JPH01304633A - 単三中性線欠相保護付漏電遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は単相三線式回路の中性線の欠相を検出し得る
ようにした漏電遮断器の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種漏電遮断器の概略図を第４図に示す。仁の
図において（１）は漏電遮断器本体で、周知のように、
単相三線式回路の中性線の欠相を検出するための検出回
路（図示せず）が収納されている。（２）は上記検出回
路に接続された欠相検出用のリード線で、その外端（２
Ａ）が後述するように単相三線式回路の中性線に接続さ
れ、その接続点より電源側における中性線の断線等を監
視するものである。

なお、単相三線式回路への接続状態を第５図に示す。こ
の図は分電盤の内部における接続状態を示すもので、（
３）は分電盤、（へ）（へ）■は外部の主幹回線から分
電盤に引き込まれた。単相三線式回路の引き込み線で、
（へ）のは夫々単相のＲ相及びＴ相、（へ）は中性線の
Ｎ相である。（１）′は上記引き込み線に接続された単
玉中性線欠相に一符漏電遮断器、（２）はその欠相検出
リード線、（２Ａ）はリード線の外端に装着された端子
、（ｒ）（ｎ）（ｔ）は分電盤内に配設された単相三線
式配電母線、（４）　（５バ６）は上記配電母線のうち
Ｒ相（ｒ）及びＮ相（ｒｌ）に接続された分岐用ブレー
カで、夫々の負荷側配線（７）が矢印Ａで示すように、
図示しない適宜の負荷機器に接続される。又、（８）（
９）　Ｑｌ）は上記配電母線のうちＴ相（１）及びＮ相
（ｎ）に接続された分岐用ブレーカで、夫々の負荷側配
線αηが矢印Ｂで示すように、図示しない適宜の負荷機
器に接続される。なお、欠相検出リード！９１　（２）
の端子（囚はＮ相配電母線（ｎ）の最外端（ｎｏ）にね
じ等により結合され、欠相保護の対象が最大限となるよ
うにされている。つまり、Ｎ相配電母線（ｒ、）が断線
等によって欠相すると、欠相部分に接続されている負荷
機器に対しては、一方の配電母線、例えばＲ相配電母線
（ｒ）に接続されている負荷の電圧が定格電圧より異常
に高くなり、他方の配電母線、例えばＴ相に接続されて
いる負荷の電圧がその分だけ定格電圧より低くなるよう
なことがあり、過電圧の印加された負荷が焼損に至るこ
ともあり得るため、総ての負荷が接続されている範囲を
保護対象とするように配慮されているものである。

〔発明が解決しようとする課題〕 上述のように分電盤内の配線が完了した状態で盤内の配
電母線について絶縁抵抗測定（メガリング）試験を行な
う場合には、欠相検出リード線（２）と配電母線のＮ相
（ｎ）との接続を切る必要がある。

これらを接続した状態で試験を実施すると配電母線間の
メガリングではなく、漏電遮断器に収納されている検出
回路（図示せず）のメガリングを行なうことになってし
まうためである。又、同様に耐電圧試験を行なう場合に
は、高電圧による検出回路の破壊を防止するため、やは
り欠相検出リード線（２）とＮ相配電母線（１１）との
接続を切る必要がある。

しかしながら欠相検出リード線（２）とＮ相配電母線（
ロ）とは、第５図に示すように、ねじ等により結合され
ているため、これを取り外して両者の接続を切ることが
容易にできないという問題点があった。

この発明はこのような問題点を解消するためになされた
もので、欠相検出リード線とＮ相配電母線との切り離し
及び再結線を容易に行なうことのできる漏電遮断器を提
供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る漏電遮断器は、漏電遮断器本体から導出
される欠相検出リード線を本体側リード線と、外部リー
ド線とから構成すると共に、両リード線をコネクタによ
って接続し得るようにしたものである。

〔作用〕

この発明によれば欠相検出リード線を本体側リード線と
、外部リード線とから構成し、両リード線をコネクタに
よって接続するようにしているため、試験等に際しては
このコネクタの結合を解くことにより欠相検出リード線
を中間部で切断することができるためＮ相配電母線との
接続も容易に切ることができるものである。又、再接続
する場合は、コネクタを結合するのみでよいため、これ
も又、極めて容易である。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について説明する。

第１図は実施例の外観を示す概略図であり、この図にお
いて（１）は漏電遮断器本体で、従来のものと同様な構
成となっている。シυは漏電遮断器本体から導出された
本体側リード線で、その外端に差し込み式コネクタの一
方の端子（イ）（凹端子）が固着されると共に、端子（
２）の外周を覆う絶縁性のチューブに）が設けられてい
る。弼は外部リード線で、その一端に差し込み式コネク
タの他方の端子（ホ）（凸端子）が固着され、上記本体
側リード線＠の端子（２）に差し込むことにより両リー
ド線が機械的、電気的に接続されるようになされている
。又、外部リード線（財）の他端には圧着端子（ホ）が
設けられている。

なお、上記両リード線のコネクタの端子翰に）を差し込
み接続することにより欠相検出リード線が構成されるも
のである。又、第２図はこの実施例の電気回路を示すも
のである。

この図において（１）は漏電遮断器の本体、（３０Ｒ）
（３ＯＮ）　（３０Ｔ）は単相三線式回路の電源側端子
、（３１Ｒ）（３１Ｎ）　（３１Ｔ）は同じく負荷側端
子、（３２Ｒ）　（３２Ｎ）　（３２Ｔ）は各相に接続
された遮断器接点、（至）はその引き外しコイル、（２
）は単相三線式回路の漏電を検知して出力を生ずる零相
変流器、（財）は欠相検出リード線の外部リード線で、
一端（７）は負荷側においてＮ相配電母線（ロ）に接続
され、他端はコネクタ＠に）を介して本体側リード線Ｑ
υに接続されて漏電遮断器の本体内に導入されている。

（至）は上記本体内に設けられ、上述した引き外しコイ
ル（至）、零相変流Ｍｅ４及び本体側リード線？υに夫
々接続された電子回路で、零相変流器■からの入力が所
定値以上である場合及び欠相検出リード線ｅＩ４（ロ）
からの入力があった場合に引き外しコイル曽を付勢する
出力を発生するようになされているものである。（至）
は上記電子回路（至）への直流璽源を構成する整流回路
で、電源線（３７Ｒ）　（３７Ｔ）により単相三線式回
路のＴ相及びＲ相（ｔ）　（ｒ）に接続されている。（
３８Ａ）　（３８Ｂ）　（３８Ｃ）はサージ吸収素子で
単相三線式回路からのサージ電圧を吸収するために各電
源線（３７Ｒ）　（３７Ｔ）及び欠相演出リード線の本
体側リード線Ｑυの相互間に接続されている。このよう
な構成において盤内の絶縁抵抗測定（メガリング）試験
あるいは耐電圧試験を実施しようとする場合には、欠相
検出リード線のコネクタ（イ）に）を互いに引き抜くこ
とにより、外部リード線の一端（ホ）とＮ相配電母線（
ｒｌ）との結合部を取り外すことなく両者の接続をワン
タッチで切ることができる。

第３図はこの発明の他の実施解を示すもので、欠相検出
リード線のうち本体側リード線Ｃυのコネクタ翰を図示
のように凸形接触子にして本体ケースに）に固定すると
共に、外部リード線（ハ）のコネクタに）を凹形接触子
とし更に凹形接触子（２）に、その外面を覆う絶縁チュ
ーブ＠ｐを装着したものである。

この実施例においてもコネクタ（４）に）を引き抜くこ
とにより欠相検出リード線とＮ相配電母線（ロ）との切
離しをワンタッチで行うことができる点は上述した実施
例と同様であるが、第１図に示した実施例においては、
コネクタ四に）の切離し時に外部リード線のコネクタ四
が自由端となり、これが盤内山 その他の充電部に接触して内部財絡を生ずる恐れ。

があるのに対してこの実施例ではこのような恐れがない
。これはコネクタのうち充電部を露出している凸形接触
子（２）を本体ケース−に固定して本体側リード線Ｑ］
）の端子とし、外周部を確実に絶縁することのできる凹
形接触子（至）を外部リード線■に設けたためである。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、欠相検出リード線を本
体側リード線と、外部リード線とから構成し、両リード
線をコネクタによって接続する構成としているため回路
の絶縁抵抗測定試験や耐電圧試験の実施に際してはコネ
クタの結合を解くことにより欠相検出リード線と単相三
線式回路の中性線との接続を極めて容易に切ることがで
き、又再接続も極めて容易に行なうことができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略図、第２図は上
記実施例の電気回路を示す路線図、第３図はこの発明の
他の実施例を示す概略図、第４図（よ従来の単三中性線
欠相保護付漏Ｗｔ遮断器を示す概略図、第５図は従来の
漏電遮断器の単相三線式回路への接続状態を示す路線図
である。 図において（１）は漏電遮断器本体、（２）は欠相検出
リード線、Ｑυは本体側リード線、曽は外部リード線、
■（２）はコネクタ、■は零相変流器、（至）は電子回
路、（至）は整流回路、（３８Ａ）　（３８Ｂ）　（３
８Ｃ）はサージ吸収素子である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　　大　岩　増　雄 第１図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 単相三線式回路に接続され、上記回路の中性線の欠相を
   検出し得るようにされた単三中性線欠相保護材漏電遮断
   器において、上記漏電遮断器の本体から導出される欠相
   検出リード線を、上記漏電遮断器の本体に接続された本
   体側リード線と、この本体側リード線にコネクタを介し
   て接続される外部リード線とから構成するようにしたこ
   とを特徴とする単三中性線欠相保護材漏電遮断器。