JPS6330890Y2 - - Google Patents

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JPS6330890Y2
JPS6330890Y2 JP1982055863U JP5586382U JPS6330890Y2 JP S6330890 Y2 JPS6330890 Y2 JP S6330890Y2 JP 1982055863 U JP1982055863 U JP 1982055863U JP 5586382 U JP5586382 U JP 5586382U JP S6330890 Y2 JPS6330890 Y2 JP S6330890Y2
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JP
Japan
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temperature
food
thermopile
temperature sensor
output
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JP1982055863U
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JPS58158202U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子レンジ等の調理器に関し、更に詳
述すれば調理対象食品の温度を非接触で測定する
サーモパイル型の温度センサを備えた調理器の改
良に関するものである。
食品温度を非接触で測定し、測定結果に基き、
マイクロ波出力、ヒータ出力を調整し、又はオン
オフする調理器が実用化されている。非接触の温
度測定手段としては焦電型赤外線検出素子が用い
られてきたがこの素子には食品からの赤外線を断
続的に素子に至らしめるためのチヨツパが必要で
あり、モータ等のチヨツパの駆動手段の存在のた
めに比較的大きなものとならざるを得ないという
難点があつた。そこで小型化の可能なサーモパイ
ル型(熱電対型)の温度センサの利用が試みられ
つつある。サーモパイル型の温度センサは薄膜上
に熱電対を直列に配置したものであつて、その検
出波長帯域は紫外域から赤外域に及び、入射光窓
に赤外線をよく透過するシリコンウエハを用いる
と2〜15μmの波長の赤外線を効果的に受光する
ことができ、調理器用の温度センサに適したもの
とすることができる。この温度センサは受光赤外
線により電圧を発生せしめるものであるから、前
述の焦電型のものとは異り、バイアス電圧、チヨ
ツパが不要であり、小型化する上で極めて好都合
である。
本考案は例えばこのようなサーモパイル型の温
度センサを利用して、食品温度を正確にはかるこ
とができ、調理の制御精度を高め得ると共に、小
型化した調理器を提供することを目的とする。
以下本考案をその実施例を示す図面に基き具体
的に説明する。第1図は本考案に係る調理器の全
体構造を略示する正面断面図、第2図はその要部
を示す略示立断面図である。
調理室1の下部に配したターンテーブル2上に
は調理対象の食品Aが載置されており、調理室1
の上方には食品温度測定装置本体10が設けられ
ている。調理室1の天面板には食品Aが発する赤
外線を食品温度測定装置本体10へ至らしめるた
めに孔が開設されており、この孔と同心になるよ
うにマイクロ波漏洩防止のための電波シールリン
グ3が取付けられており、電波シールリング3を
通過した赤外線が食品温度測定装置本体10へ達
する構成としている。
食品温度測定装置本体10は第2図に示すよう
にサーモパイル型の温度センサ11をケース12
に収納してなるものであり、ケース12内に下向
きに取付けた温度センサ11の対向部、つまりケ
ース12の底面部12aには、温度センサ11を
構成するサーモパイル(センサ本体)11a、又
は温度センサ11の窓11bと同心的に位置せし
めた小孔12bが開設されている。そしてサーモ
パイル11a、小孔12b等が電波シールリング
3と同心的に位置するようにこの食品温度測定装
置本体10が取付けられている。温度センサ11
は基台11c、その中央に取付けたサーモパイル
11a、サーモパイル11aの側部に取付けた基
準温度検出用のダイオード11d、サーモパイル
11a、ダイオード11cを覆う円筒状のキヤツ
プ11e、このキヤツプ11eに開設した前述の
窓11bを封じるシリコン製の窓板11f等から
なつている。この窓11bの存在によつて該温度
センサ11の感温視野の立体角はαに規制されて
いる。
サーモパイル11aは食品Aの温度に対応する
赤外線を受光し、食品温度がサーモパイルの温度
よりも高い場合は熱電対の一方が冷却点となり、
低い場合は逆極性となる。前記基準温度検出用ダ
イオード11dは冷接点となり得る温度を測定す
るためのものである。
温度センサは感度向上、汎用性を考慮して感温
視野角αを70゜〜120゜と大きくしている。然ると
ころ電子レンジ等の調理器ではこの温度センサの
取付位置は測定対象の食品から離れているため
に、食品以外の部分、つまりターンテーブル2、
調理室1の天面板上面、電波シールリング3等も
視野内に入ることとなり、正確な食品温度測定が
望めない。ケース12の底面部12aはこれら食
品温度測定に不要の部分からの赤外線を遮蔽する
ものであり、これに開設した小孔12bにて感温
視野が食品Aに限定されるように赤外線通過域又
は感温視野角をβに絞るためのものである。底面
部12aの内側面(上面)における温度センサ1
1の感温視野内部分又はその近傍の、該感温視野
内部分と実質的に等温の部分には温度測定用のダ
イオード13が固定してある。
さて、サーモパイル11a、ダイオード11
d,13による食品Aの温度測定につき説明す
る。食品Aの温度をTA、サーモパイル11aの
温度をT0とする。温度センサ11の感温視野が
総て食品Aにて占められているものとすると食品
Aから放射される赤外線エネルギはステフアンボ
ルツマンの法則に従い (ε1σTA 4−ε2σT0 4) …(1) の分だけがサーモパイル11aに吸収されること
になる。但し、ε1,ε2は食品及びサーモパイル
夫々の放射率、σはステフアンボルツマンの定数
である。
従つて食品温度TAを求めるには (ε1σTA 4−ε2σT0 4)+ε2σT0 4 =ε1σTA 4 …(2) とすべく、ダイオード11dによつて得られるサ
ーモパイル11aの温度T0に係る項ε2σT0 4を加
算すればよい。
ところが第2図に示す如く温度センサ11の感
温視野内にはケース12の底面部12aが含まれ
るから、正確な測温にはその補正は不可欠であ
る。
従つてサーモパイル11aが吸収するエネルギ
Wは W=(ε1σTA 4+ε3σTC 4)−ε2σT0 4 …(3) 但しε3はケース底面部上面の放射率、TCはそ
の温度 一般に食品の放射率は0.9〜0.95であるのでサ
ーモパイル11a、ケース底面部上面を黒くして
放射率ε1,ε2,ε3を略々等しくしておくと W∝(TA 4+TC 4)−T0 4 …(4) となる。
従つて食品温度TAを求めるには {(TA 4+TC 4)−T0 4}+T0 4−TC 4 =TA 4 …(5) とすればよい。即ちサーモパイル11a出力にダ
イオード11d出力の4乗を加算し、ダイオード
13出力の4乗を減算することにより正しい食品
温度TAに係る信号が得られることになる。
なお実際にはTA,TCは第2図の視野角α,β
により投影される面積、距離に影響されるから、
TAによるエネルギW1、TCによるエネルギW2
夫々 W1=A1/h21TA 4=k1TA 4 …(6) W2=A2/h22TC 4=k2TC 4 …(7) 但し、h1,h2はサーモパイルから食品A及びケ
ース底面部上面夫々までの距離 A1,A2は視野角β及びα夫々により投影され
る面積 となり、これら定数k1,k2を考慮した信号処理が
必要であることは勿論である。
第3図は(5)式に従い食品温度を求めることを可
能とする食品温度測定装置の電子回路部の構成を
略示しており、サーモパイル11a、ダイオード
11d及びダイオード13の各出力を増幅器2
1,22,23夫々にて増幅し、増幅器22,2
3出力を演算回路24,25夫々にて4乗化し、
増幅器21出力と演算回路24出力を加算回路2
6にて加算し、その和信号出力と演算回路25出
力を減算回路27に与えて差を求め、差信号を図
示しないマグネトロン等の加熱手段の制御系へ与
えることとする。
以上のように本考案に係る調理器は調理対象食
品を連続的に感温視野に捉えるべく取付けたサー
モパイル型の温度センサを備えた調理器におい
て、前記温度センサの感温視野限定のために小孔
を開設してなる遮蔽物を配し、該遮蔽物における
温度センサの感温視野内部分又はその近傍に、該
遮蔽物の温度検出用素子を設け、該温度検出用素
子の出力にて前記温度センサ出力を補正する構成
としたものであるので食品温度を正確に測定でき
て調理の制御精度が高く、且つ小型の調理器が実
現できる。なお上述の実施例の如く温度センサを
ケース内に収納配置する場合は、電子レンジのよ
うに急激な温度変化を生じるものにおいて、この
温度変化からセンサを保護できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図は本考案に係る調理器の全体構造を略示する
正面断面図、第2図はその要部を示す略示立断面
図、第3図は食品温度測定装置の電子回路部の略
示ブロツク図である。 11……温度センサ、11a……サーモパイ
ル、11d……ダイオード、12……ケース、1
2b……小孔、13……ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調理対象食品を連続的に感温視野に捉えるべく
    取付けたサーモパイル型の温度センサを備えた調
    理器において、前記温度センサの感温視野限定の
    ために小孔を開設してなる遮蔽物を配し、該遮蔽
    物における温度センサの感温視野内部分又はその
    近傍に、該遮蔽物の温度検出用素子を設け、該温
    度検出用素子の出力にて前記温度センサ出力を補
    正する構成としたことを特徴とする調理器。
JP5586382U 1982-04-16 1982-04-16 調理器 Granted JPS58158202U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5586382U JPS58158202U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 調理器

Applications Claiming Priority (1)

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JP5586382U JPS58158202U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 調理器

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Publication Number Publication Date
JPS58158202U JPS58158202U (ja) 1983-10-21
JPS6330890Y2 true JPS6330890Y2 (ja) 1988-08-18

Family

ID=30066417

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JP5586382U Granted JPS58158202U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735907B2 (ja) * 1985-07-25 1995-04-19 東芝ホームテクノ株式会社 ト−スタ−オ−ブン
JP2011158212A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Panasonic Corp 高周波加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6035861Y2 (ja) * 1980-04-24 1985-10-24 三洋電機株式会社 調理器

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JPS58158202U (ja) 1983-10-21

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