JPH03156369A - ヒトアルブミンの測定方法 - Google Patents

ヒトアルブミンの測定方法

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JPH03156369A
JPH03156369A JP29403189A JP29403189A JPH03156369A JP H03156369 A JPH03156369 A JP H03156369A JP 29403189 A JP29403189 A JP 29403189A JP 29403189 A JP29403189 A JP 29403189A JP H03156369 A JPH03156369 A JP H03156369A
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enzyme
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albumin
solution
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JP29403189A
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Koichi Morimoto
康一 森本
Nobuyuki Kawai
信之 河合
Yoshitaka Iba
善孝 伊庭
Kuniyo Inoue
國世 井上
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒトアルブミンに特異的なモノクローナル抗
体を利用したヒトアルブミンのn1定方法に関するもの
である。
ヒトアルブミンは、分子量的69.000で、等電点4
.9の球状タンパク質である。その生理的役割は重要で
、詳しくは種々のイオンや脂肪酸、胆汁色素、他のタン
パク質などの運搬・貯蔵機能や細胞へのアミノ酸の供給
を担っている。臨床的には、糸球体毛細管壁から膜透過
性亢進等で正常血漿成分として比較的容易に尿中にその
ままの形で遊離される(糸球体性蛋白尿)。最近ではこ
の他にも尿と共に排出される蛋白質の存在が明らかにな
っており、その微量物質を正確に定量すれば、臨床的に
病変の存在部位やその進行状態などの診断が可能になっ
た。なかでも尿中ヒトアルブミンを測定は、インスリン
依存型糖尿痛感者(IDDM)やネフローゼ症候群、腎
炎、前硬化症などの腎障害、起立性蛋白尿、キンメルス
チル・ウィルソン病の診断に有用である事が知られてい
る。健常人の一日に排出する尿中のアルブミン量は3〜
30mg程度であり、普通300mgを越えると試験紙
法により陽性と判定される。一般に健常人より多い範囲
のアルブミン尿をマイクロアルブミン尿と臨床的には呼
んでいる。
IDDMの発症初期(0〜2年、病期I)においては尿
中ヒトアルブミンはごく軽度だが、病期11(2〜10
年)では運動時の尿中アルブミンの増加が認められる。
さらに発病後10〜15年経過すると(病期III)、
尿中のアルブミンの排出量は300μg / m i 
nを越えるほどまでになる。
病期■以降では試験紙法により診断可能となる。
しかしながら試験紙法では尿蛋白が陰性であるが、マイ
クロアルブミン尿の存在するもののうち84%は糖尿病
性網膜症を合併している例も報告されティる(糖尿病 
VOL、30 PAGE 429−4351987、臨
床 VOL、36 PAGE HO9−1313198
8) 、よって尿蛋白陰性でも網膜症を合併し、尿中ア
ルブミンの増加が認められれば、腎病変の疑いが早期に
診断できる。
特に糖尿病性腎症は、糖尿病における血管障害児の約3
0%を占め、生命予後に影響する大きな合併症である。
1983年にはM o g e n s o nらによ
り、腎病変の早期に尿中アルブミンを測定することの重
要性が報告されている(Diabetes  vol、
34 (suppl、2)PAGE64−68 198
3)。よって尿中アルブミンを精度良く測定することに
より、早期の腎症診断、およびその予防の知見を得るこ
とができる(臨床検査 VOL、33 No、8198
9)。
(従来の技術) 尿中ヒトアルブミンの測定法としては、免疫−次拡散法
、免疫比濁法、電気泳動法、4−ハイドロキシアゾベン
ゼン−2−カルボン酸を用いる方法、試験紙法、pH指
示薬の蛋白誤差反応、ラテックス凝集阻止反応、レート
ネフエロメトリー法、RIA法(医学と薬学18巻4号
1041頁、5号1499頁、6号1747頁、198
7年、検査と技術16巻12号1359頁1988年)
、EIA法などが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来知られた免疫−次拡散法、免疫比濁法、電気泳動法
、試験紙法、p11指示薬の蛋白誤差反応、レートネフ
エロメトリー法では、ある程度の測定誤差は免れないし
、またその感度が低く尿を濃縮する必要性も生じる。4
−ハイドロキシアゾベンゼン−2−カルボン酸を用いる
方法においては血色水混入による誤差が大きいことと操
作性に課題がある。抗ヒトアルブミン抗体感作血球によ
る定量法(公開特許公報 昭54−80410号)、抗
ヒトアルブミン抗体感作ラテックスによる定量法(公開
特許公報 昭55−30654号)、EIA法、RIA
法においても、使用する抗体が抗血清であり必ずしも均
一な性質を有していないこと等から711定精度に問題
がある。またRIA法では放射能を扱える施設が必要で
安全性と簡便性に問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、従来技術の課題を解決し、操作が簡単で
測定精度の高いヒトアルブミンの測定方法について鋭意
検討したところ、モノクローナル抗体を使用することで
これら課題を解決できることを見出し、本発明を完成さ
せた。即ち本発明は(a)ヒトアルブミンを特異的に認
識する固定化されたモノクローナル抗体、試料、及び酵
素又は蛍光標識されたヒトアルブミンを接触させる工程 (b)遊離の試料及び標識されたヒトアルブミンを除去
する工程 (c)標識を直接又は間接的に検出す、ることにより、
aで生じた免疫反応生成物を定量する工程 からなることを特徴とするヒトアルブミンの測定方法で
あり、以下詳細に説明する。
本発明に用いられるヒトアルブミンを特異的に認識する
モノクローナル抗体は、それ自体公知である方法(G、
Kohler&C,Mi 1stein、Nature
、256,495゜(1975))に準じて製造するこ
とができる。
本発明方法に用いられる抗体を固相に固定化する方法は
、公知の方法を採用でき、例えば固相としては、ポリス
チレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート、セファ0一ス粒子、ラテックス、アガロース、セ
ルロース、ポリメタアクリレートなどが使用される。ま
た前記したヒトアルブミンを特異的に認識するモノクロ
ーナル抗体のFc領域を特異的に認識する抗体を化学的
に固相に固定化し、その後、該抗体を介してヒトアルブ
ミンを特異的に認識するモノクローナル抗体を固定化し
ても良い。
またヒトアルブミンの標識には酵素又は蛍光を用いるが
、公知の方法により標識化および検出することができる
標識として酵素を用いる場合、標識物質としては例えば
、ペルオキシダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、アル
カリホスファターゼ、ウレアーゼ、カタラーゼ、β−グ
ルクロニダーゼなどの酵素が使われる。蛍光物質を使用
する方法としては、例えば、フルオレスカミン、フルオ
レラセンチオシアネート、テトラローダミンイソチオシ
アネート等が常法によりモノクローナル抗体に結合され
る。
好ましくは、安全で高感度ill定が可能な前記した通
常のエンザイムイムノアッセイで使用される酵素等がよ
り好ましい。
これら固定化抗体、試料及び標識化ヒトアルブミンを接
触させ、免疫反応を行わせる。
次いで遊!(間接的に固相に固定化されていない)の試
料及び標工されたヒトアルブミンの除去には、例えば通
常のイムノアッセイで使用されるB/F分離法等の洗浄
等を行えば良い。
標識の検出は、例えば蛍光物質等の標識物質を用いた場
合には、通常の方法により直接標識の検出を行えば良い
。また酵素を標識物質として使用した場合には、該酵素
の作用により検出可能な物質に変化する基質を添加した
後、該検出可能な物質を検出し、その結果に基づいて間
接的に検出すれば良い。
測定に使用される試薬は、上記物質以外にも、溶解剤、
緩衝剤、洗浄剤、反応停止剤等の公知の試薬が用いられ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、簡便な操作により高精度のヒトアルブ
ミンの測定が可能である。標識に酵素又は蛍光を用いる
ため、放射性物質を用いる場合と比較して感度が向上し
、装置、設備なども簡便なものとなり、ヒトアルブミン
濃度は、1〜250n g/m 1の範囲内で測定する
ことができた。
更に、本発明ではモノクローナル抗体の固相への固定化
及び標識物質のヒトアルブミン標準試料への結合を前も
って行っておくことで、更に操作を簡便にし、測定に要
する時間を短縮することが可能である。例えば0.02
m1以下の極微量の試料で測定可能であり、以前の方法
のように前処理として尿を濃縮する操作等は不必要であ
る。このことは、短時間に多数の検体(試料)を測定す
るという臨床的な要望を解決するものであり、その応用
範囲は広いと考えられる。
(実施例) 以下本発明を更に詳細に説明するために実施例をしめす
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(モノクローナル抗体の調製) モノクローナル抗体の調製は、前記したG、Kohle
rとC,Milsteinらの方法(Na t u r
 e、 256.495.(1975) )に従った。
(A)ヒトアルブミン感作動物細胞の調製Ba1b/C
マウス(♀)をヒトアルブミンで免疫した。免疫は、マ
ウスの腹腔にフロイントの完全アジュバントとヒトアル
ブミン70μg/匹とを乳化させた試料100μlを投
与した。それから−ケガ後に追加免疫としてヒトアルブ
ミン70μg/匹をフロイントの不完全アジュバントと
乳化させたちの100μlをマウス腹腔に投与した。二
週間後に最終免疫としてヒトアルブミン70μg/匹を
リン酸緩衝化生理食塩水(0,85%NaC1含有0.
01%リン酸緩衝液、pH7,2:以下PBS)に溶解
したちの100μlを腹腔内に同じく投与した。3日後
この処置マウスの肺臓を無菌的に取出し、氷冷しておい
たデイツシュに10%子牛脂児血清(以下10%FC3
と省略する)を含むDMEMを入れ、ナイロンメツシュ
をつけておいた。そのメディウムに浸ったナイロンメツ
シュの上に肺臓をゆっくりと置き、肺臓を挟むようにナ
イロンメツシュを半分におり、ピペットで牌臓をつぶし
て牌臓細胞をデイツシュに流出させた。流出液を遠心チ
ューブに入れ、11000rpで10分間遠心分離して
上澄をすて、更に細胞ペレット中の赤血球を0.15M
塩化アンモニウム溶液(1mMエチレンジアミン4酢酸
−2ナトリウム塩(以下EDTAと省略する)を含む0
.01M炭酸緩衝液、pH7,2)で溶血させ遠心分離
した。さらに細胞ペレットをDMEMで2回同様に遠心
洗浄して牌細胞とした。
(B)骨髄腫細胞の調製 骨髄肝細胞としてはB a 1 b / cマウス由来
の8−アザグアニン耐性株であるSP210−Ag14
 (ATCCCRL1581 :以下5P210と省略
する)を使用した。細胞融合を行う1週間前まで20μ
g / m 1の8−アザグアニン。
10%FCSを含むDMEMで培養し、その後細胞融合
日まで15%FC3を含むDMEMを使用した。細胞融
合直前に、S P 210は無菌的にDMEMで110
00rpで10分間遠心洗浄を2回繰り返し調製した。
(c)細胞融合 上記(A)項で調製した牌臓細胞と上記(B)項で調製
した骨髄腫細胞を5=1の割合で混合遠心(1000r
pm、10分)し細胞ペレットを集めた。遠心チューブ
を軽くたたいて細胞ペレ、ットを壁面にうずく広げ、そ
の中に37℃に暖めておいた50%PEG (MERK
社製ポリエチレングリコール4000)を含むDMEM
溶液0.5mlを遠心チューブを回しながら少しずつ滴
下した。1分間ゆっくりと遠心チューブを回転させ混合
した後、30秒に1mlの割合で遠心チューブを回転し
ながら37℃に加温しておいたDMEMを10回加えた
。つぎにFe2を2mlゆっくりと入れ、11000r
p、10分間遠心した。細胞ペレットを10%FC5と
I X 10−’Mヒボキサンチン、4 X 10−’
Mアミノプテリン、1.6X 10−’Mチアゾリン含
むDMEM (以下HAT培地と省略する)で2回遠心
洗浄(1000rpm、10分間)し、この培養液を9
6ウエルプレート(Fa 1con#3042)に5X
10’細胞個/ウェルになるように200μlずつ分注
した。3日日ごとにHAT培地を100μl/ウエル交
換した。3週間後からは、lX10−4Mヒボキサンチ
ン、1.6X10−’Mチアゾリン10%FC8を含む
DMEM (以下HT培地と省略する)を培地交換に用
いた。
(D)ハイブリドーマの選択 96ウエルプレートに細胞コロニーが認められる10日
目前後から固相酵素免疫測定法を行い、培養上清に抗ヒ
トアルブミン抗体が存在するかどうか調べた。
96ウエルイムノプレート平底(インターメッド社製)
に、ヒトアルブミン2μg/mlを50μl/ウェル分
注し、37℃で1.5時間静置した。ウェルに残ってい
る溶液を除去し、PBSに0.04%ツイーン(twe
en)−20を含んだ溶液(以下PBS−T)で3回洗
浄した後、0.2%ゼラチンを溶解したPBS−T溶液
400μlを各ウェルに加えて、37℃で1.5時間ブ
ロッキング処理した。つぎに各ウェルに上記培養上清を
100μlずつ分注し37℃で1.5時間静置し、これ
らのウェルをPBS−T溶液で3回洗浄した後、ペルオ
キシダーゼ標識ラビット抗マウスIgG抗体(ジャクツ
、ン社製)4000倍希釈を50μl/つ±2ルずつ分
注し、37℃で1.5時間静置した。PBS−T溶液で
3回洗浄したのち、基質溶液(1,2%2.2′−アジ
ノジ−(3−エチルベンズチアゾリン硫酸)−ジアンモ
ニウム塩CABTS)及び0.01%過酸化水素(H2
02)を含有する0、1Mクエン酸緩衝液(pH5,1
))を各ウェルに100μl添加した。30分間室温で
放置し、200mMシニウ酸溶妓を100μlを加えて
酵素反応を停止させ、415nmでの吸光度を測定し、
酵素活性が認められたウェルに抗ヒトアルブミン抗体を
産生ずるハイブリドーマが存在することから、そのウェ
ルのハイブリドーマをスケールアップし成育させた。以
上のようにして、抗体価の強い抗体産生ハイブリドーマ
を取得した。
(E)コンデショニングメデウムの調製26ゲージの注
射針をつけた注射器に10m1の冷蔵しておいた0、3
4Mサッカロース溶液を吸い取り、Ba1b/cマウス
(♂)をを椎脱臼させ、無菌的に腹腔内に上記溶液を注
入した。注入後5分以内に左側腹部に18ゲージの注射
針をつけ氷冷しておいた注射器にて腹腔内溶液を回収し
た。氷冷しておいた遠心チューブに上記回収液を流し込
み、11000rpで5分間遠心分離した。遠心後上清
を廃棄し、細胞ベレットに10%FCS−DMEMを加
え攪拌しプッシュに入れた。
37℃、596炭酸ガス濃度、95%湿度で一晩培養し
、培養上清を集め、0.22μmのメンブレンフィルタ
ーで濾過し、これをコンデショニングメデウムとした。
(F)クローニング 抗体産生を認めるハイブリドーマについて限界希釈法を
用いて単一クローンにした。上記(E)項で作製したコ
ンデショニングメデウムを1ml含むHAT培地20m
1を用意し、クローニングしたいハイブリドーマ細胞を
各ウェルに1個になるように上記培養液中に調整し、2
00μl/ウエルずつ96ウエルプレー)(Falco
n#3042)に分注した。培養10日目前後から細胞
コロニーが認められるウェルについて、上記(D)項に
記載した固相酵素免疫測定法をに準じて抗ヒトアルブミ
ン抗体産生ノーイブリドーマを選択し、さらに再度クロ
ーニングを繰り返し単一ノ1イブリドーマを樹立した。
最終的に27クローンのハイブリドーマを確立した。
(G)抗ヒトアルブミン抗体の精製 B a l b / c マウス(♂)6〜10週令の
腹腔にブリスタン(2,6,10,14−テトラメチル
ペンタデカン)を0.5ml/匹投与し、2週間後上記
(F)項で得られた抗ヒトアルブミン抗体産生ハイブリ
ドーマ株をマウス腹腔内に各クローンについて2X10
’細胞個/匹移植した。
10日目前後に生成した腹水を、18ゲージの注射針を
腹腔に差し込み、1/2C1の0.2M・EDTAをい
れた遠心チューブに滴下させて、遠心チューブを400
Or pmで10分間遠心し、上清を集めた。採取した
上清を50%硫酸アンモニウム沈殿分画法にしたがって
粗精製し、PBS溶液に透析後、TSK−ゲル DEA
E−5PWイオン交換クロマトグラフイー、ゲル濾過を
おこない精製した。メルカプトエタノール還元下での1
2%5DS−ポリアクリルアミド電気泳動で1本の重鎮
と1本の軽鎖の2本のバンドになったことで抗体の純度
を確認した。
以上の方法により、ヒトアルブミンを特異的に認識する
複数種の精製モノクローナル抗体を得た。
これらのモノクローナル抗体を用いて、以下の競合法に
よるヒトアルブミンの測定を行った。
(ヒトアルブミンの定量) (A)抗ヒトアルブミン抗体の固定化 未処理マイクロタイタープレート(96ウエル・タンク
プレート、インターメツド社製)の各ウェルにO,1M
炭酸ナトリウム緩衝液(pH9,6)に溶解した5μg
 / m 1のマウス由来の抗ヒトアルブミンモノクロ
ーナル抗体の溶液100μlを加えて、4℃で一夜イン
キユベートした。次に、各ウェルの溶液を除去し、PB
S−Tで3回洗浄した後、0.2%ゼラチンを溶解した
PBS溶液400μlを各ウェルに加えて、4℃でブロ
ッキング処理しそのまま保存した。
なお、このモノクローナル抗体を固定化したプレートは
、測定まで4℃の条件下で保存した。
(B)ヒトアルブミンの標識化 標識物質としては西洋ワサビペルオキシダーゼ(TOY
OBO社製−以下HRPと省す)を用いた。
純水に溶解し3 m g / m 1に調製したHRP
溶液溶液1セl0.15Mの過ヨウ素酸ナトリウム0.
2mlを添加し、さらに30分間反応させた。
更に、10mM酢酸緩衝液(pH4,0)に−晩4℃で
透析した。一方ヒトアルブミンは、0.15M炭酸ナト
リウム緩衝液(pH9,5)にて−晩四℃で透析した。
その後、調製HRP溶液1ご0.5M炭酸ナトリウム緩
衝液(pH9,5)を少しづつ添加し、溶液のpHを9
〜9.5の範囲内に調製したと同時に、透析しておいた
ヒトアルブミン溶液を加え、室温で2〜3時間静置し反
応させた。シッフ塩基を還元し標識アルブミンを安定化
するため、4mg/ml水素化ホウ素ナトリウム溶液0
.1mlを添加して4℃中で2時間静置した。この後、
未反応の水素化ホウ素ナトリウムを除去し、かつ標識ヒ
トアルブミンと未標識アルブミンとを分離するため、T
SK−ゲルG 30005WXLX (東ソー株式会社
製、商品名)カラムを用いた高速液体クロマトグラフィ
ーにてゲル濾過し、精製HRP標1ヒトアルブミンを得
た。HRP標識ヒトアルブミンの定量は、1ステツプサ
ンドイツチアツセイ(EIA法)、又はHRP標詭標上
ヒトアルブミン03nmと280nmの吸光度から計算
して求めることが可能である。
(c)試料中のヒトアルブミンの定量 本実施例中の(A)で記述した方法で作製したマイクロ
タイタープレートを室温にもどし、PBS−T溶液で洗
浄した後、PBS−T溶液で希釈したのHRP標詭ヒト
アルブミン標準試料(a度=403nmの吸光度で0.
005)を各ウェルにそれぞれ100μlとヒトアルブ
ミン0−500μg / mlの試料を各ウェルに20
μlづつ添加した。室温で3時間インキュベートした後
、溶液を除去しPBS−T溶液で3回洗浄した。
各ウェルに、0.3mg/mlのABTS及び0.01
%過酸化水素(H2O2)を含有する0、1Mクエン酸
緩衝液(pH4,1)がら成る基質溶液を各ウェルに1
00μl添加し、室温で20分間酵素反応させた後、1
00mMシュウ酸溶液を100μl加えて酵素反応を停
止させた。
上記マイクロタイタープレートを各ウェルについて、波
長415nm、対照波長492nmの吸光度を自動マイ
クロタイタープレートリーダー(東ソー株式会社製、M
PR−A4、商品名)で測定した結果を第1図に示す。
縦軸B / B oは試料中のヒトアルブミン0μg 
/ mlのときの吸光度に対する各濃度のヒトアルブミ
ン試料を加えたときの吸光度の割合を示す。図からも明
らかなように、試料中のヒトアルブミンは1〜250n
g/mlの範囲で定量できることが確認された。また第
2図にヒトアルブミン濃度の対数とO,D、の関係を示
す。このように非常によい相関関係が得られた。
第1図
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で測定したヒトアルブミン濃度と吸光度
との関係を示す図、第2図は、実施例におけるヒトアル
ブミン濃度の対数とO,D、との関係を示す図である。 ヒトアルブミン濃度 Ωug/mj)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)ヒトアルブミンを特異的に認識する固定化された
    モノクローナル抗体、試料、及び酵素又は蛍光標識され
    たヒトアルブミンを接触させる工程 (b)遊離の試料及び標識されたヒトアルブミンを除去
    する工程 (c)標識を直接又は間接的に検出することにより、a
    で生じた免疫反応生成物を定量する工程 からなることを特徴とするヒトアルブミンの測定方法。
JP29403189A 1989-11-14 1989-11-14 ヒトアルブミンの測定方法 Pending JPH03156369A (ja)

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