JPH01302162A - ヒトミオグロビンの測定方法 - Google Patents

ヒトミオグロビンの測定方法

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JPH01302162A
JPH01302162A JP13168988A JP13168988A JPH01302162A JP H01302162 A JPH01302162 A JP H01302162A JP 13168988 A JP13168988 A JP 13168988A JP 13168988 A JP13168988 A JP 13168988A JP H01302162 A JPH01302162 A JP H01302162A
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monoclonal antibody
human myoglobin
antibody
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human
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Koichi Morimoto
康一 森本
Nobuyuki Kawai
信之 河合
Kuniyo Inoue
國世 井上
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒトミオグロビンを特異的に認識するモノク
ローナル抗体を使用した、試料中のヒトミオグロビンの
測定方法に関するものである。
ヒトミオグロビンは、153アミノ酸残基を有する分子
量的17500の、1本のポリペプチド鎖と1個のヘム
基からなる金属蛋白質であり、筋肉細胞等の筋組織にお
ける酸素の運搬、貯蔵機能等を担っている。臨床的には
、分子量が小さいために比較的容易に血液あるいは尿中
に遊離する。
従って、遊離したヒトミオグロビンをallJ定するこ
とにより心筋、骨格筋等の病理診断が可能である。
例えば健康な成人の血液中のヒトミオグロビン濃度は約
50 n g / m lと報告されているが、急性心
筋硬水では血液中のヒトミオグロビン濃度が上昇するこ
とが知られている。他にも遊離ミオグロビンを測定する
ことで筋ジストロフィー症、筋炎等の骨格筋疾患、更に
は甲状腺疾患、腎不全、アルデステロン症等の内分泌疾
患等を診断することができる。近年では、ヒトミオグロ
ビンが横紋筋肉肚の腫瘍マーカーであるとの報告もある
(Brooks J、J、、Cancer、50.17
571982年)。
(従来の技術) ヒトミオグロビンの測定方法としては、ポリエチレング
リコール法、ポリクローナル抗体を用いたRIA法(日
本臨床43巻秋季臨時増刊号1985年、特開昭54−
11230号、特開昭54−11231号、Progr
ess in Medlclnevol、6.No59
91〜995頁 1000年)が知られている。
(発明が解決しようとする課m) 従来知られたポリエチレングリコール法においては、操
作性あるいは測定精度に課題かあり、RIA法において
も、使用する抗体がかならずしも均一な性質を有してい
ないことから、l1lll+定精度に問題がある。
本発明者らは従来技術の課題を解決した、操作が簡単で
測定精度の高いヒトミオグロビンの測定方法について鋭
意検討したところ、モノクローナ明は、       
            又(a)ヒトミオグロビンを
特異的に認識する固定化されたモノクローナル抗体(1
)と試料を接触させる工程 (b)aで生じる免疫反応生成物と、モノクローナル抗
体(1)とは異なる部位でヒトミオグロビンを特異的に
認識する、標識された又は標識されていないモノクロー
ナル抗体(2)を接触させる工程 (c)bで標識されていないモノクローナル抗体を使用
した場合には、bで生じる免疫反応生成物と、モノクロ
ーナル抗体(2)を特異的に認識する標識された抗体を
接触させる工程 (d)遊離の標識された抗体を除去する工程(e)標識
を直接的又は間接的に検出してb又はCで生じる免疫反
応生成物を定量する工程からなることを特徴とするヒト
ミオグロビンの測定方法、(以下1の方法と略す)及び
、(a)ヒトミオグロビンを特異的に認識する固定化さ
れたモノクローナル抗体と、試料及び標識されたヒトミ
オグロビンを接触させる工程(b)遊離の標識されたヒ
トミオグロビンを除去する工程 (c)標識を直接的又は間接的に検出してaで生じる免
疫反応生成物を定量する工程 からなることを特徴とするヒトミオグロビンの71P1
定方法(以下2の方法と略す) を提供するものであり、以下詳細に説明する。
(課題を解決するための手段) まず、1の方法について詳細に説明する。使用するモノ
クローナル抗体(1)及び(2)は、G、K”t5h1
er、C,Mi 1steinらの方法(Nature
、256 495.1975年)に従って、例えば後の
参考例の様にして調製すれば良い。本発明の参考例では
、ヒトミオグロビンに対する親和定数が10 〜10 
 である、数種のモノクローナル抗体が得られた。
モノクローナル抗体(1)を固定化するには、通常知ら
れた化学的方法等を用いれば良いが、更には、例えば固
相に前記したモノクローナル抗体(1)のFc領域を特
異的に認識する抗体を化学的に固定化し、その後、該抗
体を介してモノクローナル抗体(1)を固定化しても良
い。固相としては、例えばポリスチレン、ポリエチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、セファロース粒
子、ラテックス、アガロース、セルロース、ポリメタク
リレート等を用いることが出来る。
試料としては、例えば尿、血液等を用いれば良く、特別
の制限はない。
(頂識されたモノクローナル抗体(2)は、標識物質と
前記した様にして得られるモノクローナル抗体を通常知
られた化学的方法により結合させることで調製出来る。
標識としては、例えば3H11251311等の放射性
物質を用いることも出来るが、安全性、管理の容品さ等
の面から、例えばフルオレスカミン、フルオレラセンチ
オシアネート、テトラローダミンインチオシアネート等
の通常のイムノアッセイで使用される蛍光物質等が好ま
しく、更には、微量のヒトミオグロビンの測定か可能な
、例えばペルオキシダーゼ、β−Dガラクトシダーゼ、
アルカリフォスファターゼ、ウレアーゼ、カタラーゼ、
β−グルクロニダーゼ等の、通常のエンザイムイムノア
ッセイで使用される様な酵素等がより好ましい。
標識されていないモノクローナル抗体(2)を用いた場
合には、前記した様な標識物質で標識された、モノクロ
ーナル抗体(2)のFc領域を特異的に認識する抗体を
使用して、固相上に標識物質を有する免疫反応複合体を
形成させる。この複合体は詳しくは、 固相−55−モノクローナル抗体(1)−ヒトミオグロ
ビン−モノクローナル抗体(2)−55−標識物質 と表される。ここで、−5S−は前記した様にモノクロ
ーナル抗体(1)又は(2)とは異なる、ポリクローナ
ル又はモノクローナル抗体を介しても良い結合である。
ただし、本発明で同一のサブクラスに属するモノクロー
ナル抗体(1)及び(2)を使用する場合には制限が生
じる。即ち、同一のサブクラスに属するモノクローナル
抗体は、そのFc領域が同一であることから、例えばモ
ノクローナル抗体(2)のFc領域を認識する様に調製
された、標識された抗体が誤ってモノクローナル抗体(
1)を認識し、複合体 固)l−5−モノクローナル抗体(1)−外一標詭物質 を形成する可能性があるからである。従って本発明では
、抗体の調製等の操作を簡便にするためにも固相に化学
的に結合したモノクローナル抗体(1)及び標識物質と
化学的に結合したモノクローナル抗体(2)の2種のモ
ノクローナル抗体を使用することが好ましい。ヒトミオ
グロビンを特異的に認識するモノクローナル抗体(1)
、(2)以外の抗体を用いる場合には、サブクラスの異
なるモノクローナル抗体(1)、(2)を使用したり、
あるいは少なくとも標識物質と直接(他の抗体を介さず
)結合したモノクローナル抗体(2)を使用することが
好ましい。
標識されたモノクローナル抗体゛(1)又は(2)のう
ち、遊離の(間接的に固相に固定化されていない)標識
された抗体の除去には、例えば通常のイムノアッセイで
使用されるB/F分離法等の洗浄法等を行えば良い。
標識の検出は、例えば標識物質として放射性物質または
蛍光物質等のそれ自体検出可能な物質を用いた場合には
、通常の方法により直接行えば良い。例えば酵素を標識
物質として使用した場合には、該酵素の作用により検出
可能な物質に変化する基質を添加した後、該検出可能な
物質を検出しその結果に基づいて間接的に検出すれば良
い。
続いて本発明が提供する第2の方法について詳細に説明
する。
使用するモノクローナル抗体は、第1の方法において説
明した様にして調製すれば良い。モノクローナル抗体を
固定化するための方法及び固相についても同様である。
第2の方法においては、他のモノクローナル又はポリク
ローナル抗体を用いることに同等制限はない。標識され
たヒトミオグロビンの調製方法としては、例えば、市販
のヒトミオグロビンと標識物質を、公知の方法に従って
化学的に結合させれば良く、標識物質としては第1の方
法で説明した様なものが使用出来る。
試料、遊離の標識されたヒトミオグロビンを除去する方
法及び標識物質の検出方法についても第1の方法と同様
に行えば良い。
(発明の効果) 本発明によれば、簡便な操作により高精度のヒトミオグ
ロビンの測定が可能である。参考例で説明される様にし
て得られたヒトミオグロビンに対するモノクローナル抗
体を用いた場合には、実施例で示される様に1〜200
ng/mlの範囲内でのヒトミオグロビンの測定をも可
能である。
更に、本発明ではモノクローナル抗体の固相への固定化
及び標識物質のモノクローナル抗体あるいはヒトミオグ
ロビンへの結合を前もって行っておくことで、更に操作
を簡便にし、要する時間を短縮することが可能である。
このことは、短時間に多数の検体(試料)を測定すると
いう臨床的な要望を解決するものである。
以下に本発明の実施例で使用したモノクローナル抗体の
調製の手順を参考例として詳説するが、モノクローナル
抗体の調製は、本参考例に限定されるものではない。
(参考例) モノクローナル抗体の調製は、前記した様にG、に6h
lerとC1旧1stelnらの方法(Nature、
258゜495.1975年)に従った。
(1)ヒトミオグロビン感作動物細胞の調製Ba1b/
cマウス(メス)をヒトミオグロビンで免疫した。免疫
は、マウスの腹腔にマウス当り、アジュバント(Fre
und’s complete ajuvant  ;
ギブコ社製)と市販のヒトミオグロビン(ケンブリッジ
社製)100Pgを乳化させた試料100JJIを投与
して行った。2週間後、追加免疫としてマウス当り前記
ヒトミオグロビン100J、1gとアジュバント(Fr
cund’s 1acoIlpletc ajuban
d  ;ギブコ社製)を乳化した試料100JJIを腹
腔に投与した。その1週間後、最終免疫としてマウス当
りヒトミオグロビン1100Pを溶解したリン酸緩衝化
生理食塩水(0,85%NaC1含有0.01%リン酸
緩衝液;以下PBSと略す)100)IIを腹腔に投与
した。最終免疫の3日後、マウスの肺臓を無菌的に抽出
し、15%子牛脂児血清(以下15%FCSと略す)を
含むDMEM(Dulbccco’s l1odifi
ed Eagle’s sedlum ;ギブコ社製)
を用いて肺臓細胞を還流流出させた。流出液をナイロン
メツシュで濾過し、遠心チューブに入れ、1000 r
 pmで10分間遠心分離し、上澄を捨て、0.15M
塩化アンモニウム、1mMEDTAを含む0.01M炭
酸緩衝液(pH7,2)を用いて細胞ペレット中の赤血
球を溶血させ、遠心分離し、更に細胞ペレットをDME
Mで2回遠心洗浄して牌細胞とした。
(2)骨髄細胞腫細胞の調製 骨髄腫細胞としては、B a 1 b / cマウス由
来の8−アザグアニン耐性株であるS P 210−A
g14 (ATCCCRL1581 :以下5p210
と略す)を使用した。細胞融合を行う1週間前までS 
P 210を20pg/mlの8−アザグアニン、15
%FC9を含むDMEMで培養し、その後細胞融合をお
こなう日まで15%FC3を含むDMEMで培養した。
細胞融合直前に5P210を無菌的にDMEMを用いて
11000rp、10分間の遠心分離で洗浄した。
(3)細胞融合 1の様にして調製した牌細胞と2の様にして調製した骨
髄腫細胞を5:1の割合で混合し、1゜00 r pm
で10分間遠心分離して細胞ペレットを得た。遠心チュ
ーブを軽くたたいて細胞ペレットを壁面に薄く広げ、そ
の中に37℃に暖めておいた50%ポリエチレングリコ
ール(M E RK社製ポリエチレングリコール400
0)を含むDMEM溶液0.5mlをチューブを回しな
がら少しずつ滴下した。1分間チューブを回転させてペ
レットと混合させた後、30秒に1mlの割合でDME
Mを10回加えた。次に、Fe2を2mlゆっくりと加
え、11000rpで10分間遠心した。細胞ペレット
を15%FCSとI×10  Mヒポキサンチン、4X
10−7Mアミノプテリン、1.6X10−5Mチミジ
ンを含むDMEM (以下HAT培地と略す)を用いて
2回、1000 r pm、10分間の遠心洗浄した後
、同溶液でペレットを懸濁し、96ウエルのプレート(
Fa 1con#3072)に2007J 1ずつ分注
した。なお、該懸濁200JJ 1中には、5X105
個の細胞が存在していた。
分注後、3日ごとにHAT培地を100)+ 1/ウエ
ルずつ交換し、3週間後からはI X 10−” Mヒ
ボキサンチン、1.6X10−5Mチミジン、15%F
C3を含むDMEM (以下HT培地と略す)を交換培
地として用いた。
(4)ハイブリドーマの選択 96ウエルのプレートに細胞懸濁液を分注した後、10
日後に細胞コロニーが認められた。そこで、E L I
 S A (Enzyme 1inked immun
osorbentassay ;酵素免疫+1)J定法
)を行い、培地上澄の抗ヒトミオグロビン抗体の存在を
調査した。
まず、96ウエルのイミュノプレート(インターメット
社製)に2pg/mlのヒトミオグロビン溶液を50)
+ 1ずつ分注し、37℃で1.5時間放置した。ウェ
ル中の溶液を除去し、0.04%ツイーン(tween
)−20を含むPBS(以下PBS−Tと略す)で3回
洗浄した後、0.1%ウシ血清アルブミン(以下BSA
と略す)を含むPBS−T溶液300p 1を各ウェル
に添加し、37℃で1.5時間ブロッキング処理した。
次に各ウェルに培地上澄を100)IIずつ分注し、3
7℃で1.5時間放置した後、各ウェルをPBS−Tで
3回洗浄し、PBSで4000倍希釈したペルオキシダ
ーゼ標識ラビット抗マウスIgG抗体(ジャクソン社製
)を50)11ずつ分注して37℃で1.5時間放置し
た。続いてPBS−Tで3回洗浄し、基質溶液(1,2
%2.2−アミノジー(3−エチルベンズチアゾリン硫
酸)−ジアンモニウム塩(ABTS) 及び0.01%
過酸化水素を含む0.1Mクエン酸緩衝液(pH5,1
))を各ウェルに100JJIずつ添加した。30分後
、200mMシュウ酸溶液100JJIを添加して酵素
反応を停止させ、415nmでの吸光度を測定し、抗体
の存在を確認した。
(5)コンディショニングメディウムの調製B a 1
 b / cマウス(メス)をを椎脱臼させ、無菌的に
その腹腔内に冷蔵しておいた0、34Mサッカロース溶
液を注入した。3分後、左側腹部より腹腔内溶液を回収
し、11000rpで5分間遠心分離した。上澄を廃棄
し、細胞ペレットに15%FC3−DMEMを添加して
撹拌した後、37℃、5%炭酸ガス濃度、95%湿度条
件下で一晩培養し、上澄を集め、0.22JJmのメン
ブレンフィルターで濾過してこれをコンディショニング
メディウムとした。
(6)クローニング 抗体産生が認められたハイブリドーマについて限界希釈
法により単一クローニングした。(5)で38’Aした
コンディショニングメディウム1mlを含むHAT培地
20m1に、ハイブリドーマを懸濁し、200Plずつ
96ウエルのプレート(Fa l con#3072)
に分注した。なお、各ウェルについて1個のハイブリド
ーマが分注される様にハイブリドーマ量を調整した。1
0日後、細胞コロニーが認められたウェルについて(4
)において行った様にEL I SA法により抗ヒトミ
オグロビン抗体産生ハイブリドーマを選択し、さらに上
記の様なりローニング操作を再度行って単一ハイブリド
ーマ27Flを得た。
(7)抗ヒトミオグロビン抗体の精製 退会6〜10のB a 1 b / c マウス(メス
)ノ腹腔に、マウス当り0.5mlのブリスタン(2゜
6.10.14−テトラメチルペンタデカン:アルドリ
ッチ社製)を投与した。2週間後、(6)で得られた抗
ヒトミオグロビン抗体産生ハイブリドーマ株をマウスの
腹腔内に1f!Ii当り2X106細胞個移植した。1
0日後、生成した腹水を注射針を用いて1/20量の0
.2M  EDTAを入れた遠心チューブ内に滴下し、
4000rpmで10分間の遠心分離を行い上澄を得た
。採取した上澄を50%硫酸アンモニウム沈澱分画法に
従って粗精製した後、イオン交換クロマトグラフィー、
ゲル濾過をおこなって精製した。
抗体の純度はメルカプトエタノール還元下での12%5
DS−ポリアクリルアミド電気泳動を行い確認した。こ
のとき、検出されたバンドは、1本の重鎮と1本の軽鎖
の2本のバンドだけであった。
(8)親和定数の7#J定 得られたモノクローナル抗体のヒトミオグロビンに対す
る親和定数は、Handbook of theExp
erimental  ima+unology vo
l、1.chapter 3gに記載された方法により
測定した。その結果、本参考例で得られたモノクローナ
ル抗体は、10−7〜10   Mの親和定数を有して
いた。
以下本発明を更に詳細に説明するために実施例を示すが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1) (1)抗ヒトミオグロビン抗体の固定化未処理のマイク
ロタイタープレート(96ウエル・ヌンクプレート、イ
ンターメッド社製)の各ウェルに、マウスから参考例の
様にして得た抗ヒトミオグロビンモノクローナル抗体を
3Hg/mlの割合で含む0.1M炭酸緩衝液(pH9
,6)を200Pl添加し、4℃にて一晩インキエベー
トした。次に、各ウェルから炭酸緩衝液を除去し、0.
04%ツイーン(tween)−20を含むリン酸緩衝
化生理食塩水(0,85%NaC1を含む0.01%リ
ン酸緩衝液(pH7,2))(以下PBS−Tと略す)
で3回洗浄した後、0.1%ウシ血清アルブミン(以下
BSAと略す)を含むPBS−T溶液300Plを各ウ
ェルに添加し、4℃でブロッキング処理した。
なお、このモノクローナル抗体を固定化したプレートは
、測定まで4℃条件下で保存した。
(2)モノクローナル抗体の標識 標識物質としては西洋ワサビペルオキシダーゼ(TOY
OBO社製;以下HRPと略す)を用いた。
5 m g / m lの割合でHRPを含む0.3M
重炭酸ナトリウム緩衝液(pH8,1)に、1%1−フ
ルオロ−2,4−ジニトロベンゼンのエタノール溶液を
0.1ml添加し、室温にて1時間反応させた後、0.
06M過ヨウ素酸ナトリウム溶液を1ml添加し、更に
30分間反応させた。
0.16Mエチレングリコール1mlを添加して未反応
の過ヨウ素酸ナトリウムを除去した後、0、OIMの炭
酸ナトリウム緩衝液(pH9,5)に対して透析し、続
いてマウスから参考例の様にして得た抗ヒトミオグロビ
ンモノクローナル抗体を5mg添加し、5時間反応させ
、水素化ホウ素ナトリウム5mgを添加して4℃で一晩
放置した。
未反応の水素化ホウ素ナトリウムを除去するため、0.
85%塩化ナトリウムを含む10mMリン酸ナトリウム
緩衝液(pH7,1)に対して4℃で一晩撹拌しながら
透析した後、高速液体クロマトグラフィー(東ソー(株
)社製、TSKゲルG−3000SW)を用いて精製し
た。
(3)試料中のヒトミオグロビンの測定1の様にして調
製したプレートを室温に戻し、PBS−T溶液で洗浄し
た後、既知量のヒトミオグロビンを含む標準試料を各ウ
ェルにそれぞれ20)11添加した。次に2の様にして
調製したHRP標識モノクローナル抗体をPBS−Tで
希釈し、各ウェルに200u lずつ添加した。室温で
3時間インキュベートした後、各ウェルの溶液を除去し
、PBS−Tで3回洗浄した。
各ウェルに、1.2% 2,2−アジノジー(3−エチ
ルベンズチアゾリン硫酸)−ジアンモニウム塩(ABT
S)及び0.01%過酸化水素を含む0.1Mクエン酸
緩衝液(pH5,1)を話質溶液として200Pl添加
し、室温で30分間反応させた後、0.2Mシュウ酸溶
液を100Jul添加して酵素反応を停止させた。自動
マイクロタイタープレートリーダー(東ソー(株)社製
、MPR−A4)を用いて波長415nm、対照波長4
92nmで各ウェルの吸光度を測定したところ、1〜2
00ng/mlの範囲でヒトミオグロビンを測定するこ
とが出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) (a)ヒトミオグロビンを特異的に認識する固定化され
    たモノクローナル抗体(1)と試料を接触させる工程 (b)aで生じる免疫反応生成物と、モノクローナル抗
    体(1)とは異なる部位でヒトミオグロビンを特異的に
    認識する、標識された又は標識されていないモノクロー
    ナル抗体(2)を接触させる工程 (c)bで標識されていないモノクローナル抗体を使用
    した場合には、bで生じる免疫反応生成物と、モノクロ
    ーナル抗体(2)を特異的に認識する標識された抗体を
    接触させる工程 (d)遊離の標識された抗体を除去する工程(e)標識
    を直接的又は間接的に検出してb又はcで生じる免疫反
    応生成物を定量する工程 からなることを特徴とするヒトミオグロビンの測定方法
    。 2) (a)ヒトミオグロビンを特異的に認識する固定化され
    たモノクローナル抗体と、試料及び標識されたヒトミオ
    グロビンを接触させる工程 (b)遊離の標識されたヒトミオグロビンを除去する工
    程 (c)標識を直接的又は間接的に検出してaで生じる免
    疫反応生成物を定量する工程 からなることを特徴とするヒトミオグロビンの測定方法
    。 3)モノクローナル抗体が、ヒトミオグロビンに対して
    10^−^7〜10^−^1^1の親和定数を有するも
    のであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法
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