JPH01311036A - アルカンジオールの製造方法 - Google Patents

アルカンジオールの製造方法

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JPH01311036A
JPH01311036A JP1090916A JP9091689A JPH01311036A JP H01311036 A JPH01311036 A JP H01311036A JP 1090916 A JP1090916 A JP 1090916A JP 9091689 A JP9091689 A JP 9091689A JP H01311036 A JPH01311036 A JP H01311036A
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/17Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds
    • C07C29/172Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds with the obtention of a fully saturated alcohol

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明はアルコール性基を隔てている少なくとも2個の
炭素原子−これはヒドロキシ基を隔てている少なくとも
4個の炭素原子を意味している−を有するアルカンジオ
ールの製造方法に関するものである。より詳しくは、本
方法は、対応するアルキンジオールまたはアルケンジオ
ールの接触水素添加によって前記アルカンジオールを製
造する方法に関するものである。
〔発明の背景] ブタン−1,4−ジオールのようなアルカンジオールは
、化学工業、特にウレタンフオームおよびその他の重合
体、例えばポリエステルの製造ばかりでなく、テトラヒ
ドロフランの製造を目指す化学工業にとって、それが高
い潜在力をもつ点からみて、現在多大の注目を集めてい
る。これらのアルカンジオールに対する需要はなお増大
しつつあるにも拘らず、これらのアルカンジオールの利
用ハ、一般にそれに対応するアルキンジオールの不均質
な接触水素添加によって進行するそのアルカンジオール
の製法において遭遇する問題のためになお相当制限され
ている0例えばブタン−1,4−ジオールの製法に関し
ては、ブタン−1,4〜ジオールを生成するブドー2−
イン−1,4−ジオールの接触水素添加は中間体のブド
ー3−エン−1,4−ジオールの生成を経て進行するが
、この化合物は異性化してT−ヒドロキシ−ブチルアル
デヒドを生じ、それによって所望のアルカンジオールの
収率が低下することが知られている。原則としてT−ヒ
ドロキシ−ブチルアルデヒドを水素添加してブタン−1
,4−ジオールを生成させることができるけれども、こ
の水素添加はオレフィン状不飽和二重結合の水素添加よ
りもかなり困難である。
前述のようなアルカンジオールの製造に関するもう一つ
の問題は、不飽和基の水素添加にとって有功である触媒
、例えば貴金属そして殊にパラジウム(Pd )もまた
屡々有効な異性化触媒であること、すなわちそれらの触
媒がT−ヒドロキシ−ブチルアルデヒドのような化合物
の生成を促進することである。
英国特許第2,058,074号公告明細書には、一般
式[Pd(L3YL4)()’す−Vソルベントxl[
X]x テ表わされるパラジウム錯体の存在下にアルケ
ンおよびスチレンのようなオレフィン状不飽和化合物を
均質相で接触水素添加する方法が記載されており、そし
て上記一般式のなかでドナーソルベントは弱く配位した
溶剤配位子であって、Ls−YLaは基L3およびR4
を含む二座配位子であり、基L3およびR4の各々はパ
ラジウム原子に結合した第V族または第■族のドナー原
子を有し、Ls−Y −L aはRIR* E t −
Y −E t Rs R4またはR+Es−Y −E 
4 Rtのいずれかの形を有し、ここでRI+Rx、R
iおよびR4の各々は随意に置換されたアルキル基また
はアリール基であって;Yはnが1゜2または3である
ところの(CHt)nであるか、あるいは±−フェニレ
ン、あるいは之困−ビニレンであり、そしてElおよび
E:の各々は窒素、燐または砒素から選ばれ、一方E、
およびR4の各々は酸素、硫黄またはセレンから選ばれ
、そしてXは非配位アニオンである。これらの触媒がア
ルキレンジオールまたはアルケンジオールの水素添加に
とって活性であることは未だ提案されていない。
提供された実験データから、前記触媒は選択性を有する
が水素添加反応に対してさほど活性を示さないと推論す
ることができる。触媒が比較的高い濃度で使用されるう
えに、反応時間も比較的長い。これらのかなり平凡な結
果が比較的簡単な不飽和化合物、すなわちオクト−1−
エンおよびスチレンによって得られたので、ブドー2−
イン−1,4−ジオールのようなかなり複雑な不飽和化
合物の水素添加に対する前記触媒の活性がより優れてい
ることは殆ど予期することができない。
それ故、アルカンジオールに対応するアルキンジオール
および/またはアルケンジオールの接触水素添加を経た
アルカンジオールの製造法にはまだ改良の余地があるも
のと推論することができる。
本反応の目的は前述のような問題を起こさないアルカン
ジオールの製造方法を提供することである。
広範な探究と実験を続けた結果、驚くべきことには、穏
やかな反応条件の下に、かつ特定のカチオンパラジウム
化合物および二座配位子の存在下に遂行する接触水素添
加方法によって、前記の型のアルカンジオールを高い収
率と高い選択率をもって製造できることがここに発見さ
れた。
〔発明の構成〕
したがって本発明は、カチオンパラジウムの化合物、配
位アニオンおよび一般式R’R”−M−R−M−R3R
’で表わされる二座配位子〔式中、Mは燐、砒素または
アンチモンを表わし、Rはブリッジ中に2〜4個の炭素
原子を含む二価の有機架橋基であり、そしてR1、R2
、R3およびR4は極性基によって置換されているか、
または置換されていないヒドロカルビル基を表わす〕を
基とする触媒組成物の存在下において、 a)それぞれアルキン結合またはアルケン結合によって
連結している少なくとも2個の炭素原子によってアルコ
ール性基が隔てられているアルキンジオールおよび/ま
たはアルケンジオール、および b)水素 を反応させることを含む、アルコール性基を隔てている
少なくとも2個の炭素原子を有するアルカンジオールの
製造方法を提供するものである。
〔発明の詳細な説明〕 本発明方法によるアルカンジオールの製造は、溶剤また
は希釈剤の存在下において有利に遂行することができ、
好ましくはこの溶剤または希釈剤は極性の有機化合物で
あり、それによって極性の反応溶媒が提供される。
極性反応媒体の種類は臨界的でなく、1種または2種以
上の液体極性有機化合物ばかりでなく、それらの有機化
合物と水との混合物も含むことができる。水素添加反応
に関して不活性である、すなわち所望の反応を邪魔しな
い極性の反応媒体を使用するのが有利であることは当業
者によって理解されることである。好適な極性の有機化
合物は線状および環状のモノエーテルおよびポリエーテ
ル、例えばエチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル(ジグライム)、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジフェ
ニルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールモツプチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、l、3−プ
ロパンジオールモノメチルエーテル当を包含している。
後で述べるようなアルカリ金属アルコラードまたはアル
カリ土類金属アルコラードの基本成分となっているアル
コールのようなアルコール、並びに出発ジオールおよび
本発明方法によって製造されるアルカンジオールもまた
極性溶剤として役立たせることができる。ジグライムは
極性の反応媒体として使用するのに好ましい極性有機化
合物である。
本発明方法において好都合にしようできるカチオンパラ
ジウムの化合物は、好ましくは配位アニオンを基として
おり、八日水素酸、例えば塩酸、12個以下の炭素原子
を有するカルボン酸および燐を基とする酸のような酸を
基とするパラジウム塩を包含している。パラジウムのカ
ルボン酸塩が好ましいパラジウム化合物であり、酢酸パ
ラジウムが好ましいパラジウムカルボン酸塩である。
本発明方法において使用される触媒組成物中で好ましい
二座配位子は、基R’、R”、R’およびR4が6〜1
4個の炭素原子を有するアリール基を表わしている二座
配位子である。フェニル基がこのような了り−ル基の好
ましい基である。前述のような二座配位子中に存在する
架橋基Rは、(CHs)n  C式中、nは2.3また
は4である〕;−CHx−C(CHs)(CH*MR’
R”>−CH□−〔式中:RS及びR” はR’、R”
、R3およびR4と同じ意味を有し、そしてMは前記と
同じ意味を有する];土−フェニレンおよび之入−ビニ
レンからなる群から選ぶことができる。このような架橋
基の好ましい基は−(CHx)a−である、前記のよう
な配位子の中では、一般式の中でMが燐を表わしている
ものが好ましい、1.3−ビス(ジフェニルホスフィノ
)プロパンは好ましい燐含有二座配位子である。
本発明方法において使用される触媒組成物の中では、カ
チオンパラジウム化合物は一般に、配位子1モルに付き
0.1〜10モル、好ましくは配位子1モルに付き0.
5〜5モルの範囲の比で使用される。
本発明方法が従来技術方法よりも有利である一つの点は
、水素添加すべき化合物、すなわち不飽和ジオールの濃
度に比べて極めて低いパラジウム濃度を使用できること
である。
本発明方法は15〜125°Cの温度および大気圧〜1
00バールの水素圧力の下で有利に遂行できる。
本発明方法の好ましい実施態様においては、触媒組成物
はパラジウム化合物と配位子の他に、塩基も含んでいる
。触媒組成物中に塩基が存在すると、反応時間が短縮し
、かつ/あるいは所望のアルカンジオールへの選択率が
なお一層増大し得るという好都合を生ずることが判明し
た。
本発明方法の好ましい実施態様において使用される塩基
は有機塩基または無機塩基のいずれでもよい。
本発明方法において好ましく使用できる有機塩基は、驚
(べきことに効果がないことがわかっている第一アミン
、第三アミンおよび第三アミンとは対照的に、線状また
は分枝鎖状の脂肪族アルコール基としたアルカリ金属ア
ルコラード、アルカリ土類金属アルコラードまたはアン
モニウムアルコラードを包含している。好ましくはこの
ようなアルコールは1分子に付き1〜8個の炭素原子を
有する。第三アルコールのような分枝鎖脂肪族アルコー
ルが殊に好ましく;第三ブチルアルコールおよび第三ア
ミルアルコールが好ましい第三アルコールである。前記
のような第三アルコールを基としたアルカリ金属アルコ
ラードが好ましいアルコラードであり;カリウム第三ブ
チラードおよびナトリウム第三アミラードが殊に好まし
い。
前述のように本発明方法を水とアルコラードの存在下で
遂行するときには、水とアルコラードとの相互作用の結
果、それらに対応する水酸化物が生成することは当業者
によって理解されることである。したがって、水を含む
反応媒体中でアルカンジオールを製造するときには、ア
ルコラードを無機塩基で置き換えることが有利となり得
る。水を含む反応媒体中で使用できる無機塩基はアルカ
リ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物および水酸
化アンモニウムを包含しており、水酸化カリウムが好ま
しいアルカリ金属水酸化物である。
本発明方法においては、パラジウム化合物に対してモル
過剰の塩基を使用するのが好ましい、塩基対パラジウム
化合物のモル比が2:l〜xooo:1の範囲にある方
法が特に好ましい。
本発明方法において前述のような無機塩基を使用すると
きには、その塩基を水溶液の形で反応媒体に加えるのが
有利となり得る。
本発明方法においては、前記のような塩基も存在すると
きに、配位アニオンを基とするパラジウム化合物の前駆
体、すなわち非配位アニオンを基とするパラジウム化合
物を使用できることがわかった。如何なる理論によって
も拘束されないのを望むことを前提として、前記塩基と
前駆体との相互作用の結果、配位アニオンを基とする、
対応するパラジウム化合物、すなわちパラジウムアルコ
ラードまたは水酸化パラジウムが生成するものと考えら
れる0本発明のこの実施態様におていは、塩基を合わせ
て配合すると、配位アニオンを基とするパラジウム化合
物の現場の調整法を提供することができる。
前述のように、本発明方法によるアルカンジオールの製
造のための出発化合物は、アルコール性基が少なくとも
2好ましくほの炭素原子によって隔てられているモノア
ルキン状またはモノアルケン状不飽和ジオールである0
本方法は、アルコール性基が僅か2好ましくはの炭素原
子によって隔てられているアルカンジオールを製造する
のに特に適している。アルコール性基が僅か2個の炭素
原子によって隔てられているアルカンジオールを製造す
るのに使用される好ましいアルキンジオールおよびアル
ケンジオールは、それぞれ下記の一般式(1)および(
2)で表わされるアルキンジオールおよびアルケンジオ
ールであり、R1R’r HO−CB−C=C−CH−OH(1)HO−CH−C
H=CH−CH−OB      (2)式中各1対の
R1はHまたはCH,である。
本発明方法において使用される不飽和ジオールは一般に
希釈されないが、希釈剤が本方法を邪魔しないならば、
すなわち希釈剤が本方法の反応条件下で不活性であるな
らば、時にはこのような不飽和ジオールを希釈した形で
使用できるか、あるいは使用するのが有利でさえあり得
る。希釈されたジオールの使用例は、ホルマリンとアセ
チレンとの反応から水性流出物の形で入手できるブドー
2−イン1,4−ジオールを出発原料として使用するこ
とである。
ブドー2−イン−1,4−ジオールは本発明方法におけ
る出発原料として使用するのに好ましいアルキンジオー
ルである。
不飽和ジオールは一般にそれが反応媒体中に5〜75モ
ル%含まれるような量で使用されるが、これよりも高い
濃度および低い濃度も除外されない。
好ましくは、本方法は20〜70°Cの温度および5〜
70バールの水素圧力において遂行される。
〔実 施 例] ついで、以下の実施例によって本発明をさらに詳しく説
明するが、これらの実施例については下記の情報が提供
される。
すべての実施例において、二座配位子として1.3−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)プロパンを使用し、これを
BDLで示す。
すべての反応を、便宜上、下記の実施例中に示した時間
後に停止させた。したがって、そこに示された反応時間
は最適の反応時間とみてはならない、適切な場合には、
反応時間を延長させると、転化率および/または選択率
がさらに向上する。
実施例I 磁気攪拌機を備えた250dのステンレス調製オートク
レーブ中に酢酸パラジウム0.1ミリモル、BDLo、
15ミリモルおよびジグライム50mを導入してから、
45°Cにおいて2.3分間撹拌した。これに10gの
ブドー2−イン−1,4−ジオールを加えてから、60
バールの水素圧力が得られるまでオートクレーブを水素
で加圧した。ついで45°Cにおいて反応器の中身を5
時間攪拌した。
冷却後反応器の中身を水素圧の下で一晩放置してから減
圧し、ついで気液クロマトグラフィーによって反応器の
中身を分析した。
プロセスの詳細と生成物の分析データを第1表に示す。
実施例■ 同じ化合物を使用したが、その量を変えるとともに、反
応時間を0.5時間に短縮させて、実施例■記載の手順
を繰り返した。
実施例m ジグライムの量を2倍にし、かつそのジグライムととも
に導入するカリウム第三ブチラードの量を1ミリモルに
して、実施例1の手順を繰り返した。さらに反応時間を
0.5時間に短縮した。
実施例■ BDLの量を2倍にするとともにカリウム第三ブチラー
ドの量を5倍に増大させ、そして反応時間を2倍に延ば
して、実施例■の手順を繰り返した。
実施例V 本実施例は、反応媒体中に非配位性の酸またはそれのア
ニオンが存在するときにカリウム第三ブチラードの有益
な効果を示すために実施した。
オートクレーブ中に酢酸パラジウム0.1ミリモル、p
−トルエンスルホン酸2ミリモル、BDLo、15ミリ
モルおよびジグライム100mを導入してから、2.3
分間攪拌した。ついで、これに5ミリモルのカリウム第
三ブチラードおよび10gのブドー2−イン−1,4−
ジオールを加えた。
この後の手順は前記実施例のそれと同様であった。
実施例■ 本実施例は、水を含む反応媒体中で、かつ塩基としてK
OHを使用するブタン−1,4−ジオールの製造の可能
性を示すために実施された。
オートクレーブ中、窒素雰囲気の下でジグライムを60
°Cに加熱した。ついで加熱を止めてから、酢酸パラジ
ウムとBDLを反応器に加えた0反応器の中身を約15
分間混合した後、ジオールを加え、ついでさらに20分
間経過した後にKOHと水を加えてから、反応器の中身
を50°Cに加熱した。ついで反応器を水素で加圧して
50バールの圧力を得てから、下記に示される時間加熱
を続けた。プロセスの詳細および生成物の分析データを
第1表に示す。
実施例■ カリウム第三ブチラードの添加を省いた点を相違させて
、実施例Vの手順を繰り返した。
プロセスの詳細および生成物の分析データを第1表中に
併記した。
実施例I〜■の結果から、本発明方法によれば、穏やか
な条件下にブタン−1,4−ジオールを高い収率と高い
選択率をもって生成させることができるとともに、ジオ
ールに関して触媒を極く少量しか使用しないですむとい
うことがわかる。実施例Vと■との結果、あるいは実施
例m/Nと■との結果を比較することによって、塩基の
存在による有益な影響も明瞭に示されている。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)カチオンパラジウムの化合物、配位アニオンおよ
    び一般式R^1R^2−M−R−M−R^3R^4で表
    わされる二座配位子〔式中、Mは燐、砒素またはアンチ
    モンを表し、Rはブリッジ中に2〜4個の炭素原子を含
    む二価の有機架橋基であり、そしてR^1、R^2、R
    ^3およびR^4は極性基によって置換されているかま
    たは置換されていないヒドロカルビル基を表わす〕を基
    とする触媒組成物の存在下において、 a)それぞれアルキン結合またはアルケン結合によって
    連結している少なくとも2個の炭素原子によってアルコ
    ール性基が隔てられているアルキンジオールおよび/ま
    たはアルケンジオール、および b)水素 を反応させることを含む、アルコール性基を隔てている
    少なくとも2個の炭素原子を有するアルカンジオールの
    製造方法。 (2)基R^1、R^2、R^3およびR^4が6〜1
    4個の炭素原子を有するアリール基を表わす、特許請求
    の範囲第1項記載の製造方法。 (3)アリール基がフェニル基である、特許請求の範囲
    第2項記載の製造方法。 (4)架橋基Rが−(CH_2)_n−〔式中、nは2
    、3または4である〕;−CH_2C(CH_3)(C
    H_2MR^5R^6)−CH_2−〔式中、R^5及
    びR^6はR^1、R^2、R^3およびR^4と同じ
    意味を有し、そしてMは特許請求の範囲第1項で定義さ
    れた意味を有する〕:¥o¥−フェニレンおよび¥シス
    ¥−ビニレンからなる群から選ばれる、特許請求の範囲
    第1項〜第3項のいずれかに記載の製造方法。 (5)Mが燐を表わす、特許請求の範囲第1項〜第4項
    のいずれかに記載の製造方法。 (6)配位子が1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)
    プロパンである、特許請求の範囲第3項〜第5項のいず
    れかに記載の製造方法。 (7)パラジウム化合物がアセテートのような配位アニ
    オンを基としている、特許請求の範囲第1項〜第6項の
    いずれかに記載の製造方法。 (8)配位子1モルに付き0.1〜10モルの範囲の割
    合でパラジウム化合物を使用する、特許請求の範囲第1
    項〜第7項のいずれかに記載の製造方法。 (9)不飽和ジオール1モルに付き10^−^7〜10
    ^−^2モルの範囲の割合でパラジウム化合物が存在す
    る、特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載の
    製造方法。(10)パラジウム化合物および配位子の他
    に触媒組成物が塩基を含む、特許請求の範囲第1項〜第
    9項のいずれかに記載の製造方法。 (11)15〜125℃の温度および大気圧〜100バ
    ールの水素圧力の下で遂行する、特許請求の範囲第1項
    〜第10項のいずれかに記載の製造方法。 (12)ジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
    な極性媒体中で遂行する、特許請求の範囲第1項〜第1
    1項のいずれかに記載の製造方法。
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