JPH01298296A - 抄紙方法 - Google Patents

抄紙方法

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JPH01298296A
JPH01298296A JP12631788A JP12631788A JPH01298296A JP H01298296 A JPH01298296 A JP H01298296A JP 12631788 A JP12631788 A JP 12631788A JP 12631788 A JP12631788 A JP 12631788A JP H01298296 A JPH01298296 A JP H01298296A
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JP
Japan
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paper
starch
urea
strength
gelatinization
Prior art date
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Pending
Application number
JP12631788A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kudo
謙一 工藤
Sumitetsu Yoshida
吉田 純佚
Toshihiro Akita
秋田 智弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kousan Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kousan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanwa Kousan Co Ltd filed Critical Sanwa Kousan Co Ltd
Priority to JP12631788A priority Critical patent/JPH01298296A/ja
Publication of JPH01298296A publication Critical patent/JPH01298296A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/21Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
    • D21H17/24Polysaccharides
    • D21H17/28Starch

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  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙または板紙の抄紙時に、表面強度、紙層内強
度および/らしくは紙層間強度を向上させるために改善
されたスプレー用澱粉を使用する抄紙方法に関する。
(従来の技術およびその課題) 製紙工場において一般的に使用されているスプレー用澱
粉糊は大きく二つに分けられ、一つは生コーンスターチ
、生馬鈴界澱粉、生タピオカ等であり、他は糊化開始温
度を低下させた尿素・リン酸澱粉である。前者は糊化開
始温度が高く、通常の抄紙機では十分に糊化しえず、例
えば多層抄合板紙の場合層間剥離の問題を生じている。
乾燥工程での水分−温度条件がこれら生澱粉の糊化開始
温度に見合った場合にのみ満足すべき結果を得ている。
尿素・リン酸澱粉は生澱粉より5〜20°C糊化開姶温
度を低下させであるので、広い範囲のより多くの抄紙機
乾燥工程において紙の強度向上に貢献している。しかし
ながら尿素・リン酸澱粉には欠点がある。すなわち、尿
素・リン酸澱粉に含まれるリン酸は白水中の硫酸アルミ
ニウムと反応して不溶性のリン酸アルミニウムの沈澱を
析出する。
特に白水のp i+が低い場合にこの現象が顕著に現れ
、抄紙機ワイヤーの目詰発生の原因となる。尿素・リン
酸澱粉はこの欠点のため低pH領域の白水の抄紙機には
使用できない。従って、すべての抄紙機を満足させる適
切な糊化開始温度をP9ち、しから全白水p l=[に
適用しうろスプレー用澱粉が存在せず、その開発が望ま
れている。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は工業」二実際的、かつ経済的に実施しう
る方法において、使用しうる澱粉であり、糊化開始温度
を多くの抄紙機乾燥工程において澱粉が十分な接着力を
発揮できるように低下させ、またパルプ、填料等との相
溶性も良好て、かつ低I) I−1の白水中でら不溶性
物質を析出せず、抄紙機の網汚れ、目詰りを発生しない
ように設計された尿素・硫酸エステル化澱粉を使用する
ことによって、紙表面強度、低層内強度、および/また
は紙層間強度を向上した紙、板紙の抄紙方法を提供する
即ち、本発明は糊化開始温度35〜55°Cを有する尿
素硫酸エステル化澱粉の水スラリーをスプレー糊として
用いる抄紙方法を提供する。
尿素・硫酸エステル化澱粉は、従来より公知であり種々
の方法より得られろ。例えば、濃硫酸の作用、ピリジン
中でのクロルスルホン酸の反応なとにより硫酸エステル
化し、さらに尿素と反応させて尿素・硫酸エステル化澱
粉とする方法などがある。本発明に用いろ尿素・硫酸エ
ステル化澱粉としては、いづれの方法でもよいが、当該
澱粉の糊化開始温度を35〜55°C1好ましくは40
〜50℃の範囲に調整する必要がある。そのため工業的
製法として最も実用的て、かつ経済的な方法として、尿
素とスルファミン酸および/らしくはスルファミン酸塩
と澱粉を混合し、加熱焙焼する方法が推奨される。反応
条件(反応時間、反応温度、薬品量など)は目標とする
糊化開始温度になるように調整する必要がある。通常は
反応温度80〜150℃、反応時間30分〜5時間、尿
素(対澱粉100部当り)2〜20部、スルファミン酸
および/もしくはスルファミン酸塩同じく2〜15部程
度の範囲の中から適宜選択される。こ\でいうスルファ
ミン酸塩とはスルファミン酸アンモニウム、スルファミ
ン酸ナトリウム、スルファミン酸カリウムなどが例示さ
れる。
本発明の尿素・硫酸エステル化澱粉を湿紙上にスプレー
するに当たっては、未加工澱粉、ポリアクリルアマイド
、PVA、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキサイ
ドなどと併用することができろ。本発明に用いられる澱
粉としては、とうらろこし、タピオカ、馬鈴薯、かんし
ょ、小麦などいづれでもよく、また一部エーテル化、エ
ステル化、酸化、酸処理などを受けているものでもかま
わない。
本発明によってスプレーを施す方法として、抄紙実機上
で行なう場合には通常通りワイヤー上に走行方向に対し
直角にスプレーノズルを設置し、01〜5%程度のa度
範囲の澱粉スラリーをスプレーし、プレス、乾燥工程を
通過した紙または板紙の物性を測定した。一方、実験室
的に実施する場合には、通常の手抄紙の場合と同様に、
パルプをヒーターで叩解し、濾水度を調整し、市販実験
用抄紙機で抄紙し、その湿紙上に澱粉スラリーをスプレ
ーし、第2の湿紙をその上に重ね、パルプ濃度20%に
なるまでプレス脱水機で脱水し、ノリンダー乾燥機上に
て所定の温度にて乾燥し、調湿後測定に供した。
本明細書中において、糊化開始温度とは第1図に示すよ
うに、ブラヘンダー、アミログラフで立上った粘度カー
ブと角度45°をなす接線との接点の温度を糊化開始温
度とした。その場合、澱粉濃度は25%を用い、それ以
外の時には濃度を記載する。
(発明の効果) 本発明によれば、紙に十分な接着力を付与し、低いp■
−rの白水中でも不溶性物質を析出せず、抄紙機の網汚
れや目詰りを発生しない優れた抄紙方法を提供する。
(実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。
本発明はこれら実施例に限定されない。
参考例1 尿素110gを水1109に溶解し、これにスルファミ
ン酸アンモニウム71gを加えて撹拌溶解した後、コー
ンスターヂI 、OOOgに散布し、良く混合して均一
にした。この混合物を熱風乾燥機中で140°C14時
間加熱反応させた。反応物の25%濃度でのアミログラ
フによる糊化開始温度43°C1最高帖度3,000B
u以上であった。
I) Hは73、元素分析による澱粉に結合した窒素:
1.18%(乾物ベース)、硫黄:0.65%(乾物ベ
ース)であった。以後本製品を本発明品Aと記述する。
参考例2 尿素110gを水1109に溶解し、これにスルファミ
ン酸209とスルファミン酸アンモニウム47gを加え
て撹拌溶解した後、参考例1と同様に処理した。反応物
の糊化開始温度42°C1最高粘度2.050Buてあ
った。I)Hは6.6、元素分析による澱粉に結合した
窒素:124%(乾物ベース)、硫黄:0.75%(乾
物ベース)てあった。
以後本製品を本発明品Bと記述する。
実施例I 針葉樹クラフトパルプ(NBKP)I 00%、濾水度
(C9F)360屑σからなる第1層と、NBKP50
%、広葉樹クラフトバルブ(Lr3KP)20%と段ボ
ール故紙30%、C3F460rttQからなる第2層
とをそれぞれ実験用角型抄紙機にてpH71,80メツ
シユ金網を用い、坪fft609/y、”の湿紙を抄紙
し、第1層の表面に第1表の澱粉の1%スラリーを0 
89/m2スプレーし、このスプレーした側に第2層の
、値紙を重ね合わせ、プレスで脱水し、ンリンダー乾燥
機で70°0160秒間加熱乾燥し、製品とした。この
製品の剥離強度を以下の方法により測定した。
層間強度 1)TAPPI法、TΔPPI  T−506su −
68に記載の方法。
2) 90°剥離法 試験片(l Ocmx l cm)の片面を金属プレー
トに接骨固定し、目的とする層間を2〜3cmあらかじ
め剥離し、引張試験機を用いて90°方向に引張り剥離
を行ない抵抗力を測定する。
明らかに、糊化開始温度60°C以上の澱粉は不満足な
剥離強度を示し、本発明品および尿素・リン酸エステル
化コーンスターチ(糊化開始温度42〜43℃)は良好
な結果を与えた。
実施例2 第2表に記載した澱粉を使用した以外は、実施例1と同
様に抄造し、2層抄合板紙を得た。第2表に示されるよ
うに、カチオン化コーンスターチはかなり良好な強度を
示すか、置換度(グルコース単位1個当りの置換水酸基
の平均値。例えば、グルコース単位100gに1個の置
換であれば001と表わす。)を009以上にもするこ
とは、反応中に澱粉か糊化し工業的には困難を伴う。ま
たカヂオン化剤は高価でカチオン化コーンスターチのコ
ストを上昇させ、実際上経済的に使用しえない。アセチ
ル化反応は糊化開始温度の低下等何用な方法である。
第2表 *、8%濃度でのアミログラフの値ではあるか、アセチ
ル括の疏水性のために置換度の上昇と共に接着強度の低
下か生じる。ヒドロキノエチル化コーンスターチら十分
な強度を発揮しえなかった。
従って、単に糊化開始温度を調整し、澱粉が乾燥工程に
おいて膨潤・糊化すればよいというだけのらのではなく
、バルブ、填料等との親和性、接着性ら考慮されろへき
らのである。この点かみ見て6本発明品は優れた紙、板
紙の諸強度改善用のスプレー澱粉と言える。
実施例3 円網7層抄合コート白ポール、秒速100u/分、抄中
2480ii、坪量400g/rn’、pI−143の
各層に1.2g/m2の第3表の澱粉をスプレー塗布し
製品を得た。
第3表 第3表に示されるように、尿素・リン酸エステル化コー
ンスターチと、本発明品AとBは共にコーンスターチに
比較して良好な層間隔離強度を示したが、運転開始3日
後には、尿素・リン酸エステル化コーンスターチを使用
した場合にはワイヤーの目詰りを生じ、停止、洗浄を余
儀なくされた。本実施例以外の例においてら白水pHが
4.3付近では常に尿素・リン酸エステル化コーンスタ
ーチは網の目詰りを生じた。またこの現象は実験室的に
も硫酸アルミニウム水溶液とリン酸との反応により、リ
ン酸アルミニウムの沈澱することが確認された。ただp
H5、0付近においては硫酸アルミニウムは殆ど水酸化
アルミニウムに変化しパルプ、填料の表面に析出し、可
溶性成分として白水中には存在しない。従ってpI−f
 5 、0付近においては、リン酸系澱粉ら使用が可能
である。一方、本発明品はその剥離強度、ワイヤー目詰
り、共に満足すべき性能を示し、理想的なスプレー用澱
粉である。
実施例4 中質紙坪ffi+ 8 =i y/11!2、抄速 4
10m/分、pH4,9に対し、ワイヤー上にて第4表
の澱粉を0.5g/m2スプレーした。
第4表 (1)ワックスピック・・JIS  P8129に亭拠
し、デニソンワックスを用いて測定した。
(2)破裂強度・・・JTS  P8112に孕拠し、
ミューレン破裂測定機を用いて測定した。
(3)引張強度・・JIS  P8113にff’LL
L、引張試験機を用いて測定した。
本発明品Aおよび尿素・リン酸エステル化コーンスター
チは澱粉無添加およびコーンスターチに比較して第4表
の諸物性において良好な性能を示した。またp I(が
4.9であったためリン酸系、硫酸系澱粉共にワイヤー
目詰りを発生せず、安定して長時間運転ができた。
実施例5 円網多筒式抄紙機により、抄速 105g/分、抄fl
y:  1660mm、坪m: 344 g/rrt’
の8層抄合、コート、白ポールの1,2層間に第5表の
澱粉をスプレーした。
第5表 *IGT−JIS  P8129に準拠し、IG′r試
験機を用いて測定した。
第5表に示されるように、本発明品Bはコーンスターチ
に比較して、同一塗布量で2倍近い[GTの強度を示し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は糊化開始温度を説明する温度と粘度との関係を
示すグラフである。 第1図 手続補正書      番′。 特許庁畏官殿    昭和63年 8 月30日1、事
件の表示 昭和 63年特許願第  126317  号    
        1、発明の名称 抄紙方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所奈良県(i)原市雲梯町1番地 名称三和興産株式会社 代表者森本清− 5、補正命令の日(J  自発 7、補正の内容 (1)明細書第10頁末行、「である。」とあるを「て
ちるが、」に訂正する。 (2)同第11頁第2表を以下の通り訂正する:」 (3)同第11頁第1O行、「グラフの値ではある)く
、Jとあるを「グラフの値。Jに訂正する。 (4)同第■2頁末7行、「層間隔離」とあるを「層重
剥離」に訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、糊化開始温度35〜55℃を有する尿素硫酸エステ
    ル化澱粉の水スラリーをスプレー糊として用いる抄紙方
    法。
JP12631788A 1988-05-24 1988-05-24 抄紙方法 Pending JPH01298296A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169821A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Nippon Shokuhin Kako Co Ltd 抄き合わせ板紙の製造方法
CN103288524A (zh) * 2012-03-02 2013-09-11 河南省昊利达化工有限公司 一种用于制备硫酸脲复合肥的装置

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