JPH01312059A - ワイピングノズルの付着地金除去方法 - Google Patents
ワイピングノズルの付着地金除去方法Info
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- JPH01312059A JPH01312059A JP14329188A JP14329188A JPH01312059A JP H01312059 A JPH01312059 A JP H01312059A JP 14329188 A JP14329188 A JP 14329188A JP 14329188 A JP14329188 A JP 14329188A JP H01312059 A JPH01312059 A JP H01312059A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶融メッキ法で使用されるガスワイピングノ
ズルの外面に付着したメッキ金属等の付着地金を除去す
る方法に関する。
ズルの外面に付着したメッキ金属等の付着地金を除去す
る方法に関する。
たとえば、耐食性の向上を図るため鋼板等の金属板の表
面に亜鉛、錫、アルミ或いはこれらの合金層を設ける代
表的な方法として、溶融メッキがある。
面に亜鉛、錫、アルミ或いはこれらの合金層を設ける代
表的な方法として、溶融メッキがある。
第2図は、この溶融メッキの概略を説明するための図で
ある。メッキされる鋼板31は、ターンダウンロール3
2によってメッキ浴33を保持するポット34内に導か
れる。そして、ボット34内で、ジンクロール35によ
り進行方向を曲げられ、サポートロール36を経てメッ
キ浴33の外に搬出される。
ある。メッキされる鋼板31は、ターンダウンロール3
2によってメッキ浴33を保持するポット34内に導か
れる。そして、ボット34内で、ジンクロール35によ
り進行方向を曲げられ、サポートロール36を経てメッ
キ浴33の外に搬出される。
鋼板31の表面に付着したメッキ金属は、ワイピングノ
ズル37から窒素、水蒸気等のガスを鋼板31の表面に
吹き付けることにより、付着量が調整される。ところで
、ワイピングノズル37は、ガスワイピングを効率良く
行うため、鋼板31から5〜15mm程度の僅かな間隙
をもって配置されている。そのため、ワイピングノズル
37から噴出したガスにより鋼板31表面から飛散した
メッキ金属がワイピングノズル37の外面に付着し易い
。
ズル37から窒素、水蒸気等のガスを鋼板31の表面に
吹き付けることにより、付着量が調整される。ところで
、ワイピングノズル37は、ガスワイピングを効率良く
行うため、鋼板31から5〜15mm程度の僅かな間隙
をもって配置されている。そのため、ワイピングノズル
37から噴出したガスにより鋼板31表面から飛散した
メッキ金属がワイピングノズル37の外面に付着し易い
。
ところが、ワイピングノズル37は、メッキされた直後
の鋼板31近傍に配置されており、鋼板31からの輻射
熱により高温に加熱される。そのた給、付着したメッキ
金属等の地金とワイピングノズル37を構成する金属材
料との間の合金化等の反応が盛んになり、ワイピングノ
ズル37を侵食する。また、合金化した付着地金は、ワ
イピングノズル37の外面で徐々に成長し、ノズルスリ
ットを閉塞するようになる。その結果、ノズルスリット
から噴出されるワイピングガスの流れに乱れが生じ、鋼
板31の幅方向に関して均一なワイピング効果を得るこ
とができなくなる。
の鋼板31近傍に配置されており、鋼板31からの輻射
熱により高温に加熱される。そのた給、付着したメッキ
金属等の地金とワイピングノズル37を構成する金属材
料との間の合金化等の反応が盛んになり、ワイピングノ
ズル37を侵食する。また、合金化した付着地金は、ワ
イピングノズル37の外面で徐々に成長し、ノズルスリ
ットを閉塞するようになる。その結果、ノズルスリット
から噴出されるワイピングガスの流れに乱れが生じ、鋼
板31の幅方向に関して均一なワイピング効果を得るこ
とができなくなる。
このワイピングノズルの外面に付着したメッキ金属等の
付着地金は、従来では手作業により取り除かれている。
付着地金は、従来では手作業により取り除かれている。
すなわち、付着物除去具をワイピングノズルの外面に摺
擦し、そこに付着しているメッキ金属等の付着地金を機
械的に削ぎ落としている。
擦し、そこに付着しているメッキ金属等の付着地金を機
械的に削ぎ落としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにワイピングノズルに付着しているメッキ金属
等の付着物を人手により機械的に除去するとき、機械的
な摩耗や破損等が大きい。また、ワイピングノズルとメ
ッキ金属との間に合金化物が生成したような場合、密着
力が強く、このような機械的な手段によっては付着物を
削ぎ落とすことができない。
等の付着物を人手により機械的に除去するとき、機械的
な摩耗や破損等が大きい。また、ワイピングノズルとメ
ッキ金属との間に合金化物が生成したような場合、密着
力が強く、このような機械的な手段によっては付着物を
削ぎ落とすことができない。
また、従来の付着物除去具による作業は、主として手作
業によるものであるため、作業時間が長く、その間は生
産ラインを停止させることが余儀無くされる。更に、た
とえば亜鉛浴では約450℃。
業によるものであるため、作業時間が長く、その間は生
産ラインを停止させることが余儀無くされる。更に、た
とえば亜鉛浴では約450℃。
アルミ浴では約670℃の高温のメッキ浴の近くで行わ
れる作業であることから、危険なものである。
れる作業であることから、危険なものである。
そこで、本発明は、ワイピングノズル外面の付着地金に
ガスを吹き付けることにより、付着地金等の異物除去を
容易に行うことを目的とする。
ガスを吹き付けることにより、付着地金等の異物除去を
容易に行うことを目的とする。
本発明の付着地金除去方法は、その目的を達成するため
に、溶融メッキ浴から引き上げられた金属板に対して幅
方向に一様なワイピングガスを吹き付け余剰のメッキ金
属を除去するワイピングノズルの上面及び/又は下面に
ガス噴出口を対向させたブロアーを前記ワイピングノズ
ルの幅方向に関して移動自在に配置し、前記ワイピング
ノズルの上面及び/又は下面に付着した地金を吹き飛ば
すガスを前記ガス噴出口から噴射させることを特徴とす
る。
に、溶融メッキ浴から引き上げられた金属板に対して幅
方向に一様なワイピングガスを吹き付け余剰のメッキ金
属を除去するワイピングノズルの上面及び/又は下面に
ガス噴出口を対向させたブロアーを前記ワイピングノズ
ルの幅方向に関して移動自在に配置し、前記ワイピング
ノズルの上面及び/又は下面に付着した地金を吹き飛ば
すガスを前記ガス噴出口から噴射させることを特徴とす
る。
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第1図は、本実施例における付着地金の除去を説明する
ための図である。
ための図である。
ワイピングノズル1は、第2図に示した鋼板31の幅方
向に延びるスリット2を穿設している。そして、ワイピ
ングノズル1内部からスリット2を介して鋼板の表面に
ワイピングガスを吹き付けるように、スリット2形成側
を鋼板に対向させている。第1図では、このワイピング
ノズル1の上面に高温ガス吹付け用のブロアー3を対向
させているが、同様にしてワイピングノズル1の下面或
いは上下両面にブロアー3を対向配置しても良いことは
勿論である。
向に延びるスリット2を穿設している。そして、ワイピ
ングノズル1内部からスリット2を介して鋼板の表面に
ワイピングガスを吹き付けるように、スリット2形成側
を鋼板に対向させている。第1図では、このワイピング
ノズル1の上面に高温ガス吹付け用のブロアー3を対向
させているが、同様にしてワイピングノズル1の下面或
いは上下両面にブロアー3を対向配置しても良いことは
勿論である。
このブロアー3は、ヒータを内蔵した石英管4を備えて
おり、そのヒータに導線5が接続されている。また、ブ
ロアー3には不活性ガス導入管6が取り付けられている
。不活性ガス導入管6から導入された不活性ガスは、石
英管4内で加熱されて、高温ガス7として石英管4先端
側の噴出口8から噴射される。
おり、そのヒータに導線5が接続されている。また、ブ
ロアー3には不活性ガス導入管6が取り付けられている
。不活性ガス導入管6から導入された不活性ガスは、石
英管4内で加熱されて、高温ガス7として石英管4先端
側の噴出口8から噴射される。
第1図の例では、石英管4をワイピングノズル1の外面
に対応した幅をもつ偏平な形状にしているため、ブロア
ー3をワイピングノズル1の幅方向に移動させるとき、
高温ガス7が偏平な流れとなってワイピングノズル1の
外面全部に当たる。
に対応した幅をもつ偏平な形状にしているため、ブロア
ー3をワイピングノズル1の幅方向に移動させるとき、
高温ガス7が偏平な流れとなってワイピングノズル1の
外面全部に当たる。
したがって、ワイピングノズル1外面の付着地金は、高
温ガス7により加熱されて溶融し、流動性に富む状態と
なる。そして、高温ガス7の噴射エネルギーによってワ
イピングノズルl外面から吹き飛ばされる。
温ガス7により加熱されて溶融し、流動性に富む状態と
なる。そして、高温ガス7の噴射エネルギーによってワ
イピングノズルl外面から吹き飛ばされる。
なお、ワイピングノズル1の幅方向に関してブロアー3
を2段に設け、先行するブロアー3に主として付着地金
溶解作用を持たせ、溶融した付着地金を後続するブロア
ー3で吹き飛ばすようにすることもできる。また、ワイ
ピングノズル1より狭い幅をもつブロアー3を使用し、
シリンダ等の手段によってワイピングノズル1の幅方向
に関して複数回移動させることにより、付着地金を除去
することもできる。
を2段に設け、先行するブロアー3に主として付着地金
溶解作用を持たせ、溶融した付着地金を後続するブロア
ー3で吹き飛ばすようにすることもできる。また、ワイ
ピングノズル1より狭い幅をもつブロアー3を使用し、
シリンダ等の手段によってワイピングノズル1の幅方向
に関して複数回移動させることにより、付着地金を除去
することもできる。
たとえば、圧力3 kg / cntで不活性ガスをブ
ロアー3に送り、電力2KWで不活性ガスを加熱したと
き、噴出口8から噴出される高温ガス7の温度は800
℃であった。この温度は、たとえば亜鉛メッキ時にワイ
ピングノズル1の外面に付着した融点的420℃の亜鉛
地金を溶解するのに充分な温度である。
ロアー3に送り、電力2KWで不活性ガスを加熱したと
き、噴出口8から噴出される高温ガス7の温度は800
℃であった。この温度は、たとえば亜鉛メッキ時にワイ
ピングノズル1の外面に付着した融点的420℃の亜鉛
地金を溶解するのに充分な温度である。
また、溶融した亜鉛地金は、高温ガス7の噴出圧によっ
てワイピングノズル1の外面から吹き飛ばされた。そし
て、ブロアー3をワイピングノズル1の幅方向に沿って
5m/分の速度で移動させたところ、外面全体を初期の
平坦な状態に回復させることができた。この付着物除去
に要した時間は、30秒であった。
てワイピングノズル1の外面から吹き飛ばされた。そし
て、ブロアー3をワイピングノズル1の幅方向に沿って
5m/分の速度で移動させたところ、外面全体を初期の
平坦な状態に回復させることができた。この付着物除去
に要した時間は、30秒であった。
なお、図示の例では、噴出口8を偏平状にしている。し
かし、これに拘束されることなく、たとえば円形状のガ
ス噴出口を石英管4の先端部に単数又は複数個設けても
良い。また、石英管4から噴射されるガスを加熱するこ
となく、その噴射圧によってワイピングノズル1の外面
に付着した地金等を吹き飛ばすことにより除去しても良
い。
かし、これに拘束されることなく、たとえば円形状のガ
ス噴出口を石英管4の先端部に単数又は複数個設けても
良い。また、石英管4から噴射されるガスを加熱するこ
となく、その噴射圧によってワイピングノズル1の外面
に付着した地金等を吹き飛ばすことにより除去しても良
い。
また、ワイピングノズル1として、メッキ金属に対して
親和性のないW C、Z r O2等の物質をコーティ
ングしたものを使用することが好ましい。
親和性のないW C、Z r O2等の物質をコーティ
ングしたものを使用することが好ましい。
このコーティングにより、メッキ金属とワイピングノズ
ル1本体との間に合金層が形成されることが防止され、
ワイピングノズル1の表面に付着したメッキ金属の除去
が容易となる。
ル1本体との間に合金層が形成されることが防止され、
ワイピングノズル1の表面に付着したメッキ金属の除去
が容易となる。
以上に説明したように、本発明においては、ワイピング
ノズルの外面に付着したメッキ金属等の付着地金を、ガ
スの噴射圧で吹き飛ばしている。
ノズルの外面に付着したメッキ金属等の付着地金を、ガ
スの噴射圧で吹き飛ばしている。
そのため、ワイピングノズル1に機械的な損傷を与える
ことなく、付着物の除去が容易且つ迅速に行われる。こ
のとき、吹付けガスを高温に加熱しておけば、付着物の
粘性が低下して、ワイピングノズル外面から更に容易に
剥離する。このようにして、ワイピングノズルを健全な
表面状態に維持し、付着地金が成長してスリットを閉塞
するようなことを防止できる。そのため、ワイピングノ
ズルの寿命が長くなると共に、スリットから噴射される
ワイピングガスは鋼板長手方向に関して均一な流量分布
を持ったものとなる。したがって、ワイピング効果がメ
ッキ鋼板の幅方向に関して均一となり、筋状模様等のな
い優れた表面性状をもつメッキ鋼板が得られる。
ことなく、付着物の除去が容易且つ迅速に行われる。こ
のとき、吹付けガスを高温に加熱しておけば、付着物の
粘性が低下して、ワイピングノズル外面から更に容易に
剥離する。このようにして、ワイピングノズルを健全な
表面状態に維持し、付着地金が成長してスリットを閉塞
するようなことを防止できる。そのため、ワイピングノ
ズルの寿命が長くなると共に、スリットから噴射される
ワイピングガスは鋼板長手方向に関して均一な流量分布
を持ったものとなる。したがって、ワイピング効果がメ
ッキ鋼板の幅方向に関して均一となり、筋状模様等のな
い優れた表面性状をもつメッキ鋼板が得られる。
第1図は本発明の詳細な説明するた狛の図である。他方
、第2図は、溶融メッキラインの概略を説明するための
図である。 1:ワイピングノズル 2.スリット3−ブロアー
4−石英管 5:導線 6°不活性ガス導入管7:高
温ガス 8:噴出口 31:m板 32:ターンダウンロール3
3:メッキ浴 34°ポツト35ニシンクロー
ル 36:サポートロール37:ワイピングノズル
、第2図は、溶融メッキラインの概略を説明するための
図である。 1:ワイピングノズル 2.スリット3−ブロアー
4−石英管 5:導線 6°不活性ガス導入管7:高
温ガス 8:噴出口 31:m板 32:ターンダウンロール3
3:メッキ浴 34°ポツト35ニシンクロー
ル 36:サポートロール37:ワイピングノズル
Claims (1)
- 1、溶融メッキ浴から引き上げられた金属板に対して幅
方向に一様なワイピングガスを吹き付け余剰のメッキ金
属を除去するワイピングノズルの上面及び/又は下面に
ガス噴出口を対向させたブロアーを前記ワイピングノズ
ルの幅方向に関して移動自在に配置し、前記ワイピング
ノズルの上面及び/又は下面に付着した地金を吹き飛ば
すガスを前記ガス噴出口から噴射させることを特徴とす
るワイピングノズルの付着地金除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14329188A JPH01312059A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | ワイピングノズルの付着地金除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14329188A JPH01312059A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | ワイピングノズルの付着地金除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01312059A true JPH01312059A (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=15335314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14329188A Pending JPH01312059A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | ワイピングノズルの付着地金除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01312059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01319662A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Hitachi Ltd | 連続溶融めつき装置、及びその方法 |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP14329188A patent/JPH01312059A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01319662A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Hitachi Ltd | 連続溶融めつき装置、及びその方法 |
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