JPH0131421Y2 - - Google Patents

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JPH0131421Y2
JPH0131421Y2 JP5351185U JP5351185U JPH0131421Y2 JP H0131421 Y2 JPH0131421 Y2 JP H0131421Y2 JP 5351185 U JP5351185 U JP 5351185U JP 5351185 U JP5351185 U JP 5351185U JP H0131421 Y2 JPH0131421 Y2 JP H0131421Y2
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JP
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positioning
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conveyor
carrier
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、パレツト等の搬送体を所定の位置に
位置決め状態で固定するための位置決め装置に関
する。
従来技術 この種の位置決め装置、特にパイロツトピン式
の位置決め装置は、パレツト等の搬送体を所定の
位置で上下方向に移動させ、その移動過程でパレ
ツトの孔部分をパイロツトピンにはめ込むことに
よつて、所定の高さで位置決めを行つている。こ
こで、上記パイロツトピンは、例えば正方形状パ
レツトの対角線上の2箇所に対応して、ステーシ
ヨン側に設けられており、それらのはまり合いを
円滑にするために、通常適当なクリアランスを形
成した状態で、パレツトの孔にはまり合う。この
ため、パレツトの位置決め範囲が回転角にして±
30秒程度のばらつきを生じるので、高い精度の加
工は、そのばらつきによつて不適当となる。
一方、実用新案登録出願人は、その対策として
実開昭56−147051号の「クランプ装置」を提案
し、、高い位置決め精度を確保し、所期の目的を
達成した。しかし、上記の場合に、パレツトおよ
びクランプ手段が特殊な構造となり、しかも楔ク
ランプが用いられているため、クランプ時に食い
つき現象が生じることもある。またパレツトの上
下動とクランプ動作のタイミング設定が必要とな
るため、その制御が複雑になる。
考案の目的およびその解決手段 したがつて、本考案の目的は、パレツト等の搬
送体や位置決め部分に特殊な構造のクランプ手段
を用いないで、クリアランスのない位置決めを実
現することである。
そこで、本考案は、パレツト等の搬送体の上下
動によつて、これと連動する他の機械要素(第1
および第2の中介部材、押圧部材)を動作させ、
搬送体の片寄せにより、従来のような特殊な位置
決め手段を用いないで、しかも、本体側の簡単な
構成で、高い位置決めの目的を達成するようにし
ている。ここで、搬送体の位置決め手段は、パイ
ロツトピンと、これにはまる搬送体側の孔(ブツ
シユ)のみによつて得られ、それらのはまり合い
の隙間は、片寄せによつて吸収される。
実施例の構成 以下、本考案の実施例の構成を図面に基づいて
具体的に説明する。
本考案の位置決め装置1は、基枠2の部分で回
転可能な本体3を備えている。この本体3は、垂
直方向の軸部分で上下のベアリング4によつて回
転自在に支持されており、かつその軸部分に固定
されたウオームホイール5およびこれに噛み合う
ウオーム6によつて回転できるように支持されて
いる。
また上記本体3の軸部分は、くり抜かれてお
り、そこにはめ込まれたヘツドカバー7とともに
シリンダ8を形成している。このシリンダ8の内
部のピストン9は、そのピストンロツド10の先
端で、案内レール兼用のクランプ板11を上下動
自在に支持している。このクランプ板11は、パ
レツト等の搬送体12の下方の溝部分、つまり後
述の溝15にはまり合つており、搬送体12の搬
送方向に沿つて設けられた案内レール13に接合
可能な状態となつている。
一方、上記搬送体12は、両下面に固定された
プレート14によつて、案内レール13の端面で
開口するT字状の溝15を形成している。そし
て、上記プレート14は、前記本体3の上面に取
り付けられた4つの台ピン16に乗るように対応
している。またこの搬送体12は、溝15の内部
で垂直方向および水平方向の軸20によつてロー
ラ21を回転自在に支持している。このうち垂直
方向の軸20は、ローラ21の中心孔に対し、必
要な隙間を形成しながらはまり合つている。
なお搬送体12は、一方の側面で係合駒17を
有し、その溝部分でトランスフアーバー18の送
り爪19にはまり合えるようになつている。この
トランスフアーバー18は、軸線方向の往復直線
運動および軸線を中心とする往復回動運動を行う
ことによつて、送り爪19と係合駒17との掛か
り合いにより、搬送体12を所定の送り量だけ順
次移動させる。
また、一方のプレート14は、第2図に明示す
るように、下面で開口するブツシユによつて、位
置決め孔22を形成しており、また本体3は、上
記位置決め孔22にはまり合う2本の位置決めピ
ン23を上向きに備えている。この位置決めピン
23の上端部分は、位置決め孔22にはまり易い
ように、円錐台の形状に形成されている。この位
置決め孔22と位置決めピン23のはまり合い
は、従来例と同様に、適当なクリアランスを以て
はまり合う関係にある。
また上記本体3は、その上面で、位置決めピン
23寄りで、しかも搬送体12の搬送方向に沿つ
て、2つの位置決めブロツク24を固定してい
る。この位置決めブロツク24は、搬送方向の軸
25により、ローラ状の第1の中介部材26を回
転可能な状態で支持しており、またこの軸25と
交差する方向の案内軸27の先端の軸28によつ
て、ローラ状の押圧部材29を回転可能な状態で
支持している。この案内軸27は、位置決めブロ
ツク24の内部に組み込まれたコイルスプリング
30によつて常に第1の中介部材26に接近する
方向に付勢され、かつ後端部分のストツパー31
によつて必要以上に突出しないようになつてい
る。
一方、クランプ板11は裏面側のホルダー32
およびその軸33によつてローラ状の第2の中介
部材34を回転自在に保持している。この第2の
中介部材34は、第1の中介部材26と押圧部材
29との間に接しながら、はまり込める位置にあ
る。なおこれらの第1の中介部材26および第2
の中介部材34は、軸25,33に対し、わずか
な隙間を形成しながら、はめ込まれている。
実施例の作用 次に、上記位置決め装置1の作用を説明する。
搬送動作時に、クランプ板11は、シリンダ8
によつて上昇位置にあり、案内レール13と連結
状態にある。この状態でパレツト等の搬送体12
は、トランスフアーバー18の送り運動によつ
て、所定のステーシヨン、すなわち案内レール兼
用のクランプ板11の位置に送りこまれる。なお
既に述べたように、このトランスフアーバー18
は、軸線方向に直線往復運動を行い、その送り爪
19を係合駒17に掛かり合わせることによつ
て、搬送体12を所定の位置まで移動させる。
この搬送動作時に、搬送体12は、案内レール
兼用のクランプ板11および案内レール13に対
し、水平方向の軸20のローラ21によつて転が
りながら移動し、またクランプ板11および案内
レール13の幅方向の移動は、垂直方向の軸20
のローラ21によつて規制される。したがつて、
搬送体12の停止時点で、この幅方向の規制量
は、軸20とローラ21とのはまり合いのがたつ
き分だけ不正確の状態となつている。
このようにして搬送体12がクランプ板11の
位置まで送られてきて、停止した時点で、シリン
ダ8は、そのピストンロツド10の下降させる。
このとき、搬送体12のプレート14が、クラン
プ板11の下面によつて押し下げられる。この過
程で、ブツシユの位置決め孔22が位置決めピン
23にはまることによつて、それらのクリアラン
スの範囲で位置決めされ、かつプレート14が台
ピン16の上に乗つてそれに支持される。このよ
うにして、搬送体12の下降動作が完了する。
この下降過程で、クランプ板11に支持された
第2の中介部材34が第1の中介部材26と押圧
部材29との間に割り込みながら入り込む。既に
述べたように、第1の中介部材26、および第2
の中介部材34が共に軸25,33に対し隙間を
形成しながらはまり合つており、しかもローラ状
の押圧部材29がコイルスプリング30によつて
進出方向に付勢されているため、搬送体12側の
第2の中介部材34は、第1の中介部材26およ
び押圧部材29を変位させながら、それらの外周
に接しつつ割り込んでいく。そして、この割り込
み時に、第1の中介部材26は、第2図に明記す
るように、コイルスプリング30の付勢力を受け
ながら、プレート14の側面に当たる。このよう
にして第1の中介部材26は、コイルスプリング
30の押圧力を、一方のプレート14に作用さ
せ、搬送体12をコイルスプリング30の付勢方
向に移動させる。このとき、コイルスプリング3
0の進出方向の押圧力は、固定的な位置決めピン
23に対し、ブツシユの位置決め孔22を外側、
つまりトランスフアーバー18の側に押しつける
ことになり、これによつて搬送体12を片寄せ状
態とする。この結果、位置決め孔22と位置決め
ピン23との間に円滑なはまり合い、あるいは抵
抗のない抜け動作に必要なクリアランスが形成さ
れていても、位置決め孔22および位置決めピン
23は、中心よりの周面、つまり第1の中介部材
26の側で常に、内接状態で接し合うことにな
る。
したがつて、クランプ板11が搬送体12を固
定状態とする過程で、位置決め孔22と位置決め
ピン23は、常に中心側の周面で接し合うことに
よつて、それらの間のクリアランスを実質的に吸
収し、高い精度の位置決めを実現している。もち
ろん、この過程で垂直方向の軸20のローラ21
は、それらのゆるいはまり合いによつて、搬送体
12の横方向への移動を許容する。なお、このと
き、水平方向の軸20のローラ21は、クランプ
板11の上面を滑りながら移動し、正確な位置決
めを可能としている。
このような搬送体12の位置決め状態で、この
搬送体12によつて支持されたワークに対し必要
な加工が施される。このような加工過程で、本体
3は、ウオーム6およびウオームホイール5の回
転によつて、搬送体12を必要な角度だけ回転さ
せ、異なる位置での機械加工を可能とする。しか
し、この回転運動は、必要に応じて行われるもの
であるから、この本体3は、基枠2に対し固定的
に設けられていてもよい。
この加工が完了した時点で、再び搬送体12
は、次のステーシヨンに送りこまれる。この送り
込み動作は、シリンダ8によつて、クランプ板1
1を案内レール13の高さまで移動させ、案内レ
ール兼用のクランプ板11の案内レール13と連
結した後に、トランスフアーバー18の往復直線
運動によつて行われる。
考案の変形例 上記実施例は、第1の中介部材26、押圧部材
29、および第2の中介部材34を共にローラと
して構成し、片寄せ動作を円滑に行わせるように
してある。しかし、このような片寄せ動作では、
回転運動が必須ではないので、これらの第1の中
介部材26、押圧部材29および第2の中介部材
34は、コイルスプリング30の付勢力を伝達で
きる形状の駒状のもので構成することもできる。
また第2の中介部材34は、クランプ板11に取
り付けないで、例えば搬送体12の裏面側に取り
付けるようにしてもよい。
さらに、上記実施例は、搬送体12の上のワー
クを回転させ、必要な加工を施すようにしている
が、この本体3は、基枠2に対し、固定的に設け
てもよい。
考案の効果 本考案では、位置決め孔と位置決めピンがはま
り合う過程で、第1および第2の中介部材および
一方向に付勢された押圧部材がそれらのクリアラ
ンスを吸収する方向に搬送体を片寄せ状態で固定
するため、正確な位置決めが可能となる。またこ
のような片寄せ動作がクランプ板および搬送体の
上下方向の運動によつて自動的に行われるから、
それらの順次動作に必要なタイミング設定が必要
とされず、その制御が特別必要とされない。
またこのような機能が通常の搬送体によつて実
現できるため、特別な搬送体が必要とされず、高
い位置決め動作が位置決め装置の内部構造によつ
て実現できる。したがつて、従来から既に用いら
れている搬送体についても、この位置決め装置が
簡単に組み込める。
さらに第1、および第2の中介部材や押圧部材
がローラによつて構成されている実施例では、上
記の片寄せ動作がそれらの回転運動によつて円滑
に行われるから、確実な片寄せ動作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位置決め装置の平面図、第2
図は第1図の−線での一部断面図、第3図は
第1図の−線での断面図、第4図は第1図の
−線での断面図である。 1……位置決め装置、2……基枠、3……本
体、8……シリンダ、11……案内レール兼用の
クランプ板、12……パレツトなどの搬送体、1
4……プレート、16……台ピン、18……トラ
ンスフアーバー、21……ローラ、22……位置
決め孔、23……位置決めピン、24……位置決
めブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パレツト等の搬送体に位置決め孔を形成し、
    本体側に固植の位置決めピンと前記孔とを嵌合
    させて位置決めを行う装置において、搬送体も
    しくは本体を上下動させて上記ピンと孔とを嵌
    合させる手段と、本体側に設けられ搬送体の側
    面に対して当接自在で側面方向に少量移動自在
    の第1の中介部材と、本体側に設けられ中介部
    材と対向し上記側面方向に付勢された押圧部材
    と、搬送体もしくは嵌合手段に上記側面方向に
    移動自在に支持し、位置決め時に第1の中介部
    材と押圧手段との間に割り込んで入る第2の中
    介部材とを具備することを特徴とするパレツト
    等の搬送体の位置決め装置。 (2) 押圧部材、第1および第2の中介部材をロー
    ラによつて構成することを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のパレツト等の搬送
    体の位置決め装置。
JP5351185U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH0131421Y2 (ja)

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JPS61169550U JPS61169550U (ja) 1986-10-21
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