JPH0131100Y2 - - Google Patents

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JPH0131100Y2
JPH0131100Y2 JP1981000842U JP84281U JPH0131100Y2 JP H0131100 Y2 JPH0131100 Y2 JP H0131100Y2 JP 1981000842 U JP1981000842 U JP 1981000842U JP 84281 U JP84281 U JP 84281U JP H0131100 Y2 JPH0131100 Y2 JP H0131100Y2
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frame
shaped
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connecting plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、相隣接する枠骨の連結、特に額縁の
前面側(正面側)における枠骨の衝き合わせを密
に圧接させることができるとともに、大形で重量
のある枠骨の連結に適する連結装置に関する。
〔従来の技術〕 枠骨の端面を外拡がりに45度の角度で切断し、
相隣接する枠骨の上記端面どうしをL字形の連結
板を介して直角に衝き合わせ、矩形の枠体に結合
させ、額縁を形成することが行なわれている。
この枠骨端面どうしの衝き合わせにおいて最も
重要なことは、額縁を前面側から見たときの衝き
合わせ前面である。衝き合わせ前面にわずかでも
隙間があると、非常に見苦しいばかりか、これは
もう額縁としては不良品扱いとなる。それに反
し、衝き合わせ後面は、たとえ隙間が生じていて
も、額縁の外観としてはさほど支障がないとされ
ている。
このような衝き合わせ前面の隙間は、枠骨や連
結装置の製造の際に品質上のバラツキとして生じ
ることがある。このため従来は、衝き合わせ後面
に隙間が生じることを犠牲にしてまでも、前面衝
き合わせ面の圧接を確保するために、枠骨の端面
を切断する際に、その切断角度を調節することさ
え行なわれていた。
加えて、従来の大形で重量のある枠骨の連結構
造では、連結強度が不足し、途中で連結部にゆる
みやがたつきを生じる欠点があつた。
これは、アルミ合金等の枠骨には押出成形時
の歪みによる曲がりやねじれ等が多少残留してい
ること、上記連結板自体の製造バラツキ、押
出成形や枠骨端面の切断等の加工精度上のバラツ
キ等によるためである。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点を改良したもので、額縁
を構成する枠骨前面の衝き合わせ部の密接を完全
に確保するとともに、特に大形で重量の大きい枠
骨どうしの連結を正確かつ堅固に締付固定するこ
とのできる枠骨の連結装置を提供することを目的
とする。
〔考案の構成〕
本考案は、枠骨の端面を外拡がりに所定の角度
で斜めに切断し、相隣接する枠骨の端面どうしを
衝き合わせ、矩形の枠体に連結する手段としてL
字形連結板を使用した枠骨の連結装置において、
締付加重に対してばね応力が得られるよう、L字
形板体に予め適当なねじり角度を付与したことを
特徴とする。
〔実施例〕
次に図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は本考案実施例を示した枠骨連結部の分
解斜視図であり、第2図はその断面構造図であ
る。
枠骨1aおよび1bは大形で重量が大きく、押
出成形にるアルミ製の大形額縁用枠骨である。そ
の端部は外拡がりの傾斜角45度に切断されている
ので、その端面どうしを衝き合わせ連結すること
により、枠骨1aと1bとを直角に組み付けるこ
とができる。
この枠骨1a,1bの曲面壁2は額縁の前側を
示すが、その左側垂直壁3は外側を示す。枠骨1
a,1bの後壁4は前後二段に構成され、その各
段後壁4a,4bの内部側にはそれぞれL字形の
連結板および板体の各片側縁を挿入し係止するた
めの溝5aおよび5bが形成されている。
また各段後壁4a,4bには、このL字形連結
板締結のためのネジ通し穴6が適当間隔に穿設さ
れている。
以下、上記溝5a,5bに重ねて挿入される連
結板7aおよび板体7bについて説明し、その使
用方法を枠骨1aおよび1bの後段溝5aについ
て説明するが、他方についても同様である。
連結板7aおよび7bは、いずれも、やゝ厚味
の金属板をL字形に打ち抜いて形成され、各片の
ほゞ中央部内側には長手方向にリブ状突起8がプ
レス加工等により突設され、補強されている。
このリブ状突起部8に、枠骨のネジ通し穴6に
対応して、連結板7aではネジ穴9が穿設され、
板体7bでは上記ネジ穴9より大きいネジ通し穴
10が穿設されている。
また連結板7aおよび板体7bは、いずれも第
3図の断面図に示すように、L字形を形成する各
片がわずかな角度をもつて交差するように各片を
同一方向に同一に折曲げていわゆるねじり角を構
成させてある。そしてこの実施例ではL字形の交
差点を中心にリブ8の突出方向と同方向にわずか
に折曲させてある。
このいわゆるねじり角は、連結板の締付けに対
してばね性を与え、枠骨どうしの連結を一層強固
なものにするとともに、そのねじり角を利用して
枠骨の前面衝き合わせの圧接を確保することがで
きるものである。
なお上記ねじり角の大きさは、連結板の強度,
板厚,枠骨の重量,大きさ等を考慮して決定され
る。またこれは、L字形の交差点を支点に一方の
片をわずかにねじ上げるように折曲させるか、あ
るいは連結板製造時にプレス加工により形成する
ことができる。
一方、L字形の交差点内側には、第4図に示す
ように、くぼみ部分11が形成され、この連結板
の製造上および枠骨への組付け上の便宜が計られ
ている。
〔作用〕
このように構成された連結板7aおよび板体7
bは、板体7bを後側に、連結板7aを前側に、
それぞれリブ状突起8を内部側に向けて、重ね合
わせた状態で使用される。すなわち、枠骨1aの
溝5aには一方の重ね状態の連結片が挿入され、
他方の重ね状態の連結片には枠骨1bの溝5aが
挿着されるが、各L字形連結板7aおよび板体7
bが枠骨の前側曲面壁2方向に反り上がつた形で
挿入される。
次に、ビス12(またはボルト)が後壁4およ
び板体7bの通し穴6および10より、連結板7
aのネジ穴9に螺合され締付けられる。
枠骨1a,1bの連結部に上記連結板7aおよ
び板体7bを単に挿着した時点では、第5図に示
すように、連結板の上記ねじり角のため溝5a,
5bを構成する溝壁が突き上げられ、枠骨連結部
の前側角部は衝き合い、一方後側角部は完全に衝
き合うことができず開口態になつている。
これに対し、連結板をそのばね作用に抗して
ほゞ平面状態になるまで締付けることにより、枠
骨の前面衝き合わせをより強固にすることができ
るとともに、上記開口を塞ぐことができ、枠骨1
aと1bを直角に衝き合わせ完全に連結させるこ
とができる。
さらに連結板の締付加重を増大することによ
り、枠骨後壁4と連結板および連結板間を圧接
し、枠骨1aと1bとを確実かつ強固に連結させ
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案装置によれば、次の様な実用的効果を顕
著に発揮する。
如何に枠骨どうしの連結が強固であつても、
額縁の前面側即ち正面側衝き合わせに隙間が生
じることは、額縁にとつては致命的欠陥と言え
る。
従来は枠骨や連結板等の品質上のバラツキが
原因でこの前面隙間を生じることがあつたが、
本考案装置におけるL字形連結板のねじり角を
利用することによつて、たとえ上記品質的バラ
ツキがあつても、少なくとも前面側衝き合わせ
部だけは密に圧接させることができるので、額
縁の不良率を著しく低下させる実用的効果があ
る。
また、連結板自体にねじり角付与によるばね
性が付与されていることから、この連結板がば
ね応力(ねじり応力)に抗して締付けられ平面
状態になる過程で枠骨の端面どうしが直角に衝
き合わされ、さらに加圧された状態で連結され
るので、ゆるみやがたつきが自然に調整され
る。
したがつて、ゆるみを防止する効果が非常に
大きいとともに、連結板や枠骨の加工上の精度
バラツキを完全に吸収することができる。
また一方、締付加重が増大し、枠骨どうしの
衝き合わせおよび枠骨と連結板との接触が一層
確実かつ強固なものとなるので、大形で重量の
ある枠骨どうしの連結も安心して行なうことが
でき、使用途中でのゆるみやがたつきの心配も
全く不要である。
なお、連結板を単独に又は二枚重ねに使用して
も上記と同様の作用効果が得られるが、上記実施
例のごとく、一ケ所の溝に連結板のほかに板体を
重ねて挿入して締付けた場合には、連結板の多少
の品質バラツキが平均化されるとともに、常に締
付加重を一定の値にすることができる。また板体
はねじり角を付与しない平面的な場合も考えられ
る。
さらに、上記実施例に示す大形枠骨では、内部
に前後二段の溝を設け、二段にわたつて本考案連
結板による締結を行なつているが、その場合の大
形枠骨の連結は、本考案連結板の上記効果と相ま
つて、一層堅固な締付固定とゆるみ止め効果とを
得ることができる。
さらに上記実施例では、平面的なL字形連結板
について説明したが、長方形の板状体を厚さ方向
にL字形に屈曲させて形成されたいわゆる立体的
なL字形枠より成る連結板においても、本考案を
同様に実施することができ、同様の効果を得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す枠骨連結部の分解
斜視図。第2図はその断面構造図。第3図は連結
板および板体のねじり状態を拡大して示す断面
図。第4図は連結板および板体の平面図aおよび
斜視図b。第5図は枠骨連結部の締付け前の状態
を示す図。 1a,1b……枠骨、5a,5b……溝、6,
10……ネジ通し穴、7a……連結板、7b……
板体、9……ネジ穴、12……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 枠骨の端面を外拡がりに所定の角度で斜めに
    切断し、相隣接する枠骨の端面どうしを衝き合
    わせ、矩形の枠体に連結する手段としてL字形
    連結板を使用した枠骨の連結装置において、締
    付加重に対してばね応力が得られるようL字形
    連結板に予め適当なねじり角度を付与したこと
    を特徴とする枠骨の連結装置。 2 L字形連結板を二枚重ねに使用した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の枠骨の連結装置。 3 L字形連結板に締付け用ビスを螺入するネジ
    穴を設けた実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項記載の枠骨の連結装置。 4 L字形連結板にそのバネ穴に螺入するビスの
    通し穴を設けたL字形板体を重ね合わせた実用
    新案登録請求の範囲第3項記載の枠骨の連結装
    置。 5 L字形連結板に重ね合うようにL字形板体に
    も予め適当なねじり角度を付与した実用新案登
    録請求の範囲第4項記載の枠骨の連結装置。
JP1981000842U 1981-01-06 1981-01-06 Expired JPH0131100Y2 (ja)

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JPS57114085U JPS57114085U (ja) 1982-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020766U (ja) * 1983-07-18 1985-02-13 株式会社 ジヤパンア−ト企画 形成枠
JPS6044659U (ja) * 1983-09-03 1985-03-29 有限会社 トツプ工芸 額縁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5359997U (ja) * 1976-10-25 1978-05-22
JPS53118895U (ja) * 1977-02-28 1978-09-21

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