JPH01301711A - 共重合ポリエステルの製造方法 - Google Patents

共重合ポリエステルの製造方法

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JPH01301711A
JPH01301711A JP13340688A JP13340688A JPH01301711A JP H01301711 A JPH01301711 A JP H01301711A JP 13340688 A JP13340688 A JP 13340688A JP 13340688 A JP13340688 A JP 13340688A JP H01301711 A JPH01301711 A JP H01301711A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は共重合ポリエステルの新規な製造方法に関する
ものである。さらに詳しくいえは、本発明は、高弾性率
で、かつ高強度及び高伸度を有する上、成形時にザーモ
i〜ロピノクな液晶を形成して成形性にも優れるなとの
特徴を有し、例えは成形Aイ料や、フィルム、繊維なと
の素材として好適な共重合ポリニスデルを再現性よく製
造する方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、繊維、フィルム又は成形品の何れかを問わず、剛
性、強度、伸度、耐熱性などに優れた素材に対する要望
か高まっている。
ところで、ポリエステルは、多くの分野において、一般
成形品をはしめ、種々の用途に広く用いられている。し
かしなから、多くのポリエステルは曲は弾性率や曲げ強
度に劣るため、高弾性率や高強度か要求される用途には
適さないという欠点を有していた。
したかって、高弾性率や高強度か要求される用途に適し
たポリエステルの開発が積極的に試みら=3− れ、近年液晶性ポリエステルか注目されるようになった
。この液晶性ポリエステルか特に注目を集めるようにな
ったのは、ポリエヂレンテフタレートとアセトキ/安息
香酸とから、ポリエチレンテフタレートの5倍以上の剛
性、4倍以上の強度、25倍以上の衝撃強度を有する新
しい熱液晶高分子化合物か見い出され、高機能性樹脂へ
の新しい可能性か示されたことによる[「ジャーナル・
オブ・ポリマー・サイエンス・ポリマー・ケミストリー
・エデイジョンj第14巻、第2043ページ(197
6年)、特公昭56−18016号公報。] しかしなから、前記熱液晶高分子化合物は極めてもろく
、かつ強度や伸度についても必ずしも十分てはないとい
う欠点を有していた。
そこで、本発明者らは、該熱液晶高分子化合物の強度や
伸度を改良するために研究を重ね、先に強度や伸度が改
良された共重合ポリエステル(特開昭60−18652
7号公報)、及びその新規な製造方法(特開昭60−1
.86525号公報)を見い出した。
この新規な製造方法によると、−数式 %式%() (式中のRJ:J炭素数2〜20の二価の脂肪族炭化水
素基、R8け二価の芳香族炭化水素基である。)で示さ
れる単位成分を反応中に形成させ、この単位を共重合ポ
リエステル中に含有させることによって弾性率を低下さ
せずに、強度及び伸度の向上した共重合ポリエステルを
得ることか可能とな つ プこ 。
しかしながら、この製造方法においては、反応中に、前
記−数式(1)で表わされる単位成分を形成さUるため
に、反応条件によって、共重合ポリエステル中の該単位
の含有量か変化しゃずいという問題かあった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情のもとて、高弾性率を何し、
かつ強度や伸度に優れる」二に、弾性率と耐熱性とのバ
ランスの良好な共重合ポリエステルを、再現性よく製造
する方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の優れた特性を有する共重合ポリエ
ステルを再現性よく製造する方法を開発するために鋭意
研究を重ねた結果、特定の構造を有するオリゴエステル
又はポリエステルとアシルオキ/カルボン酸とヒドロキ
ンカルボン酸とを反応さセて共重合オリゴマーを形成さ
せたのち、重合を行うことにより、その目的を達成しう
ろことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明は、(A、 )−数式%式%() (式中のR1は炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水素
基、炭素数1〜40の二価の脂肪族炭化水素基又は芳香
環を形成する炭素数か6〜20の二価の芳香族炭化水素
基、R2は炭素数2〜40の二価の脂肪族炭化水素基、
炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水素基、芳香環を形
成する炭素数か6〜20の二価の芳香族炭化水素基又は
二価の分子量80〜8000のポリアルギレンオキント
残基−Cある。) で示される繰り返し単位から成るオリゴエステル又はボ
リエスフ゛ル、(B)−数式 %式%() (式中のR3け芳香環を形成する炭素数が6〜20の二
価の芳香族炭化水素基、R′は炭素数1〜8のアルギル
基又はフェニル基である。)で示さイするア、ルオキ/
カルボン酸、反ひ(C)−数式 %式%() (式中のR5+;l炭素数2〜40の二価の脂肪族炭化
水素基、炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水素基、芳
香環を形成する炭素数か6〜20の二価の芳香族炭化水
素基又は二価の分子量80〜8000のポリアルキレン
オキノド残基、R6は芳香環を形成する炭素数が6〜2
0の二価の芳香族炭化水素基である。) で表わされる化合物を反応させて共重合オリゴマーを形
成させたのも、重合を行うことを特徴どする共重合ポリ
エステルの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、原料の(A)成分として用いられるポ
リエステル又はオリゴエステルは、−数式 %式%() (式中のR1及びR2は前記と同し意味をもつ)で示さ
れる繰り返し単位から成るものである。該−数式(IT
)中のR1やR2か二価の芳香族炭化水素基である場合
、該芳香族炭化水素基の芳香環の水素原子は、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基やアルコキン基などで
置換されていてもよい。
該ポリエステル又はオリゴエステルは、−数式%式%(
) (式中のR1は前記と同し意味をもつ)て示さ1するジ
カルボン酸と、−数式 %式%() (式中のR2は前記と同し意味をもつ)て示されるジオ
ールとを、公知の方法により縮重合させることによって
製造することかできる。
前記−数式(■)で示されるジカルボン酸としては、例
えはテレフタル酸、メ)・キシテレフタル酸、エトキン
プレフタル酸、フルオロテレフタル酸、クロロテレフタ
ル酸、メチルテレフタル酸、イソフタル酸、7タル酸、
メトキシイソフタル酸、・ンフェニルメタンー4,4+
−ジカルボン酸、ジフニニルメタンー3,3′−ジカル
ボン酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸
、ジフェニル−4,4′−Vカルホン酸、ナフタレン−
2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−7カルボ
ン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、アジピン酸
、セバソン酸、アセライン酸、スヘリン酸、ドデカンジ
カルボン酸、3−メチルアセライン酸、グルタル酸、コ
ハク酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、シク
ロヘキサン−1,3−ジカルボン酸、シクロペンタン−
1,3−ジカルボン酸なとが挙けられるか、これらの中
でテレフタル酸か好ましい。これらのジカルボン酸はそ
れぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせ
て用いてもよい。
一方、前記−数式(VT)で示されるジオールとしては
、例えばエチレングリコール、1,3−プロパンンオー
ル、■、2−プロパンジオール、1.3−ブタンジオー
ル、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
、1,6ヘキザンジオール、1.12−ドデカンジオー
ル、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジオ
ール、シクロペンタン−1,3−ンオール、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ヒドロキノン、
レゾル/ノール、ヒスフェノールA1メチルヒドロキノ
ン、クロロヒドロキノン、2.6−ナフタレンジオール
などが挙けられるか、これらの中でエチレングリコール
及び1,4−ブタンジオールか好ましい。これらのジオ
ールは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を
組み合わせて用いてもよい。
本発明方法において用いられる原料の(A)成分は、1
11工記一般式(IT)で示される繰り返し単位から成
るポリエステル又はオリゴエステルであれはよく、特に
制限はないが、入手しやすさの点からボリエヂレンテフ
タレート、ポリブチレンチ7タレート及びそれらのオリ
ゴマーか好ましく、さらにポリブチレンチ7タレート及
びそのオリゴマーか好ましい。特にηinhか0.2以
上のポリエチレンテフタレー1〜か好適でアル。
この(A、 )成分の使用量は、前記一般式(H)で示
される繰り返し単位の量にして、全原料成分に対し、通
常5〜70モル%、好ましくは5〜50モル%の範囲で
選はれる。この量が5モル%未漏では共重合ポリエステ
ルの強度及び伸度が十分でないし、70モル%を超える
と弾性率か低下する傾向か生しる。
本発明方法においては、原料の(B)成分とし一11= て、一般式 %式%() (式中のR4及びR3は前記と同し意味をもつ)で示さ
れるアンルオキシカルボン酸が用いられる。
該一般式(III)中のR3は、芳香環の水素原子がハ
ロケン原子、炭素数1〜4のアルキル基やアルコキン基
なとで置換されていてもよいし、R4がフェニル基であ
る場合、その芳香環の水素原子は同様に置換されていて
もよい。
このアンルオキシカルボン酸は、−数式%式%() (式中のR3は前記と同じ意味をもつ)で示される芳香
族ヒドロキシカルボン酸に、一般式 %式%() (式中のR4は前記と同し意味をもつ)て示されるカル
ボン酸、又はそのエステル、酸ハライド、酸無水物なと
の反応性誘導体を反応させることにより得られる。
該アンルオキンカルボン酸としては、例えばp−アセト
キン安息香酸、4−アセトキシ−3−クロロ安息香酸、
m−アセトキン安息香酸、4−アセドキ/−3,5−ジ
メチル安息香酸、2−アセトキ7−6−ナフトエ酸、■
−アセトキシー5−ナフトエ酸、1−アセトキン=4−
ナフトエ酸、ンユリンガー酸のアセテ−1−、バニリン
酸のアセテート、4−アセトキシ−3−メチル安息香酸
などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよい
し、2種類以上を組み合わせて用いてもよいか、p−ア
セトキン安息香酸を単独で用いるのが、溶融異方性を保
つ点において好ましい。
このア/ルオキシカルボン酸の使用量は、全原料成分に
対し、通常5〜90モル%、好ましくは10〜85モル
%の範囲で選ばれる。この量か5重量%未満では共重合
ポリエステルの弾性率が低くなるおそれがあるし、90
モル%を超えると強度や伸度か低下する傾向か生し、好
ましくない。
本発明の大きな特徴は、原料成分の1つとして、(C)
一般式 %式%() (式中のR5及びR6は前記と同し意味をもつ)で示さ
れる化合物を用いることである。この化合物を用いるこ
とにより、共重合ポリエステルの弾性率を低下させずに
、強度や伸度を向上させることか可能となるとともに、
反応において良好な再現性か得られるようになった。
前記一般式(TV)におけるR6の二価の芳香族炭化水
素基は、芳香環の水素原子かハロゲン原子、炭素数1〜
4のアルキル基やアルコキン基などで置換されていても
よいし、またR5か二価の芳香族炭化水素基の場合は、
その芳香環の水素原子は前記と同様に置換されていても
よい。
前記一般式(TV)で表わされる化合物としては、例え
ば4−β−ヒトロキンエI・キン安息香酸、3−β−ヒ
ドロキキシトキ7安息香酸、4−ω−ヒドロキシブトキ
ン安息香酸、4−β−ヒドロキンエトキン−3−クロロ
安息香酸、4−ω−ヒドロキンブトキシ−3,5−ジメ
チル安息香酸、2−β−ヒドロキンエ[・キン−6−ナ
フトエ酸、4−(4’−β−ヒl−ロキソエトキンフェ
ニル)安息香酸なとか挙けられるか、これらの中で4−
β−ヒ]・ロキ、工I・キ/安息香酸か好適である。
また、これらの化合物は、それぞれ単独で用いてもよい
し、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明方法における前記(C)成分の使用量は、全原料
成分に対し、通常1〜30モル%、好ましくは2〜25
モル%、さらに好ましくは3〜20モル%の範囲で選は
れる。この量が1モル%未満では共重合ポリエステルの
強度や伸度が低くなるおそれかあるし、30モル%を超
えると弾性率か低下する傾向か生し好ましくない。
本発明方法においては、原料成分として、前記(Δ)、
(B)及び(C)の必須成分以外に、所望に応しくD)
一般式 (式中のRgは芳香環を形成する炭素数か6〜20の二
価の芳香族炭化水素基、R10は炭素数−15= 1〜8のアルキル基又はフェニル基である。)で示され
る芳香族ンアシル化合物、及び/又は(E)一般式 %式%() (式中のR11は芳香環を形成する炭素数が6〜20の
二価の芳香族炭化水素基である。)て示される芳香族ジ
カルボン酸を用いることができる。
前記一般式(IX)中のR9及び一般式(X)中のR1
1は、芳香環の水素原子かハロゲン原子、炭素数1〜4
のアルキル基やアルコキシ基などで置換されていてもよ
いし、一般式(IX)中のR10かフェニル基である場
合、その芳香環の水素原子は、同様に置換されていても
よい。
前記(D)成分、すなわち一般式(IN)で示される芳
香族ンアシル化合物としては、例えはヒドロキノン、レ
ッジノール、メチルヒ)−ロキノン、L−ブチルヒドロ
キノン、215−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2.6
−ジー[−ブチルヒドロ=16− キノン、2.4.5−hリメチルレゾルシノール、1.
2.5−1−リメチルヒドロキノン、1.4〜ジヒドロ
キ/ナフタレン、■、5−ジヒドロキシナフタレン、1
,6−ンヒトロキシナフタレン、2.6−7ヒドロキン
ナフタレン、2,7−ジヒトロキ/ナフタレン、2,2
−ヒス(4−ヒドロキノフェニル)フロパン、2−(3
−ヒドロキシフェニル)−2−(4−ヒドロキンフェニ
ル)プロパン、ヒス(4−ヒドロキシフェニル)メタン
、1.1−ヒス(4〜ヒドロキシフエニル)シクロヘギ
ザン、4.4’−ンヒドロキシフェニル、ヒス(4−ヒ
ドロキンフェニル)ケトン、ヒス(4−ヒ)・ロキシフ
ェニル)スルフィト、ヒス(4−ヒドロキンフェニル)
スルポン、ヒス(4−ヒドロギンフェニル)エーテル、
(4−ヒドロキシフェニル)−4−ヒドロキンヘンソエ
ート、3.4″−ジヒトロキシフエニルスルホン、3.
4’−ジヒドロキノベンゾフェノンなとのシア/ル化物
、好ましくはンアセテートか挙けられるか必すしもこれ
らに限定されるものではなく、また、これらの芳香族ン
ア/ル化合物は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種
類以上を組み合わせて用いてもよい。
前記芳香族ジアンル化合物の中では、特にヒドロキノン
、レゾパンノール、[−ブチルヒドロキノン、4,4″
−ジヒドロキンフェニル、ヒス(4−ヒlj oキンフ
ェニル)スルホン及び2,2−ヒス(4−ヒドロキンフ
ェニル)プロパンのジアセテートか好適である。
これらの芳香族シアンル化合物の使用量は、全原料成分
に対し、好ましくは40モル%以下、より好ましくは3
0モル%以下の範囲で選はれる。
この量が40モル%を超えると共重合ポリエステルの強
度や伸度が低下する傾向が生し好ましくない。
前記(E)成分、すなわち一般式(X)で示される芳香
族ジカルボン酸としては、例えはテレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレ
ン−1,5−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−ジ
カルボン酸、メチルテレフタル酸、メチルテレフタル酸
、ンフェニルエーテルー4,4′−ンカルボン酸、ンフ
ェニルグーオエーテル−4,4”−ジカルボン酸、3.
3″−7フエニル・/カルボン酸、ソフェニルスルホン
ー4.4′−ジカルボン酸、ソフェニルケトン−4,4
’−/カルボン酸、2.2− ’;フェニルプロパンー
4,4″〜ジカルボン酸、テレフタル酸ジフェニル、ジ
フェニル−3,3’−ジカルボン酸などが挙げられるか
、必すしもこれらに限定されるものではない。また、こ
れらの芳香族ジカルボン酸け、1種類用いてもよいし、
2種類以上を組み合わせて用いてもよい。これらの芳香
族ジノノルボン酸の中では、特にテレフタル酸、イソフ
タル酸、ジフェニル−3,3’−ジカルボン酸及びナフ
タレン−2,6−ソカルボン酸か好適である。
前記芳香族ジカルボン酸の使用量は、全原子料成分に対
し、好ましくは40モル%以下、より好ましくは30モ
ル%以下の範囲て選はれる。この量か40モル%を超え
ると共重合ポリエステルの強度や伸度か低下する傾向か
生し、好ましくない。
本発明方法においては、反応の第一工程として、=19
− 前記(A、 )、(B)、(C)及び所望に応して用い
られる(D)や(E)成分を接触させることにより、ア
シドリシス反応を行い、ポリエステルの7ラクメント(
オリゴマー)を形成させる。この反応は通常200〜3
20°Cの範囲の温度において行われるか、反応効率及
び副反応の抑制の点から、220〜3000C,特に2
40〜290°Cの範囲の温度で行うのか望ましい。反
応時間(ま、反応温度によって左右され一概に定めるこ
とはできないか、通常10分ないし5時間、好ましくは
30分ないし3時間程度である。
この反応においては、実質的に新たに、−数式%式%(
) (式中のR2及びR3は前記と同し意味をもつ)で示さ
れる単位成分は形成されず、前記(C)成分の仕込量に
よって、−数式 %式%() (式中のR5及UR6は前記と同し意味をもつ)−20
= で示される単位成分の量か規定されることから、反応条
件の多少の変動によっても、前記−数式(ff)て示さ
れる単位成分の量は変化しないので、再現性よく、所望
の共重合ポリエステルを得ることかできる。さらに、得
られる共重合ポリエステルは、該−数式01)で示され
る単位を含有することにより、強度や伸度か向上すると
ともに、弾性率と耐熱性とのバランスに優れたものとな
る。
前記第一工程の反応は不活性カス雰囲下で行うのか好ま
しい。この第一工程の反応においては、アンドリンスに
よるフラグメント化が主反応として起こるか、その他縮
合反応も起こり、酢酸のような低分子化合物か脱離して
くる。このような脱離物は系外に留去するのか好ましい
のて、不活性カスはソールして用いてもよいか、系内に
連続的に導入させるのか有利である。該不活性カスとし
ては、窒素やアルコンなどを用いることかできる。
この第一工程においてバラバラにされたポリエステルの
フラグメントは、次の第二工程において、275°C1
1,00sec−’での溶融粘度か30ポイズ以上の高
分子量体に誘導される。この高分子量体の形成は、縮合
の際に発生する低分子の脱離物を系外に留去し、平衡を
ずらすことによって達成される。
脱離された低分子化合物を系外へ留去する方法について
は、系内に不活性ガスを導入し、このガスに随伴させて
留去させてもよいし、系内を減圧にして留去してもよい
が、反応時間なとの点から減圧にするのが好ましい。こ
の際、必要な未反応のオリゴマーや七ノで−が系外に留
去しないように留意する必要があり、そのためには、徐
々に減圧していくことか望ましい。この減圧は、通常大
気圧からloOmmHg程度までは、20分ないし1時
間程度で、約100 mmHgからiommHgまでは
20分ないし2時間程度で、約10mmHgからlmm
Hgまでは30分ないし2時間程度で行うのか好ましい
。これより速く減圧を行うと昇華物か多くなり、また留
出ラインの閉塞なと好ましくない事態を招来するおそれ
がある。
その後、1 mmh以下の真空度で、重合体か所望の溶
融粘度に到達するまで重合を行う。減圧を開始してから
の重合時間は通常1〜20時間程度である。
この第二]ニ程における反応温度は、好ましくは240
〜3500C1より好ましくは270〜320°Cの範
囲で選ばれる。この温度が24.0″C未満では反応速
度か遅すきて実用的でないし、350°Cを超えると分
離反応か起こりやすくなり好ましくない。
この反応においては、所望に応し触媒を用いることかで
きる。該触媒としては、例えば5b203、Zn(OA
c)2、GeO+、BuSnooH。
B+、zSnO,Ti  (OBu)い Sn (OA
C)2.5n(OAc)、なとか挙けられ、その使用量
は、ポリマーに対して、通常5−50,000ppm。
好ましくは50〜5000ppmの範囲で選はれる。
本発明方法においては、最終生成物の溶融粘度は、通常
275℃、1.0”5ec−’で測定した値か30ボイ
ス以上、好ましくは50〜5000ボイス、より好まし
くは]00〜2000ボイスの範囲である。
このようにして得られた共重合ボIノエステルは、溶融
相において光学的に異方相を示すことから、流動性か極
めて良く、そのため成形性か良好で、押出成形、射出成
形、圧縮成形なとの一般的な溶融成形を行うことが可能
であり、成形品、フィルム、繊維などに容易に加工する
ことかできる。特に高流動性を有することから、精密成
形品なとに適している。
さらに、本発明方法で得られた共重合ポリエステルには
、必要に応しその成形時に、例えはカラス繊維、炭素繊
維なとの繊維類や、タルク、マイカ、炭酸力ルンウムな
とのフィラー類、核材、顔料、酸化防止剤、滑剤、安定
剤、難熱剤なとの充填材や、添加剤、あるいは他の熱可
塑性樹脂なとを添加して、成形品に所望の特性を付与す
ることもできる。
また、(IDのポリで−とのブレンドやアロイ化によっ
て、他のポリマーと本発明の共重合ポリニス−2/l− チルの両方の長所を合わせもつ組成物を調製することも
可能である。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するか、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
なお、共重合ポリエステルの溶融粘度及び成形品の物性
は次のようにして求めた。また、成形片は、日本製鋼社
製0.1oz射出成形機を用いて作成した。
(1)共重合ポリエステルの溶融粘度 ギヤピラリ−レオメータ−(インテスコ社製)を用い、
温度275°C,剪断速度(γ)100sec−’、シ
リンターノスルの長さ/直径30の条件で測定した。
(2)成形品の引張り特性 引張り弾性率、引張り強度、破断伸度を、東洋ボールド
ウィン社製TENS I LON/UTM−IIILを
用いて測定した。
実施例1 ポリエチレンテレフタレ−1−(TV=0.60)26
.9g(0,14モル)とp−アセトキシ安息香酸]、
00.8g(0,65モル)と4−β−ヒドロキ/エト
キソ安息香酸5.1g(0,028モル)との混合物を
、撹拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたカラス重合管に
仕込み、真空にし、窒素で3回パージしてから、重合管
を120°Cのオイル浴に浸漬して、真空下1時間乾燥
した。乾燥終了後、窒素でパージして、窒素寡聞下、オ
イル浴を275°Cに昇温した。
この混合物を窒素寡聞下、275°Cで撹拌すると、重
合管から酢酸が徐々に留出しはしめ、1時間後、大部分
の酢酸か留出し、低溶融粘度のポリエステルフラグメン
トが生成する。次きに、275°C1真空度0 、3 
mmIIgで5時間撹拌を続け、白色不透明で、溶融粘
度が350ボイスの共重合ポリエステルを得た。
このポリエステルを0.1oz成形機を用い、275°
Cで成形して成形片を作成し、物性を調へたところ、引
張り弾性率は68.000kg/cm2、引張り強度は
1.230 kg7 cm”、破断伸びは4.0%であ
りだ。
比較例1 実施例】において、4−β−ヒ]・ロキシエトキシ安息
香酸を用いなかったこと以外は、実施例1と全く同様に
して実施した。
得られた共重合ポリエステルの溶融粘度は870ボイス
であり、このポリエステルを実施例1と同様に成形して
得られた成形片は、引張り弾性率35.000129/
cll+2、引張り強度590 hg/cm2、破断伸
び2.3%であった。
実施例2 実施例1において、カラス重合管に仕込む原料混合物と
して ポリエチレンテフタレート  012モルp−アセトキ
ン安息香酸   0.20モル4−β=ヒトロキ/エト
キ/安息香酸 006モル ヒドロキノンジアセテ−1−0,10モルテレフタル酸
        0.10モルから成る混合物を用いた
以外は、実施例1と同様にして反応を行ったところ、溶
融粘度か520ボイズの共重合ポリエステルが得られた
このポリエステルを実施例1と同様に成形して得られた
成形片は、引張り弾性率77 、OO0kg7cm2、
引張り強度1 、780kg/cm2、破断伸び4.8
%であった。
[発明の効果コ 本発明方法によると、溶融成形時において液晶性を示し
、極めて高い流動性を有することから成形性に優れ、か
つ高弾性率で、強度や伸度に優れたねはり強い共重合ポ
リエステルを容易に製造することかできる。
該共重合ポリエステルは、アロイ化したり、ガラス繊維
や炭素繊維なとの強化剤を配合したりして、より機械的
性質や耐熱性なとに優れたものとすることかでき、例え
ば成形材料、フィルム、繊維なとの素材、特に精密成形
材料として好適に用いられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1は炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水
    素基、炭素数1〜40の二価の脂肪族炭化水素基又は芳
    香環を形成する炭素数が6〜20の二価の芳香族炭化水
    素基、R^2は炭素数2〜40の二価の脂肪族炭化水素
    基、炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水素基、芳香環
    を形成する炭素数が6〜20の二価の芳香族炭化水素基
    又は二価の分子量80〜8000のポリアルキレンオキ
    シド残基である。) で示される繰り返し単位から成るオリゴエステル又はポ
    リエステル、(B)一般式 (式中のR^3は芳香環を形成する炭素数が6〜20の
    二価の芳香族炭化水素基、R^4は炭素数1〜8のアル
    キル基又はフェニル基である。)で示されるアシルオキ
    シカルボン酸、及び(C)一般式 HOR^5OR^6COOH (式中のR^5は炭素数2〜40の二価の脂肪族炭化水
    素基、炭素数4〜20の二価の脂環式炭化水素基、芳香
    環を形成する炭素数が6〜20の二価の芳香族炭化水素
    基又は二価の分子量80〜8000のポリアルキレンオ
    キシド残基、R^6は芳香環を形成する炭素数が6〜2
    0の二価の芳香族炭化水素基である。) で表わされる化合物を反応させて共重合オリゴマーを形
    成させたのち、重合を行うことを特徴とする共重合ポリ
    エステルの製造方法。
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