JPH01304890A - アルテヌシンの製造方法 - Google Patents

アルテヌシンの製造方法

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JPH01304890A
JPH01304890A JP13449588A JP13449588A JPH01304890A JP H01304890 A JPH01304890 A JP H01304890A JP 13449588 A JP13449588 A JP 13449588A JP 13449588 A JP13449588 A JP 13449588A JP H01304890 A JPH01304890 A JP H01304890A
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JP
Japan
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altenusin
culture
artenusin
produce
strain
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Pending
Application number
JP13449588A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hirai
平井 孝一
Yasue Wada
和田 康江
Masaaki Watanuki
綿貫 雅章
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Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルテヌシンの製造方法に関するものである
[従来の技術] アルテヌシンはアルタナリア・テヌイス(Altern
aria tenuis )から、最初に分離された菌
代謝産物で、下記のような構造を有することが確認され
ている化合物である(Btochem、J、、67.1
j57.p3!10 : 、八ust、J、Chem、
、23.+970.p2343〜51)  。
またアルテヌシンは米国特許4.242,121号°゛
ダイズおよび綿の除草剤の中和法(METHOD OF
 ANT八GへNIZEING  )IERBICID
ES  ON  5OYABεAN  八ND  CO
T丁ON)°゛の中で合成による製造法が記載されでい
る。
しかしながら、合成によるアルテヌシンの製造は、多く
の化学合成方法による合成と同様に非常に煩雑であり、
一般に化学合成方法よりも微生物を使った発酵法による
生産が有利なことは周知の事実である。
[発明が解決しようとする課題] また、アルタナリア属(Δ1tenaria )を培養
して培養物から、菌代謝産物を分離する方法も当然考え
られるが、従来の発酵法で使用していた菌ではないので
、主通培養条件の確立は当然のことながら、バイオハザ
ード等その菌の安全性にまで新たな研究を進めねばなら
ない。さらに、今後の遺伝子操作の手法を応用する場合
、やはり従来から使用されている菌を使用する方が有利
であり、馴染のある菌属の生産菌が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、新規なアルテヌシンの製造方法、すなわ
ち従来使用されていた菌を使った培養法により、有利に
アルテヌシンを製造する方法を得ることを目的として、
アルテヌシン生産能を有する菌を従来から発酵法で使用
されているカビの中から精−鋭検索研究をした結果、ペ
ニシリウム属からアルテヌシン高生産株を得ることによ
り、本発明を完成するに至った。
本発明に係るアルテヌシンの製造方法は、アルテヌシン
産生能を有するペニシリウム属のカビを培養し、培養物
中にアルテヌシンを生成蓄積させ採取するものである。
更に付言すると、上記目的を達成することに成功した本
発明のアルテヌシン製造法は合成法によるものではなく
、土壌中に棲息するペニシリウム?−108株もしくは
、これと同一の属に属しアルテヌシン生産能を有するカ
ビにより製造が可能であるという本発明者らによる新規
な知見に基づくものであって、上記のカビを培養し培養
液中よりアルテヌシンを採取することを特徴とするもの
である。
前記ペニシリウム?−108株は、工業技術院微生物工
業技術研究所に昭和63年3月28日に受託番号微工研
菌寄第9965号として寄託されている。
前記7−108株は土壌中よりアルテヌシン産生能を有
するカビとして見い出された菌株である。この菌株は下
記のような特性を有し、ペニシリウム属のカビであるこ
とは確認されている。
培養温度:27℃より37℃の方が育成が良好である。
、また、45℃では生育しない。
培  地:コーンミール〉麦芽エキス〉ポテトデキスト
ロース寒天、ツアペック、M40Yの順で生育が良好で
ある。
なお、使用した培地は以下に示す。コーンミール培地(
コーンミール30g、寒天20g、蒸留水1、(Mり、
麦芽エキス培地(日水製薬株式会社製)、ポテトデキス
トロース寒天培地(宋研化学株式会社製)、ツアペック
培地(日水製薬株式会社製)、M40Y寒天培地(シヨ
糖400g、麦芽エキス 20g、酵母エキス5g 、
寒天20g、蒸留水!、Qj! ) 形  態:胞子は緑色を呈し、長期間培養すると赤い色
素を産生ずる。
ペニシリウム属菌は、微生物の一般的性質として人為的
、自然発生的に変異を起し得る0例えば、紫外線・X線
・ガンマ線等の放射線の照射や、単胞子分離、種々の薬
剤による処理または薬剤を含有する培地での培養、その
他の手段で人為的に変異させて得られる多くの変異°体
、あるいは自然に得られた突然変異体等であっても、ア
ルテヌシンを生産する性質を有するものは全て本発明の
方法に利用し得る。
本発明方法の培養に用いられる培地は用いられる菌株が
利用し得る栄養源を含むものなら、液状でも固状でもよ
い、また天然培地でも合成培地でもよく、培地には必要
とする炭素源、窒素源、無機物質、微量栄養素が適宜配
合される。もちろんpHを調節する目的で無機または有
機酸、アルカリ類、1&?TI剤等を加え、あるいは消
泡の目的で油脂類、表面活性剤等の適量が添加される。
培養の手段は固体培養、静置培養、振盪培養あるいは通
気攪拌培養等の手段を用いてもよく、大量培養を目指す
のであれば液体培地を用い、通気攪拌培養をする手段が
有効である。
培養の条件は、培地の状態、組成、菌株の種類、培養手
段等によって一定しないのは当然であるが、本発明に用
いる属に属する菌株の場合、通常的25℃〜37℃の温
度で、初発pH約3〜8付近に選択するのがよい、これ
に要する時間は、固体培地を用いる場合は2〜10日間
程度であり、液体培地を用いて振盪培養または通気攪拌
培地の場合は通常約3〜12日間程度である。
また、前記ペニシリウム7−108株を培養する場合で
は、炭素源として可溶性デンプン、窒素源として酵母エ
キスを含有する培地を用い、p)I5.0、培養温度2
8℃にてジャーファメンターにより通気培養を行なうと
き、培養液中に最もよくアルテヌシンを産生ずる。
生成したアルテヌシンを採取するには、微生物が生産す
る代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適宜利
用することが出来る。例えば、液体培養の場合は、主と
して培養液中に存在するので、培養物を遠心分離あるい
は濾過によって上清液と菌体とに分離し、その上清液か
ら分離・精製するのが有利である。すなわち適当な溶媒
に対する溶解性および溶解度の差、溶液からの析出法お
よび析出速度の差、種々の吸着親和力の差、イオン交換
体によるイオン交換クロマトグラフィーあるいは減圧濃
縮、凍結乾燥、結晶化・再結晶、乾燥などの手段が単独
あるいは任意の順序に組合せて、または反復して利用さ
れる。
その−例を示すと、培養終了後培養液からアルテヌシン
を採取するには、菌体を遠心分離により除いた後、たと
えばセファデックスLH−20(ファルマシア社製)の
カラムを通して、アルテヌ・シンの存在する分画を採取
する。なお分離の指標としては、NBT法(炎症、 3
.261〜267、1983)が適当である。得られた
活性分画を高速液体クロマトグラフィーにより更に精製
すると、アルテヌシンが得られる。
[実施例] 以下実施例を示して本発明を説明する。
培養液71(可溶性デンプン30 g/I!、 、酵母
エキス 5g/11 、NaN0,3g/u 、 K2
HPO41,5g/A 。
KH2PO41,5g/j2 、 Mg5041N20
0.5g/J2 、 NaC1O,2g/ 11 、 
FeSO4・7Hz0 0.01g/JZを蒸溜水7J
2に溶解)に、ペニシリウム?−108株(徹工研菌寄
第9965号)を接種し、発酵槽でp)14.0に制御
し、28℃で3日間通気攪拌培養した。培養終了後、培
養液を遠心分離して菌体を除いた後、上溝をセファデッ
クスLH−20のカラムを通し、アルテヌシンを含む分
画を採取した。得られた活性分画を更に高速液体クロマ
トグラフィーにより分離した。以上の処理により該培養
液7J2よりアルテヌシン840mgが得られた。
得られたアルテヌシンの融点を測定したところm、p、
= 195〜198℃(文献値m、p、= 202〜2
03℃)であり、さらにこれを、高分解能質量分析、核
磁気共鳴スペクトル、赤外線吸収スペクトル、結晶化し
X線結晶解析によりアルテヌシンであることを確認した
第1図は本発明で得られたアルテヌシンの赤外線吸収ス
ペクトルを示すチャートを示す図である。
[発明の効果] 本発明は以上説明したとおり、煩雑な有機合成法によら
ずに、何時でも必要な量だけアルテヌシンを製造するこ
とが可能になる。しかも、生産菌がペニシリウム属であ
るので、従来のペニシリウム属を培養した方法・装置を
使用でき、さらに、今後の遺伝子操作の手法を応用する
場合を想定してもやはり従来から使用されている菌属を
使用するため有利である。さらにアルテヌシンを研究用
試薬あるいは食品添加物・化粧品・医薬として実用化す
ることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルテヌシンの赤外線吸収スペクトルを示すチ
ャートを示す図である。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 手続補正書3.え) 昭和63年07月θ名日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルテヌシン産生能を有するペニシリウム属(Peni
    cillium)のカビを培養し、培養物中にアルテヌ
    シンを生成蓄積させ採取することを特徴とするアルテヌ
    シンの製造方法。
JP13449588A 1988-06-02 1988-06-02 アルテヌシンの製造方法 Pending JPH01304890A (ja)

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JP13449588A JPH01304890A (ja) 1988-06-02 1988-06-02 アルテヌシンの製造方法

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JPH01304890A true JPH01304890A (ja) 1989-12-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111999406A (zh) * 2020-08-26 2020-11-27 宁波市食品检验检测研究院 一种测定婴幼儿奶粉中链格孢霉毒素残留的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111999406A (zh) * 2020-08-26 2020-11-27 宁波市食品检验检测研究院 一种测定婴幼儿奶粉中链格孢霉毒素残留的方法

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