JPH01313488A - 新規白金含有化合物および悪性腫瘍治療剤 - Google Patents

新規白金含有化合物および悪性腫瘍治療剤

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JPH01313488A
JPH01313488A JP63145338A JP14533888A JPH01313488A JP H01313488 A JPH01313488 A JP H01313488A JP 63145338 A JP63145338 A JP 63145338A JP 14533888 A JP14533888 A JP 14533888A JP H01313488 A JPH01313488 A JP H01313488A
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group
compound
platinum
carbon atoms
formula
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JP63145338A
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English (en)
Inventor
Keiichi Matsunaga
松永 慶一
Sakie Hasegawa
長谷川 佐喜惠
Masato Mutou
昌図 武藤
Satoru Hanada
花田 哲
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規白金含有化合物およびそれを有効成分とす
る悪性腫瘍治療剤に関する。
〈従来の技術〉 悪性肺癌の化学療法は、近年シス−ジクロロ(ジアンミ
ン)白金■(以下、CD’DPと略す)の適用で飛躍的
な進歩をとげた。すなわち、CDDPは、それまで化学
療法剤での治療が難しかった卵巣癌や精巣癌などの性器
癌に著効を示したためである。    □ 〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、CDDPより強い抗腫瘍活性を有する
新規白金含有化合物を提供することにあり、さらにかか
る条件を満足する悪性腫瘍治療剤を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 上記目的は、以下の本発明により達成される。
すなわち、本発明は、下記一般式(^)(式中、Xは一
〇−基または−NR3−基(ここでR3は水素原子また
は炭素原子数1〜12のアルキル基を示す。)を示し、
R1は炭素原子数1〜18のアルキル基を示し、R2は
炭素原子数1〜18の直鎖状アルキル基あるいは分岐状
アルキル基、フェニル基、ベンジル基、フルオロベンジ
ル基または−CH;2COYで表わされる基(ここでY
は     −0CH3基、−0C2H5基または−N
H2C2H40C2H5基を示す。) で示される新規白金含有化合物〈以下、本発明化合物と
略す)および下記式(A)で示される新規白金含有化合
物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤である。
また、本発明は(イ)下記式(B) (式中、(R1)は(ONO2)2またはく0803)
を示す。) で示される白金■化合物と(ロ)下記式FC>(式中、
Xは一〇−基または−NR3−基(ここでR3は水素原
子または炭素原子数1〜12のアルキル基を示す。)を
示し、R1は炭素原子数1〜18のアルキル基を示し、
R2は炭素原子数1〜18の直鎖状アルキル基あるいは
分岐状アルキル基、フェニル基、ベンジル基、フルオロ
ベンジル基または一〇H2C0Yで表わされる基(ここ
でYは     −0CH3基、−0C2H5基または
−NH202H40C2H5基を示す。) で示される化合物および(ハ)水酸化アルカリを反応さ
せて得られる白金含有化合物を有効成分とする悪性腫瘍
治療剤であり、さらに、本発明は(イ)下記式(D) で示される白金■化合物と(ロ)下記式(C)で示され
る化合物を反応させて得られる白金含有化合物を有効成
分とする悪性腫瘍治療剤である。
本発明化合物の は下記式 で示される共役系を意味する。
本発明化合物はジニトラト(1,2−ジアミノシクロヘ
キサン)白金■(化合物(B 1 ))またはジスルフ
ァト(1,2−ジアミノシクロヘキサ= 7− ン)白金■(化合物(B 2 ))を水酸化アルカリの
存在下で、上記(C)で示される化合物(化合物(C)
)と反応させることによって合成することができる。こ
こで、水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化バリウムなどが好ましく用いられ
、化合物(C)に対して通常07〜13倍モル、好まし
くは1倍モル用いる。
また、本発明化合物は化合物(B1)または(B2)の
水溶液を″アンバーライトIRA−400”“ダイヤイ
オン5A−1OA”などの陰イオン交換樹脂(OH型)
を充填したカラムに通して得られたジヒドロキソ(1,
2−ジアミノシクロヘキサン)白金■(化合物(D))
と化合Th(C>とを反応させることにより合成するこ
とかできる。
(B) (C) (A) (D) (A) 反応は通常、常温〜100℃、好ましくは50〜80°
Cで、常圧下に化合物(B1)、(B2)または化合物
(D)に対し化合物(C)を水溶液中あるいは水−エタ
ノール溶液中で混和、加熱することにより実施できる。
このようにして得られた本発明化合物はアコ銘として水
を含む場合があるか、アコ錯体も本発明化合物の範囲に
含まれる。
本発明化合物の原料であるジニトラト(1,2−ジアミ
ノシクロヘキサン)白金■(化合物(Bl))はたとえ
ば次の方法により合成することかできる。
(E) (B1) 化合物(B2)は上記反応式においてAgNO3の代り
にAg2SO4を用いることによって合成することがで
きる。
上記反応式で得られる化合物(B1)、(132>、[
D)には原料として用いる1、2− ジアミノシクロヘ
キサン(以下、dachと略す)の立体配置によりPt
(トランス−ぶ−d a c h )(ONO2)2、
Pt (1−ランス−d−d a ch)(ONO2)
2 、Pt (シス−dach)(ONO2)2の三種
の異性体、Pt〈トランス−It−dach)(030
3) 、Pt Iトランス−d−dach)(O3O3
) 、Pt (シス−dach)(O3O3)の三種の
異性体、〔Pt(トランス−j!−dach)(OH)
2 )、[P t(トランス−d−dach)(OH)
2 〕および[Pt (シス−d ac hHOH)2
の三種の異性体かそれぞれ存在する。
本発明化合物のもう一つの原料である一般式(C)で示
される化合物はJ、CheIIl、 Soc、、 ’ 
1954.850〜854 、J、CI+en1. S
ac、 Perkinl。
1976.1485〜1491 、J、Chei、 S
oc。
Perkin Trans ]、 1987.121〜
1.29に記載の方法に準じて合成することができる。
かくして得られる本発明化合物は抗腫瘍剤すなわち腫瘍
治療剤の有効成分として使用することができる。
本発明化合物の有効量を含む治療剤を臨床において投与
する場合、経口または非経口経路により投与される。そ
の剤形は、錠剤、糖衣錠、火剤、カプセル剤、散剤、ト
ローチ剤、液剤、坐剤、注射剤などを包含し、これらは
、医薬上許容される賦形剤(excipient)を配
合して製造される。賦形剤としては次のようなものを例
示することかできる。乳糖、ショ糖、ブドウ糖、ソルヒ
トール、マンニトール、ばれいしょでんぷん、アミロペ
クチン、その他各種でんぷん、セルロース誘導体(たと
えば、カルボキシメチルセルロース、ハイドロキシエチ
ルセルロースなど)、ゼラチン、ステアリン酸マグネシ
ウム、ポリビニルアルコール、ステアリン酸カルシウム
、ポリエチレングリコールワックス、アラビアゴム、タ
ルク、二酸化チタン、オリーブ油、ピーナツ油、ゴマ油
などの植物油、パラフィン油、中性脂肪基剤、エタノー
ル、プロピレングリコール、生理食塩水、滅菌水、グリ
セリン、着色剤、調味剤、濃厚剤、安定剤、等張剤、緩
衝剤などおよびその他医薬上許容される賦形剤。
本発明の治療剤は、本発明化合物をO,OO’1〜85
重量%、好ましくは0.005〜60重量%含有するこ
とができる。
本発明の治療剤の投与量は、主として症状により左右さ
れるが、18成人体重あたり0.005〜200■、好
ましくは0,01〜50■である。
〈実施例〉 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 (3−アセチル−6−メチルチトラヒドロフランー2,
4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−A−1,2−ジア
ミノシクロヘキサン)白金■1水和物) 乳酸エチル30.Og (0,254モル)とトリエチ
ルアミン06m1の溶液に室温でジケテン21.86g
(0260モル)を滴下し、60°Cで2時間加熱した
。反応液をa縮乾固して(1−(工l−’l−シカルホ
ニル)エチル)3−オキソブタノニー1〜を得た。
(1−(工1−4ジカルボニル)エチル)3−オAソブ
タノエ−1〜26.67 g (0,01,32モル)
とt−ブヂルアルコール50m1およびカリウム−シー
ブ1〜キシド14.55 gとの混合物を2時間加熱還
流しな。反応液に水40m1を加え、エチルニーデルで
抽出して原料を除いた。水層を濃縮し、?與塩酸45m
1で酸性としたのちエチルエーテルて抽出して飽和食塩
水で洗浄した。
硫酸すl−リウムて乾燥したのち約1/3に濃縮して結
晶を枦取した。(■生成物をエチルエーテルで゛再結晶
して912gの3−アセチル−5=メチルデトラヒドロ
フラン−2,4−ジオンを得た(収率44%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融   点   54°C I  HNMR(da−DMSO)  δ (ppm)
  :4.0−4.5(m、 1. H)  、  2
.19  (’s、3H)  、1.18(d、3 H
) Pt (トランス−A−dach)[○N02)2水溶
液を陰イオン交換樹脂゛′タイヤイオン5A−10A”
(oH型)を充填したカラムに通して得られたPt(ト
ランス−λ−dach)(○H)2水溶液100m1<
4.2ミリモル)に3−アセチル−5−メチルテトラヒ
ドロフラン2.4−ジオン0.66g(4,2ミリモル
)を加え、室温で15時間撹拌した。微量の析出物をと
去して得られた7P液を濃縮乾固したのち、酢酸エチル
で洗浄、減圧乾燥して3−アセチル−6−メチルテトラ
ヒドロフランー2,4−ジオン−ヒトOキソ(トランス
−!−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金o1永和
物(以下、本発明化合物(A1)と略す)を1.7’z
r得た(収率83%)。
本発明化合物(A1)の赤外吸収スペクトル(IR)を
第1図に、また、融点と元素分析値を以下に示す(pt
は原子吸光分析により求めた)。
融    点     228〜232°C(分解)元
素分析値(%) C,3H24,N 206 P tと
して 実施例2 (3−アセデル−5−ドデシルテトラヒドロフラン−2
,4−ジオン−ヒドロキソ(1−ランス−1−1,2−
シアミノシクロヘキザン)白金■1水和物) 2−プロモデトラテカン酸20.0g(0,065モル
)をIN水酸化ナトリウム145 mlに溶かした溶液
を95°Cで25時間加熱しな。析出物を沢取して水1
50m1中に懸濁し、2N塩酸30m;を加えた。しば
らく撹拌したのち、酢酸= 16− エチル(100[111X2回)で抽出し酢酸エチル層
を水洗しな(40ml X 2回)。硫酸マグネシウム
で乾燥したのち溶媒を留去し14.1gの2−オキシテ
トラデカン酸を得た(収率89%)。
2−オキシテトラデカン酸5.OOg(0,020モル
)をジアゾメタンエチルエーテル溶液25山1でメチル
エステル化し、2−オキシテトラデカン酸メチルエステ
ル5.15 gを得た。このエステル化物をベンゼン2
5m1で溶かした溶液にトリエチルアミン0.05 m
lを加え、室温でジケテン1.85g(0,022モル
)を滴下した。
40°Cで2時間加熱したのち濃縮乾固した。乾固物7
.2gを酢酸エチル/n−ヘキサン=1=3の混合溶媒
を用いてシリカゲルクロマトグラフィーで精製して(1
−(メトキシ力ルホニル)トリデシル)3−オキソブタ
ノエート576gを得た (収率84%)。
(1−(メトキシカルホニル)トリデシル)3−オキソ
ブタノエート2.OOg(5,8ミリモル)にアルゴン
気流中でINテトラ−n−プチルアンモニウムフルオリ
ドのテトラヒドロフラン溶液12m1を加え、3時間室
温で撹拌した。
反応液に水20m1を加えてエチルエーテル(3Q m
l X 2回)で抽出した。エチルエーテル層を2N@
酸20m1で洗浄、さらに飽和食塩水で洗浄後硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を留去して濃縮し、析出した結
晶を枦取してエチルエーテルで洗浄後乾燥して1.35
+rの3−アセチル−5−ドデシルテトラヒドロフラン
−2,4−ジオンを得た(収率78%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融    点   77℃ 実施例1と同様にしてPt(トランス−1−d’ac 
h)(ONO2)2水溶液をイオン交換して得られたP
t(トランス−fl−dach)(OH)2水溶液25
m1(4,2ミリモル)に3−アセチル−5−ドデシル
テトラヒドロフラン−2゜4−ジオン1.20g(3,
9ミリモル)をエタノール100 mlに溶かした溶液
を加え、室温で3日間撹拌した。反応後、微量の析出物
を沢去し、r液を乾固した。固型物をヘキサンで洗浄、
減圧乾燥後さらに水洗、減圧乾燥し、3−アセチル−5
−ドデシルテトラヒドロフラン−2,4−ジオン−ヒド
ロキソ(トランス−j!−1,2−ジアミノシクロヘキ
サン)白金■1水和物(以下、本発明化合物(A2)と
略す)を2.22g得たく収率90%)。
本発明化合物(A2)のIRを第2図に、また、融点と
元素分析値を以下に示す(ptは原子吸光分析により求
めた)。
融   点   145〜149℃(分解)元素分析値
(%) C24H44N 20 s P tとして  19 一 実施例3 (3−アセチル−5−フェニルテトラヒドロフラン−2
,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−j!−1,2−
ジアミノシクロヘキサン)白金■1水和物) マンデル酸エチル10.0r(0,056モル)、トリ
エチルアミン0.2ml、ベンゼン15の1の混合溶液
に冷却下ジケテン4.88 g (0,058モル)を
滴下したのち、50℃で2時間加熱した。
反応液を濃縮乾固して(1−一エトキシ力ルボニルー1
−−フェニル)メチル 3−オキソブタノエート14.
5 gを得た。
(1−一エトキシ力ルボニルー1−−フェニル)メチル
 3−オキソブタノエート5.OOg(0,019モル
)とt−ブチルアルコール10m1およびカリウム−t
−ブトキシド2.24 g(0,020モル)との混合
物を1時間加熱還流した。冷却後、反応液の6N塩酸2
0m1を加えて酸性としたのち、エチルエーテルで抽出
(40ml X 2回)し、飽和食塩水で洗浄した。エ
チルエーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち、
約1/3にt41mシて結晶を炉取した。エチルエーテ
ルでよく洗浄して1.87+rの3−アセチル−5−フ
ェニルテトラヒドロフラン−2゜4−ジオンを得た(収
率45%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融    点  103〜104℃ 実施例1と同様にイオン交換して得られたPt(トラン
ス−J!−dach)(OH)2水溶液100m1(4
,2ミリモル)に3−アセチル−5−フェニルテトラヒ
ドロフラン−2,4−ジオン0.92g(4,2ミリモ
ル)をエタノール50m1に溶かした溶液を加え、室温
で2日間撹拌した。
微量の析出物を枦去して得られたP液を28gに′lI
4綿後、析出した結晶を♂収した。水洗、減圧乾燥後、
さらに酢酸エチルで洗浄、減圧乾燥し、3−アセデル−
5−フェニルテトラヒドロフラン−2,4−ジオン−ヒ
ドロキソ(1〜ランス−j!−1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)白金01水和物(以下、本発明化合物(A3
)と略す)を171g得なく収率73%)。
本発明化合物(A3)のJRを第3図に、また、融点と
元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光分析により求
めた)。
融    点     244〜246°C(分解)元
素分析値(%)CI8H26N206 Ptとして 実施例4 (3−アセチル−6−ニトキシカルポニルメチルテトラ
ヒドロフランー2.4−ジオン−ヒドロキソ(1〜ラン
ス−1−1,,2−ジアミノシクロヘキサン)白金o1
水和物) D L−りんご酸ジエチルニスデル15.0g(0,0
79モル)、トリエチルアミン0.2 ml、ベンゼン
40 mlの混合溶液に水冷下でジケテン7.29 g
 (0,087モル)を滴下したのち、60°Cで1時
間加熱した。溶媒を留去した残留物205gをシリカゲ
ルクロマ1へグラフィーで酢酸エチル/ n−ヘキサン
の混合溶媒を用いて精製し、17.0gの(1,2−ビ
ス(工l−キシカルボニル)エチル)3−オキソブタノ
ニ−1−を得な(収率89%)。
(1,2−ヒス(エトキシカルボニル)エチル)3−オ
キソブタノニー111.5g (0,042モル)にI
NテI〜ラ−n−ブチルアンモニウムフルオリドのテト
ラヒドロフラン溶液42m1を加え、室温で1日撹拌し
た。反応液に水100 mlを加え、エチルエーテル抽
出(30ml x 1回)を行い、原料を除いた。水層
を濃塩酸で中和し、エチルエーテル抽出(50ml X
 3回)を行った。
エチルエーテル層を飽和食塩水て洗浄し、硫酸す)ヘリ
ウムで乾燥したのち、濃縮した。析出した結晶を枦取し
、エチルエーデルで洗浄したのち、乾燥し261gの2
−(3−アセチルテトラヒドロフラン−2,4−ジオン
−5−イル)酢酸エチルを得た(収率27%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融     点     43℃ 実施例1と同様にイオン交換して得られたPt(+−ラ
ンス−fl−dach)(OH)2水溶液95m1(4
,0ミリモル)に2−く3〜アセデルテ1〜うしドロフ
ラン−2,4−ジオン−5−イル)酢酸エチル0.91
g(4,0ミリモル)をエタノール20m1に溶かした
溶液を加え、室温で2日間撹拌した。微量の析出物を沢
去して得らiまたP液を濃縮乾固したのち、酢酸エチル
で洗浄、減圧乾燥して3−アセチル−6−ニトキシカル
ポニルメヂルテ1〜うしドロフラン−2,4−ジオンー
ヒ1−ロキソ(トランス−ぶ−1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン)白金o1永和OI(以下、本発明化合物(A
4)と略す)を193g得た(収率84%)。
本発明化合物(A4)のIRを第4図に、また、融点と
元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光分析により求
めた)。
融   点   201〜204℃(分解)実施例5 (3−アセチル−6−ニトキシカルポニルメチルピロリ
ジンー2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−f−1
,2−ジアミノシクロヘキサン)白金■1水和物) DL−アスバレギン酸ジエチルエステル塩酸塩20.0
 g (0,089モル)をエタノール100m1に溶
かして28%ナトリウムメチラート/メタノール洛液溶
液7.1 irを添加し、5〜10°Cに保ちながらジ
ケテン7.57+r(0,09モル)を滴下し、さらに
2時間室温で撹拌した。再び28%ナトリウムメチラー
ト/メタノール溶液148gとベンゼン20m1とを加
え、4.5時間加熱還流した。冷却後、反応液に水10
0m1を加え、ベンゼン層を分離した。水層をエバポレ
ーターで濃縮し、硫酸で酸性としたのち、エチルエーテ
ルで抽出した。エチルエーテル層を飽和食塩水で洗浄し
て、硫酸ナトリウムで乾燥した。エチルエーテルを留去
して得た残留物14゜5gをエチルエーテル150m1
およびメタノール10m1の混合溶媒で再結晶して、7
.89gの2−(3−アセチルピロリジン−2,4−ジ
オン−5−イル)酢酸エチルを得た(収率45%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融      点   96°C + HNMR(CDC13)δppm:19.4(s、
1.H) 、6.7 (b、l ]() 、3.99〜
4.40(m、3H)、2.75(d、2 ]−]1>
、1.24(t、3I() Pt ()ランス−ji−dach)(ONO2)2水
溶液をイオン交換して得たpt ()−ランス−J!−
dach)(OH)2水溶液100m1(4゜2ミリモ
ル)に2−(3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン
−5−イル)酢酸エチル0.95g<4.2ミリモル)
を加え、室温で24時間撹拌した。反応後、微量の析出
物を枦去し、r液を濃縮乾固した。固型物を酢酸エチル
で洗浄し、減圧乾燥して3−アセチル−6−ニトキシカ
ルポニルメチルピロリジンー2.4−ジオン−ヒトロキ
ソ(トランス−11,2−ジアミノシクロヘキサン)白
金■1水和物(以下、本発明化合物(A5)と略す)を
1.72g得た(収率72%)。
本発明化合物(A5)のIRを第5図に、また、融点と
元素分析値を以下に示す(ptは原子吸光分析により求
めた)。
融    点    〉300℃ (分解)元素分析値
(%) C+6l−12sN 307 P tとして 実施例6 (3−アセチル−5−(1−メチルプロピル)ピロリジ
ン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−1−1,
2−ジアミノシクロヘキサン)白金■・1.5水和物) 実施例5のDし一アスパラぎン酸ジエチルニー つ〇 
− ステル塩酸塩の代りにL−イソロイシンメチルエステル
塩酸塩を用いる以外は、実施例5と同様にして3−アセ
チル−5−(1−メチルプロピル)ピロリジン−2,4
−ジオンの油状物を収率83%で得た。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
実施例1と同様にイオン交換して得られたpt(トラン
ス−1−dach)(OH)2水溶液200n+I(8
,4ミリモル)に3−アセチル−5−(1−メチル10
ピル)ピロリジン−2,4−ジオン1.67g(8,4
ミリモル)をエタノール50m1に溶かした溶液を加え
、室温で4時間撹拌した。反応後、微量の析出物を枦去
し、P液を濃縮乾固した。固型物を酢酸エチルで洗浄し
た一3〇− のら、減圧乾燥して3−アセチル−5−(1−メチルグ
ロビル)ピロリジン−2,4−ジオン−ヒトo−46ソ
(1〜ランス−!−1,2−ジアミノシクロヘキザン)
白金015水和物(以下、本発明化合物(八6)と称す
る)2.00gを得た(収率43%)。
本発明化合物(A6)のTRを第6図に示す。
また、融点と元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光
分析により求めた)。
融    点     251〜253℃ (分解)元
素分析値(%) c 161−I 32H3、o s、
s p tとして 実施例7 (3−アセチル−5−(4−フルオロベンジル)ピロリ
ジン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−A−1
,,2−ジアミノシクロヘキサン)白金■1水和物) DL−4−フルオロフェニルアラニンエチルエステル塩
酸塩3.90 g(0,01,6モル)をエタノール3
0m1に溶解して、28%す+−リウムメチラー1−/
メタノール溶液3.03gを添加し、5〜10℃を保っ
てジケテン1.35 g (0,016モル)を25分
で滴下した。そのまま室温で2時間撹拌したのち、再び
28%ナトリウムメチラート/メタノール溶液303g
を入れ、さらにベンゼン15m1を添加して1時間加熱
還流した。反応液に水30m1を加え、ベンゼン層と水
層と分離したのち、水層を硫酸で酸性にしな。
析出した結晶を炉別後、減圧乾燥して3−アセチル−5
−(4−フルオロベンジル)ピロリジン−2,4−ジオ
ンの粗生成物を354g得た。
この粗生成物を酢酸エチル55m1とn−ヘキサン25
m1との混合溶媒で再結晶し、245gの粗生成物を得
た(収率61%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融     点   171°C Pt (トランス−j!−dachH○N02)2水溶
液をイオン交換して得たPt(トランス−j!−dac
h)(O)()2水溶液50m1(4,2ミリモル)に
3−アセチル−5−(4−フルオロベンジル)ピロリジ
ン−2,4−ジオン100g(4,0ミリモル)をメタ
ノール70m1に溶がした溶液を加え、室温で24時間
撹拌した。反応後、微量の析出物をP去し、r液を濃縮
乾固しな。酢酸エチルで洗浄、減圧乾燥したのち、水洗
、減圧乾燥して3−アセチル−5−(4−フルオロベン
ジル)ピロリジン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トラ
ンス−f−1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金01
水和物(以下、本発明化合物(A7)と略す)を223
g得た(収率94%)。
本発明化合物(A7)のIRを第7図に示す。
また、融点と元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光
分析により求めた)。
融    点     278〜280℃ (分解)元
素分析値く%)C19H28FN305Ptとして 実施例8 (3−アセチル−5−ベンジルピロリジン−2,4−ジ
オン−ヒドロキソ(トランス−1−1゜2−ジアミノシ
フ1フヘキサン)白金01水和物)実施例7のDL−4
−フルオロフェニルアラニンエチルエステル塩酸塩の代
りにD L−フェニルアラニルエチルエステル塩酸塩を
用いる以外は、実施例7と同様にして3−アセデル−5
−ペンシルピロリジン−2,4−ジオンを収率57%で
得た。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融    点     156℃ 元素分析値(%) CI3 H13N O3として実施
例1と同様にイオン交換して得られたPt(トランス−
1−dach)[0H)2水溶液100、+nl (4
,2ミリモル)に3−アセチル−5−ベンジルピロリジ
ン−2,4−ジオン0.97g(4,2ミリモル)をエ
タノール:メタノール=1:1の混合液60m1に溶か
した溶液を加え、室温で24時間撹拌した。反応後、微
量の析出物を枦去して得たr液を濃縮乾固した。固型物
を水洗、減圧乾燥し、次いで酢酸エチルで洗浄、減圧乾
燥して3−アセチル−5−ベンジルピロリジン−2,4
−ジオン−ヒドロキソ(トランスミー1.2−ジアミノ
シクロヘキサン)白金■1水和物(以下、本発明化合物
(A8)と略す)を1.32g得た(収率55%)。
本発明化合物(A8)のIRを第8図に示す。
また、融点と元素分析値を以下に示す(ptは原子吸光
分析により求めた)。
融    点     〉300℃ 元素分析値(%)、C+9H29N30s Ptとして 実施例9 (3−アセチル−5−ドデシルピロリジン−2,4−ジ
オン−ヒドロキソ(トランス−1−1゜2−ジアミノシ
クロヘキサン)白金■)2−ブロモテトラデカンPi 
10.0 g (0,033モル)を5℃に保ちなから
漂アンモニア水320m1中に滴下した。室温で2日間
撹拌して析出した結晶を炉別し、十分に水洗した。減圧
乾燥後7.38 gの2−アミノテトラデカン酸を得た
(収率91%)。
2−アミノブ1〜ラデカン酸を塩化水素飽和エタノール
溶液でエチルエステル化し、得られた2−アミノテトラ
デカン酸エチルエステル塩酸塩6.OOg(0,019
5モル)を無水エタノール40m1に溶かし、28%ナ
トリウムメチラート/メタノール溶液3.76gを加え
たのち、5°Cに保ちながらジゲテン1.6’8g(0
,0,2モル)を滴下した。室温で1時間撹拌したのち
、反応液を1/3に?amし、5℃に冷却して析出物を
炉別した。水:エタノール−6:4の混合溶媒で再結晶
し、減圧乾燥して2−(3−オキソブチロイル)アミノ
テトラデカン酸エチルエステルを6.15g得た(収率
89%)。
2−(3−オキソブチロイル)アミノテトラデカン酸エ
チルエステル5.00 g (0,014モル)をエタ
ノール35011およびベンゼン10m1に溶かした溶
液に28%ナトリウムメチラート/メタノール溶液0.
95 gを添加して5時間加熱還流した0反応液に水5
0 mlを加えて、ベンゼン層を除去した。水層に硫*
 1. Omlを加えて酸性とし、析出結晶を枦取し、
エタノ”−ル、と水の混合溶媒で再結晶して3−アセチ
ル−5−ドデシルピロリジン−2,4−ジオン2.35
+rを得た(収率54%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
実施例1と同様にイオン゛交換して得られたPt(トラ
ンス−11−’dach)[0H)2水溶液20m1(
4,2ミリモル)に3−アセチル−5−ドデシルピロリ
ジン−2,4−ジオン130g(4,2ミリモル)をエ
タノール:メタノール=1:5の混合液220 mlに
溶かした溶液を加え、室温で34時間撹拌した。微量の
析出物を沢去したのち、P液を濃縮乾固した。固型物を
水洗後減圧乾燥し、次いでメタノール約10m1に溶解
した。エーテル約150m1を加えて析出物をア取、乾
燥して3−アセチル−5−ドデシルピロリジン−2,4
−ジオン−ヒドロキソ(トランス−1−1,2−ジアミ
ノシクロヘキサン)白金■(以下、本発明化合物(A9
)と略す)を1856g得た(収率59%)。
本発明化合物(八9)のIRを第9図に示す。
また、融点と元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光
分析により求めた)。
融   点   244〜250℃(分解)元素分析値
(%) C24H45N 304 P tとして 実施例10 (3−アセチル−5−エトキシエチルアミドメチルピロ
リジン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−1−
1,2−ジアミノシクロヘキサン)白金■)1永和物) と−メチルアスパラギン酸5.04g(0,038モル
)と2−エトキシエチルアミン16.9g(0,19モ
ル)との混合物を一夜撹拌した。析出した結晶をr取し
てメタノールで洗浄後、乾燥して5.43gのアスパラ
ギン酸−γ−(2−エトキシ)エチルアミドを得たく収
率70%)。
アスパラギン酸−γ−(2−エトキシ)エチルアミド5
.03 g (0,025モル)を塩化水素飽和エタノ
ール溶液50m1でエチルエステル化して、アスパラギ
ン酸エチルエステル−γ−(2−エトキシ)エチルアミ
ド塩酸塩を得た。
アスパラギン酸エチルエステル−γ−(2−エトキシ)
エチルアミド塩酸塩3.44g(0,013モル)をエ
タノール30 mlに溶かした溶液に28%ナトリウム
メチラート/メタノール溶液0.75zrを入れて生成
した食塩をすばやくP別し、P液を5°C以下に保ちな
がらジゲテン1゜18g(0,014モル)を滴下した
。室温で1時間撹拌したのち、濃縮乾固した。乾固物を
n−ヘキサン:酢酸メチル−1:3の混合溶媒でカラム
クロマトグラフィー精製して2.10 gのα−(3−
オキソブチロイル)−γ−(2−エトキシ)エチルアミ
ド−アスパラギン酸エチルエステルを得た(収率52%
)。
α−(3−オキソブチロイル)−r−(2−エトキシ)
エチルアミド−アスパラギン酸エチルエステル2.10
ir(6,6ミリモル)のベンゼン10山1溶液にナト
リウムエチラート0.45g(6,6ミリモル)を無水
エタノール5mlに溶かした溶液を添加して、室温で3
時間撹拌した。
反応液に水20の1を加え、ベンゼン層を分離した。水
層を硫酸で中和し、エチルエーテルで抽出した( 25
 mlx 3回)。
エチルエーテル層を飽和食塩水で洗浄したのち、Ta酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して、エチルエーテ
ル50+nlとメタノール5mlの混合溶媒で再結晶し
、0.82rの2−(3−アセチルピロリジン−2,4
−ジオン−5−イル)酢酸−N−エトキシエチルアミド
を得た(収率46%)。
得られた化合物の分析結果は次のとおりであった。
融    点     137℃ 実施例1と同様にイオン交換して得られたPt(トラン
ス−J−dach)(OH)2水溶液80m1(3,4
ミリモル)に2−(3−アセチルピロリジン−2,4−
ジオン−5−イル)#酸−N−エトキシエチルアミド0
.90g(3,3ミリモル)を加え、室温で2日間撹拌
した。微量の析出物を枦去して得られた涙液を濃縮乾固
したのち、酢酸エチルで洗浄、減圧乾燥して3−アセチ
ル−5−エトキシエチルアミドメチルピロリジン−2,
4−ジオン−ヒドロキソ(トランスミー1.2−ジアミ
ノシクロヘキサン)白金■1水和物(以下、本発明化合
物(AIO)と略す)を1..92g得な(収率95%
)。
本発明化合物(AIO)のIRを第1O図に示す。また
、融点と元素分析値を以下に示す(Ptは原子吸光分析
により求めた)。
融   点   260〜262°C(分析)元素分析
値(%)C18H34N407Ptとして 実施例11 (3−アセチル−1−オクチル−5−ドデシルピロリジ
ン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−J−1,
2−ジアミノシクロヘキサン)白金■)1永和物) 2−ブロムテトラデカン#l110.0 g <0.0
33モル)とオクチルアミン38m1(0,3モル)と
を20°Cで7時間加熱した。冷却後、析出した結晶を
枦取し、エタノールで洗浄した。減圧乾燥して、918
gの2−オクチルアミノテトラデカン酸を得た(収率7
9%)。
2−オクチルアミノテトラデカン酸を塩化水素飽和エタ
ノール溶液でエチルエステル化して、2−オクチルアミ
ノテトラデカン酸エチルエステル塩酸塩を得た。
実施例5のDL−アスパラギン酸ジエチルエステル塩酸
塩の代りに2−オクチルアミノテトラデカン酸エチルエ
ステル塩酸塩を使用する以外は、実施例5と同様にして
3−アセチル−1−オクチル−5−ドデシルピロリジン
−2,4−ジオンの油状物を得た。
得られて化合物の分析結果は次のとおりであった。
+ HNMR(CDCj! 3 ’)  δ (PP民
):10.6(6、I H) 、3.5〜4.0 (m
、2H)2.8〜3.2(m、 IH)、2.40(s
、3H)  、0.7〜2.0(m、40H) 実施例1と同様にイオン交換して得られたPt(トラン
ス−p−dach)(OH)2水溶液25+m1(3,
4ミリモル)に3−アセチル−1゛−オクチル−5−ド
デシルピロリジン−2,4−ジオン1.41 g (3
,4ミリモル)をエタノール120m1に溶かした溶液
を加え、室温で2日間撹拌した。反応溶液を濃縮乾固し
たのち、ヘキサン:エーテル−3=1の混合液で洗浄、
減圧乾燥した。この結晶をさらに水洗し、゛減圧乾燥し
て3−アセチル−1−オクチル−5−ドデシルピロリジ
ン−2,4−ジオン−ヒドロキソ(トランス−1−1,
’2−ジアミノシクロヘキサン)白金01水和物(以下
、本発明化合物(All)と略す)を2.00g得た(
収率80%)。
本発明化合物(All)のIRを第11図に示す。また
、元素分析値を以下に示す。
元素分析値(%)C32H61N304Ptとして  44 一 実施例12 CDFTマウス(雄性、6週齢、1群5〜10匹使用)
腹腔内にDBA/2ナウスで継代したマウス白血病細胞
L1210 10S個を移植した。移植日を0日として
、1日目、5日目、9日目の計3回本発明化合物(A1
)、(A2)、(A3)、(A4)、(A5)、(A6
)、(A7)、(A8)、(A9)、(AIO)および
(All)をそれぞれ被検薬として腹腔的投与した。本
実験の比較薬としてはCDDPを用いた。各薬剤は0.
05%”Tween 80”溶液に溶解または懸濁して
使用した。L1210移植マウスに対する白金錯体の抗
腫瘍作用の効果判定は、以下の式によりの求められるT
/C値ならびに300日目おける生存マウス数によって
行った。
結果を表1に示す。
表   1 表  1 (つづき) 表  1 (つづき〉 表  1 (つづき) 表  1 (つづき) 表1に示す結果から明らかなように、本発明化合物(A
1)は、10■/ kg投与群において337%のTl
C値を示し、30日日目こおいる生存マウスも3/6で
あった。また、本発明化合物(A2)は、50■/ l
qr投与群において279%のTlC値を示し、生存マ
ウスも2/6゛であった。本発明化合物(A3)は、1
0■/ILg投与群において293%のTlC値を示し
、生存マウスも2/6であった。本発明化合物(A4)
は、10■/ lqr投与群において318%のTlC
値を示し、生存マウスも1/6であった。本発明化合物
(A5)は、50■/ lqr投与群において319%
のTlC値を示し、生存マウスも2/6であった0本発
明化合物(A6)は、io+w/kr投与群において2
9g%のTlC値を示し、生存マウスも2/6であった
。本発明化合物(A7)は、25tag/lqr投与群
において262%のTlC値を示した0本発明化合物(
A8)は、10■/ kg投与群において238%のT
lC値を示した。本発明化合物(A9)は、700■/
 kg投与群において31’l−%のTlC値を示し、
生存マウスもl/6であった。
さらに、本発明化合物(AIO)は25■/Iff投与
群において286%のTlC値を示し、生存マウスも2
/6であった。本発明化合物(All>は200■/ 
k+r投与群において241%のTlC値を示し、生存
マウスも1/6であった。
以上より、本発明化合物はいずれもCDDPよりも強い
抗腫瘍作用を示したといえる。
実施例13 本発明化合物のマウスにおける急性毒性試験を行った。
31c:ICRマウス(雄性;5迎齢)の腹腔内に本発
明化合物(A1)、(A2)、(A3)、(A4)、(
A・5)、(A6)、(A7)、(A8)、(A9)、
(A’I O)、(All>をそれぞれ被検薬として投
与した。
被検薬は0,05%”、 rWee、n so ”、溶
液に溶解または懸濁して用いた。投与後14日口の死亡
率がらしD5o値を算出した。
その結果を表2に示す。
表  2 〈発明の効果〉 本発明の化合物は強い抗腫瘍活性を有し、悪性腫瘍治療
剤として有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図、第8図、第9図、第10図、第11図は、それぞ
れ実施例1.2.3.4.5.6.7.8.9.1o、
11で得られた本発明化合物(A1)、(A2)、(A
3)、(A4)、(A5)、(A6)、(A7)、(A
8)、(A9)、<Al0)(All)の赤外吸収スペ
クトルを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(A) (式中、Xは−O−基または−NR^3−基(ここでR
    ^3は水素原子または炭素原子数1〜12のアルキル基
    を示す。)を示し、R^1は炭素原子数1〜18のアル
    キル基を示し、R^2は炭素原子数1〜18の直鎖状ア
    ルキル基あるいは分岐状アルキル基、フェニル基、ベン
    ジル基、フルオロベンジル基または−CH_2COYで
    表わされる基(ここでYは −OCH_3基、−OC_2H_5基または−NH_2
    C_2H_4OC_2H_5基を示す。)で示される新
    規白金含有化合物。
  2. (2)下記一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(A) (式中、Xは−O−基または−NR^3−基(ここでR
    ^3は水素原子または炭素原子数1〜12のアルキル基
    を示す。)を示し、R^1は炭素原子数1〜18のアル
    キル基を示し、R^2は炭素原子数1〜18の直鎖状ア
    ルキル基あるいは分岐状アルキル基、フェニル基、ベン
    ジル基、フルオロベンジル基または−CH_2COYで
    表わされる基(ここでYは −OCH_3基、−OC_2H_5基または−NH_2
    C_2H_4OC_2H_5基を示す。)で示される新
    規白金含有化合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤。
  3. (3)(イ)下記式(B) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(B) (式中、(R^1)は(ONO_2)_2または(OS
    O_3)を示す。) で示される白金(II)化合物と(ロ)下記式(C)▲数
    式、化学式、表等があります▼・・・・(C) (式中、Xは−O−基または−NR^3−基(ここでR
    ^3は水素原子または炭素原子数1〜12のアルキル基
    を示す。)を示し、R^1は炭素原子数1〜18のアル
    キル基を示し、R^2は炭素原子数1〜18の直鎖状ア
    ルキル基あるいは分岐状アルキル基、フェニル基、ベン
    ジル基、フルオロベンジル基または−CH_2COYで
    表わされる基(ここでYは −OCH_3基、−OC_2H_5基または−NH_2
    C_2H_4OC_2H_5基を示す。)で示される化
    合物および(ハ)水酸化アルカリを反応させて得られる
    白金含有化合物を有効成分とする悪性腫瘍治療剤。
  4. (4)(イ)下記式(D) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(D) で示される白金(II)化合物と(ロ)下記式(C)▲数
    式、化学式、表等があります▼・・・・・・・(C) (式中、Xは−O−基または−NR^3−基(ここでR
    ^3は水素原子または炭素原子数1〜12のアルキル基
    を示す。)を示し、R^1は炭素原子数1〜18のアル
    キル基を示し、R^2は炭素原子数1〜18の直鎖状ア
    ルキル基あるいは分岐状アルキル基、フェニル基、ベン
    ジル基、フルオロベンジル基または−CH_2COYで
    表わされる基(ここでYは −OCH_3基、−OC_2H_5基または−NH_2
    C_2H_4OC_2H_5基を示す。)で示される化
    合物を反応させて得られる白金含有化合物を有効成分と
    する悪性腫瘍治療剤。
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