JPH01301725A - 非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法 - Google Patents
非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法Info
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- JPH01301725A JPH01301725A JP63131521A JP13152188A JPH01301725A JP H01301725 A JPH01301725 A JP H01301725A JP 63131521 A JP63131521 A JP 63131521A JP 13152188 A JP13152188 A JP 13152188A JP H01301725 A JPH01301725 A JP H01301725A
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法、さら
に詳細には非粘着性を改良したゴムおよびその製造方法
に関する。
に詳細には非粘着性を改良したゴムおよびその製造方法
に関する。
(発明の従来技術)
フッ素ゴムは、耐油性に優れていることから、自動車の
エンジンなどの内燃機関の燃料系の弁体、パツキン、カ
スケラトなととして多く使用されている。
エンジンなどの内燃機関の燃料系の弁体、パツキン、カ
スケラトなととして多く使用されている。
上述のようなゴム部品は、例えは弁を例に採ると、この
ような弁1は、例えは電磁石2あるいはスプリンタなと
の作用により軸方向に可動可能になっていると共に、流
体の通路3に開設される弁座4に当設−解除を行なうこ
とによって流体通路2内を流通する流体の量を制御しな
り、又はオン−オフを行なう作用を営むものである。
ような弁1は、例えは電磁石2あるいはスプリンタなと
の作用により軸方向に可動可能になっていると共に、流
体の通路3に開設される弁座4に当設−解除を行なうこ
とによって流体通路2内を流通する流体の量を制御しな
り、又はオン−オフを行なう作用を営むものである。
このような弁1は、例えは金属製の弁軸11とその先端
部に設けられた弁体12より成り、この弁体12として
は耐油性および耐磨耗性を要求されることからフッ素ゴ
ムが使用されている。
部に設けられた弁体12より成り、この弁体12として
は耐油性および耐磨耗性を要求されることからフッ素ゴ
ムが使用されている。
このような暢造の弁1を使用して流体の制御を行なう場
合、前記弁座4と弁体12は当接−解除を繰り返すこと
になる。このように弁体12を長年使用すると、前記弁
体]2か粘着性を有するようになって、前記弁座4と弁
体12の接触部Aが粘着し、弁1か’4hにくくなった
り、ひとくなると、粘着して離れなくなったりする事態
を生していた。
合、前記弁座4と弁体12は当接−解除を繰り返すこと
になる。このように弁体12を長年使用すると、前記弁
体]2か粘着性を有するようになって、前記弁座4と弁
体12の接触部Aが粘着し、弁1か’4hにくくなった
り、ひとくなると、粘着して離れなくなったりする事態
を生していた。
このような欠点を除去するなめ、前記弁軸11にフッ素
ゴム性の弁体12を取付けた後、前記弁体]2の表面を
アミン又はアミン酸塩で表面処理する方法か開発されて
いる(特許出願公開昭和61年第814.37号公報)
。
ゴム性の弁体12を取付けた後、前記弁体]2の表面を
アミン又はアミン酸塩で表面処理する方法か開発されて
いる(特許出願公開昭和61年第814.37号公報)
。
このような方法によれは、フッ素ゴムの非粘着化は従来
の表面処理を行なわない場合の3倍程度改良され、良好
な非粘着化を示す。しかしなから、このようなアミン処
理を行なった場合も、非粘着性は十分とはいえず、さら
に良好な非粘着性フッ素ゴムか希求されている。
の表面処理を行なわない場合の3倍程度改良され、良好
な非粘着化を示す。しかしなから、このようなアミン処
理を行なった場合も、非粘着性は十分とはいえず、さら
に良好な非粘着性フッ素ゴムか希求されている。
(発明の概要)
本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、従来に比
較して良好な非粘着性を有するフッ素ゴムおよびその製
造方法を提供すること、さらに詳細にはフッ素ゴム表面
にフッ素ゴム−シリコーン反応層を形成し、優れた非粘
着性を示すフッ素ゴムおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
較して良好な非粘着性を有するフッ素ゴムおよびその製
造方法を提供すること、さらに詳細にはフッ素ゴム表面
にフッ素ゴム−シリコーン反応層を形成し、優れた非粘
着性を示すフッ素ゴムおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による非粘着性フッ素
ゴムは、加硫したフッ素ゴム表面にフッ素ゴム−シリコ
ーン反応層を形成したことを特徴とするものである。
ゴムは、加硫したフッ素ゴム表面にフッ素ゴム−シリコ
ーン反応層を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、このような非粘着性フッ素ゴムの製造
方法に関するものであり、フッ素ゴムを加硫してフッ素
ゴム表面に二重結合を形成させる工程、前記フッ素ゴム
表面に反応性シリコーンゴムを浸透させる工程、前記浸
透ぜしめた反応性シリコーンをフッ素ゴムと反応させる
工程を含むことを1寺徴としている。
方法に関するものであり、フッ素ゴムを加硫してフッ素
ゴム表面に二重結合を形成させる工程、前記フッ素ゴム
表面に反応性シリコーンゴムを浸透させる工程、前記浸
透ぜしめた反応性シリコーンをフッ素ゴムと反応させる
工程を含むことを1寺徴としている。
本発明者らは、フッ素ゴムの非粘着化について鋭意研究
した結果、フッ素ゴム表面に反応性シリコーンとの反応
層を形成することによって、耐久性の良好な非粘着層か
形成されることを見いたし本発明に至ったものである。
した結果、フッ素ゴム表面に反応性シリコーンとの反応
層を形成することによって、耐久性の良好な非粘着層か
形成されることを見いたし本発明に至ったものである。
(発明の詳細な説明)
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明によれは、フッ素ゴム表面にフッ素ゴム−シリコ
ーン反応層を形成するものである。このような状態を第
2図に示す。
ーン反応層を形成するものである。このような状態を第
2図に示す。
この図より明らかなようにフッ素ゴム5の表面に反応性
シリコーンを浸透させ、反応させたフッ素ゴム−シリコ
ーン反応層6を有しており、このフッ素ゴム−シリコー
ン反応層6か非粘着作用を及ばず。このフッ素ゴム−シ
リコーン反応層6の上部にシリコーン被膜7を形成させ
てもよい。このようなシリコーン被膜7はフッ素ゴム表
面に反応性シリコーンを浸透させ、反応させるとき、−
部の反応性シリコーンが自己重合して形成されるもので
あり、このシリコーン被膜7もフッ素ゴムの非粘着化に
有効である。このシリコーン被膜7はフッ素ゴム−シリ
コーン反応層とも反応して接着するため剥離強度か大き
いという利点がある。
シリコーンを浸透させ、反応させたフッ素ゴム−シリコ
ーン反応層6を有しており、このフッ素ゴム−シリコー
ン反応層6か非粘着作用を及ばず。このフッ素ゴム−シ
リコーン反応層6の上部にシリコーン被膜7を形成させ
てもよい。このようなシリコーン被膜7はフッ素ゴム表
面に反応性シリコーンを浸透させ、反応させるとき、−
部の反応性シリコーンが自己重合して形成されるもので
あり、このシリコーン被膜7もフッ素ゴムの非粘着化に
有効である。このシリコーン被膜7はフッ素ゴム−シリ
コーン反応層とも反応して接着するため剥離強度か大き
いという利点がある。
上述のような非粘着フッ素ゴムに使用されるフッ素ゴム
は加硫して二重結合を生しるものであれは基本的にいか
なるものでもよい。二重結合は反応性シリコーンとの反
応性を確保するためである。
は加硫して二重結合を生しるものであれは基本的にいか
なるものでもよい。二重結合は反応性シリコーンとの反
応性を確保するためである。
例えは二元系、三元系なとの種々のフッ素ゴムを熱処理
し、二重結合を多くしたものを使用することができる。
し、二重結合を多くしたものを使用することができる。
具体例を上げれは、ビニリデンフルオライド−へキサフ
ルオロプロピレン共重合体、などの二元系フッ素ゴム、
ビニリデンフルオライド−へキサフルオロプロピレン−
テI〜ラフルオロエチレン共重合体、などの一種以上を
使用することがてきこのようなフッ素ゴムは、そのほか
に加硫剤、加硫促進剤、充填剤、加工助剤なとを適量添
加することかできるのは明らがである。
ルオロプロピレン共重合体、などの二元系フッ素ゴム、
ビニリデンフルオライド−へキサフルオロプロピレン−
テI〜ラフルオロエチレン共重合体、などの一種以上を
使用することがてきこのようなフッ素ゴムは、そのほか
に加硫剤、加硫促進剤、充填剤、加工助剤なとを適量添
加することかできるのは明らがである。
本発明による非粘着性フッ素ゴムの製造方法においては
、まず前述のようなフッ素ゴムを熱処理し、二重結合を
多くする工程を含んでいる。
、まず前述のようなフッ素ゴムを熱処理し、二重結合を
多くする工程を含んでいる。
前述のようなフッ素ゴムはアミン架橋剤、ポリオール架
橋剤によって加硫すると、下記の反応式■および■によ
り二重結合を生しる。
橋剤によって加硫すると、下記の反応式■および■によ
り二重結合を生しる。
岨 CF3
賄 CF3
−CF=C−CF=CF−−一争−CF=C−CF=C
F−■ − C=C−CF=CF− このように二重結合を生じさせたフッ素ゴム表面に対し
反応性シリコーンを浸透させる。
F−■ − C=C−CF=CF− このように二重結合を生じさせたフッ素ゴム表面に対し
反応性シリコーンを浸透させる。
反応性シリコーンは、下記に一例を示すように水素を有
するシリコーン樹脂であり、この水素部分とフッ素ゴム
中の二重結合で付加反応を生しるものと考えられる。
するシリコーン樹脂であり、この水素部分とフッ素ゴム
中の二重結合で付加反応を生しるものと考えられる。
上述のような一般式において、Rはメチル、エチルなと
のアルキル基など、n、mは正の整数を示す。
のアルキル基など、n、mは正の整数を示す。
この反応シリコーンは、前述のようにシリコーン−水素
結合を有していれば、基本的にいかなるものでもよい。
結合を有していれば、基本的にいかなるものでもよい。
このような反応性シリコーンをフッ素ゴム表面に浸透さ
せるものであるか、この時のフッ素ゴムの膨潤度は80
〜1.50%であるのが好ましい。
せるものであるか、この時のフッ素ゴムの膨潤度は80
〜1.50%であるのが好ましい。
80%未満であると、反応性シリコーンの浸透が少なく
、所望の非粘着性を有するフッ素ゴムが得られない恐れ
があり、一方150%を越えると、反応性シリコーンの
溶媒か浸透し過ぎて製品の破壊、変形につながる恐れを
生しる。
、所望の非粘着性を有するフッ素ゴムが得られない恐れ
があり、一方150%を越えると、反応性シリコーンの
溶媒か浸透し過ぎて製品の破壊、変形につながる恐れを
生しる。
この膨潤度は、反応性シリコーンを溶解する溶媒によっ
ても左右されることは明らかである。このような反応性
シリコーンの溶媒としては、例えは浸透性の良好なケト
ン系溶媒、例えはアセトン、テ)〜うしドロフラン、メ
チルエチルケトン、トルエンなどの一種以上を有効に使
用することができる。
ても左右されることは明らかである。このような反応性
シリコーンの溶媒としては、例えは浸透性の良好なケト
ン系溶媒、例えはアセトン、テ)〜うしドロフラン、メ
チルエチルケトン、トルエンなどの一種以上を有効に使
用することができる。
この反応性シリコーンを浸透させる方法は本発明におい
て基本的に限定されるものではなく、例えは塗布、浸漬
なとの方法で行なうことかできる。
て基本的に限定されるものではなく、例えは塗布、浸漬
なとの方法で行なうことかできる。
しかしなから、一般にフッ素ゴム表面に反応性シリコー
ンを浸透させる場合には浸漬による方法が好ましい。反
応性シリコーンか良好にフッ素ゴム表面に浸透するから
である。
ンを浸透させる場合には浸漬による方法が好ましい。反
応性シリコーンか良好にフッ素ゴム表面に浸透するから
である。
このようにフッ素ゴムを反応性シリコーン溶液中に浸漬
する場合、前記反応性シリコーン溶液中に塩化白金酸な
との触媒を添加しておき、浸漬処理と同時にフッ素ゴム
および反応性シリコーンを反応さぜることがてきる。こ
の場合、反応性シリコーン溶液の温度は9好ましくは6
0’C以下であるのかよい。60°Cを越えると反応か
早ずきて制御か困難になる恐れかあるからである。
する場合、前記反応性シリコーン溶液中に塩化白金酸な
との触媒を添加しておき、浸漬処理と同時にフッ素ゴム
および反応性シリコーンを反応さぜることがてきる。こ
の場合、反応性シリコーン溶液の温度は9好ましくは6
0’C以下であるのかよい。60°Cを越えると反応か
早ずきて制御か困難になる恐れかあるからである。
また、浸漬時間は、好ましくは5〜25分であるのかよ
い。5分未満であると、十分に反応しない恐れかあり、
一方25分を越えると、溶媒の浸透か大きすきて製品か
破壊される恐れを生じる。
い。5分未満であると、十分に反応しない恐れかあり、
一方25分を越えると、溶媒の浸透か大きすきて製品か
破壊される恐れを生じる。
また反応性シリコーン溶液の濃度は、好ましくは30〜
60重量%であるのかよい。20重量%未満であると、
フッ素ゴム表面に十分なフッ素ゴム−シリコーン反応層
か形成されない恐れがあり、一方60重量%を越えると
、未加硫シリコーン表面に残留してへた付きを生したり
、浸透が十分に行なわれない恐れを生したりするからで
ある。
60重量%であるのかよい。20重量%未満であると、
フッ素ゴム表面に十分なフッ素ゴム−シリコーン反応層
か形成されない恐れがあり、一方60重量%を越えると
、未加硫シリコーン表面に残留してへた付きを生したり
、浸透が十分に行なわれない恐れを生したりするからで
ある。
以下実施例について説明する。
実施例
架橋添加フッ素ゴム 100重量部Mg0
3重量部Ca(OH)
26重量部 MTカーホン 20重量部加工助
剤 2重量部上述のフッ
素ゴム組成物を150’Cて10分間加硫した後、 の変化はない(即ち、1分の浸漬時間で良好な非粘着性
かえられる)のに対し、40℃では浸漬時間が長くなる
ほど非粘着性は上昇している。
3重量部Ca(OH)
26重量部 MTカーホン 20重量部加工助
剤 2重量部上述のフッ
素ゴム組成物を150’Cて10分間加硫した後、 の変化はない(即ち、1分の浸漬時間で良好な非粘着性
かえられる)のに対し、40℃では浸漬時間が長くなる
ほど非粘着性は上昇している。
一方、反応性シリコーンの濃度か50重量%の時には、
溶液温度か40°Cおよび50°Cの両方の場合非粘着
性は減少傾向を示している。
溶液温度か40°Cおよび50°Cの両方の場合非粘着
性は減少傾向を示している。
第4図(a)、(b)は浸漬時間10分の時の溶液温度
と、浸漬時間の影響を示すものである。この結果より明
らかなように、反応性シリコーン濃度か」二昇するに連
れて非粘着性は低下する傾向にあり、一方浸漬時間か高
いほと非粘着効果があることかわかつ/こ。
と、浸漬時間の影響を示すものである。この結果より明
らかなように、反応性シリコーン濃度か」二昇するに連
れて非粘着性は低下する傾向にあり、一方浸漬時間か高
いほと非粘着効果があることかわかつ/こ。
以上の結果より、最も好ましくは、反応性シリコーン濃
度は50%以上、溶液温度は40〜60°C5浸漬時間
10分以」二の条件で、極めて良好な非粘着性フッ素ゴ
ムか得られることかわかった。
度は50%以上、溶液温度は40〜60°C5浸漬時間
10分以」二の条件で、極めて良好な非粘着性フッ素ゴ
ムか得られることかわかった。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明による非粘着性フッ素ゴム
によれは、良好な非粘着性を有するフッ素ゴムを提供す
ることができる。
によれは、良好な非粘着性を有するフッ素ゴムを提供す
ることができる。
さらに本発明による非粘着性フッ素ゴムの製造方法によ
れば、フッ素ゴム−シリコーンの反応層を形成すること
かてきると共に、単に被膜を形成した場合と異なり、非
粘着効果が長時間保持てきる非粘着性フッ素ゴムを提供
できるという利点を生しる。
れば、フッ素ゴム−シリコーンの反応層を形成すること
かてきると共に、単に被膜を形成した場合と異なり、非
粘着効果が長時間保持てきる非粘着性フッ素ゴムを提供
できるという利点を生しる。
第1図は弁機構を模式的に示した図、第2図は本発明に
よる非粘着性フッ素ゴムの構成を示す図、第3図は浸漬
時間と粘着力の関係を示すクラ7、第4図はシリコーン
濃度および浸漬温度に対する非粘着性の関係を示すクラ
7である。 1− ・弁、12・ ・弁体、5 ・ フッ素ゴム、6
フッ素ゴム−シリコーン反応層、7・シリコーン
被膜。 第3図 (a) 浸漬時間(分) 浸漬時間(Hl ) 第4図 シリコ一ンA度(W+ X ) (b) 浸漬時間10分 7豐清温廣(C) (二ン 昭和6341’、 7 J] 40 特許庁長官 j’j 1)文 0殿 】、事件の表示 昭和63年 特許願 第131521号2、発明の名称 非も14着性フッ素ゴム組成物およびその製造方法3、
補正をする省 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区西五反ロー2丁目11番
20号4、代理人 〒102 603−2671−35
66あ 7、内容 (1)特許請求の範Lll’lを別紙のとおり訂正する
。 (2)明細書第40下から第1行ト]「フン素ゴ1、表
面に」を[フッ素ゴJ、に−1と訂正する。 (3)同0(第10頁第16行「テトラビトロフラン、
メチルエチルケトン、Jを[メチルエチルケトンおよび
テトラヒト1コフラン、]と削正する。 (4)同書第12L”↓下から第2行目「150°C1
を「170°C」と訂正する。 (5)同書第14頁第3行「26°C125%の条件で
放置し、jを[26°C1湿度25RH%で放置し、」
と訂正する。 (6)回書第14頁下から第10頁第16頁第1行「溶
液温度が50’Cの変化はない]を「溶液温度が50゛
Cにおいては浸漬時間(1〜10分)による粘着力の変
化はない」と訂正する。 (7)図面中、「第4図(a)J ’第4し1(b)
」を別紙のとおり補正する。 特許請求の範囲 (1)力11硫したフッ素ゴム表面にフン素ゴl、−シ
リコーン反応層を形成したこと・を特徴とする非粘着性
フッ素ゴJ、組成物。 (2)フン暑ニゴJ、をノ用び(して)−7−索甲″i
、、y、−= 21H涜11゜合を形成さ・已る工程、
Ail記フッ素ゴl、表面に反1.も性シリコーンゴJ
、浸透させる工程、前記浸透−uしめた反応性シリコー
ンをフッ素ゴムと反応さ・Uる工程を含むことを特徴と
する非粘着性フ・7素ゴ広の!!!遣方法。 (3) niI記反応性シリコーン溶液へのフッ素ゴム
を浸漬さ七るごとによって行うことを特徴とする特許請
求の範囲第1項による非粘着性フッ素ゴムの製造方法。 (4)前記フッ素ゴムの膨潤度は80〜150%である
ごとを特徴とする特許請求の1・し間第2項から第3項
記載の非粘着性フッ素ゴJ、の製造方法。 第4図 反応性シリコーン濃度(W1%) (b) 浸漬時間10分 1漠温度[℃)
よる非粘着性フッ素ゴムの構成を示す図、第3図は浸漬
時間と粘着力の関係を示すクラ7、第4図はシリコーン
濃度および浸漬温度に対する非粘着性の関係を示すクラ
7である。 1− ・弁、12・ ・弁体、5 ・ フッ素ゴム、6
フッ素ゴム−シリコーン反応層、7・シリコーン
被膜。 第3図 (a) 浸漬時間(分) 浸漬時間(Hl ) 第4図 シリコ一ンA度(W+ X ) (b) 浸漬時間10分 7豐清温廣(C) (二ン 昭和6341’、 7 J] 40 特許庁長官 j’j 1)文 0殿 】、事件の表示 昭和63年 特許願 第131521号2、発明の名称 非も14着性フッ素ゴム組成物およびその製造方法3、
補正をする省 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区西五反ロー2丁目11番
20号4、代理人 〒102 603−2671−35
66あ 7、内容 (1)特許請求の範Lll’lを別紙のとおり訂正する
。 (2)明細書第40下から第1行ト]「フン素ゴ1、表
面に」を[フッ素ゴJ、に−1と訂正する。 (3)同0(第10頁第16行「テトラビトロフラン、
メチルエチルケトン、Jを[メチルエチルケトンおよび
テトラヒト1コフラン、]と削正する。 (4)同書第12L”↓下から第2行目「150°C1
を「170°C」と訂正する。 (5)同書第14頁第3行「26°C125%の条件で
放置し、jを[26°C1湿度25RH%で放置し、」
と訂正する。 (6)回書第14頁下から第10頁第16頁第1行「溶
液温度が50’Cの変化はない]を「溶液温度が50゛
Cにおいては浸漬時間(1〜10分)による粘着力の変
化はない」と訂正する。 (7)図面中、「第4図(a)J ’第4し1(b)
」を別紙のとおり補正する。 特許請求の範囲 (1)力11硫したフッ素ゴム表面にフン素ゴl、−シ
リコーン反応層を形成したこと・を特徴とする非粘着性
フッ素ゴJ、組成物。 (2)フン暑ニゴJ、をノ用び(して)−7−索甲″i
、、y、−= 21H涜11゜合を形成さ・已る工程、
Ail記フッ素ゴl、表面に反1.も性シリコーンゴJ
、浸透させる工程、前記浸透−uしめた反応性シリコー
ンをフッ素ゴムと反応さ・Uる工程を含むことを特徴と
する非粘着性フ・7素ゴ広の!!!遣方法。 (3) niI記反応性シリコーン溶液へのフッ素ゴム
を浸漬さ七るごとによって行うことを特徴とする特許請
求の範囲第1項による非粘着性フッ素ゴムの製造方法。 (4)前記フッ素ゴムの膨潤度は80〜150%である
ごとを特徴とする特許請求の1・し間第2項から第3項
記載の非粘着性フッ素ゴJ、の製造方法。 第4図 反応性シリコーン濃度(W1%) (b) 浸漬時間10分 1漠温度[℃)
Claims (4)
- (1)加硫したフッ素ゴム表面にフッ素ゴム−シリコー
ン反応層を形成したことを特徴とする非粘着性フッ素ゴ
ム組成物。 - (2)フッ素ゴムを加硫してフッ素ゴム表面に二重結合
を形成させる工程、前記フッ素ゴム表面に反応性シリコ
ーンゴムを浸透させる工程、前記浸透せしめた反応性シ
リコーンをフッ素ゴムと反応させる工程を含むことを特
徴とする非粘着性フッ素ゴムの製造方法。 - (3)前記反応性シリコーン溶液へのフッ素ゴムを浸漬
させることによって行なうことを特徴とする特許請求の
範囲第1項による非粘着性フッ素ゴムの製造方法。 - (4)前記フッ素ゴムの膨潤度は80〜150%である
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項から第3項記載
の非粘着性フッ素ゴムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63131521A JP2536777B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63131521A JP2536777B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01301725A true JPH01301725A (ja) | 1989-12-05 |
JP2536777B2 JP2536777B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15060000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63131521A Expired - Lifetime JP2536777B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 非粘着性フッ素ゴムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536777B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004050758A1 (ja) * | 2002-12-05 | 2004-06-17 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素ポリマー組成物及び硬化体 |
JP2006245429A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Inoac Corp | プリント配線基板の実装用治具及びそれに用いられる粘着剤 |
JP2007100099A (ja) * | 2002-12-05 | 2007-04-19 | Daikin Ind Ltd | 含フッ素ポリマー組成物及び硬化体 |
WO2013123156A1 (en) | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer composition comprising a cross - linkable fluorinated elastomer and a ptfe of low melting point |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP63131521A patent/JP2536777B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004050758A1 (ja) * | 2002-12-05 | 2004-06-17 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素ポリマー組成物及び硬化体 |
JP2007100099A (ja) * | 2002-12-05 | 2007-04-19 | Daikin Ind Ltd | 含フッ素ポリマー組成物及び硬化体 |
US7521509B2 (en) | 2002-12-05 | 2009-04-21 | Daikin Industries, Ltd. | Fluorine-containing polymer composition and cured body |
US8242208B2 (en) | 2002-12-05 | 2012-08-14 | Daikin Industries, Ltd. | Fluorine-containing polymer composition and cured body |
JP2006245429A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Inoac Corp | プリント配線基板の実装用治具及びそれに用いられる粘着剤 |
WO2013123156A1 (en) | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer composition comprising a cross - linkable fluorinated elastomer and a ptfe of low melting point |
US9458314B2 (en) | 2012-02-15 | 2016-10-04 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536777B2 (ja) | 1996-09-18 |
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