JP2000275100A - 焦電型赤外線検出器 - Google Patents
焦電型赤外線検出器Info
- Publication number
- JP2000275100A JP2000275100A JP11077295A JP7729599A JP2000275100A JP 2000275100 A JP2000275100 A JP 2000275100A JP 11077295 A JP11077295 A JP 11077295A JP 7729599 A JP7729599 A JP 7729599A JP 2000275100 A JP2000275100 A JP 2000275100A
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- JP
- Japan
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- detector
- thermopile
- infrared detector
- pyroelectric
- pyroelectric infrared
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- Pending
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
サーモパイルを内蔵した焦電型赤外線検出器において、
サーモパイルと焦電型赤外線検出器の受光電極の検知エ
リアが一致する検出器を提供する。 【課題】従来の技術によれば、サーモパイルを内蔵した
焦電型赤外線検出器の両者の受光電極の視野を完全に一
致させる事が出来なかった為、検知，測定の精度に限界
があった。 【解決手段】本発明に係る焦電型赤外線検出器は、サー
モパイルを内蔵し、且つ該サーモパイルの温接点を、該
焦電型赤外線検出器の受光電極上に形成した事を特徴と
する。
サーモパイルと焦電型赤外線検出器の受光電極の検知エ
リアが一致する検出器を提供する。 【課題】従来の技術によれば、サーモパイルを内蔵した
焦電型赤外線検出器の両者の受光電極の視野を完全に一
致させる事が出来なかった為、検知，測定の精度に限界
があった。 【解決手段】本発明に係る焦電型赤外線検出器は、サー
モパイルを内蔵し、且つ該サーモパイルの温接点を、該
焦電型赤外線検出器の受光電極上に形成した事を特徴と
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、侵入警報器，火災
報知器，放射温度計等に用いられる焦電型赤外線検出器
に関するものである。
報知器，放射温度計等に用いられる焦電型赤外線検出器
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】焦電型赤外線検出器の信号出力は、検知
対象物の温度が同じであっても、検知エリアの背景温度
により異なった出力を発する。これを補正する手段とし
て、該検出器搭載ユニットに取り付けられたサーミスタ
等の測温センサによる、背景温度の代わりとしてのユニ
ット温度のモニター，或いはサーモパイルの焦電型赤外
線検出器との併用，又はサーモパイルを焦電型赤外線検
出器へ内蔵し、サーモパイルによる焦電型赤外線検出器
の検知エリアの背景温度の測定により焦電型赤外線検出
器の信号出力を補正していた。又、焦電型赤外線検出器
は、単位時間当たりの赤外線量の変化を電気信号として
取り出す、いわゆる微分型検出器であり、移動物体の検
知には適している反面、静止物体を検知するためには該
検出器前面にチョッパ，シャッタ等の赤外線の入射を一
時的に遮る装置を取り付ける必要があり、これらを回避
ためサーモパイルを焦電型赤外線検出器と併用、又は焦
電型赤外線検出器に内蔵する手法を採ることで移動物体
検知と静止物体検知を行っていた。この手法に関し、出
願番号 特願平10-318618 にて、サーモパイルを内蔵
し、且つサーモパイルと焦電型赤外線検出器の受光電極
の中心点を同一Ｚ軸上の近接した位置に配する焦電型赤
外線検出器を特許出願している。
対象物の温度が同じであっても、検知エリアの背景温度
により異なった出力を発する。これを補正する手段とし
て、該検出器搭載ユニットに取り付けられたサーミスタ
等の測温センサによる、背景温度の代わりとしてのユニ
ット温度のモニター，或いはサーモパイルの焦電型赤外
線検出器との併用，又はサーモパイルを焦電型赤外線検
出器へ内蔵し、サーモパイルによる焦電型赤外線検出器
の検知エリアの背景温度の測定により焦電型赤外線検出
器の信号出力を補正していた。又、焦電型赤外線検出器
は、単位時間当たりの赤外線量の変化を電気信号として
取り出す、いわゆる微分型検出器であり、移動物体の検
知には適している反面、静止物体を検知するためには該
検出器前面にチョッパ，シャッタ等の赤外線の入射を一
時的に遮る装置を取り付ける必要があり、これらを回避
ためサーモパイルを焦電型赤外線検出器と併用、又は焦
電型赤外線検出器に内蔵する手法を採ることで移動物体
検知と静止物体検知を行っていた。この手法に関し、出
願番号 特願平10-318618 にて、サーモパイルを内蔵
し、且つサーモパイルと焦電型赤外線検出器の受光電極
の中心点を同一Ｚ軸上の近接した位置に配する焦電型赤
外線検出器を特許出願している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら 出願番
号 特願平10-318618における技術では、焦電型赤外線検
出器の受光電極とサーモパイルの受光電極の配置されて
いるＺ軸上の位置が異なり、焦電型赤外線検出器の検知
エリアとサーモパイルの検知エリアが完全には一致して
いなかった。つまり焦電型赤外線検出器の２つの受光電
極の間にサーモパイルの受光電極を配している事から、
レンズを用いて投影される検知エリアは完全に一致する
事が無く、サーモパイルによる背景温度の検知を焦電型
赤外線検出器の信号補正に応用する際、やや正確さに欠
けるものとなっていた。又、完全な同一エリア内での移
動物体検知と、静止物体検知の両立も完全には出来てい
なかった。
号 特願平10-318618における技術では、焦電型赤外線検
出器の受光電極とサーモパイルの受光電極の配置されて
いるＺ軸上の位置が異なり、焦電型赤外線検出器の検知
エリアとサーモパイルの検知エリアが完全には一致して
いなかった。つまり焦電型赤外線検出器の２つの受光電
極の間にサーモパイルの受光電極を配している事から、
レンズを用いて投影される検知エリアは完全に一致する
事が無く、サーモパイルによる背景温度の検知を焦電型
赤外線検出器の信号補正に応用する際、やや正確さに欠
けるものとなっていた。又、完全な同一エリア内での移
動物体検知と、静止物体検知の両立も完全には出来てい
なかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記のような問題を解決
する為、本発明に係る焦電型赤外線検出器は、焦電型赤
外線検出器にサーモパイルを内蔵し、且つ焦電型赤外線
検出器の受光電極部にサーモパイルの温接点を形成した
ことを特徴とする。
する為、本発明に係る焦電型赤外線検出器は、焦電型赤
外線検出器にサーモパイルを内蔵し、且つ焦電型赤外線
検出器の受光電極部にサーモパイルの温接点を形成した
ことを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明は、前述の様に焦電型赤外
線検出器にサーモパイルを内蔵し、且つ焦電型赤外線検
出器の受光電極部にサーモパイルの温接点を形成する事
により、焦電型赤外線検出器の検知エリアとサーモパイ
ルの検知エリアを同一とする事が可能な焦電型赤外線検
出器を作る事が出来る。
線検出器にサーモパイルを内蔵し、且つ焦電型赤外線検
出器の受光電極部にサーモパイルの温接点を形成する事
により、焦電型赤外線検出器の検知エリアとサーモパイ
ルの検知エリアを同一とする事が可能な焦電型赤外線検
出器を作る事が出来る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１に基づいて説明
する。図１は、本発明に係わるサーモパイル内蔵型焦電
型赤外線検出器の内部構造図である。因みに図３は特願
平10-318618にて示されている従来の従来の技術による
サーモパイル内蔵型焦電型赤外線検出器の構造図であ
る。尚、図１及び、図３において同一となる部分は、同
一符号を付している。図１において、熱容量の小さい絶
縁膜が形成された焦電型赤外線検出器の受光電極上にサ
ーモパイルの温接点が形成される。一方、サーモパイル
の冷接点は、反射メッキ処理を施し、且つ該検出器のケ
ース部とヒートシンクの取れている焦電型赤外線検出器
の受光電極以外の部分に形成される。該サーモパイルの
温接点は、必然的に焦電型赤外線検出器の受光電極と同
一の箇所に形成され、冷接点の形成箇所は焦電型赤外線
検出器の焦電体チップ以外の場所に形成される。
する。図１は、本発明に係わるサーモパイル内蔵型焦電
型赤外線検出器の内部構造図である。因みに図３は特願
平10-318618にて示されている従来の従来の技術による
サーモパイル内蔵型焦電型赤外線検出器の構造図であ
る。尚、図１及び、図３において同一となる部分は、同
一符号を付している。図１において、熱容量の小さい絶
縁膜が形成された焦電型赤外線検出器の受光電極上にサ
ーモパイルの温接点が形成される。一方、サーモパイル
の冷接点は、反射メッキ処理を施し、且つ該検出器のケ
ース部とヒートシンクの取れている焦電型赤外線検出器
の受光電極以外の部分に形成される。該サーモパイルの
温接点は、必然的に焦電型赤外線検出器の受光電極と同
一の箇所に形成され、冷接点の形成箇所は焦電型赤外線
検出器の焦電体チップ以外の場所に形成される。
【０００７】
【発明の効果】本発明に係るサーモパイル内蔵型焦電型
赤外線検出器によれば、サーモパイルと焦電型赤外線検
出器の視野角を同一にする事が出来る事から、一つの光
学系にてサーモパイルと焦電型赤外線検出器の検知エリ
アを完全に一致させる事ができる。又、サーモパイルの
温接点の形成箇所は熱容量の小さい絶縁膜上である事か
ら、赤外線入射による焦電型赤外線検出器の焦電素子自
体の温度変化を妨げる事は無く、焦電型赤外線検出器自
体の特性を損なう事は無い。加えて、サーモパイルの冷
接点が焦電体とは別の箇所に形成してあり、且つ該検出
器のケースとヒートシンクが取れていることより、赤外
線入射の際、焦電型赤外線検出器の焦電素子自体の温度
変化を充分なサーモパイル出力として取り出す事が可能
である。よって両検出器の特性を損なう事無く、焦電型
赤外線検出器の検知エリアに完全に合致する範囲の背景
温度をサーモパイルにて検知する事が可能となり、焦電
型赤外線検出器の信号出力について、より精度の高い補
正が可能となる。加えて、移動物体検知と静止物体検知
が完全に一致する検知エリアにて行う事が出来、両者の
信号処理によって、より誤報，失報の少ない高信頼性を
有する検出器の供給が可能となる。
赤外線検出器によれば、サーモパイルと焦電型赤外線検
出器の視野角を同一にする事が出来る事から、一つの光
学系にてサーモパイルと焦電型赤外線検出器の検知エリ
アを完全に一致させる事ができる。又、サーモパイルの
温接点の形成箇所は熱容量の小さい絶縁膜上である事か
ら、赤外線入射による焦電型赤外線検出器の焦電素子自
体の温度変化を妨げる事は無く、焦電型赤外線検出器自
体の特性を損なう事は無い。加えて、サーモパイルの冷
接点が焦電体とは別の箇所に形成してあり、且つ該検出
器のケースとヒートシンクが取れていることより、赤外
線入射の際、焦電型赤外線検出器の焦電素子自体の温度
変化を充分なサーモパイル出力として取り出す事が可能
である。よって両検出器の特性を損なう事無く、焦電型
赤外線検出器の検知エリアに完全に合致する範囲の背景
温度をサーモパイルにて検知する事が可能となり、焦電
型赤外線検出器の信号出力について、より精度の高い補
正が可能となる。加えて、移動物体検知と静止物体検知
が完全に一致する検知エリアにて行う事が出来、両者の
信号処理によって、より誤報，失報の少ない高信頼性を
有する検出器の供給が可能となる。
【図１】本発明の実施の形態に係る焦電型赤外線検出器
の概略図。
の概略図。
【図２】本発明の実施の他の形態に係る焦電型赤外線検
出器の概略図。
出器の概略図。
【図３】従来の形態に係る他の焦電型赤外線検出器の概
略図。
略図。
【符号の説明】 １ 焦電体 ２ 焦電型赤外線検出器受光電極 ３ サーモパイル温接点 ４ サーモパイル冷接点 ５ 内部配線基板 ６ サーモパイル出力取り出し
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2G065 AA04 AB02 BA11 BA13 BA14 BA32 CA05 DA06 DA20 2G066 AC13 AC14 BA01 BA08 BA51 BB01 CA08 CA15 5C084 AA01 AA06 AA13 BB31 DD43 DD87 5G405 AA01 AB05 AC02 AC09 CA60 DA01 FA07
Claims (1)
- 【請求項１】 焦電型赤外線検出器にサーモパイルを内
蔵し、且つ焦電型赤外線検出器の受光電極部にサーモパ
イルの温接点を形成したことを特徴とする焦電型赤外線
検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11077295A JP2000275100A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 焦電型赤外線検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11077295A JP2000275100A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 焦電型赤外線検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000275100A true JP2000275100A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13629909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11077295A Pending JP2000275100A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 焦電型赤外線検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000275100A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6552345B2 (en) | 2000-05-09 | 2003-04-22 | Matsuda Micronics Corporation | Thermopile far infrared radiation detection apparatus for crime prevention |
| JP2011191215A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Seiko Instruments Inc | サーモパイル型赤外線センサおよびその製造方法 |
| JP2011191214A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Seiko Instruments Inc | サーモパイル型赤外線センサおよびその製造方法 |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11077295A patent/JP2000275100A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6552345B2 (en) | 2000-05-09 | 2003-04-22 | Matsuda Micronics Corporation | Thermopile far infrared radiation detection apparatus for crime prevention |
| JP2011191215A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Seiko Instruments Inc | サーモパイル型赤外線センサおよびその製造方法 |
| JP2011191214A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Seiko Instruments Inc | サーモパイル型赤外線センサおよびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100223 |