JPH0129848Y2 - - Google Patents

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JPH0129848Y2
JPH0129848Y2 JP1982012188U JP1218882U JPH0129848Y2 JP H0129848 Y2 JPH0129848 Y2 JP H0129848Y2 JP 1982012188 U JP1982012188 U JP 1982012188U JP 1218882 U JP1218882 U JP 1218882U JP H0129848 Y2 JPH0129848 Y2 JP H0129848Y2
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fitting hole
mounting base
mold
columnar
antenna
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、アンテナ本体を装着したアンテナ取
付基台を、テレビジヨンまたはラジオセツトなど
の嵌合孔に回動および着脱自在に取り付けるアン
テナ装置に関するものである。
【従来の技術】
従来の前述のようなアンテナ装置につき、第1
図乃至第3図を参照して説明する。このアンテナ
装置は、第1図に示すように、ダイポールの伸縮
アンテナロツド、ループおよびパウタイなどのア
ンテナ本体1の基部を合成樹脂の一体成形品から
なるアンテナ取付基台2に、上記アンテナ本体1
を上方に突出させて上下方向に回動可能に装着
し、上記アンテナ取付基台2の回転止め2aをも
つ下部に下方が小径となるテーパを有する柱状部
3が一体に形成され、この柱状部3の下方に段3
aを介してスリツト4aと凸環状部4bとを有し
弾性的に縮径可能な係止部4が一体的に形成して
ある。そして、テレビジヨンまたはラジオカセツ
ト5などの取付台5aに設けた嵌合孔6に前記ア
ンテナ取付基台2の柱状部3を凸環状部4bを弾
性力に抗して縮径させて嵌挿し、嵌合孔6から突
出して径が復元した凸環状部4bを嵌合孔6の周
壁内端面6aに抜け止め係止させ、凸環状部4b
とアンテナ取付基台2の柱状部3より上方の部分
とで、嵌合孔6の周辺部を挟持し、嵌合孔6の周
壁面6bと柱状部3外周面との間に回転摩擦力を
発生させて、アンテナ本体1が所定の方向を向く
ように柱状部3の軸回りにアンテナ取付基台2を
回動させて使用し、また、不要時にはアンテナ取
付基台2を嵌合孔6から引き抜いて、アンテナ装
置を取り外し可能にしている。 前述のようなアンテナ装置では、アンテナ取付
基台の柱状部と受け側の嵌合孔との嵌合部の形状
は、種々のものが考えられるが、両者間のがたつ
きがなく、回転トルクを大きく維持できるように
するには、経年変化が少い高度の密着性が要求さ
れ、このためにはテーパ嵌合が最適である。 ところで、この種のアンテナ装置のアンテナ取
付基台はきわめて廉価に提供できることが要求さ
れ、高級な製造方法や構造を用いることなく、合
成樹脂の一体成形で製造される。このため、合せ
金型によつて樹脂成形されることにより、金型の
合せ面によつて成形品に「バリ」と呼ばれる突条
部が合せ面と対応する部位に発生することを避け
ることができない。そして、前記突条部は同じ金
型を用いた多数回の成形を繰り返すことにより、
金型の端面が摩擦などによつて損傷し、いわゆる
「だれ」を生じ、これがひどくなり、このため突
条部が金型の合せ面と対応する部位に沿つて大き
くできたり、段差が発生したりする。 これに対する処理として、成形品には「バリ取
り」作業と呼ばれる前記突条部の除去作業が必ず
付随して行われるが、手作業や単純な機械で削り
取る作業はきれいに突条部を除去することができ
ず、かえつてアンテナ取付基台の柱状部に凹凸を
つけてしまい、均一で強いトルクを必要としてい
る柱状部のような摩擦面では大きな問題となる。
そして、前記突条部を十分に取り去つて円滑な回
転面を外周にもつ柱状部を得るには、大がかりな
突条部の除去工程が必要となる。
【考案が解決しようとする課題】
そして、第2図、第3図に示すように、金型の
合せ面を成形品の肉厚が薄い部分に設けた場合に
は、柱状部3の「バリ」と呼ばれる突条部7を十
分に取り切れず、凹凸が残ることにより、柱状部
と嵌合孔のテーパ面同士を嵌合せた場合に摺接面
が浮き上がつてしまい、致命的な欠点となる。
【課題を解決するための手段、作用】
本考案は、前述した事情に鑑みてなされたもの
で、前述のようなアンテナ装置において、上記取
付基台の樹脂成形時における金型の合せ面に対応
して、その金型合せ目に対応する部位の上記柱状
部外周面に、円周断面が凹む切除部または凹部等
の凹条部を上記金型合せ面に沿つて軸方向全長に
形成し、上記金型の合せ目より突出するバリが柱
状部の円周面内に位置するように構成してなるこ
とにより、アンテナ取付基台の成形によつて「バ
リ」と呼ばれる突条部ができても、これらが柱状
部の外周面を形成する円内に納まるようにして、
前記柱状部と嵌合孔とが嵌合した使用時に、柱状
部の円滑な回転摩擦力が容易に得られる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき第4図、第5図
を参照して説明する。 この実施例では、合成樹脂の一体成形品からな
るアンテナ取付基台2の柱状部3外周面に、一対
の平坦面を構成する切除部8が、成形時の金型合
せ面と対応する部位に、柱状部3の軸方向全長に
わたつてそれぞれ形成され、前記切除部8の深さ
は、アンテナ取付基台2の成形時に金型の合せ面
によつてバリと呼ばれる突条部9が切除部8の底
に形成されても、突条部9が柱状部3の外周面を
形成する円外に突出することがない寸法にしてあ
る。また、前記柱状部3外周面の切除部8の中間
には縦長溝状の凹所10が形成されている。な
お、この実施例の前述した以外の構成は、第1図
乃至第3図に示す従来のアンテナ装置と同様であ
るから、第2図、第3図と同構成の部分は同符号
を第4図、第5図中につけて説明を省略する。 上述のように構成された実施例のアンテナ装置
は、アンテナ取付基台2の柱状部に切除部8を設
けて、これらの中に金型の合せ面で成形時にでき
る突条部9が位置するようにしたので、これらの
突条部9が、柱状部3をテレビジヨン、ラジオセ
ツトの嵌合孔に嵌合させて回動させた場合に、柱
状部3外周面と嵌合孔周壁面との回転摩擦に何ら
悪影響を及ぼすことがなく、円滑な回転摩擦力が
得られる。 また、アンテナ装置は脱着するために、回転面
にほこりやごみなどが付着するが、これらは切除
部8内に、柱状部3の嵌合孔への嵌挿や、柱状部
3の回転で導かれて堆積し、回転面には残らない
ので、ほこりやごみなどで柱状部を浮き上がらせ
ることがなく、均一な回転力が得られる。 さらに、切除部8の中間に凹所10を設けたの
で、柱状部3の外周面の4個所がほぼ均等に除か
れるため、回転のバランスがよくなると共に、ほ
こりやごみの回転摩擦面への残存を確実になくす
ことができる。 なお、本考案において、柱状部および嵌合孔は
テーパ部とストレート部とを組み合せたものにし
てもよく、係止部は必ずしもスリツトを必要とせ
ず、弾性的に縮径可能なものであればよい。ま
た、本考案は、柱状部外周面の金型合せ面と対応
する部位に切除部を設ける代りに、溝状などの凹
部を設けてもよく、切除部または凹部の深さは、
金型の合せ面によつて発生する突条部が柱状部外
周面が発生する円外に若干突出しても、簡単な作
業で前記円内に突条部が納まつてしまうものであ
れば差支えがない。さらに、上記実施例において
は切除部8の中間に凹所10を設けているが、こ
の凹所10は必ずしも設けなくてもよく、この場
合には柱状部3の回転バランスがやや悪くなり、
ほこりやごみの堆積空間が少くなるが、実用上差
支えない。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のアンテナ装置
は、合成樹脂の一体成形品からなるアンテナ取付
基台の柱状部外周面に軸方向全長にわたり切除部
または凹部を形成して、これらの中に金型の合せ
面によつて成形時にできる突条部(バリ)が入る
ようにしたので、突条部の除去作業をなくし、ま
たは簡単にすることができて生産性がよく、しか
も柱状部と嵌合孔とが嵌合して使用時に、柱状部
の円滑な回転摩擦力が得られ、さらにごみやほこ
りの付着による柱状部の浮き上がりなどの悪影響
も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアンテナ装置の使用状態の要部
を示す側断面図、第2図は同取り外し状態の要部
を示す斜視図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図はこの考案の一実施例によるアンテナ
装置の取り外し状態の要部を示す斜視図、第5図
は第4図の−線断面図である。 1……アンテナ本体、2……アンテナ取付基
台、3……柱状部、4……係止部、4a……スリ
ツト、4b……凸環状部、5……テビジヨンまた
はラジオセツト(被取付部材)、6……嵌合孔、
6a……周壁内端面、6b……周壁面、7,9…
…突条部(バリ)、8……切除部、10……凹所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アンテナ素子を屈折可能に装着した取付基台が
    合成樹脂成形品からなり、この取付基台の下面に
    突設された柱状部を、アンテナ被取付部材の嵌合
    孔に回動可能に嵌合させ、その挿入によつて端部
    に形成された縮径可能な係止環部を嵌合孔の下端
    周壁面に係脱可能に係止してなるアンテナ装置に
    おいて、 上記取付基台の樹脂成形時における金型の合せ
    面に対応して、その金型合せ目に対応する部位の
    上記柱状部外周面に、円周断面が凹む切除部また
    は凹部等の凹条部を上記金型合せ面に沿つて軸方
    向全長に形成し、上記金型の合せ目より突出する
    バリが柱状部の円周面内に位置するように構成し
    てなることを特徴とするアンテナ装置。
JP1218882U 1982-01-30 1982-01-30 アンテナ装置 Granted JPS58116306U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1218882U JPS58116306U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1218882U JPS58116306U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58116306U JPS58116306U (ja) 1983-08-09
JPH0129848Y2 true JPH0129848Y2 (ja) 1989-09-12

Family

ID=30024775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1218882U Granted JPS58116306U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 アンテナ装置

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JP (1) JPS58116306U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611452U (ja) * 1979-07-09 1981-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611452U (ja) * 1979-07-09 1981-01-31

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Publication number Publication date
JPS58116306U (ja) 1983-08-09

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