JP2002028826A - ワイヤ放電加工機における自動ワイヤ供給装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機における自動ワイヤ供給装置

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JP2002028826A
JP2002028826A JP2000212777A JP2000212777A JP2002028826A JP 2002028826 A JP2002028826 A JP 2002028826A JP 2000212777 A JP2000212777 A JP 2000212777A JP 2000212777 A JP2000212777 A JP 2000212777A JP 2002028826 A JP2002028826 A JP 2002028826A
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wire
wire electrode
guide
roller
head
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JP2000212777A
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English (en)
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Haruo Shiokawa
晴生 塩川
Ichiro Kokayu
市郎 小粥
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ワイヤ電極の送り状態に応じ
て水流強さが調節された誘導水流により、ワイヤ電極を
引出しローラまで安定して誘導することができるワイヤ
放電加工機における自動ワイヤ供給装置を提供する。 【解決手段】 ガイドローラ29の周辺からガイドパイ
プ31内へ供給される誘導水流Wの強さは、ワイヤ電極
1がガイドパイプ31へ到達するまでは弱くされるの
で、強すぎる誘導水流によってワイヤ電極1の先端部が
煽られてガイドローラ29に巻き付く等の不具合なく、
安定してガイドローラ29回りを案内される。誘導水流
Wの強さは、ワイヤ電極1がガイドパイプ31内へ入っ
たことを検出して強くするように制御されるので、ワイ
ヤ電極1は高速で送られても、強い誘導水流によってガ
イドパイプ31内を引出しローラ32まで安定して導か
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤ電極と工
作物との間に極間電圧を印加して発生する放電エネルギ
ーによって工作物を放電加工するワイヤ放電加工機にお
いて、上ワイヤヘッド及び下ワイヤヘッドを経てガイド
パイプに送られるワイヤ電極を、水供給手段から供給さ
れるワイヤ誘導水によってガイドパイプ内に誘導する自
動ワイヤ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工機は、ワイヤ電極と工作
物との間に放電現象を発生させて、超硬合金や焼入鋼等
の工作物を切り抜き加工する。工作物に対して放電加工
を開始する際には、例えば、工作物に穿孔したスタート
ホールにワイヤ電極を予め挿通する。常に供給され続け
るワイヤ電極と工作物との間に極間電圧を印加して放電
させると、工作物は、放電エネルギーによって所定の加
工形状に放電加工される。工作物の加工動作はNC装置
によって制御され、工作物にはNC装置にプログラミン
グされた加工形状に従って連続したスリットが形成され
る。
【0003】工作物の加工が終了して別の工作物の加工
に移る場合或いは放電加工中にワイヤ電極を構成するワ
イヤが断線した場合には、ワイヤの先端部を切断して除
去し、新しく形成された先端部を工作物のスタートホー
ルや加工スリットに挿通することにより、ワイヤがワイ
ヤ放電加工機にセットされる。放電加工作業の自動化の
一環として、ワイヤの送出しからワイヤの切断、スター
トホールや加工スリットへの再挿通までのワイヤの装着
作業が自動化されている。即ち、ワイヤ放電加工機で
は、ワイヤ電極自動供給装置が開発され、作業者が工作
物の脱着さえ行えば、ワイヤ電極の挿通から加工完了ま
での作業は、全てプログラミングされたとおりに行うよ
うに自動化されている。
【0004】図3は、自動ワイヤ供給装置が適用されて
いるワイヤ放電加工機の概略図である(従来の自動ワイ
ヤ供給装置も基本的に同じ)。自動ワイヤ供給装置は、
ワイヤ電極供給源であるソースボビン(図示せず)から
繰り出されたワイヤ電極1を、テンションローラ、ガイ
ドローラ2、ブレーキローラ11、方向変換ローラ1
5、引出しローラ32等を備えているワイヤ送り系によ
って、工作物8の加工部位へ供給する。ブレーキローラ
11と方向変換ローラ15とが、ワイヤ放電加工機のヘ
ッド10の上部に設けた支持体9に配設されている。ヘ
ッド10の下部には、供給パイプ5の下方においてワイ
ヤ電極1を切断するカッタ16、カッタ16の下方にお
いて配設され且つワイヤ電極1の挟持又は解放のため接
離可能な一対の挟持部材27,27、カッタ16で切断
されたワイヤ電極1を除去する廃ワイヤクランプ19、
及びワイヤ電極1を案内するガイドローラ18が設けら
れている。
【0005】ヘッド10には、ヘッド10に対して上下
動可能に設けた支持ロッド60と、支持ロッド60の下
端に固定された支持体23とから成るZ軸ユニット37
が設けられ、支持体23にはガイドローラ38と上ワイ
ヤヘッド6とが取り付けられている。上ワイヤヘッド6
に対向した位置に、下ワイヤヘッド7が、ヘッド10の
ベースに下部アーム(図示せず)を介して設けられてい
る。加工すべき工作物8は、上ワイヤヘッド6と下ワイ
ヤヘッド7との間でクランプ22で支持台21に固定さ
れて位置設定される。下ワイヤヘッド7から排出される
消耗したワイヤ電極1は、引出しローラ32によって引
き出して回収される。
【0006】このワイヤ放電加工機には、ヘッド10の
上部とカッタ16が設けられた下部との間において、ヘ
ッド10に固定されたシリンダ39とシリンダ39内を
往復動する磁石製のピストン40とを備えた複動シリン
ダ型のシリンダ装置3が設けられている。コントローラ
は、ピストン40の移動範囲が予め設定された範囲内と
なるように、エアポンプからシリンダ装置3に供給され
る空気量を制御する。シリンダ39の外周にはピストン
40に磁石にて吸着されて往復動する摺動体41が取り
付けられており、摺動体41に固定されている保持体2
0には、ワイヤ電極1を貫通させた状態で下降する供給
パイプ5がセットビス25等で垂下状態に固定されてい
る。保持体20には、また、ワイヤ電極1の送りのた
め、押圧手段によってワイヤ電極1を挟んだ状態で同期
して回転駆動される一対のアニールローラ4,4が取り
付けられている。給電子17を通じてアニールローラ
4,4に電流を流すことにより、ワイヤ電極1にアニー
ル処理が施される。
【0007】ワイヤ誘導装置28は、下ワイヤヘッド7
の下方に配置され下ワイヤヘッド7から送り出されるワ
イヤ電極1をガイドするガイドローラ29を回転自在に
支持するローラハウジング30、ガイドローラ29から
ガイドパイプ31を通って送り出されるワイヤ電極1を
引き出す引出しローラ32、及びワイヤ電極1をローラ
ハウジング30のワイヤ通路36からガイドパイプ31
へワイヤ電極1を誘導するためワイヤ電極1の進行方向
にワイヤ誘導水を供給する水供給手段を有している。水
供給手段は、具体的には、入口42にホースで接続され
るポンプである。下ワイヤヘッド7から矢印S方向に送
り出され且つガイドローラ29によって案内されたワイ
ヤ電極1は、ガイドパイプ31内において、水供給手段
によって矢印Pで示すように入口42から供給される誘
導水に乗せてガイドされ、ガイドパイプ31の出口の外
方に配置されている引出しローラ32によってQ方向に
送出される。誘導水は、ガイドパイプ31から矢印R方
向へ分離して排出される。なお、図3において、供給パ
イプ5は上昇した位置で示されているが、上ワイヤヘッ
ド6から引出しローラ32に至るワイヤ電極1は、シリ
ンダ装置3を作動させて供給パイプ5から上ワイヤヘッ
ド6に供給された後に引出しローラ32まで誘導された
ワイヤを示している。
【0008】コントローラは、点線で示す上端限に達し
たときの保持体20又は摺動体41がシリンダ装置3の
シリンダ39の上端に設けたリミットスイッチ即ち上昇
端検出用スイッチ61に接することに応答して、保持体
20を上方移動端で停止させ、且つシリンダ装置3に設
けられているロック装置33を作動して保持体20を上
端位置で保持して落下するのを防止する。ロック装置3
3は、コントローラの指令でエア供給通路47からのエ
アの供給が絶たれると、スプリングのばね力で突出する
係止ピン49が保持体20の摺動体41に形成した係止
穴50に係合して保持体20をロックする。この位置で
は、供給パイプ5の下端がカッタ16の上方に近接位置
し、ワイヤ電極1にアニールを施すことが可能である。
ロック装置33の解除は、コントローラが供給パイプ5
の下降信号に応答してエア供給通路47からのエアをロ
ック装置33に供給し、係止ピン49をスプリングのば
ね力に抗して係止穴50から引き抜くことにより行われ
る。
【0009】コントローラは、保持体20に設けた下降
端検出用スイッチ48がヘッド10に対して上下動して
位置設定されている支持ロッド60に設けたリミットス
イッチ即ち下降端ドグ58に接することに応答して、保
持体20を下方移動端で停止させ、支持ロッド60に設
けた下降端ストッパ59で受け止めてロックする。保持
体20が下方移動限に位置した状態で供給パイプ5の下
端が上ワイヤヘッド6の上方に近接位置し、この状態で
ワイヤ電極1が上ワイヤヘッド6、工作物8の孔26、
下ワイヤヘッド7等に挿通作動が行われる。上ワイヤヘ
ッド6は、工作物8の厚みに応じてヘッド10に対して
上下動して設定位置が決定されている。
【0010】このワイヤ放電加工機のワイヤ電極の供給
処理は、次のように行われる。即ち、ワイヤ放電加工機
の作動をオンにし、上ワイヤヘッド6をスタートホール
等の孔26の上方へ移動させて位置設定する。自動ワイ
ヤ供給装置の作動をオンすると、自動供給の初期化が行
われる。即ち、アニールローラ4,4、挟持部材27,
27、引出しローラ32,32等のローラは、各々開か
れる。自動ワイヤ供給装置の作動によって、ワイヤ電極
1はワイヤ電極供給源であるソースボビンからワイヤ送
り系を経て供給パイプ5内へ供給され、ワイヤ電極1の
先端部が供給パイプ5の下端部から露出した突出状態と
される。また、ワイヤ電極1の先端部の若干長さをカッ
タ16によって切り取り、切り取ったワイヤ電極1を廃
ワイヤクランプ19を作動して排除し、ワイヤ自動供給
の初期化の作動を終了する。
【0011】次に、上ワイヤヘッド6と下ワイヤヘッド
7とをエアで洗浄し、ワイヤ電極1の結線を確認する。
ワイヤ電極1を一対の挟持部材27,27で挟持した状
態で、ワイヤ電極1を挟み込んだ一対のアニールローラ
4,4を逆転方向(上方向)に駆動して、ワイヤ電極1
を緊張させ、その緊張状態で、アニールローラ4に配設
された給電子17と挟持部材27に配設された給電子1
7との間でワイヤ電極1に電流を流し、該電流によるジ
ュール熱でワイヤ電極1をアニールし、ワイヤ電極1の
内部応力を排除して鉛直状態に垂下する状態にする。供
給パイプ5内にエアを流して、ワイヤ電極1の温度を常
温に戻してアニール処理を終了する。アニール処理完了
後、カッタ16を作動してワイヤ電極1の先端部を切断
し、切断されたワイヤ電極1の廃ワイヤは廃ワイヤクラ
ンプ19で側方へ排出される。
【0012】アニールローラ4,4と挟持部材27,2
7をそれぞれ開いて、アニール処理されたワイヤ電極1
を解放し自由状態に垂下させ、その後、ワイヤ電極1を
アニールローラ4,4でアニール時より若干大きい挟持
力で再挟持した状態で、エアポンプからの予め設定され
た設定量の空気を供給することによってシリンダ装置3
を高速駆動し、保持体20をアニールローラ4,4及び
ワイヤ電極1と共に高速下降させる。供給パイプ5の先
端が上ワイヤヘッド6に近接すると、シリンダ装置3が
非作動状態になって保持体20の下降が停止する。
【0013】アニールローラ4,4を正転方向(下方
向)に予め演算された低速送り時間Tsに渡って低速送
り速度Vsで駆動することにより、ワイヤ電極1は、供
給パイプ5を通じて上ワイヤヘッド6、工作物8の孔2
6及び下ワイヤヘッド7を通り、先端がガイドパイプ3
1の内でワイヤ電極1が誘導水流に乗る位置に到達する
まで送られる。ワイヤ電極1がガイドパイプ31の所定
の位置まで供給されると、アニールローラ4,4を開い
てワイヤ電極1を開放し、シリンダ装置3を作動して保
持体20を高速で上昇させ、更にアニールローラ4,4
を閉じて初期の状態に復帰し、次の初期化処理に備え
る。ガイドパイプ31内で先端が誘導水流に乗る位置ま
で供給されたワイヤ電極1は、アニールローラ4,4を
正転方向に予め演算された送り時間Thに渡って高速送
り速度Vhで駆動させることにより、引出しローラ32
まで短時間で移送される。
【0014】ワイヤ電極1の強度が低下したアニール部
分が引出しローラ32を通過した後、アニールローラ
4,4を開き、ワイヤ電極1は、以後、引出しローラ3
1によって引き出される。ワイヤ電極1の引出し状態
は、エンコーダ等を備えたコントローラで判断される。
ワイヤ電極1の送りが良好である場合には、保持体20
は、アニールローラ4及び供給パイプ5と共にシリンダ
装置3の作動によって高速で上方移動端まで到達され、
ロック装置33によってヘッド10の上部にロックされ
る。ワイヤ電極1の結線が確認されると、ワイヤ放電加
工機は、ワイヤ電極1による工作物8の放電加工に移行
する。ワイヤ電極1の送りが良好でない場合には、ワイ
ヤ電極1の自動供給動作が再度実行される。
【0015】自動ワイヤ供給装置では、ワイヤ電極1
は、その走行状態を断線センサ62で検出しつつガイド
ローラ2に案内されて一対のアニールローラ4,4に送
り込まれている。カッタ16は、上ワイヤヘッド6、工
作物8の孔26及び下ワイヤヘッド7のワイヤ送り系へ
ワイヤ電極1を挿通できるように、ワイヤ電極1の整え
られた良好な先端部を準備するために、ワイヤ電極1を
切断する。また、ワイヤ電極供給装置においては、ワイ
ヤ電極1の供給を確認するために、ワイヤ供給確認手段
が設けられている。ワイヤ供給確認手段は、図3に示す
ように、ヘッド10の下面64に固定された円環状体6
3から構成されている。ワイヤ供給確認手段は、円環状
体30に設けられたワイヤ1が撓んで接触した場合に所
定の電位の検出信号を出力するワイヤ撓み検出部と、上
記ワイヤ撓み検出部からの検出信号に基づいてワイヤ1
の供給の有無を判断するワイヤ供給判断部を備える。
【0016】ワイヤ電極には種々のサイズのワイヤ径と
材質のものがあるが、通常、ワイヤ放電加工機ではワイ
ヤ電極は真鍮でワイヤ径がφ0.2のものが使用されて
折り、この場合、スリット幅は、ワイヤ電極の直径と工
作物Wとの間に発生した放電ギャップが加算されたもの
であり、例えば、0.25〜0.3mm程度である。し
かしながら、スリット幅や最小コーナのアールとして
0.1mm程度のような高精度の加工精度が要求される
場合には、例えば、φ0.1程度或いはそれ以下の細線
のワイヤ電極が用いられる。この細線のワイヤ電極は、
従来のサイズのワイヤ電極に比較して腰が弱く、曲がっ
たり横振れし易い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】自動ワイヤ送り装置で
は、アニール処理を施して真っ直ぐに整形してもワイヤ
電極が撓み易く、ガイドパイプ内での誘導水流が強すぎ
ると、ワイヤ電極の先端部は、水流に煽られてふれ回
り、下ワイヤヘッドの下方に配置されるガイドローラに
巻き付いたり、ガイドローラからはみ出すという不安定
な挙動を示す。一方、ガイドパイプ内での誘導水流が弱
すぎると、ワイヤ電極をガイドパイプ内に案内して引出
しローラまで導くことができない。そこで、ワイヤ電極
が通常使用されているφ0.2よりも細かい径、例え
ば、φ0.1程度或いはそれ以下の径のワイヤ電極を用
いる場合であっても、ガイドパイプ内での誘導水流の強
さを調節することで、ワイヤ送りを引出しローラまで導
く点で解決すべき課題がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
の課題を解決することであり、ワイヤ電極のサイズがφ
0.1以下の細線である場合でも、ワイヤ電極の送り状
態に応じてガイドパイプ内での誘導水流の強さを調節す
ることにより、ワイヤ電極をガイドパイプ内に案内して
引出しローラまで導き、ワイヤ放電加工機の稼働率を向
上させることができるワイヤ放電加工機における自動ワ
イヤ供給装置を提供することである。
【0019】この発明は、ヘッドに上下動可能に取り付
けられたワイヤ電極供給源から繰り出されるワイヤ電極
を挿通してガイドする供給パイプ、前記供給パイプの下
方で前記ヘッドの下面から隔置して前記ヘッドに上下動
可能に取り付けられた上ワイヤヘッド、前記上ワイヤヘ
ッドの下方に設定された工作物を加工して送り出された
前記ワイヤを受け入れるため前記上ワイヤヘッドに対向
して設けられた下ワイヤヘッド、前記下ワイヤヘッドの
下方に配置され且つ前記下ワイヤヘッドから送り出され
る前記ワイヤ電極をガイドするガイドローラを回転自在
に支持するローラハウジング、前記ガイドローラからガ
イドパイプを通って送り出される前記ワイヤ電極を引き
出す引出しローラ、及び前記ワイヤ電極を前記ローラハ
ウジングから前記ガイドパイプを経て前記引出しローラ
へ誘導するため前記ワイヤ電極の進行方向にワイヤ誘導
水を供給する水供給手段を有するワイヤ放電加工機にお
いて、前記水供給手段は、前記ワイヤ誘導水の水流強さ
を切り換える切換装置を有し、前記切換装置は前記ワイ
ヤ電極が前記ガイドローラから前記ガイドパイプへ到達
するまで前記水流強さを弱くし、前記ワイヤ電極が前記
ガイドパイプ内へ入ったことを検出して前記水流強さを
強くするように制御されることを特徴とする自動ワイヤ
供給装置に関する。
【0020】上記の自動ワイヤ供給装置によれば、ワイ
ヤ電極供給源から繰り出されるワイヤ電極は、その先端
部がヘッドに上下動可能に取り付けられた供給パイプ、
ヘッドに上下動可能に取り付けられた上ワイヤヘッド、
上ワイヤヘッドに対向して設けられた下ワイヤヘッド、
下ワイヤヘッドの下方に配置されたガイドローラ、及び
ガイドパイプへと、順に供給される。ガイドローラの周
辺からガイドパイプ内へ供給される誘導水流の強さは、
ワイヤ電極がガイドローラからガイドパイプへ到達する
までは弱くされ、ワイヤ電極がガイドパイプ内へ入った
ことを検出して強くするように制御されるので、ワイヤ
電極がガイドローラからガイドパイプへ到達するまで
は、強すぎる誘導水流によってワイヤ電極の先端部が煽
られてガイドローラに巻き付いたりガイドローラからは
み出すことがなく、安定してガイドローラ回りを案内さ
れる。また、ワイヤ電極がガイドパイプへ入ったことを
検出したときには、高速で送られるワイヤ電極は、強い
誘導水流によってガイドパイプ内を案内されて引出しロ
ーラまで導かれ、自動ワイヤ供給が適正に行われる。
【0021】前記水供給手段の前記切換装置は、前記ワ
イヤ電極の線径が細いほど前記水流強さを弱くする方向
に切換え制御される。ワイヤ電極は、線径に応じて、誘
導水流の強さに対する挙動が異なるので、ワイヤ電極の
線径に応じて切換装置を作動し、ワイヤ電極がガイドパ
イプ内で正常に送られるように、水流強さを適正に制御
する。一般に、細いワイヤ電極に対しては、ガイドパイ
プへの到達前であっても到達後であっても、誘導水流の
強さは、太いワイヤ電極に対してよりも、弱い水流に設
定される。
【0022】前記水供給手段の前記切換装置は、前記ワ
イヤ電極が前記ガイドパイプへ到達する時間に基づい
て、タイマによって制御される。即ち、ワイヤ電極がガ
イドパイプ内へ入いることは、ワイヤ電極がガイドパイ
プへ到達した時として検出される。従って、水供給手段
の切換装置はタイマによって制御可能である。
【0023】前記ガイドパイプに達するまでの前記ワイ
ヤ電極の供給速度は、前記ガイドパイプへ到達後前記引
出しローラに達するまでの供給速度よりも低速に設定さ
れている。ガイドパイプに達するまでのワイヤ電極の供
給速度は比較的遅いので、ワイヤ電極は、水流の強さを
弱くした誘導水によってガイドローラからガイドパイプ
の入口にまで誘導される。また、ガイドパイプへ到達後
前記引出しローラに達するまでのワイヤ電極の供給速度
は比較的速いので、ワイヤ電極は、引出しローラに達す
るまでのガイドパイプ内において、水流の強さを強くし
た誘導水で案内される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
によるワイヤ放電加工機における自動ワイヤ供給装置の
実施例について説明する。図1はこの発明によるワイヤ
放電加工機における自動ワイヤ供給装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1に示す自動ワイヤ供給装置の
制御フローを示すフローチャートである。ワイヤ放電加
工機の自動ワイヤ供給装置の構造については、図3に示
したワイヤ放電加工機に適用されている自動ワイヤ供給
装置でよく、ここでは、ワイヤ放電加工それ自体と同様
に、再度の説明を省略する。
【0025】図1のブロック図に示すように、ワイヤ放
電加工機には、ワイヤ放電加工の準備から、実際の放電
加工までを制御するコントローラ70が設けられてい
る。コントローラ70は、ワイヤ放電加工機の作動スイ
ッチ73、及び自動ワイヤ供給装置の作動スイッチ74
からのスイッチ操作による信号と、シリンダ装置3の作
動に伴う保持体20の上下限界位置を検出するリミット
スイッチ58,61からの信号が入力され、予め組み込
まれているプログラムに従って、ワイヤ電極の供給とワ
イヤ放電加工とが実行される。コントローラ70は、図
3の記載に基づいて既に説明したように、シリンダ装置
3、アニールローラ4,4、カッタ16、廃ワイヤクラ
ンプ19、引出しローラ32、挟持部材27,27、ロ
ック装置33等のワイヤ電極の供給に関する各作動部材
を制御し、アニール処理をするために給電子17,17
への給電を制御している。
【0026】コントローラ70は、また、水供給手段7
5を制御している。入口42にホースで接続される水供
給手段75は、吐出水量が、可変な吐出容量可変型の水
供給ポンプである。吐出量可変の方式は、斜板式等、ス
トローク式、流量制御弁式等、任意の方式を採用するこ
とができる。水供給手段75は、入口42においてロー
ラハウジング30に接続されて、誘導水をガイドローラ
29の周辺からワイヤ電極1の進行方向に沿ってガイド
パイプ31に向かって供給する。水供給ポンプ75は、
例えば、工作物8とワイヤ電極1との極間へ供給する加
工液を供給する加工液供給ポンプと共用することができ
る。水供給ポンプを共用する場合には、水供給ポンプか
ら送り出される加工液を流す加工液通路を、加工液を工
作物8とワイヤ電極1との極間へ供給する加工液通路
と、入口42に供給する水通路との何れかの通路に切り
換える切換バルブ等を設ける。ワイヤ放電加工を行う時
には、切換バルブを作動して水供給ポンプからの加工液
を極間へ供給する加工液通路へ流し、また、ワイヤ電極
1をワイヤ供給系に供給する時には、切換バルブを作動
して水供給ポンプからの加工液を入口42からガイドパ
イプ31へ水を流すように制御する。水供給手段75に
は切換装置76が備わっており、コントローラ70が切
換装置76を制御して水供給ポンプからの吐出水量Qw
を変更することにより、ガイドパイプ31内での誘導水
流Wの強さを、例えば、多段階に変更することができ
る。
【0027】コントローラ70には、タイマ71が備わ
っており、後述するように、ワイヤ電極1がガイドロー
ラ29に達してから引出しローラ32に至るまでの誘導
を制御する時間をカウントしている。コントローラ70
は、また、ワイヤ電極1の線径が入力されて記憶する線
径記憶部72を備えている。
【0028】図1に示す自動ワイヤ供給装置は、図2に
示す制御フローに従って制御される。即ち、ワイヤ放電
加工機の作動スイッチ73がオンにされ(ステップ
1)、ワイヤ電極1の線径が読み込まれ(ステップ
2)、更に、自動ワイヤ供給装置の作動スイッチ74が
オンにされる(ステップ3)。自動ワイヤ供給装置は、
読み込まれたワイヤ電極1の線径に応じて作動する。即
ち、シリンダ装置3を高速駆動し、保持体20をアニー
ルローラ4,4及びワイヤ電極1と共に高速下降させ
て、供給パイプ5の先端が上ワイヤヘッド6に近接する
と、シリンダ装置3が非作動状態になって保持体20の
下降が停止する(ステップ4)。この時、水供給装置7
5の切換装置76の切換え作動のための、タイマ71の
カウント値Cntがゼロに設定される(ステップ5)。
【0029】水供給装置75は、ワイヤ電極1の線径に
応じて吐出水量を少なくすることにより、水流強さを弱
にして運転され、アニールローラ4,4を正転方向(下
方向)に予め演算された低速送り時間Tsに渡って低速
送り速度Vsで駆動する(ステップ6)。下ワイヤヘッ
ド7を通ったワイヤ電極1の先端は、ガイドパイプ31
へ内でワイヤ電極1が誘導水流Wに乗る位置に到達する
まで送られる。ワイヤ電極1がガイドローラ29からガ
イドパイプ31へ到達するまでは、誘導水流Wの強さが
弱いので、強すぎる誘導水流によってワイヤ電極1の先
端部が煽られてガイドローラ29に巻き付いたり、ガイ
ドローラ29からはみ出すことがなく、安定してガイド
ローラ29回りをガイドパイプ31まで案内される。
【0030】タイマ71のカウント値Cntが1を加算
することで、更新される(ステップ7)。ワイヤ電極1
の先端がワイヤ誘導装置28のガイドパイプ31の入口
に到達したか否かが判断される(ステップ8)。この判
断は、具体的には、タイマ71のカウント値Cntが、
低速送り時間Tsの経過に対応して予め設定されたカウ
ント値Cntsに達したか否かで行われる。カウント値
CntがCntsに達していなければ、ステップ7に戻
り、水流強さが弱の誘導水流Wによって誘導された状態
でワイヤ電極1の先端部の低速送りが継続される。
【0031】カウント値CntがCntsに達して、ワ
イヤ電極1の先端部がワイヤ誘導装置28のガイドパイ
プ31の入口に到達したと判断された時には、ワイヤ電
極1は、ガイドパイプ31内で先端部が完全に誘導水流
Wに乗る位置まで供給されている。この時には、アニー
ルローラ4,4を開いてワイヤ電極1を開放し、シリン
ダ装置3を作動して保持体20を高速で上昇させ、更に
アニールローラ4,4を閉じて初期の状態に復帰し、次
の初期化処理に備えると共に、水供給手段75の切換装
置76は、誘導水流Wの水流強さを強に切り換え、更
に、アニールローラ4,4を正転方向に予め演算された
送り時間Thに渡って高速送り速度Vhで駆動させるこ
とにより、ワイヤ電極1を引出しローラ32の位置まで
短時間で移送する(ステップ9)。ワイヤ電極1は、高
速送りされても、水流強さの強い誘導水流Wによってガ
イドパイプ31内を案内されて引出しローラ32まで導
かれるので、弱い水流で送る場合のように先端部が不安
定な動きを示すことなく、自動ワイヤ供給が成功裏に終
了する。
【0032】タイマ71のカウント値Cntが1を加算
することで、更新される(ステップ10)。ガイドロー
ラ8によって方向転換したワイヤ電極1は、水流強さの
強いワイヤ誘導水Wの水流に乗ってガイドパイプ7にガ
イドされて、引出しローラ32に挟み込まれて引き出さ
れる状態になるが、ワイヤ電極1が引出しローラ32に
到達したか否かが判断される(ステップ11)。この判
断は、具体的には、タイマ71のカウント値Cntが、
送り時間Tsと送り時間Thとの和に相当するカウント
値Cnthを超えるか否かで判断される。ワイヤ電極1
が引出しローラ32に挟み込まれて引き出される状態に
なったときに、ワイヤ1の供給動作が終了する。この段
階で、ワイヤ誘導水Wの水流強さを強にしておく必要が
なくなるので、水供給ポンプの運転は停止される(ステ
ップ12)。
【0033】ワイヤ電極1の線径が細いほど、誘導水流
Wの強さは、ワイヤ電極1がガイドパイプ31に到達す
る前及び後のいずれの段階であっても、線径が太い場合
に設定される段階と比較して、弱の段階にシフトして設
定される。このような、水流の設定により、線径が細い
ワイヤ電極1が誘導水流Wに煽られて、不安定な動きを
しないように調整される。また、実施例においては、水
供給手段の水流強さの切換装置について、強・弱の多段
階の切換えができるものとして説明したが、無断階に切
換えができるものであてもよいことは明らかである。更
に、切換装置76の制御をタイマ71で行う場合、タイ
マ71のカウントの開始時期をシリンダ装置3が下降停
止した時、即ち、アニールローラ4,4が低速回転を開
始する時としたが、ワイヤ電極1が、ガイドローラ29
に到達した時としても良いことも明らかである。
【0034】
【発明の効果】このワイヤ放電加工機における自動ワイ
ヤ供給装置は、上記のように構成されているので、ワイ
ヤ電極の線径に応じて、下ワイヤヘッドからローラハウ
ジングに至ったワイヤ電極の先端部は、ガイドローラか
らガイドパイプへは比較的弱い水流強さの誘導水流によ
って、引出しローラに至るガイドパイプ内では比較的強
い水流強さの誘導水流によってガイドされる。従って、
ワイヤ電極は、ガイドローラからガイドパイプ内をスム
ーズにガイドされて引出しローラに確実に到達するの
で、ワイヤ電極の供給不良が発生せず、ワイヤ電極の自
動供給を良好に行うことができる。また、水供給ポンプ
からの誘導水の水流強さは、ワイヤ電極をガイドパイプ
内を案内して、引出しローラまで誘導するときのみ、強
に設定されるので、水供給ポンプを強運転状態にする時
間が短くて済み、水供給ポンプを運転する動力の節約を
図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるワイヤ放電加工機における自動
ワイヤ供給装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動ワイヤ供給装置のワイヤ電極の
送り制御を示すフローチャートである。
【図3】この発明による自動ワイヤ供給装置が適用され
るワイヤ放電加工機を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極 5 供給パイプ 6 上ワイヤヘッド 7 下ワイヤヘッド 8 工作物 10 ヘッド 29 ガイドローラ 30 ローラハウジング 31 ガイドパイプ 32 引出しローラ 36 ワイヤ通路 70 コントローラ 71 タイマ 75 水供給手段 76 切換装置 Cnt カウント値 W ワイヤ誘導水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドに上下動可能に取り付けられたワ
    イヤ電極供給源から繰り出されるワイヤ電極を挿通して
    ガイドする供給パイプ、前記供給パイプの下方で前記ヘ
    ッドの下面から隔置して前記ヘッドに上下動可能に取り
    付けられた上ワイヤヘッド、前記上ワイヤヘッドの下方
    に設定された工作物を加工して送り出された前記ワイヤ
    を受け入れるため前記上ワイヤヘッドに対向して設けら
    れた下ワイヤヘッド、前記下ワイヤヘッドの下方に配置
    され且つ前記下ワイヤヘッドから送り出される前記ワイ
    ヤ電極をガイドするガイドローラを回転自在に支持する
    ローラハウジング、前記ガイドローラからガイドパイプ
    を通って送り出される前記ワイヤ電極を引き出す引出し
    ローラ、及び前記ワイヤ電極を前記ローラハウジングか
    ら前記ガイドパイプを経て前記引出しローラへ誘導する
    ため前記ワイヤ電極の進行方向にワイヤ誘導水を供給す
    る水供給手段を有するワイヤ放電加工機において、 前記水供給手段は、前記ワイヤ誘導水の水流強さを切り
    換える切換装置を有し、前記切換装置は前記ワイヤ電極
    が前記ガイドローラから前記ガイドパイプへ到達するま
    で前記水流強さを弱くし、前記ワイヤ電極が前記ガイド
    パイプ内へ入ったことを検出して前記水流強さを強くす
    るように制御されることを特徴とする自動ワイヤ供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記水供給手段の前記切換装置は、前記
    ワイヤ電極の線径が細いほど前記水流強さを弱くする方
    向に切換え制御されることを特徴とする請求項1に記載
    の自動ワイヤ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記水供給手段の前記切換装置は、前記
    ワイヤ電極が前記ガイドパイプへ到達する時間に基づい
    て、タイマによって制御されることを特徴とする請求項
    1に記載の自動ワイヤ供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドパイプに達するまでの前記ワ
    イヤ電極の供給速度は、前記ガイドパイプへ到達後前記
    引出しローラに達するまでの供給速度よりも低速に設定
    されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の自動ワイヤ供給装置。
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