JPH01307628A - 赤外線検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物体や人体から放射される赤外線を検出する
赤外線検出器に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の赤外線検出器としては、例えば、ＣＱ出
版社　昭和５７年１０月１日発行「センサ・インタフェ
ーシング　ＮＯ，ＩＪの第１７５頁に記載されているよ
うな、第２図に示す構成のものが使用されてきた。

図において、１はＴＯ−５型の金属キャン、２は窓材で
あるシリコンフィルタ、３は焦電体又は熱電対からなる
熱型感知素子であり、４は端子である。

次←動作について説明する。シリコンフィルタ２を通っ
た赤外線は、熱型感知素子３に入射し、その強度に応じ
た電気信号が端子４に出力される。

〔発明が解決しようとする課題〕

本来、検出すべき赤外線は、窓材を通して入ってくるも
のだけであるが、上記従来の赤外線検出器では、金属キ
ャン内面は外面と同じ材料、材質となっており、放射率
について特にｙＳ慮されていないため、金属キャン１か
ら放射される赤外線は熱型感知素子３に入射し、外来の
赤外線とあわせて検出されるという問題があり、金属キ
ャンの温度変化に伴う、金属キャンからの放射赤外線の
変化をとらえて出力するというような不安定な動作や誤
動作を起こす等の問題があった。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、動
作が安定していて、高Ｇ３頼性、高粘度の赤外線検出器
を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明では、赤外線検出器を
つぎのように構成するものである。

即ち、内面を鏡面仕上げ又は光沢めっきした金属キャン
内に、焦電体、熱電対等の熱型感知素子を配置するよう
にする。

（作用） この構成により、金属キャンからの赤外線放射による動
作の不安定、誤動作がなくなる。

（実施例） 以下、本発明を実施例により説明する。

第１図は、本発明の一実施例である「赤外線検出器」の
断面図である。

図において、１はＴｏ−５型の金属キャン、２は窓材で
あるシリコンフィルタで特定波長の赤外線を透過させる
もの、３は焦電体、熱電対等の熱型感知素子、４は端子
である。

そして、金属キャン１の内面は、放射率が０．０１以下
になるように、鏡面仕上げされている。

このように、金属キャン内面が鏡面仕上げされているの
で、金属キャンから熱型感知素子への赤外線放射が大幅
に減少する。

よって、熱型感知素子が焦電体の場合は、金属キャンの
温度変化に伴う赤外線放射の変化を検出することにより
動作の不安定、誤動作がほとんどなくなり、又、熱型感
知素子が熱電対の場合は、金属キャンからの赤外線放射
による動作の不安定、誤動作がほとんどなくなる。

本実施例では、金属キャン内面を鏡面仕上げしているか
、光沢めっきにより放射率を０．０１以下としても、鏡
面仕上の場合と同様の作用、効果が得られる。

（発明の効果） 以上説明した如く、本発明によれば、金属キャンから熱
型感知素子への赤外線放射が大幅に減少して、動作が安
定し、高信頼性、高精度の赤外線検出器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は従来例の
断面図である。 図中、１はＴｏ−５型金属キヤン、３は熱望検知素子、
５は鏡面仕上げ又は光沢めっきである。 なお、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内面を鏡面仕上げ又は光沢めっきした金属キャン内に、
   焦電体、熱電対等の熱型感知素子を配置したことを特徴
   する赤外線検出器。