JPH01310821A - ワイヤカット放電加工装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工装置

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JPH01310821A
JPH01310821A JP63139618A JP13961888A JPH01310821A JP H01310821 A JPH01310821 A JP H01310821A JP 63139618 A JP63139618 A JP 63139618A JP 13961888 A JP13961888 A JP 13961888A JP H01310821 A JPH01310821 A JP H01310821A
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JP
Japan
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core
wire
workpiece
machining
processing
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Application number
JP63139618A
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English (en)
Inventor
Misao Fujikawa
操 藤川
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Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ワイヤカット放電加工装置に関し、更に詳細
に述べると、ワイヤカット放電加工により生じた中子を
確実に除去するのに好適なワイヤカット放電加工装置に
関する。
(従来の技術) ワイヤカット放電加工機によって被加工物を所望の形状
にくり抜き加工する場合、加工によって生じた中子の処
理が問題となる。すなわち、所要の加工が終了する直前
までは、中子となるべき部分がその外側の部分と一体に
なって保持されているが、加工の終了によって中子とそ
の外側の部分とをつないでいた部分が除去されると、中
子は下方へ落ちることになる。この場合、中子は、被加
工物の下に配置されたワイヤ電極案内部材又はウォータ
ガイド等の上に落下するが、この中子の落下を妨げてい
るこれらの部材を横に移動させると、中子の切削端がこ
れらの部材に引っかかり、中子をこじる結果となり、被
加工物及び又は放電加工機に対して無理な力が加わり、
それらの破損事故が生じるという問題を有している。
したがって、従来では、マグネットにより中子として切
落されるべき部分とその外側とをマグネットにより連結
しておき、この状態の下でその切離し作業を行なうか、
又はマグネットに代えて適宜の接着剤によりその連結を
行ない、中子の切離しを行なった後、中子を作業者が手
で下方へ落とすことに中子の除去を行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来では、このように、中子の除去のために人手を必要
とするため、完全自動化を図ることができないという問
題点を有している。
本発明の目的は、被加工物の材質、重ね枚数、中子の大
きさ等によらず、ワイヤカット放電加工によって生した
中子を人手によらず確実に除去することができるように
したワイヤカット放電加工装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、中子の除去が行なわれたか否かを
確認することができるようにしたワイヤカッ1〜放電加
工装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、中子の自動落下を促進させ、
中子の除去をより一層円滑に行なうことができるように
したワイヤカット放電加工装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のワイヤカット放電加工装置は、各々がワイヤガ
イドを含む上下ガイド組立体と、被加工物の加工のため
前記上下ガイド組立体により案内されるワイヤ電極と前
記被加工物との間に所要の相対移動運動を与えるための
移動制御手段とを含んで成り、更に、被加工物の加工に
よって生じた中子を下方へ強制的に押し落すための押圧
装置が前記上ガイド組立体に設けられている。
この押圧装置には、該抑圧装置によって押し落されるべ
き中子が落下したか否かを検知するための検知手段が作
動可能に連結されていてもよい。
本発明の他の特徴によれば、所要の受け面を有する受け
板部材と、前記被加工物を加工することによって生じる
中子を前記被加工物から切り離される前の位置状態に保
持するための第1位置又は前記被加工物の加工の邪魔に
ならない第2位置のいずれかに前記受け板部材を位置決
めするため前記下ガイド組立体に取り付けられた駆動手
段と、前記被加工物の加工の進行状態に関連する情報に
応答し前記中子が生じる前の所定のタイミングで前記受
け板部材を前記第2位置から前記第1位置へ移動し所定
の加工によって中子が生じた後前記受け板部材を第2位
置へ戻すように前記駆動手段を制御するだめの駆動制御
手段とが、上記押圧装置と共にワイヤカット放電加工装
置に設けられている。この場合、検知手段を付加して、
中子の落下の確認を行なうことができる構成としてもよ
い。
(作 用) ワイヤカット放電加工によって加工が終了したときに中
子が生じる場合、移動制御手段によって押圧装置を中子
に対向せしめ、中子を押し落すことができる。この場合
、中子がすでに自然落下している場合もある。検知手段
を設けることにより中子に対する押圧操作のときに中子
の落下を確認することができる。このような検知手段を
設けると、さらに仕上げ加工を行なう場合、ワイヤ通し
を行なってよいか否かの判別が可能となり、自動化に役
立つものである。
駆動手段によって操作される受け板部材は、中子が切り
離される前の所定のタイミングで中子をその位置に受け
止めるように位置決めされる。この位置決め制御は駆動
制御手段によって行なわれ、これによりアークストップ
を起すことなく被加工物の加工が最後まで安定に行なわ
れる。そして、完全切り離し後に受け板部材による中子
の支持を解除することにより、中子の自然落下がより円
滑に行なわれる。また落下しない場合にも、中子は落下
しやすい姿勢となっている。したがって、次に押圧装置
を用いて中子が下方に押圧されると、中子は比較的容易
に落下する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき、詳細に説明する。
第1図において、本発明によるワイヤカット放電加工装
置1は、被加工物2をワイヤ電極3の送給方向と直角の
平面(X−Y平面)内において移動させるための移動装
置4を備えている。移動装置4は、X−Y平面内のX方
向にのみ移動可能なように加工ベンド5上に設けられた
Xテーブル6と、X−Y平面内でX方向に直角なY方向
にのみ移動可能なようにXテーブル6上に設けられたY
テーブル7とを有している。Xテーブル6はX軸方向モ
ータMxにより回転駆動されるボールねじ8と螺合して
おり、X軸方向モータMXを回転させることによりXテ
ーブル6をX軸方向の任意の位置に位置決めすることが
できる。一方、Yテーブル7はY軸方向モータMyによ
り回転駆動されるボールねじ9と螺合しており、Y軸方
向モータMYを回転させることによりYテーブル7をX
軸方向の任意の位置に位置決めすることができる。
被加工物2は、Yテーブル7に設けられた取付は部材1
0にボルト締めその他の適宜の方法で固定されており、
X軸方向モータMx及びX軸方向モータM7が、後述す
る数値制御ユニット30からのX軸方向制御信号SX及
びY軸方向制御信号Syにより夫々制御され、これによ
り被加工物2をX−Y平面内の任意の位置に位置決めす
ることができる。
被加工物2に対してワイヤ電極3を案内することができ
るように、下側ガイド組立体11と、上側ガイド組立体
12とが被加工物2を挟むようにして対向配置されてい
る。
下側ガイド組立体11は、第2図に詳細に示されるよう
に、加工液注入口13がもうけられており、内部に通電
ブロック14が収納されているハウジング15と、ハウ
ジング15の取付部16に螺着されている加工液ガイド
17とを具えている。
符号18で示されるのはハウジング15の加工液ガイド
17側の壁部19に固着されたダイスであり、貫通する
ワイヤ電極3を案内する。壁部19には、加工液注入口
重3からハウジング15内に供給された加工液を加工液
ガイド17内に導びくための複数の連通孔19aが設け
られており、加工液ガイド17内に導びかれた加工液は
出口孔17aからワイヤ電極3を囲むようにして排出さ
れ、ワイヤ電極3と被加工物2との間に形成される放電
加工間隙に供給される。
以上、下側ガイド組立体11の構成について説明したが
、上側ガイド組立体12もそれと同様の構成である。下
側及び上側ガイド組立体IL 12の各加工液注入口1
3は、供給パイプ21.22により加工液供給装置23
と連結されており、加工液供給装置23からの加工液が
、各加工液ガイド17により放電加工間隙に上下から供
給される構成である。
ワイヤボビン24から繰り出されるワイヤ電極3ばワイ
ヤガイド25.26を通って自動結線装置27に入って
いる。自動結線装置27から送り出されたワイヤ電極3
ば、上側ガイド組立体12、被加工物2に設けられてい
る加工開始孔(図示せず)及び下側ガイド組立体11を
通って下方に進み、駆動モータMAによって駆動される
ワイヤ引取り装置28によって引き取られる。
ワイヤ電極3は、下側及び上側ガイド組立体11.12
内において各通電ブロック14とその走行中宮に接触し
ており、加工用パルス電源29の一方の出力線29aは
これらの通電ブロック14を介してワイヤ電極3と電気
的に接続され、その他方の出力線29bはアースされる
ことにより被加工物2と電気的に接続されている。
このように、自動結線装置27によってセットされたワ
イヤ電極3は、上側及び下側ガイド組立体11.12に
より案内されると共に加工パルス電源29の出力線29
aと接続され、制御ユニ・ノド30によって制御される
移動装置4によって、被加工物2は、上側及び下側ガイ
ド組立体11゜12によって案内されているワイヤ電極
3に対し、所要の加工形状を得るのに必要な相対移動運
動を行ないうる構成となっている。
数値制御ユニット30は、被加工物2を予定の形状に加
工するための加工制御プログラムを実行するためのマイ
クロコンピュータを含んで成り、この加工制御プログラ
ムに従って、移動装置4の制′410が実行されるほか
、その加工状態に応じて加工パルス電源29から出力さ
れる加工)iルスエネルギーの調節を行なうための第1
制御信号S7、自動結線装置27の作動を制御するため
の第2制御信号S2、引き取り装置28の駆動モータM
Aのオン、オフ制御を行なうための第3制御信号S3、
供給パイプ21.22に設けられている電磁弁31.3
2の開閉制御を行なうだめの第4制御信号S4が出力さ
れる。
加工により中子が生じてもアークスト・ノブが生しない
ようにするため、本発明によるワイヤカット放電加工装
置1ば、後述するようにして中子を受けるための受け板
40を備えている。図示の実施例では、受け板40は、
被加工物2と実質的に平行となるように配置され、その
略中央部に形成された貫通孔40aには、下側ガイド組
立体11の加工液ガイド17の円筒状ポート部分17c
が貫入された状態となっている。受け板40の平面形状
は、長方形、円形、長円形、正方形等任意の形状とする
ことができ、その周縁部において、アクチュエータ41
の作動桿42の先端部が適宜の手段で固着されている。
アクチュエータ41は、ハウジング15の外側に固着さ
れており、アクチュエータ41及び受け板40は、被加
工物2に対し、下側ガイド組立体11と一体に相対運動
を行なうことができる。アクチュエータ41ば、制御ユ
ニット30からの駆動制御信号S、に応答して作動する
ソレノイドアクチュエータであり、その内部に設けられ
た図示しないリターンスプリングにより受け板40が加
工法ガイド17の上面に接触するようにばね付勢されて
おり、被加工物2の下面2aに相応した平面形状に形成
されている受け板40の上面40bは、被加工物2の下
面2aから離れた状態となっている。この状態が第1図
に示されている。駆動制御信号S、によってアクチュエ
ータ41が付勢されると、受け板40は作動桿42によ
って被加工物2に向けて移動し、受け板40の上面40
bと被加工物2の下面2aとは、被加工物2のX−Y平
面内での運動を拘束することのない、比較的弱い力で圧
接される。
一方、上側ガイド組立体12には、中子に物理的な力を
加えて中子を強制的に下方へ落下させると共に、中子の
落下を確認するための押圧確認装置43が設けられてい
る。図示の実施例では、押圧確認装置43は、上側ガイ
ド組立体12のノ\ウジング15に固着されたブラケッ
ト44に固定されており、押圧ピン45と、押圧ピン4
5を被加工物2に向けて所定の力で押し出すソレノイド
アクチュエータ46と、押圧ピン45が所定ストロ−ク
押し出されたか否かをチエツクするためのセンサ47と
から成っている。ソレノイドアクチュエータ46は、制
御卸ユニット30から出力される励磁信号S6により励
磁され押圧ピン45の押し出し動作を行なわせ、センサ
47における検出結果は検出信号S7として出力され、
制御ユニット30に入力される。
センサ47は、例えば、押圧ピン5の終端部に設けたマ
グネットと、該マグネットからの磁束を検知する磁気検
出素子とを含み、押圧ピン45の先端が被加工物2の下
面より下の所定レベルにまで達した場合にマグネットと
磁気検出素子とが対向し磁気検出素子から所定の信号が
出力される構成でもよいし、又はセンサ47をリミット
スイッチとし、押圧ピン45が上述の所定レベルにまで
前進したときに予め押圧ピン45の後端部に設けられ入
操作ピンによりリミソトスイ・ノチをオン状態とする構
成でもよい。
なお、中子が傾斜したまま落下しない場合もありうるの
で、この押圧確認装置は適宜の間隔をあけて複数個設け
るのがより好ましい。
さらに、ソレノイドアクチュエータ46に代えて例えば
エアシリンダ、油圧シリンダ等を用いて構成してもよい
ことば勿論である。
第1図において、符号48で示されるのは、数値制御ユ
ニット30からの駆動信号S6に応答して作動するモー
タMBにより駆動されるベルトコンヘア’ANであり、
このヘルドコンヘア装置48は、中子の落下する地点に
配置されており、落下してきた中子を加工の邪魔になら
ない別の場所へ移動運搬するために設けられている。
第1図に示したワイヤカット放電加工装置1は、マイク
ロコンピュータ(図示せず)を含んで成る数値制御ユニ
ット30においてセットされている制御プログラムに基
づいて制御され、所望の加工が行なわれる構成となって
いる。
加工のための制御プログラムの一例を示すフローチャー
トが第3図に示されており、次に、第3図に示される加
工制御プログラムの一例を示すフローチャー1・に基づ
き、第1図に示すワイヤカット放電加工装置1の動作に
ついて説明する。
図示しない電源スィッチをオンとすること′により装置
が作動状態となると、ステップ51において初期化が行
なわれた後、ステップ52において加工データの読み込
みが行なわれる。この加工データには、所望の加工形状
に関するデータ、仕上げ条件に関するデータ等が含まれ
ており、制御ユニット30内のキーボード30aよりキ
ー人力することによりデータの読み込みが行なわれる。
なお、このデータの読み込みは、キーボードを使用する
代わりに、テープリーグ等を使用してもよいことは勿論
である。
このようにして加工データの入力が終了すると、ステッ
プ53においてワイヤ電極3の自動結線操作が行なわれ
る。この自動結線操作は、先ず、被加工物2の加工開始
孔(図示せず)を上側及び下側ガイド組立体12.11
の各加工液ガイド17の出口孔17aに整列させるよう
、X軸方向制御信号SX及びY軸方向制御信号SYによ
り移動装置4が駆動される。しかる後、第2制御信号s
2により自動結線装置27がオンとされてワイヤボビン
24からワイヤ電極3が繰り出され、ワイヤ電極3が、
上側ガイド組立体12、被加工物2の加工開始孔、下側
ガイド組立体11に挿通される。
これと同時に、第3制御信号S3によりワイヤ引取り装
置28も作動しており、下側ガイド組立体11からのワ
イヤ電極3はワイヤ引取り装置28により引き取られ、
ワイヤ電極3の自動結線が終了する。
次にステップ54において第4制御信号S4によって電
磁弁31.32が開かれ、加工液が各加工液ガイドI7
から供給され、ステップ55に進む。ステップ55では
、第1制御信号S、によって荒加工のための電気的加工
条件の設定が加工パルス電源29において行なわれると
共に、X軸方向制御信号SX及びY軸方向制御信号SY
により、ワイヤ電極3と被加工物2との間に荒加工のた
めの相対移動運動が与えられ、これにより被加工物2が
所望の形状に荒加工される。この加工はくり抜き加工で
あり、したがって、荒加工が終了した時点で中子が被加
工物2から切離されることになる。
ステップ56で荒加工が終了したが否かの判別が行なわ
れ、その結果がNoの場合にはステップ57に進む。ス
テップ57では、荒加工のための相対移動運動が、所要
の加工長さの90%に達したか否かを判別しており、荒
加工が90%未満の場合にはその判別結果はNOとなり
ステップ55に戻り、荒加工を続けて行なう。荒加工が
90%に達すると、ステップ57の判別結果はYESと
なり、ステップ58に進む。ステップ58では、信号S
5が出力され、これにより受け板4oが上昇し、その上
面40bが被加工物2の下面に軽く接触する状態となる
。この状態が第4図に示されている。しかる後、ステッ
プ55に戻り、荒加工が続けて行なわれ、荒加工が終了
するとステップ56の判別結果がYESとなり、ステッ
プ59に進む。荒加工が終了したか否かの検出は、移動
装置4による予定の相対運動が終了したか否かを検出す
ることにより行なうことができる。
上述の如く、受け板40により中子Nはその位置に支持
されているので、その切り離しが完了するまで傾(こと
はなく、アークストップ状態が生じるのを極めて有効に
防止しろるものである。
ステップ59では、第4制御信号S4によって電磁弁3
1.22を閉じて加工間隙への加工液の供給を停止させ
、第2制御信号S2の指令により自動結線装置27でワ
イヤ電極3の切断を行なうと共に、第3制御信号S3に
より駆動モータMAを駆動し、切断されたワイヤ電極3
の引き取りを行なう。次に、ステップ60において、押
圧確認装置43を用いて中子の除去を行なう。第4図か
ら判るように、荒加工が終了した直後の状態にあっては
、切り離された中子Nは受け板40によって受け止めら
れている。
この中子Nを円滑に下方へ落下させるため、下側ガイド
組立体11がそのX−Y平面内において中子2aから離
反する方向へ相対移動するように、移動装置4が駆動さ
れる(ステップ60)。この結果、その相対移動にした
がって、第5図に示すような状態となると、受け板40
が中子Nを支える状態が解除され、これにより、中子N
が被加工物2から円滑に抜き落ちるので、中子Nが被加
工物2をこじるようなことはない。
更に、第5図に示す状態において、押圧確認装置43が
作動し、信号S6により応答してソレノイドアクチュエ
ータ46が押圧ビン45を下方へ突き出す(第6図参照
)。これにより、もし中子Nが落下していない場合には
、押圧ピン45の突き出しにより中子N@強制的に落下
させることができ、また押圧ビン45が所定のストロー
クだけ突き出されたか否かが信号S7により確認される
しかる後、受け板40は第7図に示すように、加工の邪
魔にならない元の位置へ戻され、押圧ピン45も元の位
置まで後退せしめられる。更に、ベルトコンヘア装置4
8の」二に落ちた中子Nは、所定の位置へ運ばれる。
次いで、ステップ61に進み、ここでワイヤ電極3の自
動結線操作が実行される。この操作はステップ53での
操作とほぼ同一であるからその詳しい説明は省略する。
次に、ステップ62に進み、ステップ54と同様にして
加工液の供給を再び開始し、仕上げ加工が実行される(
ステップ63)。
ここでは、仕上げ加工のための所要の電気的加工条件が
制御信号S、により設定され、且つ仕上げ加工に必要な
相対移動運動が移動装置4によって被加工物2とワイヤ
電極3との間に与えられる。
ステップ64では、仕上げ加工が所定時間実行されたか
否かの判別を行ない、その判別結果がNOの場合にはス
テップ63に戻り、その判別結果がYESとなった場合
にはステップ65に進み、ここで仕上げ加工が終了され
、所要の加工終了のための操作が行なわれ、加ニブログ
ラムの実行が終了する。
このように、中子Nのぬき落しが、自動的に確実に行な
われると共に、その確認がなされるので、所望の加工を
作業者の手を必要とせずに行なうことができ、完全な無
人化が実現できるものである。
なお、上記実施例では、被加工物2を荒加工、仕上げ加
工の2段階で加工する場合について説明したが、さらに
多くの加工段階で又は荒加工のみで加工を終了する加工
であってもよいことは勿論である。すなわち、例えば荒
加工のみによる多数個取りの加工を無人化する場合など
にも好適である。
第3図では、加工動作の一例を説明したが、中子を除去
するための制御動作の他の例を、第10図のフローチャ
ートを用いてより詳しく説明する。
第10図では、第3図におりるステップ5Gから60ま
での行程の他の例が示されている。ステップ91では、
加工の残量が1關となったか否かの判別が行なわれ、そ
の判別結果がNoの場合はステップ55へ戻り、その判
別結果がYESとなった場合にはステップ92に進み、
荒加工を一時停止させる。次いで受け板40を上昇させ
(ステップ93)、Lかるのち、荒加工を再開させ所定
の荒加工工程を終了させる(ステップ94)。次いで、
ワイヤの切断を行ない(ステップ95)、ガイド組立体
と被加工物との相対移動運動により中子が落下するのに
邪魔とならない位置へガイド組立体のシフトを行なう(
ステップ96)。そして、受け板40を下降させ(ステ
ップ97)、押圧確認装置43のソレノイドアクチュエ
ータ46を付勢し、押圧ピン45による中子Nの押圧が
実行される(ステップ98)。この場合、中子はステッ
プ96によりすでに自然落下している場合もある。ステ
ップ99では落下の確認がなされたか否かの判別を信号
S7に基づいて行ない、落下の確認が行なわれない場合
にはステップ99の判別結果はNoとなり、ステップ1
00に進み、ワイヤカット放電加工装置1の動作が停止
せしめられる。この場合には例えばアラームランプの点
灯により作業者が中子の処理を手で行なう。
ステップ99の判別結果がYESとなると、押圧ピン4
5は上昇(後退)シ(ステップ101)、モータMBの
回転によりベルトコンベア装置48が作動し、その上に
落下している中子Nを運搬する(ステップ102)。こ
の様子は第7図に示す通りである。
第8図には、受け板及びそれを駆動するアクチュエータ
の他の実施例が示されている。受け板80は、回転アク
チュエータ81の回転軸82に固着されており、受け板
80の一端部には下側ガイドのポー1−17 Gに相応
したくぼみ80aが設けられている。この受け板80は
被加工物2の下面と軽く接するようにそれに平行に配置
されており、加工中は第8図に示す状態にある。加工の
終了に近づき中子が生じる直前に回転アクチュエータ8
1が受け板80を第9図に示されるような状態とし、こ
れにより切り離された中子を支持する構成である。
このように、受け板の形状、受け板をどのように移動さ
せるかは、その目的を越することができる範囲内で適宜
に決めることができ、図示の実施例に限定されるもので
はない。
(発明の効果) 本発明によれば、ワイヤカット放電加工装置によって被
加工物のくり抜き加工を行なう場合に、その結果帯られ
る中子を確実にぬき落すことができるので、加工の完全
無人化が可能になり、加工コストの低減に役立つ等の利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるワイヤカット放電加工装置の一実
施例を示す構成図、第2図は第1図に示した下側ガイド
組立体の構成を拡大して詳細に示す断面図、第3図は第
1図に示す制御ユニットにおいて実行される制御プログ
ラムの一例を示すフローチャート、第4図乃至第7図は
第1図に示すワイヤカット放電加工装置の作動を説明す
るための図、第8図及び第9図は下側ガイド組立体部分
の他の実施例を示す平面図、第10図は中子処理のため
の制御プログラムを示す詳細フローチャートである。 1・・・ワイヤカット放電加工装置、2・・・被加工物
、3・・・ワイヤ電極、4・・・移動装置、11・・・
下側ガイド組立体、12・・・上側ガイド組立体、30
・・・制御ユニット、40・・・受け板、41・・・ア
クチュエータ。 43・・・押圧確認装置、45・・・押圧ピン、46・
・・ソレノイドアクチュエータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、各々がワイヤガイドを含む上下ガイド組立体と、被
    加工物の加工のため前記上下ガイド組立体により案内さ
    れるワイヤ電極と前記被加工物との間に所要の相対移動
    運動を与えるための移動制御手段とを備えて成るワイヤ
    カット放電加工装置において、前記被加工物の加工によ
    って生じた中子を下方へ強制的に押し落すための押圧装
    置が前記上ガイド組立体に設けられていることを特徴と
    するワイヤカット放電加工装置。 2、前記押圧装置と連動し前記押圧装置によって押し落
    されるべき中子が落下したか否かを検討するための検知
    手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のワイ
    ヤカット放電加工装置。 3、所要の受け面を有する受け板部材と、前記被加工物
    を加工することによって生じる中子を前記被加工物から
    切り離される前の位置状態に保持するための第1位置又
    は前記被加工物の加工の邪魔にならない第2位置のいず
    れかに前記受け板部材を位置決めするため前記下ガイド
    組立体に取り付けられた駆動手段と、前記被加工物の加
    工の進行状態に関連する情報に応答し前記中子が生じる
    前の所定のタイミングで前記受け板部材を前記第2位置
    から前記第1位置へ移動し所定の加工によって中子が生
    じた後前記受け板部材を第2位置へ戻すように前記駆動
    手段を制御するための駆動制御手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のワイヤカット放
    電加工装置。
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WO2015132987A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 西部電機株式会社 ワイヤ放電加工方法及びワイヤ放電加工装置

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