JPH01299733A - 予備成形体およびその押出成形方法 - Google Patents
予備成形体およびその押出成形方法Info
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- JPH01299733A JPH01299733A JP12995788A JP12995788A JPH01299733A JP H01299733 A JPH01299733 A JP H01299733A JP 12995788 A JP12995788 A JP 12995788A JP 12995788 A JP12995788 A JP 12995788A JP H01299733 A JPH01299733 A JP H01299733A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は予備成形体およびその押出成形方法に関し、−
層詳細には、例えば、押出面にリング状の凹状部を画成
した予備成形体を押出金型を用いて成形することで中空
部にアンダカット部を有した自動車の等速ジヨイントの
外輪等を形成する際の予備成形体およびその押出成形方
法に関する。
層詳細には、例えば、押出面にリング状の凹状部を画成
した予備成形体を押出金型を用いて成形することで中空
部にアンダカット部を有した自動車の等速ジヨイントの
外輪等を形成する際の予備成形体およびその押出成形方
法に関する。
[発明の背景]
例えば、自動車の車輪駆動部における差動装置と前輪軸
とを連結する等速ジヨイントの外輪は、ビレットを鍛造
することで第1の予備成形体を形成する冷間鍛造工程と
、前記第1予備成形体から押出金型を用いて第2の予備
成形体を形成する押出成形工程と、前記第2予備成形体
から最終的な仕上げ寸法の完成品を形成するサイジング
工程とによって製造されている。
とを連結する等速ジヨイントの外輪は、ビレットを鍛造
することで第1の予備成形体を形成する冷間鍛造工程と
、前記第1予備成形体から押出金型を用いて第2の予備
成形体を形成する押出成形工程と、前記第2予備成形体
から最終的な仕上げ寸法の完成品を形成するサイジング
工程とによって製造されている。
そこで、先ず、第1図に基づき第1の工程である冷間鍛
造工程を説明する。この工程では円柱状のビレット2a
を鍛造することでビレット2bおよびビレット2Cを経
て最終的にその端部に据込部4aを有した第1の予備成
形体4を形成する。次いで、第2の工程である押出成形
工程において、前記据込部4aが第2図に示す押出金型
6により成形され、第2の予備成形体であるブランク8
が形成される。
造工程を説明する。この工程では円柱状のビレット2a
を鍛造することでビレット2bおよびビレット2Cを経
て最終的にその端部に据込部4aを有した第1の予備成
形体4を形成する。次いで、第2の工程である押出成形
工程において、前記据込部4aが第2図に示す押出金型
6により成形され、第2の予備成形体であるブランク8
が形成される。
ここで、押出金型6により形成されるブランク8は本出
願人により提案されている等速ジヨイントの外輪の予備
成形体である(特願昭第62−25098号参照)。す
なわち、第2予備成形体であるブランク8は、第3図に
示すように、その一端部に従動軸10が一体形成され且
つ他端部に開口部8aを有したカップ形状を呈しており
、前記ブランク8の内部にはその軸線方向に延在して図
示しないトラニオンを受容する3条の凹状部12a乃至
12Cと、各回状部12a乃至12c間においてブラン
ク8の中空部に突出する3条の凸状部14a乃至14C
とが形成されている。
願人により提案されている等速ジヨイントの外輪の予備
成形体である(特願昭第62−25098号参照)。す
なわち、第2予備成形体であるブランク8は、第3図に
示すように、その一端部に従動軸10が一体形成され且
つ他端部に開口部8aを有したカップ形状を呈しており
、前記ブランク8の内部にはその軸線方向に延在して図
示しないトラニオンを受容する3条の凹状部12a乃至
12Cと、各回状部12a乃至12c間においてブラン
ク8の中空部に突出する3条の凸状部14a乃至14C
とが形成されている。
各回状部12a乃至12Cは天井面16a乃至16cと
、前記天井面16a乃至16Cの両側部にあってトラニ
オンを構成するスライドローラが転勤するトラック溝1
8a乃至18「とを有する。また、前記トラック溝18
a乃至18fと凸状部14a乃至14cとの間は中空部
に膨出することで夫々突出部20a乃至2Ofとなり、
この突出部20a乃至2Ofと前記トラック溝taa乃
至18fとの間には、トラック溝18a乃至18 fを
転勤するスライドローラの側方向の動作範囲を規制して
等速ジヨイントの性能を向上させるためのアンダカット
部22a乃至22fが夫々形成されている。
、前記天井面16a乃至16Cの両側部にあってトラニ
オンを構成するスライドローラが転勤するトラック溝1
8a乃至18「とを有する。また、前記トラック溝18
a乃至18fと凸状部14a乃至14cとの間は中空部
に膨出することで夫々突出部20a乃至2Ofとなり、
この突出部20a乃至2Ofと前記トラック溝taa乃
至18fとの間には、トラック溝18a乃至18 fを
転勤するスライドローラの側方向の動作範囲を規制して
等速ジヨイントの性能を向上させるためのアンダカット
部22a乃至22fが夫々形成されている。
一方、ブランク8を形成するための押出金型6は前記ブ
ランク8の内周形状に対応した外周形状を有しており、
その端部には、主として、押出成形後における押出金型
6のブランク8からの離型を容易とするため全周にわた
りランド部24が設けられている(第2図参照)。
ランク8の内周形状に対応した外周形状を有しており、
その端部には、主として、押出成形後における押出金型
6のブランク8からの離型を容易とするため全周にわた
りランド部24が設けられている(第2図参照)。
ところで、このようにして形成されるブランク8には、
前述したように、等速ジヨイントの性能を向上させるた
めにアンダカット部22a乃至22fが形成されている
。そのため、押出成形時において第1予備成形体4の据
込部4aを構成する素材が極めて複雑な流動状態を示し
、特に、押出成形の開始時においてアンダカット部22
a乃至22fとなる部位の近傍で潤滑被膜が切れる不都
合が生じる。この場合、押出金型6のランド部24とブ
ランク8との間でかじりが生じ、押出金型6とブランク
8との離型が困難となるばかりでなく、離型時において
押出金型6のランド部24にブランク8の開口部8a近
傍を損壊する虞もある。
前述したように、等速ジヨイントの性能を向上させるた
めにアンダカット部22a乃至22fが形成されている
。そのため、押出成形時において第1予備成形体4の据
込部4aを構成する素材が極めて複雑な流動状態を示し
、特に、押出成形の開始時においてアンダカット部22
a乃至22fとなる部位の近傍で潤滑被膜が切れる不都
合が生じる。この場合、押出金型6のランド部24とブ
ランク8との間でかじりが生じ、押出金型6とブランク
8との離型が困難となるばかりでなく、離型時において
押出金型6のランド部24にブランク8の開口部8a近
傍を損壊する虞もある。
また、ブランク8のアンダカット部22a乃至22fに
隣接する突出部20a乃至2Ofは比較的剛性の低い薄
肉状に形成されるため、押出成形時においてアンダカッ
ト部22a乃至22fの開口部8a側の部位が押出金型
6側へと傾斜して形成される傾向にある(第2図参照)
。なお、この傾向は押出金型6によって形成されるブラ
ンク8の軸線方向の長さが長いほど大きい。従って、ブ
ランク8のアンダカット部22a乃至22fはその開口
部8a近傍において押出金型6にかじり付き当該押出金
型6の離型が一層困難となる不都合が指摘されている。
隣接する突出部20a乃至2Ofは比較的剛性の低い薄
肉状に形成されるため、押出成形時においてアンダカッ
ト部22a乃至22fの開口部8a側の部位が押出金型
6側へと傾斜して形成される傾向にある(第2図参照)
。なお、この傾向は押出金型6によって形成されるブラ
ンク8の軸線方向の長さが長いほど大きい。従って、ブ
ランク8のアンダカット部22a乃至22fはその開口
部8a近傍において押出金型6にかじり付き当該押出金
型6の離型が一層困難となる不都合が指摘されている。
[発明の目的コ
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、予備成形体の押出面の所定部位に凹状部を画成
しこの予備成形体を押出金型を用いて押出成形すること
で中空部にアンダカット部を有した成形体を形成するこ
とにより、押出金型と成形体のかじり付きをなくし、そ
の離型を容易にすると共に、良好な成形体を形成するこ
との出来る予備成形体およびその押出成形方法を提供す
ることを目的とする。
あって、予備成形体の押出面の所定部位に凹状部を画成
しこの予備成形体を押出金型を用いて押出成形すること
で中空部にアンダカット部を有した成形体を形成するこ
とにより、押出金型と成形体のかじり付きをなくし、そ
の離型を容易にすると共に、良好な成形体を形成するこ
との出来る予備成形体およびその押出成形方法を提供す
ることを目的とする。
[目的を達成するための手段]
前記の目的を達成するために、本発明は押出金型により
押出成形されることで中空部に膨出する部位にアンダカ
ット部を有するように成形される予備成形体において、
前記押出金型により押圧される押出面の中、前記アンダ
カット部を形成する押出金型の顎状部が押圧される部位
を凹状部とすることを特徴とする。
押出成形されることで中空部に膨出する部位にアンダカ
ット部を有するように成形される予備成形体において、
前記押出金型により押圧される押出面の中、前記アンダ
カット部を形成する押出金型の顎状部が押圧される部位
を凹状部とすることを特徴とする。
また、本発明は凹状部を当接する押出金型の複数の顎状
部間を連通ずるリング状に画成することを特徴とする。
部間を連通ずるリング状に画成することを特徴とする。
さらに、本発明は押出金型により予備成形体を押出成形
することで中空部に膨出した部位にアンダカット部を有
した成形体を形成する際、前記予備成形体の押出金型に
よる押出面の中、前記アンダカット部を形成する押出金
型の顎状部が押圧される部位に凹状部を画成し、次いで
、前記押出面の凹状部以外の部分を押出金型を用いて押
出成形した後、前記凹状部に押出金型を当接させて押出
成形することを特徴とする。
することで中空部に膨出した部位にアンダカット部を有
した成形体を形成する際、前記予備成形体の押出金型に
よる押出面の中、前記アンダカット部を形成する押出金
型の顎状部が押圧される部位に凹状部を画成し、次いで
、前記押出面の凹状部以外の部分を押出金型を用いて押
出成形した後、前記凹状部に押出金型を当接させて押出
成形することを特徴とする。
[実施態様コ
次に、本発明に係る予備成形体およびその押出成形方法
について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
第4図において、参照符号30は押出金型を示す。この
場合、押出成形の対象としては第5図a乃至dに示す冷
間鍛造工程においてビレッ)2aよりビレット2b、2
cを経て得られる予備成形体31を用い、この予備成形
体31から第3図に示す等速ジヨイントに用いられる外
輪の予備成形体であるブランク8を形成するものとする
。
場合、押出成形の対象としては第5図a乃至dに示す冷
間鍛造工程においてビレッ)2aよりビレット2b、2
cを経て得られる予備成形体31を用い、この予備成形
体31から第3図に示す等速ジヨイントに用いられる外
輪の予備成形体であるブランク8を形成するものとする
。
押出金型30は、第6図の端面で示すように、外周形状
がブランク8の内周形状に略対応して形成されている。
がブランク8の内周形状に略対応して形成されている。
すなわち、ブランク803条の凹状部12a乃至12C
に対応する部位には3条の角柱部32a乃至32cが膨
出形成され、また、多角柱部32a乃至32C間にはブ
ランク8の凸状部14a乃至14Cに対応した長溝34
a乃至34Cが夫々形成される。角柱部32a乃至32
Cは凹状部12a乃至12cの天井面16a乃至16C
を形成する平面部36a乃至36cと、前記平面部36
a乃至36cの両側部にあってトラック溝18a乃至1
8 fを形成する側面部38a乃至38fと、番長溝3
4a乃至34cと前記各側面部38a乃至38fとの間
にあってアンダカット部22a乃至22fを形成する顎
状部40a乃至40fとを含む。そして、このように構
成される押出金型30の予備成形体31に対向する端部
全周にはランド部44が形成される。
に対応する部位には3条の角柱部32a乃至32cが膨
出形成され、また、多角柱部32a乃至32C間にはブ
ランク8の凸状部14a乃至14Cに対応した長溝34
a乃至34Cが夫々形成される。角柱部32a乃至32
Cは凹状部12a乃至12cの天井面16a乃至16C
を形成する平面部36a乃至36cと、前記平面部36
a乃至36cの両側部にあってトラック溝18a乃至1
8 fを形成する側面部38a乃至38fと、番長溝3
4a乃至34cと前記各側面部38a乃至38fとの間
にあってアンダカット部22a乃至22fを形成する顎
状部40a乃至40fとを含む。そして、このように構
成される押出金型30の予備成形体31に対向する端部
全周にはランド部44が形成される。
一方、冷間鍛造工程において形成される予備成形体31
は、第4図に示すように、シャンク部46の端部に据込
部48を有している。据込部48は押出金型30に対向
する面が押出面50となり、この押出面50の所定部位
にはリング状に連通した凹状部52が画成される。この
場合、凹状部52は、第6図に示すように、押出金型3
0における顎状部40a乃至40fの端部位置に対応し
た部位に画成される。
は、第4図に示すように、シャンク部46の端部に据込
部48を有している。据込部48は押出金型30に対向
する面が押出面50となり、この押出面50の所定部位
にはリング状に連通した凹状部52が画成される。この
場合、凹状部52は、第6図に示すように、押出金型3
0における顎状部40a乃至40fの端部位置に対応し
た部位に画成される。
本実施態様に係る予備成形体ふよびそれを成形するため
の押出金型は基本的には・以上のように構成されるもの
であり、次に前記予備成形体31を形成し、次いで、前
記押出金型30を用いて当該予備成形体31を加工して
ブランク8を形成する場合について説明する。
の押出金型は基本的には・以上のように構成されるもの
であり、次に前記予備成形体31を形成し、次いで、前
記押出金型30を用いて当該予備成形体31を加工して
ブランク8を形成する場合について説明する。
先ず、第5図に示すように、ビレット2aを鍛造するこ
とによりビレット2b 、 2cを経てシャンク部46
の端部に据込部48を有した予備成形体31を形成する
。この場合、第5図dに示す工程において、前記据込部
48の押出面50にリング状の凹状部52を画成する。
とによりビレット2b 、 2cを経てシャンク部46
の端部に据込部48を有した予備成形体31を形成する
。この場合、第5図dに示す工程において、前記据込部
48の押出面50にリング状の凹状部52を画成する。
次に、前記予備成形体31に潤滑被膜を塗設した後、そ
の押出面50に押出金型30のランド部44側を当接さ
せる(第7図)。この場合、予備成形体31の押出面5
0に画成された凹状部52に対して押出金型30の顎状
部40a乃至40fの端部に形成されたランド部44を
対向配置する。この時、ランド部44と凹状部52との
間には所定の間隙が画成されることになる。
の押出面50に押出金型30のランド部44側を当接さ
せる(第7図)。この場合、予備成形体31の押出面5
0に画成された凹状部52に対して押出金型30の顎状
部40a乃至40fの端部に形成されたランド部44を
対向配置する。この時、ランド部44と凹状部52との
間には所定の間隙が画成されることになる。
次いで、第7図の状態から押出金型30を矢印方向に変
位させることで押出成形加工を開始する。この場合、押
出金型300ランド部44は、先ず、予備成形体31の
凹状部52を除く押出面50を押圧して中空部を画成し
ていく。次に、ランド部44が予備成形体31の押出面
50を所定量成形すると、前記ランド部44は当該押出
面50に画成された凹状部52の面に当接する。そして
、この凹状部52に対してアンダカット部22a乃至2
2fを形成し、最終的に、前記ランド部44の外周形状
に対応した形状の中空部を有するブランク8が形成され
る(第8図参照)。
位させることで押出成形加工を開始する。この場合、押
出金型300ランド部44は、先ず、予備成形体31の
凹状部52を除く押出面50を押圧して中空部を画成し
ていく。次に、ランド部44が予備成形体31の押出面
50を所定量成形すると、前記ランド部44は当該押出
面50に画成された凹状部52の面に当接する。そして
、この凹状部52に対してアンダカット部22a乃至2
2fを形成し、最終的に、前記ランド部44の外周形状
に対応した形状の中空部を有するブランク8が形成され
る(第8図参照)。
ここで、予備成形体31の押出成形加工を行う際、押出
金型30のランド部44は、上述したように、凹状部5
2を除く押出面50を所定量加工した後、前記凹状部5
2の加工を行っている。この場合、凹状部52は他の押
出面50よりも時間的に遅れた状態で加工され、しかも
、凹状部52が連通した溝状に画成されているため、素
材の流動状態が複雑となる凹状部52に潤滑被膜が好適
に保持された状態でアンダカット部22a乃至22fが
形成される。この結果、押出金型30とブランク8との
間に潤滑被膜の切れた部分の生じることがなく、かじり
の発生が好適に防止される。また、凹状部52の加工が
他の押出面50よりも時間的に遅れるため、押出成形完
了時においてブランク8における開口部8a側のアンダ
カット部22a乃至22fに面取部54a乃至54fが
形成されることとなる。従って、押出金型30とブラン
ク8とのかじりは一層好適に防止され、離型作業が極め
て容易となり、離型時における欠損等のない良好なブラ
ンク8を得ることが出来る。
金型30のランド部44は、上述したように、凹状部5
2を除く押出面50を所定量加工した後、前記凹状部5
2の加工を行っている。この場合、凹状部52は他の押
出面50よりも時間的に遅れた状態で加工され、しかも
、凹状部52が連通した溝状に画成されているため、素
材の流動状態が複雑となる凹状部52に潤滑被膜が好適
に保持された状態でアンダカット部22a乃至22fが
形成される。この結果、押出金型30とブランク8との
間に潤滑被膜の切れた部分の生じることがなく、かじり
の発生が好適に防止される。また、凹状部52の加工が
他の押出面50よりも時間的に遅れるため、押出成形完
了時においてブランク8における開口部8a側のアンダ
カット部22a乃至22fに面取部54a乃至54fが
形成されることとなる。従って、押出金型30とブラン
ク8とのかじりは一層好適に防止され、離型作業が極め
て容易となり、離型時における欠損等のない良好なブラ
ンク8を得ることが出来る。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、押出金型を用いて予備
成形体から中空部にアンダカット部を有する成形体を形
成する際、前記予備成形体の押出面の中、アンダカット
部に対応する部位に凹状部を設け、この凹状部を押出金
型によって他の押出面よりも時間的に遅延させた状態で
押出成形加工している。この場合、前記押出面に塗設さ
れた潤滑被膜は凹状部に残留するため、押出成形時にお
いて前記潤滑被膜が切れることがなく好適な状態で成形
品を形成することが出来る。従って、成形完了後に押出
金型と成形品とを離型する際、これらの間でかじり付き
の生じることがなく、その離型作業が容易になると共に
、離型時において成形品を損壊することがなく極めて良
好な成形体を得ることが出来る。
成形体から中空部にアンダカット部を有する成形体を形
成する際、前記予備成形体の押出面の中、アンダカット
部に対応する部位に凹状部を設け、この凹状部を押出金
型によって他の押出面よりも時間的に遅延させた状態で
押出成形加工している。この場合、前記押出面に塗設さ
れた潤滑被膜は凹状部に残留するため、押出成形時にお
いて前記潤滑被膜が切れることがなく好適な状態で成形
品を形成することが出来る。従って、成形完了後に押出
金型と成形品とを離型する際、これらの間でかじり付き
の生じることがなく、その離型作業が容易になると共に
、離型時において成形品を損壊することがなく極めて良
好な成形体を得ることが出来る。
また、凹状部に対する押出成形加工は他の押出面よりも
時間的に遅れた状態で行われるため、成形完了時におい
てアンダカット部の端部に面取部が形成され、これによ
ってかじり付きがさらに抑制されるという効果も得られ
る。
時間的に遅れた状態で行われるため、成形完了時におい
てアンダカット部の端部に面取部が形成され、これによ
ってかじり付きがさらに抑制されるという効果も得られ
る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
第1図a乃至dはビレットから従来技術に係る予備成形
体を形成する鍛造工程の説明図、第2図は第3図に示ず
■−■線断面における従来技術に係る押出成形説明図、 第3図aおよびbは等速ジヨイントの外輪となるブラン
クの構成を示す一部省略縦断面図並びに横断面図、 第4図は本発明に係る予備成形体とそれを押出成形する
ための押出金型の構成斜視図、第5図a乃至dは本発明
に係る予備成形体を形成する鍛造工程の説明図、 第6図は第4図に示す押出金型の端面と予備成形体に画
成される凹状部との関係説明図、第7図は本発明に係る
押出成形方法の説明図、第8図は第3図の■−■線断面
における本発明に係る押出成形方法の説明図である。 2a〜2C・・・ビレット 訃・・ブランク 12a〜12C・・・凹状部
14 a −14c −・・凸状部 18a〜18f・・・トラック溝 22a〜22f・・・アンダカット部 30・・・押出金型 31・・・予備成形体3
22〜32c・・・角柱部 34a〜34G・・・長
溝40a〜40f・・・顎状部 44・・・ランド部
46・・・シャンク部 48・・・据込部50・
・・押出面 52・・・凹状部54a〜54
f・・・面取部 FIG、2 (b)
体を形成する鍛造工程の説明図、第2図は第3図に示ず
■−■線断面における従来技術に係る押出成形説明図、 第3図aおよびbは等速ジヨイントの外輪となるブラン
クの構成を示す一部省略縦断面図並びに横断面図、 第4図は本発明に係る予備成形体とそれを押出成形する
ための押出金型の構成斜視図、第5図a乃至dは本発明
に係る予備成形体を形成する鍛造工程の説明図、 第6図は第4図に示す押出金型の端面と予備成形体に画
成される凹状部との関係説明図、第7図は本発明に係る
押出成形方法の説明図、第8図は第3図の■−■線断面
における本発明に係る押出成形方法の説明図である。 2a〜2C・・・ビレット 訃・・ブランク 12a〜12C・・・凹状部
14 a −14c −・・凸状部 18a〜18f・・・トラック溝 22a〜22f・・・アンダカット部 30・・・押出金型 31・・・予備成形体3
22〜32c・・・角柱部 34a〜34G・・・長
溝40a〜40f・・・顎状部 44・・・ランド部
46・・・シャンク部 48・・・据込部50・
・・押出面 52・・・凹状部54a〜54
f・・・面取部 FIG、2 (b)
Claims (3)
- (1)押出金型により押出成形されることで中空部に膨
出する部位にアンダカット部を有するように成形される
予備成形体において、前記押出金型により押圧される押
出面の中、前記アンダカット部を形成する押出金型の顎
状部が押圧される部位を凹状部とすることを特徴とする
予備成形体。 - (2)請求項1記載の成形体において、凹状部を当接す
る押出金型の複数の顎状部間を連通するリング状に画成
することを特徴とする予備成形体。 - (3)押出金型により予備成形体を押出成形することで
中空部に膨出した部位にアンダカット部を有した成形体
を形成する際、前記予備成形体の押出金型による押出面
の中、前記アンダカット部を形成する押出金型の顎状部
が押圧される部位に凹状部を画成し、次いで、前記押出
面の凹状部以外の部分を押出金型を用いて押出成形した
後、前記凹状部に押出金型を当接させて押出成形するこ
とを特徴とする押出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12995788A JPH01299733A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 予備成形体およびその押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12995788A JPH01299733A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 予備成形体およびその押出成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299733A true JPH01299733A (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=15022617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12995788A Pending JPH01299733A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 予備成形体およびその押出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01299733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012507680A (ja) * | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ナンキン エコウェイ エナジー テクノロジー カンパニー., リミテッド. | 微細管配列を有するマイクロヒートパイプアレイ及びその作製方法並びに熱交換システム |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP12995788A patent/JPH01299733A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012507680A (ja) * | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ナンキン エコウェイ エナジー テクノロジー カンパニー., リミテッド. | 微細管配列を有するマイクロヒートパイプアレイ及びその作製方法並びに熱交換システム |
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