JPH01313221A - 段積みされた板材を展開する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、段積みすなわち複数板積み重ねである板材を
、たとえば加工のため１枚ごとに展開して整列させる装
置に関する。

［従来の技術］ 鋼材をはじめとする金属の板材や、平板に製材した木材
などは、保管や輸送に好都合なように段積みされ、ざら
に結束されていることが多く、結束されていればそれを
ほどいて、１枚ずつに展開して整列させる必要が、日常
しばしば生じる。

たとえば工具に加工する鋼材は、まず一方または両方の
面にショツトブラストを行なうことが多く、両方に行な
うためには下面も解放されたコンベア上に、間隔をあけ
て鋼板を並べなければならない。

人力では取扱いきれない大版の板材や重量の大きいもの
は、四隅をクレーンで吊るなどして展開するが、非能率
であるし、作業の安全の点からも改善が求められている
。　板材が強磁性体であれば電磁石を利用できるが、特
殊な装置を必要とし、電源をどうするかを含めて、新た
な問題がある。

（発明が解決しようとする課題１ 本発明の目的は、上記のような技術の現状を改善し、段
積みされた板材を１枚ずつ展開する装置であって、板の
材質のいかんにかかわらず、かつ相当の重量物であって
も取扱うことができ、操業が安全であって、所望であれ
ば自動化することも容易な、段積み板材を展開する装置
を提供することにあや。

【課題を解決するための手段］ 本発明の段積みされた板材を展開する装置は、たとえば
ベルトコンベア上に複数枚段積みされた板材を１枚ごと
に展開して整列させる装置であって、第１図および第２
図に示すように、ほぼ水平方向に走る供給コンベア１、
その喘に近接して設けたＺ字状固定案内板２および第−
受りレバー３からなり７字の下辺２１に段積みされた板
材Ａ〜Ｄを受け止める受け止め装置、受け止めた段積み
板材を押し上げて１枚ずつ７字の上辺２３にのせる押し
上げレバー４および第二受けレバー５からなり段積みさ
れた板材を１枚ずつ取り出して送出コンベア上に整列さ
せる分離装置、ならびに整列した板材を運び去る送出コ
ンベア９から構成され、上記第一の受けレバー３は段積
みされた板材を損傷なくＺ字状固定案内板の下辺２１に
置くための衝撃吸収手段およびもとの位置に復帰するた
めの駆動手段、図示した例では油圧シリンダ６、をそな
え、上記押し上げレバー４は板材を連続的にまたは間欠
的に押し上げるとともにもとの位置に復帰するための駆
動手段、図示した例では油圧シリンダ７、をそなえ、上
記第二の受けレバー５はＺ字状固定案内板２の上辺２２
に押し上げられた１枚ずつの板材を送出コンベア９上に
所定の間隔で整列させ、そののちもとの位置に復帰する
ための駆動手段、図示した例では油圧シリンダ８、をそ
なえている。

［作　用］ この装置の作動は、つぎのとおりである。

まず、第１図および第２図の右方向から、段積みされた
板材Ａ−Ｄが、供給コンベア１の運転により供給される
。　これらの板材が供給コンベア１の端に至ると、第３
図に示すようにＺ字状固定案内板の下辺２１へ滑り落ち
るから、第一受けレバー３がこれを受け止め、衝撃を吸
収しながら静かに左方へ倒れて、段積みされた板材Ａ−
Ｄを第４図のように固定案内板の７字の中古２２に支え
させる。

次に押し上げレバー４が駆動され、段積みされた板材Ａ
−Ｄ全体を持ち上げる。　持ち上げられた板材の最上の
ものＡが７字の中古２２の高さを超えると、第５図に示
すように、７字の下辺２３を滑って左方へ進む。　第二
受けレバー５でこれを受け止めてからレバーを駆動し、
左へ倒すことによって、第６図に示すように板材Ａの端
が送出コンベア９に接触するから、送出コンベアを適度
の速さで動かすことにより、板材Ａはその上に移り、左
方へ運び去られる。

その間に第二受けレバー５をもとの位置に戻し、押し上
げレバー４をさらに押し上げることにより、次の板材Ｂ
が左へ滑り、同様に送出コンベア上に移る。

このようにして、１個の段積みの板材が次々とすべて展
開され、１枚ずつ整列した状態で運び去られたら、供給
コンベアから次の段積みの板材を供給して、上記の操作
をくりかえす。

以上の説明から容易に理解されるとおり、１枚ずつに展
開された板材の間隔は、押し上げレバー４の押し上げ速
度と送出コンベアの運転速度の比によって決定される。

第二受けレバー５を倒したまま押し上げレバー４を連続
的に押し上げれば、１個の段積みの板材Ａ〜Ｄはほぼ連
続した状態で送出コンベア上に整列する。

［発明の効果１ 本発明の段積みされた板材を展開する装置を用いれば、
複数板段積みされた状態で送られてくる板材を、その材
質を問わず、能率よく安全に、１枚ずつ展開し、任意の
間隔をもって整列させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の展開装置の一例につい
て主要部を示すものであって、第１図は平面図、第２図
は側面図である。 第３図ないし第５図は、この装置の作動を説明するため
の、第２図と同様な側面図であって、第３図は段積みさ
れた板材が供給コンベアから受け止め装置に移るところ
を、第４図はそれを受け止めたところを、第５図は段積
みされた板材のうち最上部にある１枚を分離装置により
とり出したところを、そして第６図はその板材を送出コ
ンベア上に移したところを、それぞれ示す。 １・・・供給コンベア ２・・・Ｚ字状固定案内板 ２１・・・下辺　　２２・・・中通　　２３・・・上辺
３・・・第−受【プレバー ４・・・押し上げレバー ５・・・第二受けレバー ６．７．８・・・油圧シリンダ ９・・・送出コンベア Δ、Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・板　材 特許出願人　　　人同特殊鋼株式会社 代理人　　弁理士　　須　賀　総　夫 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚段積みされた板材を１枚ごとに展開して整列させ
   る装置であって、ほぼ水平方向に走る供給コンベア、そ
   の端に近接して設けたＺ字状固定案内板および第一受け
   レバーからなりＺ字の下辺に段積みされた板材を受け止
   める受け止め装置、受け止めた段積み板材を押し上げて
   １枚ずつＺ字の上辺にのせる押し上げレバーおよび第二
   受けレバーからなり段積みされた板材を１枚ずつとり出
   して送出コンベア上に整列させる分離装置、ならびに整
   列した板材を運び去る送出コンベアから構成され、上記
   第一の受けレバーは段積みされた板材を損傷なくＺ字状
   固定案内板の下辺に置くための衝撃吸収手段およびもと
   の位置に復帰するための駆動手段をそなえ、上記押し上
   げレバーは板材を連続的にまたは間欠的に押し上げると
   ともにもとの位置に復帰するための駆動手段をそなえ、
   上記第二の受けレバーはＺ字状固定案内板の上辺に押し
   上げられた１枚ずつの板材を送出コンベア上に所定の間
   隔で整列させ、そののちもとの位置に復帰するための駆
   動手段をそなえている装置。