JPH01306209A - 非粘着性弾性ロールの製造法 - Google Patents

非粘着性弾性ロールの製造法

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JPH01306209A
JPH01306209A JP13740388A JP13740388A JPH01306209A JP H01306209 A JPH01306209 A JP H01306209A JP 13740388 A JP13740388 A JP 13740388A JP 13740388 A JP13740388 A JP 13740388A JP H01306209 A JPH01306209 A JP H01306209A
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JP
Japan
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silicone rubber
roll
core metal
molding material
tubular film
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JP13740388A
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Ataru Hirayama
平山 中
Masahiro Otani
大谷 雅裕
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低い弾性と良好な非粘着性を有する弾性体ロー
ルに関するもので、特に電子写真装置の定着装置に用い
られる定着用ロールに関するものである。
〔従来技術〕
従来から、電子写真装置の定着用ロールは、良好な弾性
と非粘着性が必要である為、シリコーンゴム弾性体の上
にフッ素樹脂層を形成したロールが使用されている。
これらのロールを製造する方法は、大別すると、芯金上
にあらかじめシリコーンゴムを被覆形成したロール基材
の上に、ロール基材より大きい内径を有するフッ素樹脂
チューブをかぶせ、ヒートガンなどで加熱してチューブ
を収縮させ、ゴム弾性体上にフッ素樹脂層を形成する熱
収縮方法と、円筒形金型内に芯金と芯金より大きい内径
を有するフッ素樹脂チューブを共に挿入固定し、芯金と
フッ素樹脂チューブの間にシリコーンゴム液を充填した
後加硫して、シリコーンゴム弾性体上にフッ素樹脂層を
形成する注型方法とがある。
このような定着ロールは、紙に対するトナーの定着性を
良好にするために低硬度である必要があり、またオフセ
ット防止性のために表面上に設けられるフッ素樹脂層も
10〜100μm(!:薄いものであることが必要であ
る。そして、このようなフッ素樹脂としては非粘着性と
屈曲疲労強度が良好な、たとえばテトラフロロエチレン
とバーフロロアルキルビニルエーテルの共重合体(以下
PFA樹脂という。)が使用されるが、かかる樹脂で作
られた薄いチューブは熱収縮させるときの収縮力が弱い
ために、熱収縮方法ではロール基材と表面層とを接着す
るために使用される架橋性接着剤、たとえば液状シリコ
ーンゴム等の厚さの均一化が不充分となってロール表面
にうねりが残る欠点があり、そのために後者の注型方法
が採用されることが多い。
一方、電子写真装置における定着ロールは、たとえば2
00℃程度の高温とした2本のロールの間にトナー粉体
画像を形成した複写紙を通過させ加圧定着するように構
成されているので、長期間にわたって繰返し使用されて
いるうちに劣化する。
そして、このような劣化は注型方法によって製造した定
着ロールにおいて、たとえば紙送りの不規則化による祇
シワの発生やロールと複写紙との間のスリップによる画
像ムラの発生などとして現われる。
〔発明が解決しようとする課題〕 前述のような定着ロールの劣化は、熱収縮方法によって
製造されたロールにおいてはそれほど著しくはないもの
の、注型方法によって製造されたロールにおいてかなり
顕著であり、定着ロールの使用寿命を延長できない要因
の一つとなっていた。
そこで本発明者は、かかる定着ロールの劣化、すなわち
祇送り上の不具合やスリップ等の発生原因について研究
を進めた結果、定着ロールは長期間にわたって繰返し使
用している間に変形を起し、特にロールの中央部よりも
端部において径が減少し、これによって紙に対する挟持
力にムラが生ずることが原因であろうと考えられるに至
った。
本発明は、このような研究成果に基づいて、劣化が少く
、長寿命の定着ロールを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような本発明の目的は、電子写真装置の定着装置
において用いられる、表面にフッ素樹脂層を有する非粘
着性弾性ロールを製造するに当って円筒状金型内に芯金
とフッ素樹脂からなる筒状フィルムとを同心的に挿着し
、揮発減量が0.35重量%以下である付加反応型シリ
コーンゴム成形材料を該芯金と該筒状フィルムの間に注
入し、架橋条件下で該材料を硬化させる方法を採用する
ことによって達成される。
本発明のロール製造に当って用いられる芯金は、たとえ
ば鉄、不銹鋼、アルミニウムなどから形成されたもので
、その表面にはシリコーンゴムとの接着性を高めるため
のプライマーをあらかじめ塗布し乾燥させておく。
また、本発明で用いられるフッ素樹脂からなる筒状フィ
ルムは、その内径が芯金の外径より大きく、かつその厚
さが10〜100μmの範囲のものが適当である。この
筒状フィルムは、あらかじめその内面をエツチング処理
によって十分に粗化しさらにシリコーンゴムとの接着性
を高めるためのブライマーを塗布しておくことが望まし
い。
本発明で用いられるシリコーンゴム成形材料は、揮発減
量が0.35%以下であることが必要で、流動性のある
ものが望ましい。かかる流動性のある成形材料としては
1液型のものおよび2液型のものいづれであってもよい
が、付加反応によって架橋するものであることが必要で
あり、特にビニル末端基を有するポリシロキサンと活性
水素を有するポリシロキサンとからなる液状シリコーン
ゴム成形材料たとえば2液型のものが好ましい。このよ
うな2液型の成形材料においては、それを構成する各成
分がそれぞれ揮発減量の少ないものであって、このよう
な構成成分を配合した結果、成形材料としての揮発減量
が0.35%以下、と(に0゜3%以下となるようにす
ることが望ましい。
ここでいう揮発減量とは、所定時間の加熱処理による重
量減少をいい、本発明においては、試料を厚さ10鶴以
下として200℃で24時間加熱したときの重!減少量
を、試料の重量に対する百分率で定義する。このような
揮発減量の値を満足する液状シリコーンゴム成形材料は
、たとえば市販の付加反応型の液状シリコーンゴム材料
におけるプレポリマーを含む構成成分のそれぞれを、た
とえば2QmmHg程度の減圧下で150〜180℃で
24時間処理することにより得ることができる。
この際、シリコーンゴム成形材料として配合される構成
成分のすべてについて揮発減量を低減することは望まし
いが、必ずしもその必要はなく、配合後のシリコーンゴ
ム成形材料としての揮発減量の値が0.35%以下とな
ればよい。若し、かかる揮発減量の値が0.35を超え
るときは、得られた定着ロールの径の減少や硬度の低下
などの劣化が有意に増大し、ロールとしての使用寿命が
短かくなる。
本発明の方法によって電子写真装置用の定着ロールとし
て用いられる非粘着性弾性ロールを製造するに当っては
、円筒状の金型内に前述の芯金とフッ素樹脂の筒状フィ
ルムとを同心的に挿入して取り付け、その芯金と筒状フ
ィルムとの間に前述のシリコーンゴム成形材料を注入す
る。次いで必要があれば密閉し、加熱加圧等の架橋反応
を促進する条件、たとえば130〜180℃程度の温度
と材料自身を含む金型内封人材料の自己圧力との下で硬
化させ、成形材料をゴム状に転化させる。
このような本発明の方法によって製造された定着ロール
は、優れたゴム弾性を示し、長期間にわたって劣化を起
さずに使用できるものである。
〔実施例〕
液状付加反応型シリコーンゴム(信越化学工業■、X−
34−103)の主剤(揮発減量二0.75%)と硬化
剤(揮発減量: 0.70%)とを、それぞれ20n+
Hgの減圧下に150℃で24時間処理して揮発分を除
去した。こうして得た主剤と硬化剤について常圧下の加
熱乾燥器中で200°C124時間の揮発減量を測定し
たところ、主剤では0.16%、硬化剤では0.39%
の値が得られた。
またこれらを1=1の比率で配合して得たゴム成形材料
を同様に加熱乾燥器中で加熱し、硬化すると同時に測定
した200℃、24時間の揮発減量は0.28%であっ
た。
なお、減圧加熱処理をしない主剤と硬化剤とを1:1の
比率で配合して得たゴム成形材料の揮発減量は0.95
%であった。
木完凱斑 内径38關の円筒形金型内に、直径28鶴、長さ300
鰭の不銹鋼製芯金にプライマー(トーレ・シリコーン■
、プライマー201)を塗布したものと、直径37璽1
、長さ3501璽、厚さ50μmのPFA樹脂チューブ
(グンゼ@)の内側面にフッ素樹脂用エツチング剤(@
潤工社、テトラH)を用いたエツチング処理をしたのち
前記同様のプライマーの塗布を行なったものとを挿入し
て固定し、芯金とチューブとの間に前記の揮発分除去処
理を経た材料を配合したシリコーンゴム成形材料を注入
した。その後金型を密閉し、150℃で30分間熱処理
して非粘着性弾性ロールを得た。
対皿■ 減圧加熱による揮発分除去処理を行なわない主剤および
硬化剤を用いたほかは前記と全く同様のシリコーンゴム
成形材料を使用し、本発明例と同様の手順に従って非粘
着性弾性ロールを得た。
註伍成駿 本発明例および対照例のロールをそれぞれ電子写真複写
機に装着し、A4サイズのコピーを行なった。その結果
、対照例のロールにおいてはコピー回数が9万回頃から
約30枚に1枚程度の割合で祇シワが発生し、また約5
5枚に1枚程度の割合で画像ムラが発生しだした。これ
に対して本発明例のロールはコピー数が12万回を越え
ても同等異常の発生も認められなかった。
一方、それぞれコピー数が10万回に達したロールの変
形量を調べたところ、対照例のロールは中央部と端部と
の外径の差が0.12 amに達したのに対し、本発明
例のロールは中央部と端部との外径の差が0.02 n
+しかなかった。
また、このような測定を行なった後のロールを、表面に
フッ素樹脂層を設けた径40婁脂の金属製加熱定着ロー
ルの250℃に保ったものに、平行となるように並べて
25kgの荷重を掛けて圧接し、72時間後のロール上
に残った永久歪量を測定した。対照例のロールでは、外
径の歪量が0.49鶴であったのに対し、本発明例のロ
ールの歪量は0゜2鶴であった。
〔発明の効果〕
本発明の製造法によって得られた非粘着性弾性ロールは
、高温での繰返し押圧力を受けても劣化が少なく、電子
写真装置用の定着ロールとして使用したとき紙送りにお
ける紙シワやずれ、画像ムラなどが発生し難く長寿命が
達成できるものであり、またファクシミリ装置その他の
同種のプリンタ用にも利用できるものである。
特許出願人   日東工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 円筒状金型内に芯金とフッ素樹脂からなる筒状フィルム
    とを同心的に挿着し、揮発減量が0.35重量%以下で
    ある付加反応型シリコーンゴム成形材料を該芯金と該筒
    状フィルムの間に注入し、架橋条件下で該材料を硬化さ
    せることを特徴とする、表面にフッ素樹脂層を有する非
    粘着性弾性ロールの製造法。
JP13740388A 1988-06-06 1988-06-06 非粘着性弾性ロールの製造法 Granted JPH01306209A (ja)

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JPH01306209A true JPH01306209A (ja) 1989-12-11
JPH0476763B2 JPH0476763B2 (ja) 1992-12-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05297747A (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 Toshiba Silicone Co Ltd 熱定着用シリコーンゴムローラ
JP2016187886A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 日本碍子株式会社 成形体の製造方法

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