JPH01314277A - 加熱定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加熱定着方式を有する電子写真複写機に係り、
特に剥離部材を加熱ローラーに接触させて複写紙の剥離
を行なう加熱定着装置に関する。

〔従来の技術〕

従来装置の剥離部材の支持方法を第２図、第３図に示す
、即ち、従来装置の剥離手段は、剥離部材７と該剥離部
材７を支持する支持軸８と剥離部材７を加熱ローラー１
に圧着させる附勢バネ９から成っており、剥離部材７は
支持軸８を支点に附勢バネ９にて回転附勢され、その先
端が加熱ローラー１の表面に圧着されていた。

この種の従来装置は、実開昭５９−８７０６４号公報に
開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

加熱ローラー１の耐久性を向上させる為には、剥離部材
７の先端を均一に圧着させて片当り現象を無くする必要
が有る。剥離部材近傍は高温になる為に、線膨張を加味
して剥離部材７と支持軸８間には所定の隙間１１が必要
である。従って、附勢バネ９で剥離部材７を附勢する際
、偏荷重とならないように留意しないと、剥離部材７が
第３図の如く傾いて集中荷重となって加熱ローラー１を
傷付けてしまう、加熱ローラー１の表面に傷が付くと、
その部分がオフセットを起して、印字上白スジとなって
現われ、印字品質を著しく低下する。

又、加熱ローラー１は定期交換部品として設定されてい
るが、設定期間前にこのような現象が起ると、信頼上も
問題となる。

しかし従来の附勢バネ９は単にそのフック部１２を剥離
部材７の背面部に当てているが、附勢バネ９のフック部
１２を支持軸８と平行にすべく管理することは至難であ
る。従って、剥離部材７・　と支持軸８の間に隙間１１
が有る以上、附勢バネ９のフック部１２が支持軸８に平
行でないと、それにならって剥離部材７も傾き、加熱ロ
ーラー１に対して片当り現象となっていた。

本発明の目的は剥離部材の先端を加熱ローラー表面に平
行に均一に圧着させることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、剥離部材に対する附勢バネの荷重作用点を
該剥離部材と加熱ローラーの接触部両側端から等距離の
位置に設定し、該荷重作用点にバネ受座を形成すること
により達成される。

〔作用〕

附勢バネの荷重作用点と剥離部材の加熱ローラーとの接
触部は二等辺三角形となる為、加熱ローラーに対しては
常に等分布荷重となる。又、剥離部材の荷重作用点にバ
ネ受座形成することにより、附勢バネのフック部が傾い
て作られても荷重作用点の位置は一定であり、加熱ロー
ラーに対して偏荷重となることはない。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明になる加熱定着装置の要部断面図である
。１は加熱ローラーで熱伝導良好なるアルミニウム等の
金属筒から成り、外表面にオフセットを防止する為にフ
ッ素樹脂等の耐熱離型材がコーティングされている。２
は加熱ローラー中心に配置されたハロゲンランプ等のヒ
ーターである。

３は圧接ローラーで、金属芯の外周にシリコンゴム等の
耐熱弾性体が成形されており、前記加熱ローラーと圧接
回転する。４は複写紙で、加熱ローラー１側にトナー像
５が転写されており、これを加熱ローラー１と圧接ロー
ラー３間で挾持搬送させながら加熱定着を行なう。６は
複写紙４を前記一対のローラー間に案内する為の案内板
である。

１３は剥離部材で、支持軸８に回動自在に支持され、附
勢バネ９にて附勢されて、その先端を加熱ローラー１の
表面に圧着されている。この剥離部材１３はポリエステ
ル系の耐熱性樹脂で成形され、先端にフッ素樹脂１０が
コーティングされており。

支持軸８に複数個（図示せず）設けられている。

剥離部材１３の近傍は約１８０℃の高温になる為に合成
樹脂である剥離部材と支持軸（金属材）間には熱膨張を
加味して隙間が設けられている。

附勢バネ９は捩りバネが用いられており、そのフック部
１２で剥離部材７の背面に形成した凸状のバネ受座１４
を附勢している。　　　　　　　　　４第４図、第５図
はこの剥離部材１３の背面の軸方向の中心部に形成した
バネ受座である凸起１４を詳述したもので、附勢バネ９
のフック部１２をこの凸起１４に当接させている。

第６図、第７図は剥離部材１５に附勢バネ９のフック部
１２を引掛ける為の穴１６をバネ受座として形成した場
合を示し、穴１６の中央部にくびれた形状のバネ受座２
０を形成している。

第８図、第９図は附勢バネ９のフック部先端に折曲げ部
１８を形成し、該折曲げ部１８を受ける為の穴１９（あ
るいは溝でも可）を剥離部材１７の背面に形成したもの
である。

〔発明の効果〕

１、剥離部材の加熱ローラーへの片当り現象が解消され
る為、加熱ローラーの耐久性の向上および印字の向上が
計れる。

２゜附勢バネのフック部の製作精度（支持軸との平行度
）を必要としなくなり、コスト低減に寄与することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる加熱定着装置の縦断側面図、第２
図は従来装置の剥離手段の平面図、第３図はその断面図
、第４図、第６図および第８図は本発明になる加熱定着
装置の剥離手段の平面図、第５図、第７図および第９図
はその断面図である。 １・・・加熱ローラー、８・・・支持軸、１２・・・附
勢バネ、１３．１５．１７・・・剥離部材、１４・・・
凸起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加熱ローラー表面に接触して複写紙の剥離を行なう
   剥離部材と、該各々の剥離部材を回転支持すべく加熱ロ
   ーラーに平行に設けられた支持軸と、前記剥離部材を附
   勢する附勢バネとを備えた加熱定着装置において、附勢
   バネの剥離部材への荷重作用点を該剥離部材と加熱ロー
   ラーの接触部両側端から等距離の位置に設定し、該荷重
   作用点にバネ受座を形成したことを特徴とする加熱定着
   装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記バネ受座を凹
   形状にしたことを特徴とする加熱定着装置。 ３、特許請求の範囲第１項において、前記バネ受座を凸
   形状にしたことを特徴とする加熱定着装置。