JPH0131029Y2 - - Google Patents

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JPH0131029Y2
JPH0131029Y2 JP1984012178U JP1217884U JPH0131029Y2 JP H0131029 Y2 JPH0131029 Y2 JP H0131029Y2 JP 1984012178 U JP1984012178 U JP 1984012178U JP 1217884 U JP1217884 U JP 1217884U JP H0131029 Y2 JPH0131029 Y2 JP H0131029Y2
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ice cream
cold storage
container
inner container
making machine
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアイスクリームの素材料を撹拌しつつ
冷却してアイスクリームを作る簡易式のアイスク
リーム製造機に関するものである。
従来、一般家庭等でアイスクリームを作るため
に、牛乳、卵黄、香料等からなるアイスクリーム
の素材料を容器内に入れ、これを各種寒剤で冷却
しつつ撹拌してアイスクリームを作る、アイスク
リーム製造機が用いられている。
従来のこの種のアイスクリーム製造機として
は、例えば第1図に示すようなものが知られてい
る。
第1図において、図中符号10はアイスクリー
ム製造機を示すものであり、このアイスクリーム
製造機10は、外容器11と、この外容器11の
内側に設けられて、アイスクリームの素材料の入
れられる内容器12と、この内容器12内に設け
られた撹拌装置13と、これら内容器12と撹拌
装置13とを上部から覆う蓋14と、この蓋14
上部から上記撹拌装置13を駆動するハンドル1
5とから構成されている。
上記外容器11はプラスチツクス等の軽量な材
料からなる薄肉の有底円筒体であり、その内側に
は内容器12が挿着されている。
この内容器12は熱伝導性に富むアルミニウム
等の金属からなる二重構造の容器であり、その内
部にはエチレングリコール等の寒剤が充填されて
蓄冷層16が形成されている。またこの内容器1
2は上記外容器11にその上端部のみで保持され
ており、この内容器12と外容器11との間に
は、これらによつて閉じられた空間が形成されて
断熱層17とされている。そしてこの内容器12
の内側には撹拌装置13が設けられている。
この撹拌装置13は2枚の撹拌翼13a,13
aがシヤフト13bにそれぞれ所定角度傾けられ
て固定されてなるものである。そしてこの撹拌装
置13は、そのシヤフト13bの上端部がこれら
の上部に設けられた蓋14をパツキン14aを介
して貫通し、このシヤフト13b上端部にハンド
ル15が連結されて、上記内容器12内部で回転
自在とされている。
このように構成された従来のアイスクリーム製
造機10は、予め冷凍室等の0゜C以下の雰囲気下
でその蓄冷層16が冷却された内容器12を外容
器11に組み込み、この内容器12内にアイスク
リームの素材料を収容する。次にこの内容器12
内の上記素材料中に撹拌装置13を挿入し、その
上部より蓋14およびハンドル15を取り付け
る。そしてこの素材料を上記内容器12内の蓄冷
層16により冷却し、上記撹拌装置13をハンド
ル15により回転させて撹拌してこの素材料を凝
固させ、アイスクリームを作るものである。
しかしながら、このようなアイスクリーム製造
機10では、外容器11と内容器12との間に設
けられた断熱層17が空気により充たされている
ため、この空気を媒体として常温の外部雰囲気か
ら冷却された上記内容器12内の蓄冷層16へと
熱伝達が起きる。よつて上記素材料を均一に冷却
すべくこれを撹拌するのに連れ、逆に上記蓄冷層
16は上述の熱伝達によりその温度が上昇してし
まい、結局充分な冷却が得られず、所望の固さの
アイスクリームを得ることが難かしいという欠点
があつた。
またこのアイスクリーム製造機10では、その
内容器12が二重構造とされて蓄冷層16が設け
られているので、この蓄冷層16を冷却するには
その都度冷凍室内等に、この内容器12を収容し
得る空間を確保しなければならない煩わしさがあ
つた。
しかも上述のようにこのようなアイスクリーム
製造機10ではアイスクリームの製造中にその蓄
冷層16の温度が上昇してしまうので、アイスク
リームを製造した後の保冷効果までを望むべくも
なく、そのような場合には、別途保温容器に移し
替え、ドライアイス等の他の寒剤により保冷する
必要があり面倒であると共に不経済でもあつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、熱
遮断効果に富んで保冷性に優れ、しかもその蓄冷
層の取扱いが極めて簡便なアイスクリーム製造機
を提供することを目的とするものである。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
第2図および第3図は本考案のアイスクリーム
製造機の一実施例を示すもので、このアイスクリ
ーム製造機は外容器1、蓄冷層2、内容器3、撹
拌装置4および蓋5により構成されたものであ
る。
上記外容器1は二重構造とされた外観が有底円
筒状の容器であり、その内部は真空とされて真空
断熱層6が形成されている。そしてこの外容器1
の内側には蓄冷層2が設けられている。
この蓄冷層2はそれぞれ所定形状の容器にエチ
レングリコールやその水溶液等の寒剤が封入され
てなる、底部蓄冷体2aと側部蓄冷体2b…とか
ら構成されたものである。すなわち第2図および
第3図に示すようにこの蓄冷層2は、その外観が
円盤状の底部蓄冷体2aと、この底部蓄冷体2a
の外径とその内径が等しい円筒体がその軸線方向
に沿つて所定数に等分(図では4等分)された外
観をそれぞれ有する側部蓄冷層2b…とからなる
ものである。そしてこの蓄冷層2は上記底部蓄冷
体2aと側部蓄冷体2b…とにより全体としては
上記外容器1の内径とその外径が等しい有底円筒
体を形成するものである。そしてこの有底円筒体
に形成された蓄冷層2の内側には内容器3が設け
られている。
この内容器3は熱伝導性に優れるアルミニウム
等からなる薄肉の有底円筒体であり、その外径は
上記蓄冷層2の内径と等しくされている。よつて
この内容器3はその外周面が上記蓄冷層2の内壁
面に接するようにして、この蓄冷層2内に着脱自
在に設けられている。そしてこの内容器3の内側
には撹拌装置4が設けられている。
この撹拌装置4は2枚の撹拌翼4a,4aがシ
ヤフト4bにそれぞれ所定角度傾けられて固定さ
れてなるものである。そして上記の蓄冷層2,内
容器3および撹拌装置4をそれらの上方から覆う
蓋5が上記外容器1の上部に着脱自在に設けられ
ている。またこの蓋5の中央部にはモータ7が設
けられ、このモータ7下部の出力軸が上記撹拌装
置4のシヤフト4b上端部に連結されることによ
り、この撹拌装置4は上記内容器3内で回転自在
とされている。
このように構成されたアイスクリーム製造機で
は、予め冷凍室等で0゜C以下まで冷却された各蓄
冷体2a,2b…を外容器1内に設置して蓄冷層
2を形成させ、アイスクリームの素材料を収容し
た内容器3を上記蓄冷層2上に設ける。そして、
撹拌装置4をその下部に連結させた蓋5をこの内
容器3上部から被せ、上記の素材料を蓄冷層2に
より冷却し、モータ6により駆動される撹拌装置
4により撹拌してこれを凝固させ、アイスクリー
ムを作るものである。
このときこのアイスクリーム製造機では、その
蓄冷層2が分割された複数個の蓄冷体2a,2b
…により構成されているため、これらを冷却する
際に冷凍室内等で余分な場所を取らず、またその
取扱いも簡便である。特に、側部蓄冷体2b……
が、円弧状に湾曲した板状体であるので、これを
積み重ねて冷凍庫等で冷却する際に、その湾曲方
向を交互に反対方向に向くように積み重ねること
ができ、積み重ねた側部蓄冷体2b間に冷気が流
出入しうる空間が生じるようにすることができ
る。このため、側部蓄冷体2…と冷気との接触が
多くなり、側部蓄冷体2b…の冷却が迅速かつ確
実に行うことができる。また上記蓄冷体2a,2
b…とは別に必要個数の予備の蓄冷体を用意して
おけば、上記蓄冷体2a,2b…とこれら予備の
蓄冷体を適宜取り換えることにより、製造された
アイスクリームを長い時間に亘つて保冷したり、
このアイスクリームを更に固いものとしたり、ま
た次々に新しいアイスクリームを作つたり等の多
様な使い方に適用することができる。
またこのようなアイスクリーム製造機では、そ
の外容器1を真空断熱二重構造としてあるので著
るしい熱遮断効果が得られる。
以下上述の真空断熱層6による熱遮断効果を実
験例において確認する。
〔実験例〕
上述の実施例において示したアイスクリーム製
造機の外容器として、真空断熱層を有するもの
と、そうでないものとのそれぞれについてアイス
クリームを製造した結果、 (イ) アイスクリームが出来上がつてそのままの状
態で法置しておくと、真空断熱層を有しない製
造機では約40分後に出来上がつたアイスクリー
ムがその周囲から溶け始めたのに対し、真空断
熱層を有するものでは、アイスクリームが溶け
始めるまでに6時間以上を要した。これは真空
断熱層を有するものがその保冷性に極めて優れ
ることを示している。
(ロ) アイスクリームの製作過程で撹拌に要するト
ルクを計測した結果、第4図に示すように、ア
イスクリームの出来上つた約25分後に、真空断
熱層を有するものは曲線Aで示すように12Kg・
cmであつたのに対し、他方は曲線Bで示すよう
に8.5Kg・cmであつた。これは真空断熱層を有
するものではその熱遮断性に優れるため冷却効
果が良く、よつてより固いアイスクリームを作
ることができたことを示している。
以上説明したように、本考案のアイスクリーム
製造機は、アイスクリームの素材料を収容する内
容器とこの内容器を外側から囲む外容器と、この
外容器と上記内容器との間に設けられて上記素材
料を冷却する蓄冷層と、上記内容器内に設けられ
て上記素材料を撹拌する撹拌装置とを具備してな
るアイスクリーム製造機において、上記蓄冷層を
上記内外容器の形状に応じた着別自在な複数個の
蓄冷体で形成するとともに、上記外容器を真空断
熱二重構造としたものである。よつてこのアイス
クリーム製造機はその外部からの熱遮断性が極め
て良好であり、アイスクリーム製造時の冷却効果
およびアイスクリーム製造後の保冷に優れるもの
である。
またその蓄冷層を複数個の蓄冷体で形成するよ
うにしてあるので、これら蓄冷体の冷却時や取付
け時、その取案扱いが簡便であるとともに蓄冷体
の冷却を迅速かつ確実に行うことができる。さら
に、予備の蓄冷体を必要個数用意しておけばこれ
ら蓄冷体を適宜冷却済みの蓄冷体と交換すること
により、上記の真空断熱層による良好な熱遮断性
と相俟つて、長い時間に亘る保冷や、次々にアイ
スクリームを作る等の多様な使い方を可能にした
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアイスクリーム製造機の一例を
示す断面視した正面図、第2図および第3図は本
考案のアイスクリーム製造機の一実施例を示すも
ので、第2図は断面視した正面図、第3図は第2
図の−線視断面図、第4図は本考案のアイス
クリーム製造機の一実施例による熱遮断効果を確
認する実験例を説明するための図である。 1……外容器、2……蓄冷層、2a……底部蓄
冷体、2b……側部蓄冷体、3……内容器、4…
…撹拌装置、6……真空断熱層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アイスクリームの素材料を収容する内容器と、
    この内容器を外側から囲む外容器と、この外容器
    と上記内容器との間に設けられて上記素材料を冷
    却する蓄冷層と、上記内容器内に設けられて上記
    素材料を撹拌する撹拌装置とを具備してなるアイ
    スクリーム製造機において、 上記内外容器はいずれも有底円筒形とされ、 上記蓄冷層は外容器の内壁に接するとともに内
    容器の外壁に接する有底円筒形とされ、かつ底部
    と複数個の軸線方向に沿つて分割された側壁部と
    からなり、それぞれが分離可能とされた蓄冷体で
    形成され、 上記外容器を真空断熱二重構造としたことを特
    徴とするアイスクリーム製造機。
JP1217884U 1984-01-31 1984-01-31 アイスクリ−ム製造機 Granted JPS60125885U (ja)

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JP1217884U JPS60125885U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 アイスクリ−ム製造機

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JP1217884U JPS60125885U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 アイスクリ−ム製造機

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JPS60125885U JPS60125885U (ja) 1985-08-24
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324066Y2 (ja) * 1985-11-25 1991-05-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290677A (en) * 1976-01-17 1977-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icecreamer
JPS5867780A (ja) * 1981-10-19 1983-04-22 Fukuoka Patsumingu Kk 塩化ビニル樹脂を主体とした食品容器用密封材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50148667U (ja) * 1973-05-11 1975-12-10

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