JPH01307424A - バグフィルタにおける破損濾布検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、外表１面濾過集塵力式のバグフィルタ（＋！
！過集塵ａ）において、破損吐布を簡単に検知できる装
置に関する。

［従来の技術］ バグフィルタは、ケーシング内部に数十水〜数百木の濾
布が設置され、含塵ガス中の塵埃を濾布にて捕集し、清
浄ガスとする装置であり、塵埃を濾布の外表面で捕集す
る方法と内表面で捕集する方法に大別でさ１本発明は前
者に属する。

かかるバグフィルタにおいて濾布の破損が生じた場合、
破損部より塵埃が漏洩し、清ｈガス中の塵埃濃度が上が
る。塵埃濃度の上昇を知る方法としては、清浄ガス側に
光電管を利用した煤煙濃度計を設置し、リンゲルマン濃
度指示により、ダスト濃度を連続的に計測しておき、正
常管理値（数ｍ　ｇ　／　ｍ″に対応するリンゲルマン
濃度）を超えた場合に漏洩を知る方法や、バッチ式の円
筒濾紙（ＪＩＳ　　Ｚ８８０Ｂ）によりダスト量を計測
し、正常値（バグフィルタの保証値）と比較して異常を
知る方法などがある。

ところで従来、上記のようにして濾布群のうちいずれか
の濾布が破損したことを知った時は、集ＪＩＪｉ機を停
機した後、バグフィルタのケーシングを開放して実際に
破損している濾布を目視により発見していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記方法では、数十本〜数百本の濾布の内、目
視により破損濾布を発見することは経験を必要とするの
みならず、基本的には濾布全数について１本づつ点検し
なければならず、多大の時間と労力を必要とするもので
あった。

そこで本発明の主目的は、きわめて容易にバグフィルタ
の破損箇所を検知できる装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するための本発明は、多数の外表面濾過
集塵方式の濾布が複数のブロックに分割配置されたバグ
フィルタにおいて、あるブロック内の濾布群の内部にそ
れぞれ臨む共通のサンプリング配管を各ブロックごとに
設け、かつこれらサンプリング配管に共通の主管を連通
し、各サンプリング配管の出側と主管との間に開閉弁を
それぞれ設け、前記主管の出口にはダスト量検出手段を
配したことを特徴とするものである。

［作　用］ 本発明では、上記各ブロックごとに設けたサンプリング
配管が主管と開閉弁を介して連通しているから、バグフ
ィルタの出側ダストｍ度が上昇した時に、上記開閉弁を
１つづつ開とし、前記ダスト検出手段によりダストの多
少を調べることにより、破損濾布のあるブロックを特定
することができる。これにより、濾布全数を１本ずつ目
視観察する場合よりも簡単かつ迅速に破損濾布を発見す
ることができる。

［発明の具体的構成］ 以下本発明をさらに具体的に説明する。

第１図は本発明装置の説明図である。まず通常の集塵作
業中は、含塵ガス１は外表面集塵方式バグフィルタ２に
供給され、除塵された後、清浄ガス管３を介して清浄ガ
ス４が排出される。この清浄ガス管３の出側内部には、
出側ダスト濃度検出器５が設けられており、ダスト濃度
が異常高値を示したときはバグフィルタｚ内の鑵布のい
ずれかが破損したものと考えられるから、停機し、バグ
フィルタ２の点検作業に入る。破損濾布の発見のため従
来は、バグフィルタ２のケーシング６を開けて、内部の
濾布を１本ずつ全数にわたり目視点検をしていた。

次に本発明を第２図〜第５図をもとに説明する。ここで
第２図は第１図の平面図、第３図、第４図はそれぞれ第
１図、第２図中のバグフィルタの一部拡大立面図および
平面図である０本発明では、各ブロックごとに分割配置
された濾布７の内部にそれぞれ臨むサンプリング口８を
有するサンプリング配管９を設け、この各サンプリング
配管９を開閉弁ｌＯを介して主管１１に連通ずる。該開
閉弁ｌＯは好適には電磁弁等を使用し１通常の集塵作業
時は全て閉状態としておく、主管１１の出側には吸引ポ
ンプ１２を介してダスト検出手段１３を配設する。この
ダスト検出手段１３の具体例としては、第５図に示すよ
うなダスト検出箱を用いることができる。ダスト検出箱
内においては、主管１１と連通するダスト検出管１４の
先にノズル１５を設け、ダストを含むガスを例えば粘着
テープ１６上に噴射させ、この粘着テープ上に付着した
ダストの濃淡を目１７により目視観察することにより、
ダスト濃度の多少を検出する。

次に、本発明装置により破損濾布を特定するには、まず
各サンプリング配管９に対応する開閉弁１０を順次１つ
ずつ開状態としてそのダスト量をダスト検出手段１３に
より検出する。このようにして得られるダスト量の多少
を目視判定することにより特にダスト量の多いブロック
、すなわち破損濾布のあるブロックを特定することがで
きる。

ブロックが特定されると、ケーシング６を開けてそのブ
ロック内の各濾布を目視点検することにより、容易に破
損濾布を発見することができる。

なお、集塵後の濾布の逆洗方式としてノズルジェット方
式を採用する場合は、第６図に示すように、サンプリン
グ配管９をノズルジェット用の配管として併用すること
ができる。すなわち、逆洗しようとする濾布に対応する
サンプリング口（この場合、ノズル）８の開閉弁１０の
みを開とし、他のノズル８を閉とした後、逆洗用圧空１
８を導入して、当該濾布のノズルジェット逆洗を行うこ
とができる。

［発明の効果］ 以上の通り１本発明によれば、バグフィルタ内の破損濾
布を容易かつ迅速に検知、特定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るバグフィルタの縦断面図、第２図
はその平面図、第３図および第４図は、それぞれ第１図
および第２図の一部拡大立面図および平面図、第５図は
ダスト検出箱によるダスト検出の説明図、第６図はノズ
ルジェット逆洗の説明図である。 ｌ・・・含塵ガス、２・・・バグフィルタ、５・・・出
側ダストｆｔｈ度検出器、７・・・濾布、９・・・サン
プリング配管、１０・・・開閉弁、１１・・・主管、１
３・・・ダスト検出箱。 特許出願人　　住友金属工業株式会社 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の外表面濾過集塵方式の濾布が複数のブロッ
   クに分割配置されたバグフィルタにおいて、あるブロッ
   ク内の濾布群の内部にそれぞれ臨む共通のサンプリング
   配管を各ブロックごとに設け、かつこれらサンプリング
   配管に共通の主管を連通し、各サンプリング配管の出側
   と主管との間に開閉弁をそれぞれ設け、前記主管の出口
   にはダスト量検出手段を配したことを特徴とするバグフ
   ィルタにおける破損濾布検知装置。