて単結晶のGaInP成長層が
形成される。このようにして、−度Ga InP層が形
成された後は、引き続き(ralnP層の成長が行われ
、所定の厚さのエピタキシャル成長層が得られるわけで
ある。なおGaAs基板とGaInP成長層との格子定
数の不整合に基づく格子不整転位は、GaAs基板とG
aInP成長層との界面で短絡されてGa InP成長
層への転位の伝播は起こらない、従って、得られたGa
InP成長層は高品質となる。
以上述べた如く、格子不整合が第一の機構と第二の機構
とのうち少なくとも一つの機構によって緩和される結果
、良質のGaInP成長層が得られるものと思われる。
上記の如<m−v族基板上にGaInP系第−層を形成
した後は、MOVPE、MBE%LPEから選ばれる最
適な方法によってGaInP系第二層を形成すればよい
上記LPEとしては、通常の方法の他、第−層の形成に
採用されているyo−yo溶質供給法であってもよい、
その場合、第6図に示す溶液103′とは該溶液103
′は同一組成であるが、導電型のみ異なる溶液を別途用
意し、第5図(6)の温度プロセスの適当な段階で溶液
103′に代わって使用して、所望厚さの第二層を形成
するとよい。
本発明においては、第−層と第二層との界面にp−n接
合を形成してもよいし、ダブルヘテロ接合またはシング
ルヘテロ接合を第二層中に形成してもよい。たとえば、
第二層としてAlGaInPクラッド層13、GaIn
P活性層14及びAlGaInPクラッド層15をGa
lnP層12上に順にエピタキシャル成長させれば、第
1図に示した第二層が多層でダブルヘテロ構造である半
導体発光装置が製造される。
特にペテロ構造の半導体発光装置は、ダブルヘテロ接合
またはシングルヘテロ接合のいずれの構造であっても、
ホモ接合のものに比べて発光効率が高まり、LEDやL
Dに最適なものである。ペテロ接合部にp−n接合を形
成し、面発光素子としても良いし、通常のLDの形状に
しても良い。
また、選択的に異種導電型となるドーパントを拡散し、
拡散領域とGaInP系活性層により発光領域を形成し
てLEDまたはLDとしても良く、この場合には実質的
に狭小な発光領域になり、発光領域に対する電流注入効
率の向上、発光輝度の増加、高速変調などが得られ都合
がよい、なお拡散ドーパントとしては、ドナーでは5S
Si、 Te5Seなど、アクセプタではGo、 Be
5Cd、 Mg、 Znなどが例示される。
第1図に示したGaP基板を用いたダブルヘテロ構造の
発光素子において、たとえば緑色LEDを製造する場合
には、第8図に示すように電極El、E2を設け、通常
のダブルヘテロ構造の高輝度LEDと同様の構造で良(
、GaInP活性層14のバンドギャップを2.23e
V、 AlGaInPクラッド層13.15のバンドギ
ャップを2.4eVと設定すれば良い。
また第9図に示すように、第1図または第3図のダブル
ヘテロ構造を元にして第二層を構成する多層とは異なる
伝導型のドーパント(すなわちGaInP活性層の伝導
型がp型ではドナー、n型ではアクセプタ)を拡散して
拡散領域DRとGaInP活性層とによって発光領域A
Rを形成し、p側電極材及びn側型極材E1、E2を真
空蒸着などの手段によって設けてもよい、光の取り出し
は端面でもよいし、面方向からでもよい、また短波長の
LDを製造するにはさらに材料を襞間するなどによりス
トライプ状の活性領域を共振器構造とすればよい。
特に第8図の構造を具備する発光素子はダブルヘテロ接
合を有し、さらに第9図に示す構造の発光素子はダブル
ヘテロ接合であってしかも狭小の発光領域を有すること
から、発光が一層高輝度化され、非常に多種多様な用途
に応用できる。
さらに第9図に示すような構造のLDは、GaInP(
またはAlGaInP 、、GaInPAs )が最大
の直接遷移型バンドギャップを有すると共に短波長化に
最も有利であるという特性を活かすべ(、緑色〜黄色の
可視領域の短波長が得られ、光デイスクメモリやビデオ
ディスクの高密度化、レーザプリンタの高速化など光情
報処理システムの高性能化の鍵を握る有用なものである
。また、緑色〜黄色の可視光LDは目に見えるコヒーレ
ント光を出す小形、軽量の光源として従来の赤外域で発
振するLDにない新たな応用の可能性を秘めているもの
である。
加えて、本発明の半導体発光装置の態様においては次に
述べる如き付随的な効果が得られる。
■−V族基板基板て特にGaP a板を用いた場合は、
GaP及び第−層が本半導体発光装置の放射光(緑色〜
黄色)に対して透明であるので、光取出効率が向上する
だけでなく、発光を基板側からも取り出せ、熱放散性に
有利なジャンクションダウンとすることができる。また
、たとえばSiQ□による反射板を設けることや光の取
り出し方向の反射防止を施すことなどによって任意の方
向に光を放出することができるため、発光素子の設計上
で大きな自由度がある。
さらに、GaP基板は熱放散性に優れているため、活性
層での発熱を効率良く放散させることが可能になる。
■−■族基板基板てGaAs基板を用い、該GaAs基
板上にSn溶媒法でSnドープGaInP層を形成する
場合は、良質結晶のGaInP活性層またはGaInP
As活性層を成長させることができる。
GaP基板またはGaAs基板のいずれの場合でも、A
lを含有しないもしくはAlの含有量の低いGa In
P活性層を成長させれば、Alによる素子劣化が起こり
難く、安定性及び信頬性に優れた素子を提供でき、特に
LDとした場合に高安定性、高信頼性が保証される。
〔発明の効果〕 本発明の半導体発光装置は、以上説明したように構成さ
れているので、第10図に示す如き■−■族基板基板a
1nP系混晶の第−層、及びGaInP系混晶の第二層
からなる構造の緑色〜黄色の短波長発光が得られる。
実施例にも示したように■−V族基板基板てGaP基板
またはGaAs基板のいずれを用いた半導体発光装置に
おいても、結晶成長中のドーパント制御によって、また
は拡散によりp−n接合を形成し、p側電極及びn側電
極を設けることによって緑色〜黄色帯波長のLEDが簡
単に得られる。
また、たとえば第9図のような構成材料を襞間するなど
により共振器を形成することによって緑色〜黄色帯短波
長の可視光LDを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体発光装置においてyo−yo溶
質供給法によって形成した発光素子の一例を示す断面図
、 第2図は本発明の半導体発光装置においてyO−yoi
g質供給法によって形成した発光素子の別例を示す断面
図、 第3図は本発明の半導体発光装置においてSn溶媒法に
よって形成した発光素子の一例を示す断面図、 第4図は本発明の半導体発光装置においてSn溶媒法に
よって形成した発光素子の別例を示す断面図、 第5図(a)〜(e)は第1図及び第2図に示した発光
素子の構成材料においてGaP基板にGaInP層を形
成するに当たってその製作方法であるyo−yo溶質供
給法を説明するための図、 第6図は第5図(a)〜(e)に示した説明に従って発
光素子を作製する際に使用するスライドボートの一例を
示す概略断面図、 第7図は第3図及び第4図に示した発光素子の構成材料
においてGaAs基板にSnドープGaInP層をSn
溶媒法によって形成するに当たってGaInP混晶を作
製する際のGaPのGaInP混晶に対する組成比とそ
の組成に対応するGaInP混晶の格子定数との関係を
示すグラフ、 第8図は第1図の構造を用いた本発明の半導体発光装置
の一例の断面図、 第9図は第1図または第3図の構造を用いた本発明の半
導体発光装置の一例の断面図、第1θ図はII[−V族
基板とGarnP系第−層及び第二層とからなる緑色〜
黄色の短波長発光が得られる発光素子の基本構造断面図
である。 IC21: GaP基板 12.22.32.42:第−層 13.15.24.33.35.44:クラッド層14
.23.34.43:活性層 31.41          : GaAs基板E1
、E2       :電極 DR:拡散領域 AR:発光領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)III−V族元素からなる基板と、該III−V族基板
    上にyo−yo溶質供給法またはSn溶媒法を用いて形
    成したGaInPを主成分とする第一層と、該第一層上
    にMOVPE、MBE、及びLPEから選ばれる方法を
    用いて形成したGaInPを主成分とする第二層とから
    なることを特徴とする半導体発光装置。
  2. (2)III−V族基板がGaPからなり、第一層がyo
    −yo溶質供給法を用いて形成したGaInPからなり
    、第二層がAlGaInPクラッド層と、Alを含有す
    るかもしくは含有しないGaInP活性層またはGaI
    nPAs活性層と、AlGaInPクラッド層とからな
    るダブルヘテロ構造を有することを特徴とする請求項(
    1)記載の半導体発光装置。
  3. (3)III−V族基板がGaPからなり、第一層がyo
    −yo溶質供給法を用いて形成したGaInPからなり
    、第二層がAlを含有するかもしくは含有しないGaI
    nP活性層またはGaInPAs活性層と、AlGaI
    nPクラッド層とからなるシングルヘテロ構造を有する
    ことを特徴とする請求項(1)記載の半導体発光装置。
  4. (4)III−V族基板がGaAsからなり、第一層がS
    n溶媒法を用いて形成したSnドープGaInPからな
    り、第二層がAlGaInPクラッド層と、Alを含有
    するかもしくは含有しないGaInP活性層またはGa
    InPAs活性層と、AlGaInPクラッド層とから
    なるダブルヘテロ構造を有することを特徴とする請求項
    (1)記載の半導体発光装置。
  5. (5)III−V族基板がGaAsからなり、第一層がS
    n溶媒法を用いて形成したSnドープGaInPからな
    り、第二層がAlを含有するかもしくは含有しないGa
    InP活性層またはGaInPAs活性層と、AlGa
    InPクラッド層とからなるシングルヘテロ構造を有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載の半導体発光装置
  6. (6)第二層形成のためのLPEとしてyo−yo溶質
    供給法を用いることを特徴とする請求項(1)記載の半
    導体発光装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109909A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Showa Denko Kk 発光ダイオード及びその製造方法
JP2007194538A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Showa Denko Kk 発光ダイオード及びその製造方法

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