JPH01300914A

JPH01300914A - 面状発熱式暖房便座

Info

Publication number: JPH01300914A
Application number: JP13220788A
Authority: JP
Inventors: Tamio Oi; 大井　民男; Mutsumi Yoshida; 睦吉田; Masami Ishii; 石井　正己; Mitsuhiro Ozawa; 小沢　光弘
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1988-05-30
Filing date: 1988-05-30
Publication date: 1989-12-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業トの利用分野）本発明は暖房便座の発熱絶縁構造に関するもので、面状
発熱方式の暖房便座に利用されるものである。

（従来の技術）本発明に係る従来技術としては特公昭６２−５８２４８
号の公報がある。

このものは、メタルファイバー或いはメタルフレーク又
はその混合物を合成樹脂と混合した複合材料を発熱体と
し、前記発熱体を内蔵するように合成樹脂にて被覆し発
熱体に電極を埋設した暖房便座である。

（発明が解決しようとする課題）しかし前記構造の暖房便座は次のような問題点がある。

（１）発熱材料であるメタルファイバー或いはメタルフ
レーク又はその混合物を樹脂にて被覆しているが、前記
構成では安定した抵抗値を得るには非常に困難で、かつ
低抵抗体しか得られない。

（２）前記発熱材料を樹脂で被覆した場合に、被覆した
樹脂が割れた場合、又は微小なりラックが発生した場合
には漏洩電流が大きく、最悪の場合には人体に重大な影
響を及ぼす。

（３）電極部を絶縁するために合成樹脂で被覆する必要
があり、余分の成形］−程が必要となる。

本発明は面状発熱材料よりなる暖房便座に於て、漏電面
での安全性を高め、更に組付不良がなく、コスト低減の
できる暖房便座を得ることを技術的課題左するものであ
暮。

〔発明の構成〕　　　。

（課題を解決するだめの手段）カーボンブラックと金属短繊維を熱可塑性樹脂にて充填
し７た通電廠熱材料を射出成形にて均一な発熱体を成形
し、前記発熱体を発熱材料と同じ熱可塑性樹脂にて包被
して暖房便座を形成し、暖房便座の着座側の肉厚を背面
側より薄くし、前記着座側と前記発熱体との間に絶縁物
層を設け、かつ暖房便座の電気抵抗検知回路を設け、通
電発熱するための電極が便−〇対称軸近傍に設けて、前
記対′称軸を含む２罹間が熱可塑性樹脂で絶縁されてい
る暖房便座である。

（作用）樹脂に金属短繊維及びカーボンブラックを混入すること
により安定した接触抵抗を得ることができ、かつ暖房便
座として適切な温度を得ることができる。また便座着座
側と発熱体との間に絶縁層があり、更に発熱体への電流
の変動を検知する電気回路を設けることにより漏洩電流
の検知、便座の破損に速やかに対応でき、人体への悪影
響はまったくない。　又各電極及びセンサーがインサー
トされて成形することにより組付工程も大巾に短縮され
るものである。

（実施例）以下実施例について説明する。

暖房便座はＡＢ、Ｓ樹脂などの熱可塑性樹脂で成形され
ており、成形工程の中で便座に必要な部品として電極、
センサー等をインサートする必要があり、ロータリー式
成形又は単色成形のマルチ成形によって行うものである
。

第１図〜第４図に於て、１は暖房便座の本体で、２は発熱体でアルミ合金、黄銅
又はステンレス等の太さ２０〜１５０μｍで、ｌＯ龍以
下の金属短繊維と、カーボンブラック、及びＡＢＳ樹脂
等の合成樹脂を適宜混合して成形したものである。

３は発熱体２を被覆したＡＢＳ樹脂よりなる外被層で、
４は前記発熱体と座着側本体とを絶縁したラテックス層
でノルマルブタヂエンゴム（Ｎ、ＢＲ）又はスチレンブ
タヂエンゴム（Ｓ　Ｂ　Ｒ）よりなり、完全に発熱体と
便座の表面とを絶縁するものである。

５は発熱体２の電極で６はコードを示し、７は発熱体の
下面に設けた絶縁粘着テープであり、８はサーモセンサ
ーで便座の温度を検知し、９はサーマルプロテクターで
、いづれも発熱体下側に設けである。

前記構成に於てその作用を説明すれば、カーボンブラッ
ク、ＡＢＳ樹脂及び金属短繊維よりなる発熱体は通電に
より適宜発熱して便座の表面を暖ためる。

長期間の使用により便座表面に微少なりラックが入って
もラテックス層により絶縁されているため発熱体よりの
漏洩電流は流れることはなく、更にクラックにより高抵
抗となり、これによりクラック発生検知回路のカレント
センサーが検知し、アンプ、マイコン等の制御によりス
イッチ１４がＯＦＦの状態になり、人体に影響を与える
ことはまったく無いものである。

又暖房便座の成形に於ては発熱体２、絶縁層４絶縁粘着
テープ７及び電極、各種センサーをインサートして成形
することにより、各種部品等の取付工程が不要となるも
のである。

〔発明の効果〕

本発明は次の効果を有する。すなわち、（１）暖房便座
の発熱体として、樹脂にメタルファイバー又はメタルフ
レークのみを充填したものはメタルファイバー又はメタ
ルフレーク同志の接触部で発熱させるために故障モード
はオープン（抵抗が上昇し電流がながれなくなる）にな
り、そのために長期的にみると抵抗上昇が大きく、特に
電極インサート樹脂材との密着低下による電極部の異常
発熱が発生するが、本発明によるカーボンブラックの混
入により前記不工合の発生がまったくない。

（２）本発明のように電気部品等はすべてインサート成
形されるために、従来技術のようにネジ締め等の後二り
程が不要となり、コスＩ・的及びデザイン的るこすくれ
たものである。

ＩｆＡＪ　「ｔｉＯＪ）　ｆＪ　４Ｌな誓悦す」第１図
は木実施の概略の説明図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面
図、第３図は第１図のＢ−８１９Ｔ１用図、第４図は第
１図のＣ−Ｃ断面図である。

■・・・暖房便座。

２・・・発熱体。

３・・・便座外被層。

４゛・・・絶縁層。

５・・・電極。

１１・・・電気抵抗検知回路。

憾Ｙｖｔｊ第２　閃手　　続　　補　　正　　書　　（自発）平成　１年６
他７　日昭和６３年特　許　願第１３２２０７号２、発明の名称面状発熱式暖房便座３、補正をする者事件との関係　特語出＋９ｎ人住　所　　愛知県刈谷市朝日町２Ｔ５１番地４、補ＩＦ
の対象　　　　　　　　　　　　　　　　　−明細書の
「特許請求の範囲」及び、［発明の詳細な説明」の各欄
。

５、補正の内容（１）特許請求の範囲の記載を別紙の七おり補正する。

（２）明細書中の記載を次の様に補正する。

ｌ）　第２頁１１行目の「タルフレーク−１を「タルフ
レーク」と補正する。

２）第４頁９行目ｒ　Ａ、　Ｂ　Ｓ樹脂などの１をＩ’
　Ａ　ＢＳ樹脂又はＰＰ樹脂などの」と補正する。

３）第５頁３行目「又はスチレンブタヂエンゴム（ＳＢ
Ｒ）よりな」を１−、スチレンブタヂエンゴム（ＳＤＲ）、クロロブレ
ンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、シリコーンゴ
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂（ＥＶＡ）、ウレ
タンゴム、などよりな」と補正する。

４）第５頁１９行目「カレントセンザーが−１を１カレ
ントセンサー１２が−１と補正する。

５）第５頁２０行目「アンプ、マイコン等の」を「アン
プ１６、マイコン１５等のＪと補正する。

特許請求の範囲（１）カーボンブラックと金属短繊維を熱可塑性樹脂に
て充填した通電発熱材料を射出成形にて発熱体を形成し
、前記発熱体を熱可塑性樹脂にて包被して暖房便座を形
成し、前記暖房便座の着座側と前記発熱体との間に絶縁
層を設けた面状発熱式（２）請求項１の暖房便座に、電
気抵抗検知回路を設けた面状発熱式暖房便座。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カーボンブラックと金属短繊維を熱可塑樹脂にて
充填した通電発熱材料を射出成形法にて発熱体を形成し
、前記発熱体を前記発熱材料に使用した同じ熱可塑製樹
脂にて包被して暖房便座を形成し、暖房便座の着座側と
前記発熱体との間に絶縁層を設けた面状発熱式暖房便座
。
（２）請求項１の暖房便座に、電気抵抗検知回路を設け
た面状発熱式暖房便座。