JPH01298588A - 光ディスク及び光ディスク用刻印装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分舒〕 本発明は、光学的読み取り手段により読み取り可能とな
す製造番号等の情報表示が刻印された光ディスク及びこ
の光ディスクに上記情報表示を刻印する光ディスク用刻
印装置に関する。

（従来の技術〕 従来、光ディスクには、信号記録領域が形成されない内
周側の非信号記録領域に識別表示や上記光ディスクを製
造した製造機を特定する表示、製造年月日、同種の光デ
ィスクの製造枚数等の情報表示が施されている。この情
報表示は、光ディスクのディスク基板に活字輪による刻
印によって形成されている。

上記情報表示は、光ディスクの製造途中あるいは製造後
光学的読み取り手段で読み取られ、所定の記録装置に記
録される。そして、この記録された情報表示は、製造し
た光ディスクの品質管理や当該光ディスクを製造した製
造機の管理や製造条件の管理等に利用される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、光ディスクは、ディスク基板の主面に形成さ
れる信号記録層にレーザビームを照射して情報信号の書
込み及び／又は読出しを行うものであるため、レーザビ
ームが乱反射することなく正確に上記信号記録層に焦点
を結ぶ必要がある。

そのため、上記信号記録層が形成されるディスク基板の
厚さは極めて高精度に制御され、ディスク基板面は鏡面
仕上げとなされいる。一方、上記情報表示は、ディスク
基板面に、表面を鏡面仕上げされた活字部を有する活字
輪によって凹状に刻印形成されている。従って、ディス
ク基板面及び刻印された情報表示の底面とも鏡面となさ
れる。さらに、ディスク基板は透明なアクリル樹脂等の
合成樹脂によって形成され、上記情報表示は上記ディス
ク基板の信号記録層が形成されない透明な非信号記録領
域に形成されるため、上記情報表示が施された部分に光
を照射しその反射光を検出して上記情報表示の読み取り
を行うようにした光学的読み取り手段によって読み取り
を行う場合に、読み間違いや読み取り不能な状態が生し
易い。すなわち、ディスク基板面と情報表示に光学的に
差が生じないためである。

また、信号記録層は、確実に信号記録領域を保証するた
め、非信号記録領域にはみだして形成され、この信号記
録層に情報表示が施される場合もある。しかし、光ディ
スクの信号記録層はアルミニュウム等の金属を蒸着等し
て形成した光反射面となされているため、上述のように
形成された情報表示では、上記光反射面との光学的な差
がはと壷んどなく光学的読み取り手段による読み間違い
や読み取り不能な状態を防止できない。

そこで、本発明は、ディスク基板に施される上述したよ
うな情報表示を光学的読み取り手段により読み取る場合
に、読み間違いや読み取り不能な状態を生じさせること
なく、確実に読み取りを可能となす光ディスク及び読み
間違いや読み取り不能な状態を生しさせることのない情
報表示の刻印を可能となす光ディスク用刻印そしてを提
供することを目的に提案されたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上述したような目的を達成するため、ディス
ク基板の主面に光学的手段によって情報信号の記録を可
能とした信号記録領域を形成してなる光ディスクにおい
て、上記ディスク基板の信号記録領域が形成されない非
信号記録領域に光学的読み取り手段による読み取り識字
率を高める処理が施された情報表示を形成したものであ
り、さらにディスク基板の主面に光学的手段によって情
報信号の記録を可能とした信号記録領域を形成してなる
光ディスクの上記ディスク基板の信号記録領域が形成さ
れない非信号記録領域に光学的読み取り手段による読み
取りを可能となす情報表示を刻印する活字輪を備えてな
る光ディスク用刻印装置において、上記活字輪の外周面
に形成された活字部の上記ディスク基板と接触する表面
に微小凹凸部を形成したものである。

〔作用〕

本発明は、ディスク基板の非信号記録部領域に形成され
る情報表示に光学的読み取り手段による読み取り識字率
を高める処理を施したことにより、ディスク基板面と上
記情報表示との光学的差異が明確になる。

また、本発明は、上記情報表示を刻印する活字輪の外周
面に形成された活字部の上記ディスク基板と接触する表
面に微小凹凸部を形成したので、この活字輪で刻印され
る情報表示とディスク基板面の光学的差異が明確となる
。

〔実施例〕

以下、本発明の具体角な実施例を図面を参照しながら説
明する。

本発明に係る光ディスクｌは、第１図に示すように、透
明なアクリル樹脂やポリカーボネイト等の合成樹脂板を
ディスク基板２として構成されている。この光ディスク
１の中心部には、ディスク回転駆動装置を構成するディ
スクテーブルに設けられるセンタリング部材が係合する
中心孔３が穿設されている。そして、上記光ディスク１
主面の上記中心孔３周部の内周側部分及び外周縁側部分
の所定幅に亘る領域は非信号記録領域４，５となされ、
これら非信号記録領域４，５に挾まれた領域が信号記録
領域６となされている。

ところで、上記信号記録領域６には、ディジタル信号化
された楽音信号等の情報信号が微小な凹凸であるピット
列として記録され、あるいは所定の情報信号がレーザビ
ームを介して記録可能となされた信号記録層が形成され
る。すなわち、信号記録領域６は、第２図に示すように
、ディスク基板２の主面に信号記録層７を被着形成し、
この信号記録層７上にアルミニュウム等の金属を蒸着あ
るいはスパッタリングして反射膜８を形成して構成され
てなる。上記ディスク基板２の信号記録層７が形成され
た側の主面には、上記ディスク基板ｌと同一の材料で形
成された保ｙｉｗ仮９が接合され、上記光ディスク１を
構成している。

そして、この光ディスク１の情報信号が記録されること
のない内周側の非信号記録領域４には、当該非ディスク
１の識別表示や上記光ディスク１を製造した製造機を特
定する表示、製造年月日、同種の光ディスクの製造枚数
等を所定のコード番号で指示する情報表示ｌＯが施され
ている。この情報表示１０は、光ディスクｌの製造工程
中にディスク基板２を洗浄する工程等を経た場合であっ
ても容易に消失しないように活字輪により凹凸の刻印に
よって形成される。また、上記情報表示１０は、活字輪
よる刻印時にディスク基板２の信号記録層７が形成され
る主面の保護を図るため、上記ディスク基板２の信号記
録層７が形成されない他方の主面に形成される。

ところで、上記情報表示ｌＯは、光を照射しその反射光
を検出して読み取りを行うようにした光学的読み取り手
段により読み取りを行う際、厚さを極めて高精度に制御
することを目的に鏡面仕上げされたディスク基板２の他
方の主面との光学的に差を大きくなし、読み取り識字率
の向上を図る処理が施されている。すなわち、情報表示
１ｏの施された部分に光を照射したとき、鏡面仕上げさ
れたディスク基板２の主面と反射率に大きな差がでるよ
うな処理が上記情報表示ｌＯに施されている。この反射
率に大きな差がでるような処理としては、第３図に示す
ように、凹凸の刻印によって形成される情報表示１０の
底面に微細な網目状やシボ等の加工処理を施した凹凸面
１１となすことによって行われる。このように微細な凹
凸面１１を情報表示部１０の底面に形成することによっ
て、光を照射したとき、鏡面仕上げされたディスク基板
２の主面と上記情報表示部１０間に著しい明度差が生じ
光学的読み取り手段による読み取り識字率が向上される
。

また、上記反射膜８が内周側の非信号記録領域４にまで
形成され、この反射膜８が形成された部分に上記情報表
示１０が形成された場合であっても、上記反射膜８とは
反射率に大きな差が生じ明度差が保証され、光学的読み
取り手段による読み取り識字率が向上される。

なお、上記情報表示１０は、情報信号記録領域６以外の
部分に形成されればよく、外周側の非信号記録領域５に
形成したものであってもよい。

ところで、上記情報表示１０は、第４図及び第５図に示
すような活字輪１２を備えた光ディスク用刻印装置によ
って刻印表示されるものである。

この光ディスク用刻印装置に用いられる活字輪１２は、
上記光ディスクｌに刻印すべき情報表示１０を構成する
数字あるいはアルファベット等の活字部１３を外周面に
形成している。この活字輪１３の表面は、第６図に示す
ように、微細な網目状やシボ等の微小凹凸部１４となさ
れている。このような微小凹凸部１４を表面に形成した
活字部１３を備えた活字輪１２によって刻印を行うこと
によって、上述したように底面に微細な凹凸面１１の形
成した情報表示部１０がディスク基板２の主面に形成さ
れる。

なお、上記活字輪１２には、加熱手段が設けられ、ディ
スク基板２へ情報表示部１０を刻印する際に上記ディス
ク基板２を溶融させるようになし、上記ディスク基板２
の情報表示部１０が刻印される部分以外の部分に大きな
応力が加わらないように構成されている。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明は、ディスク基板の非信号記録
部領域に形成される情報表示に光学的読み取り手段によ
る読み取り識字率を高める処理を施してなるので、ディ
スク基板面と上記情報表示との光学的差異が明確になり
、光学的読み取り手段による読み取り識字率が向上され
、光学的読み取り手段により上記情報表示を読み取る場
合に、読み間違いや読み取り不能な状態を生じさせるこ
となく、確実に読み取りが行える。

また、識字率の向上を図った情報表示部は、表面に微小
凹凸部を形成した活字部を備えた活字輪で刻印するだけ
で形成されてなるので、極めて容易に形成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光ディスクの斜視図であり、第２
図はその部分断面図であり、第３図は情報表示部分の拡
大断面図である。 第４図は本発明を構成する活字輪の正面図であり、第５
図はその側面図であり、第６図は活字部を示す要部斜視
図である。 ｌ・・・光ディスク　２・・・ディスク基板４・・・内
周側の非記録領域 ６・・・記録領域

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク基板の主面に光学的手段によって情報信
   号の記録を可能とした信号記録領域を形成してなる光デ
   ィスクにおいて、 上記ディスク基板の信号記録領域が形成されない非信号
   記録領域に光学的読み取り手段による読み取り識字率を
   高める処理が施された情報表示が形成されてなる光ディ
   スク。
2. （２）上記情報表示は、非信号記録領域に対し明度差を
   大きくなすことによって光学的読み取り手段による読み
   取り識字率が高められてなる特許請求の範囲第１項記載
   の光ディスク。
3. （３）ディスク基板の主面に光学的手段によって情報信
   号の記録を可能とした信号記録領域を形成してなる光デ
   ィスクの上記ディスク基板の信号記録領域が形成されな
   い非信号記録領域に光学的読み取り手段による読み取り
   を可能となす情報表示を刻印する活字輪を備えてなる光
   ディスク用刻印装置において、 上記活字輪の外周面に形成された活字部の上記ディスク
   基板と接触する表面に微小凹凸部を形成してなる光ディ
   スク用刻印装置。