JP2989077B2 - 軸付き物品 - Google Patents
軸付き物品Info
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- JP2989077B2 JP2989077B2 JP21358992A JP21358992A JP2989077B2 JP 2989077 B2 JP2989077 B2 JP 2989077B2 JP 21358992 A JP21358992 A JP 21358992A JP 21358992 A JP21358992 A JP 21358992A JP 2989077 B2 JP2989077 B2 JP 2989077B2
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- Japan
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- boss portion
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
周面に射出成形され中心部のボス部において前記軸体の
外周面に結合される樹脂体とを備えた軸付き物品に関す
るものである。
と図9に示すように、一対をなす成形型11′,15′
のうち、一方の成形型11′に形成されたホールド穴1
2′に軸体2′が所定長さだけ嵌挿されてセットされた
後、両成形型11′,15′が型閉じされ、これら両成
形型11′,15′によって構成されたキャビティに樹
脂材料が射出されることで、軸体2′の外周面に樹脂体
3′が形成される同時に、軸体2′の外周面に樹脂体
3′がそのボス部4′において結合され、これによって
軸付き物品1′が製造される。
成形型11′に形成されるホールド穴12′と該ホール
ド穴12′に嵌挿されてセットされる軸体2′との間に
は、図8に示すようにその嵌合公差によって僅かではあ
るが隙間Sが生じる。そして、樹脂体3′の射出成形時
において、キャビティに射出される樹脂材料の一部が前
記隙間Sに流込むことから、樹脂体3′のボス部4′の
一端面5′には、図9に示すように軸体2′の外周面に
向けて張出すバリ7′が発生する。
バリ7′が張出すと、ボス部4′の一端面に接して軸体
2′に軸回りにベアリングのような他の物品を組付ける
ことができなくなる場合があるため、切削加工等によっ
て前記バリ7′を切削しなければならず、コスト高とな
る問題点があった。
に鑑み、樹脂体のボス部の一端面から軸体の軸方向へバ
リが張出すことを防止でき、バリ取り作業を解消してコ
スト低減を図ることができる軸付き物品を提供すること
である。
に、この発明は、軸体と、該軸体の外周面に射出成形さ
れ中心部のボス部において前記軸体の外周面に結合され
る樹脂体とを備えた軸付き物品であって、前記樹脂体の
ボス部の一端面には、該一端面から所定長さだけ奥まっ
た位置までの間において前記軸体の外周面との接触を避
ける間隙部が前記樹脂体の射出成形と同時に形成され
る。
て、樹脂体の射出成形と同時に同樹脂体のボス部の一端
面に間隙部形成され、その間隙部によって軸体とボス部
との接触が避けられることで、射出成形によるバリがボ
ス部の一端面から軸体の軸方向に張出すことが防止され
る。
たがって説明する。図1において、軸付き物品1は、軸
体2と樹脂体3とを主体として構成される。軸体2は所
定長さ寸法の金属製の丸棒材より形成されている。
れ、その中心部には前記軸体2の外周面に結合されるボ
ス部4が形成されている。樹脂体3のボス部4の一端面
5には、該一端面5から所定長さだけ奥まった位置まで
の間において軸体2の外周面との接触を避けるテーパ状
の間隙部6が樹脂体3の射出成形と同時に形成されてい
る。
のようにして製造される。図2と図3に示すように、樹
脂体3を射出成形するための一対の成形型11,15の
うち、一方の成形型11の成形面には、軸体2に対する
ホールド穴12が形成されており、同成形面には、ホー
ルド穴12の開口部周縁に沿って前記間隙部6を形成す
るための突輪13が突設されている。
射出成形によるバリがボス部4の一端面5から張出さな
い程度に設定されている。そして、まず、図2と図3に
示すように、一対の成形型11,15が型開きされた状
態において、一方の成形型11のホールド穴(突輪13
の中心孔部分を含む)12に軸体2が所定長さだけ嵌込
まれてセットされる。
型11,15が型閉じされ、これら成形型11,15の
成形面によって構成されたキャビティに樹脂材料が射出
され、軸体2の外周面に樹脂体3が形成される。前記樹
脂体3の射出成形と同時に、同樹脂体3のボス部4の一
端面5には軸体2の外周面との接触を避ける間隙部6が
突輪13の形状に形成される。このため、前記射出成形
時において、図5に示すように樹脂材料の一部が軸体2
と突輪13との間の僅かな隙間Sに侵入してバリ7とな
って発生しても、このバリ7がボス部4の一端面5から
軸体2の軸方向に張出すことが防止される。
のボス部4の一端面5に接してベアリングのような他の
物品21を軸体2の軸回りに組付ける場合においても、
バリ取りを行うことなく、前記ボス部4の一端面5に接
して他の物品21を組付けることができる。
ボス部4の一端面5に形成される間隙部6がテーパ状に
形成される場合を例示したが、間隙部6の断面形状は限
定するものではない。例えば、図6に示すように間隙部
6が断面略円弧状に形成されてもよく、また、図7に示
すように間隙部6が断面角形に形成されてもよい。
樹脂体の射出成形によるバリが同軸体のボス部の一端面
から軸体の軸方向に張出すことを防止することができる
ため、バリ取り作業を解消することができ、この分だけ
コスト低減を図ることができる。
図である。
れた状態を示す断面図である。
に樹脂材料が射出された状態を示す断面図である。
端面の間隙部が断面円弧状に形成された軸付き物品を示
す断面図である。
成された軸付き物品を示す断面図である。
ルド孔に軸体が嵌挿された状態を示す断面図である。
に樹脂材料が射出された状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸体と、該軸体の外周面に射出成形され
中心部のボス部において前記軸体の外周面に結合される
樹脂体とを備えた軸付き物品であって、 前記樹脂体のボス部の一端面には、該一端面から所定長
さだけ奥まった位置までの間において前記軸体の外周面
との接触を避ける間隙部が前記樹脂体の射出成形と同時
に形成されることを特徴とする軸付き物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21358992A JP2989077B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 軸付き物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21358992A JP2989077B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 軸付き物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631772A JPH0631772A (ja) | 1994-02-08 |
JP2989077B2 true JP2989077B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=16641705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21358992A Expired - Fee Related JP2989077B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 軸付き物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2989077B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100538890B1 (ko) * | 2002-10-30 | 2005-12-26 | 이광수 | 삽탈이 용이한 역기등의 중량체의 중심유지 피복장치. |
JP7130711B2 (ja) * | 2020-09-10 | 2022-09-05 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 二次電池の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21358992A patent/JP2989077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631772A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
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