JP3425497B2 - 炎検知器 - Google Patents

炎検知器

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JP3425497B2
JP3425497B2 JP27156095A JP27156095A JP3425497B2 JP 3425497 B2 JP3425497 B2 JP 3425497B2 JP 27156095 A JP27156095 A JP 27156095A JP 27156095 A JP27156095 A JP 27156095A JP 3425497 B2 JP3425497 B2 JP 3425497B2
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正憲 平沢
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国際技術開発株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炎検知器に係り、
より詳しくは、開口部を備えた筐体内でかつ開口部から
離間して配置された赤外線センサを備え該赤外線センサ
により炎から発せられた赤外線を検知して炎を検知する
炎検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炎検知器は、図5に示すように、
開口部40を備えた筐体10でかつ開口部40から離離
間して配置された赤外線センサ12を備え、該赤外線セ
ンサ12により炎から発せられた赤外線D1 、D2 を検
知して炎を検知する炎検知器が提案されている。なお、
開口部40には赤外線透過ガラス(例えば、サファイア
板等)13が配置されている。
【0003】ここで、炎検知器の構造上赤外線センサ1
2は開口部40から離間して配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤外線
センサ12が開口部40から離間して配置されているの
で、炎検知器の赤外線の検知範囲(炎検知器の断面の検
知角θ)は狭くなる。
【0005】一方、炎検知器の検知範囲を大きくするた
めには、赤外線センサ12を開口部40側に近づけるこ
とにより達成することができるが、炎検知器の構造上赤
外線センサ12を開口部40に近づけるには限界があ
る。従って、炎検知器の赤外線の検知範囲を大きくする
ためには、図6に示すように、筐体100に複数開口部
40を設け、複数の開口部40各々毎に赤外線センサ1
2を備えることにより達成することができるが、赤外線
センサ12を複数備えることは、炎検知器が複雑にな
る。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して成されたも
ので、簡易の構成で広い範囲を検知することの可能な炎
検知器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、開口部を備えた筐体と、前記筐体内
でかつ前記開口部から離間して配置された赤外線センサ
と、前記開口部側から前記赤外線センサ側にかけて配置
されかつ内面に赤外線を反射する反射面を備えた中空部
材と、を備えている。
【0008】すなわち、中空部材の一端は開口部側に配
置され、他端は赤外線センサ側に配置されている。
【0009】ここで、中空部材の一端は次のいずれかの
位置に配置することができる。中空部材の一端を開口部
より若干外側、すなわち、開口部に対して赤外線センサ
と反対側の筐体外部近傍の第1の位置に配置する。ま
た、中空部材の一端を開口部の筐体外面と接する第2の
位置に配置する。更に、中空部材の一端を開口部より若
干内側、すなわち、開口部に対して赤外線センサ側の第
2の位置近傍の第3の位置に配置する。
【0010】また、中空部材の他端は次のいずれかの位
置に配置することができる。中空部材の他端を赤外線セ
ンサに対して開口部側の赤外線センサ近傍の第4の位置
に配置する。また、中空部材の他端を赤外線センサに対
応する第5の位置に配置する。更に、中空部材の他端を
赤外線センサに対して開口部側と反対の赤外線センサ近
傍の第6の位置に配置する。
【0011】なお、赤外線センサには、例えば、入射し
た赤外線の放射エネルギーによる温度変化で発生した電
圧変化を取り出すセンサや光子−電子相互作用により発
生する電圧変化を取り出すセンサを用いることができ
る。なお、後者の手段としては、所定の分光感度特性を
有する光起電力型シリコン光電変換素子を用いることが
できる。
【0012】このように、開口部側から前記赤外線セン
サ側にかけて配置された中空部材の内面に赤外線を反射
する反射面を備えているため、開口部から入射した赤外
線が中空部材の内面の反射面で反射して赤外線センサに
到達するようになり、広い範囲を検知することができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、複数の開口部を備
えた筐体と、前記筐体内でかつ前記複数の開口部の各々
から離間して配置された赤外線センサと、前記複数の開
口部各々側から前記赤外線センサ側にかけて配置されか
つ内面に赤外線を反射する反射面を備えた複数の中空部
材と、を備えている。
【0014】すなわち、複数の開口部各々側から赤外線
センサ側に複数の中空部材を配置しているので、複数の
開口部各々から入射した赤外線は中空部材の内面の反射
面で反射して赤外線センサに到達することになり、複数
の開口部各々毎に赤外線センサを設ける必要がなく、簡
易な構成で複数の開口部各々毎に赤外線を検知する範囲
を広くすることができ、全体として赤外線を検知する範
囲を広くすることができる。
【0015】なお、中空部材の内面は、請求項3記載の
発明のように、金又は銀でメッキするようにしてもよ
い。このように中空部材の内面を金又は銀でメッキすれ
ば、金又は銀は赤外線の反射率が良いため、開口部から
入射した赤外線量を効率良く赤外線センサに入射させる
ことができ、赤外線の検知効率を向上させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】[第1の実施の形態]本形態にかかる炎検
知器は、図1に示すように、開口部40を備えた筐体1
0を備えている。なお、開口部40には赤外線透過ガラ
ス(例えば、ファイア板等)13が配置されている。ま
た、炎検知器は、開口部40から離離間して配置された
赤外線センサ12を備えている。
【0018】開口部40側の第2の位置P(開口部40
の筐体10面と接する位置)から赤外線センサ12側の
第5の位置Q(赤外線センサ12に対応する位置)にか
けて、図2(a)に示す中空部材14が配置されてお
り、中空部材14の内面16は、金メッキされて赤外線
を反射する反射面を形成している。
【0019】次に、本形態の作用を説明する。従来の炎
検知器の検知範囲限界の赤外線D1、D2 は従来と同様
に赤外線センサ12により検知される。
【0020】更に、本形態は、従来では開口部40から
入射しかつ赤外線センサ12に到達せずに開口部40側
の筐体10内面以外の他の内面に到達した赤外線C1
2は、図1に示すように、中空部材14の内面16で
反射して赤外線センサ12に到達する。これにより、従
来より、広い範囲を検知することができる(炎検知器の
断面の検知角ψ>θ)。
【0021】[第2の実施の形態]本形態にかかる炎検
知器は、第1の実施の形態と同様の構成部分があるの
で、同一部分には同一の符号を付してその説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。炎検知器は、図3に示す
ように、筐体100に2個の開口部40を備え、2個の
開口部40各々側から赤外線センサ12側にかけて配置
されかつ内面16が赤外線を反射する2個の中空部材1
4を備えている。
【0022】次に本形態の作用を説明する。赤外線セン
サ12の紙面左側及び紙面右側の開口部40から入射し
た赤外線C1 、C2 は、第1の実施の形態と同様に中空
部材14の内面16で反射して赤外線センサ12に到達
する。これにより、従来より、広い範囲を検知すること
ができる。更に、2個の開口部40各々側から赤外線セ
ンサ12側に2個の中空部材14を配置しているので、
2個の開口部40各々から入射し赤外線は中空部材14
の内面16で反射して赤外線センサ12に到達すること
になり、2個の開口部40各々毎に赤外線センサ12を
設ける必要がなく、簡易な構成で2個の開口部40各々
毎に赤外線を検知する範囲を広くすることができ、全体
として赤外線を検知する範囲を広くすることができる。
【0023】以上説明した第1及び第2の実施の形態で
は、中空部材として図2(a)に示す円柱形状を成して
いるが、本発明はこれに限定されるものでなく、多角
柱、例えば、図2(b)に示すように、4角柱をなすよ
うに構成するようにしてもよい。更に、中空部材は開口
部側から赤外線センサ側に直線状に配置されているが、
本発明はこれに限定されるものでなく、湾曲していても
よい。
【0024】また、前述した第1及び第2の実施の形態
では、中空部材の内面を金メッキしているが、本発明は
これに限定されるものでなく、銀メッキするようにして
もよい。更に、中空部材全体を銀、金、及びその他の金
属で構成するようにしてもよい。
【0025】更に、前述した第1及び第2の実施の形態
では、中空部材14の一端を開口部40側の第2の位置
に配置し、中空部材14の他端を第5の位置に配置する
ようにしているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、中空部材14の一端の位置としては、第1の位置、
第3の位置でもよく、中空部材14の他端の位置として
は、第4の位置、第6の位置でもよい。
【0026】また、前述した第1及び第2の実施の形態
では、中空部材を介して赤外線が直接赤外線センサに到
達する構成としているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、例えば、図4に示すように、3つの各々異な
る波長の赤外線のみを透過させるフィルタ34、36、
36を、軸32を中心に回転する円板30の該円板30
の回転により赤外線センサ12に対応する位置を通過す
る位置に設けるようにしてもよい。
【0027】この場合、フィルタ34、36、38は、
それぞれ、4.4[μm]、4.1[μm]、3.8
[μm]の波長の赤外線を透過させる。
【0028】このように、それぞれ、4.4[μm]、
4.1[μm]、3.8[μm]の波長の赤外線を透過
させる3つのフィルタを設けるようにしているので、波
長が異なる複数の赤外線を検出できる、という効果を有
する。
【0029】以上説明したように、第1及び第2の実施
の形態は、赤外線を広い範囲で検知することができ、第
1及び第2の実施の形態をトンネル内で火災が発生して
いるか否かを検知する炎検知器に適用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、開口部側から前記赤外線センサ側に配置された中空
部材の内面が赤外線を反射する構成となっているため、
開口部から入射した赤外線が中空部材の内面の反射面で
反射して赤外線センサに到達するようになり、広い範囲
を検知することができる、という効果を有する。
【0031】請求項2記載の発明は、複数の開口部各々
側から赤外線センサ側に複数の中空部材を配置している
ので、複数の開口部各々から入射した赤外線は赤外線セ
ンサに到達することになり、複数の開口部各々毎に赤外
線センサを設ける必要がなく、簡易な構成で複数の開口
部各々毎に赤外線を検知する範囲を広くすることがで
き、全体として広い範囲で赤外線を検知することができ
る、という効果を有する。
【0032】請求項3記載の発明は、中空部材の内面を
金又は銀でメッキすれば、金又は銀は赤外線の反射率が
良いため、開口部から入射した赤外線量を効率良く赤外
線センサに入射させることができ、赤外線の検知効率を
向上させることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる炎検知器の断面図で
ある。
【図2】中空部材の形状を示した斜視図である。
【図3】第2の実施の形態にかかる炎検知器の断面図で
ある。
【図4】中空部材と赤外線センサとの間に挿入するフィ
ルタを示した図である。
【図5】従来の炎検知器の断面図である。
【図6】従来の炎検知器の変形例の断面図である。
【符号の説明】
10 筐体 12 赤外線センサ 13 赤外線透過ガラス 14 中空部材 16 内面 40 開口部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/02 - 17/12 G01J 1/00 - 1/60 G01J 11/00 H01L 31/00 - 31/02 H01L 31/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた筐体と、 前記筐体内でかつ前記開口部から離間して配置された赤
    外線センサと、 前記開口部側から前記赤外線センサ側にかけて配置され
    かつ内面に赤外線を反射する反射面を備えた中空部材
    と、 を備えた炎検知器。
  2. 【請求項2】 複数の開口部を備えた筐体と、 前記筐体内でかつ前記複数の開口部の各々から離間して
    配置された赤外線センサと、 前記複数の開口部各々側から前記赤外線センサ側に配置
    されかつ内面に赤外線を反射する反射面を備えた複数の
    中空部材と、 を備えた炎検知器。
  3. 【請求項3】 前記内面は金又は銀でメッキされている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の炎検知
    器。
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