JPH01302290A

JPH01302290A - 薄膜ｅｌ表示装置

Info

Publication number: JPH01302290A
Application number: JP13242988A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Shimoyama; 下山　浩幸; Kinichi Isaka; 井坂　欽一; Toshiaki Ishii; 利昭石井; Akio Inohara; 猪原　章夫; Hiroshi Kishishita; 岸下　博; Hisashi Kamiide; 上出　久
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1988-05-30
Filing date: 1988-05-30
Publication date: 1989-12-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ＯＡ機器、各種通信機器、計測機器等のデイ
スプレィ装置として使用される薄膜ＥＬ表示装置に関す
る。

（従来の技術）透明な誘電体中に、　Ｚｎ５（酸化亜鉛）　、　Ｚｎ５
ｅ　（酸化セレン）等のＥＬ（ｅｌｅｃｔｒｏｌｕｍｉ
ｎｅｓｃｅｎｃｅ）発光体を堆積し、該ＥＬ発光体に電
界を加えて発光させる薄膜ＥＬ素子は、明るさ、安定性
および寿命に優れているため、各種の表示装置に利用さ
れている。

該薄膜ＥＬ表示装置は、透明なガラス基板にＥＬ発光体
を設けてなる薄膜ＥＬ素子が取付けられた薄膜ＥＬパネ
ルと、該薄膜ＥＬパネルの表示面（ガラス基板の外側面
）とは反対側の背面に配設された固定板と、該固定板の
背面に配設されたプリント配線基板とを有する。該プリ
ント配線基板には、薄膜ＥＬパネルを駆動する回路等が
配設されており、該薄膜ＥＬパネル駆動用のドライバー
ＩＣが配設されたプリント基板を介して該薄膜ＥＬパネ
ルに接続されている。このような薄膜ＥＬ表示装置は１
例えばコンピュータの表示装置として、コンピュータ本
体と接続されて使用される。

（発明が解決しようとする課題）薄膜ＥＬ表示装置は９通常２表示データ転送用クロック
、あるいは表示動作用クロックとして、高速クロックが
用いられる。このため、各プリント配線基板、薄膜ＥＬ
表示装置とコンピュータ本体とを接続する配線、各プリ
ント配線基板同士を接続する配線等から放射性電磁波ノ
イズ（Ｅ旧）が放射される。このような放射性電磁波ノ
イズは１周辺に配設された電子機器を誤動作させるおそ
れがあるため、その放射を、掻力、抑制しなければなら
ない。放射性電磁波ノイズは、プリント配線基板の配線
パターンの形状、ドライバーＩＣ等の素子の種類により
、ある程度は抑制することができる。

通常、薄膜ＥＬ表示装置は、ケース内に収容されてコン
ピュータ本体等に接続されるため、該薄膜ＥＬ表示装置
が収容されるケース内周面に導電性物質を塗布すれば、
電磁波ノイズの放射を抑制し得る。また１例えばコンピ
ュータ本体のケース内周面にも同様に導電性物質を塗布
することにより。

該コンピュータからの電磁波ノイズの放射を抑制し得る
。しかし、薄膜ＥＬ表示装置の表示面は、ケースから外
部へ露出されており、ケース内周面をシールドしても、
該表示面からの電磁波ノイズの放射を抑制することはで
きない。、該表示面を１例えば、導電性物質を塗布して
シールドすれば９表示性能が低下するため、該表示面か
らの電磁波ノイズの放射を抑制することが困難である。

本発明は上記従来の問題を解決するものであり。

その目的は１表示面からの放射性電磁波ノイズを掻力抑
制し得る薄膜ＥＬ表示装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）本発明の薄膜ＥＬ表示装置は、薄膜ＥＬ素子を有する薄
膜ＥＬパネルと、該薄膜ＥＬパネルを所定位置に固定す
るべく、該薄膜ＥＬパネルの背面に取付けられた導電性
を有する固定板と、該固定板の背面側に配設され、前記
薄膜ＥＬ素子を駆動するための回路部と、を具備してな
り、そのことにより上記目的が達成される。

（実施例）以下に本発明を実施例について説明する。

本発明の薄膜ＥＬ表示装置は、第１図に示すように、薄
膜ＥＬパネルｌＯと、該薄膜ＥＬパネル１０が一面に取
付けられた固定板２０と、該固定板２０の他面に取付け
られたプリント配線基板３０とを有する。

薄膜ＥＬパネル１０は、薄膜ＥＬ素子１１と、該薄膜Ｅ
Ｌ素子１１を保護する保護板１２とを有する。薄膜εＬ
素子１１は、−面が表示面となったガラス基板１１ａの
他面に積層された１例えば複数の板状のＩＴＯ（Ｉ　ｎ
ｄ　ｉｕｍＴｉｎ　０ｘｉｄｅ）でなる透明電極１１ｂ
を有する。該透明電極１１ｂは適当な間隙をあけて平行
に配設されており、その各端部は、ガラス基板１１ａの
各側部の引出し部１１ｃに引き出されている。該透明電
極１１ｂの中央部には、第１誘導体層ｌｉｄが積層され
ており、該第１誘導体層ｌｉｄの周縁部を除く中央部に
１発光層１１ｅが積層されている。該発光層ｌｉｅは、
第２誘導体層１１ｆにて覆われている。そして。

該第２誘導体層１１ｆに、前記透明電極１１ｂとは直交
するように２例えば複数の板状の＾ｌにて形成された背
面電極１１ｇが設けられている。

このような薄膜ＥＬ素子１０は１発光層１１ｅとして。

例えばＺｎＳ、　Ｚｎ５ｅ等の半導体材料が用いられて
おり、特にＭｎを発光センターとして添加したＺｎＳで
は、実用上十分な輝度が得られるため好適である。

また、第１誘導体１１１１ｄおよび第２誘導体層Ｉｆｆ
は、　Ｙ２Ｏ：１．　Ｔｉ０ｚ、　Ｔａｚ０５．　Ｓｉ
３Ｎ４＋　５ｉＯｚ＋　５ｉＯＮ。

Ａ１□０１等が用いられ、特に５ｔｓＮｎ＋　５ｉｏ２
．５ｉＯＮおよびＡｈａ、ｌからなる複合誘導体が好適
である。該薄膜ＥＬ素子１１は、透明電極１１ｂの引出
し部１１ｃおよび背面電極１１ｇの引出し部以外を、ガ
ラス基板１１ａに取付けられた中空箱状の保護板１２に
よって覆われている。そして、該保護板１２内に絶縁オ
イル１３が注入されて、薄膜ＥＬパネル１０が構成され
ている。該絶縁性オイル１３は該薄膜ＥＬパネル１０の
耐湿性を向上させている。

このような薄膜ＥＬパネル１０は、導電性を有する固定
板２０に取付けられている。該固定板２０は第２図に示
すように、平面視矩形状の平板にて構成された絶縁性の
本体部２２の一面に導電層２３が積層されている。本体
部２２の各隅部には取付部２工がそれぞれ形成されてい
る。該本体部２２の一面に積層された導電層２３は１例
えば銅粉末とアクリル樹脂を混合した導電性塗料を、固
定板２０の一面に塗布することにより形成される。該導
電層２３は、取付部２１を含む固定板２０の全面を覆う
べく積層されており、該導電層２３に、前記薄膜ＥＬパ
ネル１０の背面が接着されて固定されている。

該導電層２３は、このように金属粉末を含む導電性塗料
を本体部２２に塗布する方法に限らず、絶縁性の本体部
２２の一面に金属を真空蒸着する方法。

導電性フィルムを本体部２２に貼着する方法、あるいは
該フィルムを本体部２２と薄膜ＥＬパネル１０との間に
介在させる方法、金属を本体部２２の一面に無電解めっ
きする方法等により形成される。また。

本体部２２の全体を導電性を有する材料にて形成すれば
、このような導電層２３は不要となる。

固定板２０の背面側には、薄膜ＥＬパネル１０を駆動す
るための回路が配線されたプリント配線基板３０がねじ
等により固定されている。

薄膜ＥＬパネル１０の透明電極１１ｂの引出し部１１ｃ
および背面電極１１ｇの引出し部は、それぞれ各フレキ
シブルプリント基板４０を介して、プリント配線基板３
０の回路に接続されている。各フレキシブルプリント基
板４０の一側部は、薄膜ＥＬ素子１１におけるガラス基
板１１ａ背面の一側部に設けられた透明電極１１ｂの引
出し部１１ｃまたは背面電極１１ｇの引出し部にそれぞ
れ接続され、他側部が固定板２０の背面の一側部に接着
するように湾曲されている。

各フレキシブルプリント基板４０の一側縁と保護板１２
とは、シリコン樹脂５１にて接着されており、また、各
フレキシブルプリント基板４０とガラス基板１１ａ端而
も、シリコン樹脂５２にて接着されている。

該シリコン樹脂５１および５２は、各フレキシブルプリ
ント基板４０と透明型ｆｆ１ｌｌ　ｂの引出し部１１ｃ
または背面電極１１ｇの引出し部との接続強度を向上さ
せている。

固定板２０の背面に接着された各フレキシブルプリント
基板４０の側部には、リード線６０の一端が接続されて
いる。該リード線６０は固定板２ｏの背面に対向するプ
リント配線基板３０の一面に沿って配線され、該プリン
ト配線基板３０の背面側にまで引き延ばされる。

このような構成の薄膜ＥＬ表示装置は、プリント配線基
板３０．フレキシブルプリント基板４０等から発生する
放射性電磁波ノイズが、固定板２ｏの導電層２３にて反
射あるいは吸収されるため、ガラス基板１１ａの表示面
からほとんど放射されない。従って、薄膜ＥＬ表示装置
全体から放射される電磁波ノイズを著しく低減させるこ
とができる。

本発明の薄膜ＥＬ表示装置は９例えば、第３図に示すよ
うに、コンピュータの表示装置として使用され、コンピ
ュータ本体７０に回動可能に取付けられたケース７１内
に収容される。該薄膜ＥＬ表示装置は、固定板２０の各
取付は部２１がケース７１にねし止めされることにより
固定される。該ケース７１は。

通常、内周面に導電性物質が塗布されてシールドされて
いる。また、コンピュータ本体７０も、そのハウジング
内面に導電性物質が塗布されることによりシールドされ
ている。

前述したように、薄膜ＥＬ表示装置は、該装置全体から
放射される電磁波ノイズを極力抑制し得るため、コンピ
ユータ７０全体から放射される電磁波ノイズを低減させ
ることができる。ケース７１をシールドしない場合にも
、電磁波ノイズの放射は抑制される。固定板２０を接地
すれば、−層、効果的に電磁波ノイズの放射を抑制し得
る。

（発明の効果）本発明の薄膜ＥＬ表示装置は、このように、薄膜ＥＬパ
ネルとプリント配線基板との間に導電性の固定板が設け
られているため、その表示面から放射される電磁波ノイ
ズを極力抑制し得る。該薄膜ＥＬ表示装置をコンピュー
タ等の機器に表示装置として使用すれば、その機器全体
の電磁波ノイズの放射が抑制される。

４、　゛　　の　　　なｉ′　口第１図は本発明の薄膜ＥＬ表示装置の断面図、第２図は
固定板の平面図、第３図は薄膜ＥＬ表示装置を使用した
コンピュータの概略断面図である。

１０・・・薄膜ＥＬパネル、１１・・・薄膜ＥＬ素子、
１１ａ・・・ガラス基板、１１ｂ・・・透明電極、１１
ｃ・・・引出し部、ｌｉｄ。

１１ｆ・・・誘導体層、１１ｅ・・・発光層、ｌ１ｇ・
・・背面電極。

１２・・・保護板、２０・・・固定板、２２・・・本体
部、２３・・・導電層、３０・・・プリント配線基板、
４０・・・フレキシブルプリント基板。

Claims

【特許請求の範囲】１、薄膜ＥＬ素子を有する薄膜ＥＬパネルと、該薄膜Ｅ
Ｌパネルを所定位置に固定するべく、該薄膜ＥＬパネル
の背面に取付けられた導電性を有する固定板と、該固定板の背面側に配設され、前記薄膜ＥＬ素子を駆動
するための回路部と、を具備する薄膜ＥＬ表示装置。