JPH0129813Y2 - - Google Patents

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JPH0129813Y2
JPH0129813Y2 JP1956383U JP1956383U JPH0129813Y2 JP H0129813 Y2 JPH0129813 Y2 JP H0129813Y2 JP 1956383 U JP1956383 U JP 1956383U JP 1956383 U JP1956383 U JP 1956383U JP H0129813 Y2 JPH0129813 Y2 JP H0129813Y2
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JP1956383U
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケース例えば機器収容ケースの製作を
容易にする構造に関するものである。
大形電子応用装置においては、装置を形成する
各種機器を例えば電源部、入出力部、制御部、演
算部などに分けてそれぞれ独立のケース内に収容
し、その間を電気的に接続して構成することが行
われているが、この場合ケースとして例えば次に
説明するようなものが従来多く使用されている。
即ち第1図に示す分解斜視図のように、所要の
長さと強度をもつた縦桁材および横桁材を熔接し
て箱形枠体aを作つたのち、その各面に側板b、
天板c、底板dなどのパネルをねじ止めして作つ
たものが使用されている。
しかしこのように作られるケースでは、溶接箇
所が多くしかも直角を保つて手作業で一々熔接し
なければならないため、製作が面倒である難点が
ある。また寸法精度の高いものを得ようとする
と、それだけ高い熔接技術を必要とするため、多
量生産が難かしい。また更に側板・天板などを多
数箇所において一々ねじ止めする必要があるた
め、制作が面倒であるばかりでなく、美観上側
板、天板などは所要の大きさに裁断しただけでは
不充分であり、直接ねじ止めする場合には四周端
縁部分の処理を必要とする。また裁断したまゝの
側板などを使用する場合には、例えば端縁処理に
代つて第2図に示す部分斜視図のような化粧枠e
を用いてねじ止めすることが必要であるため、製
作が面倒でありコストも高くなる。
本考案は熔接技術を必要としたりすることな
く、少ない数のねじ止めによつて枠体を形成で
き、しかも化粧枠を用いたり端縁部の処理を行う
必要なく、裁断したまゝの側板などをねじ止めす
ることなく取付けられるようにしたケースを提供
して、製作の簡単化・多量生産の容易化などを図
つたものである。次に図面を用いてその詳細を説
明する。
第3図、第4図および第5図は本考案の一実施
例図であつて、このうち第3図は部分分解斜視
図、第4図は外観斜視図、第5図a,bは組立状
態の部分斜視図である。本願の特徴とするところ
は、要するに次の点にある。即ち第3図に示すよ
うに4本の縦桁材2にそれぞれ設けた雌ねじ穴2
a,2fと前後および左右各4本の横桁材1,3
に設けたねじ差込み穴1a,3fおよび止ねじ
4,5によりねじ止めされて、箱形枠体が形成さ
れるように作られた4枚の縦桁材2と、前後の上
下横桁材1および左右の上下横桁材3とを備え、
その前後横桁材1と左右横桁材3とにそれぞれ互
いに直角に位置するパネル差込み溝1c,1dと
3d,3hとを設けて、箱形枠体組立時これらに
より各パネル6の対向する2端部を保持する。ま
た縦桁材2には“ひさし”2cを作るためのパネ
ル突当て支持体2bと、左右横桁材との結合体2
dを設けると共に、前後横桁材1にはパネル突当
て支持面1eを、また左右横桁材3にはパネル突
当て支持面3eを設けて、各パネル6の対向する
2端部をこれに乗せるようにして各パネルのう
ち、前後左右側板6a,6a′と天板6bについて
は上から押しても内方向に凹まないように保持
し、まよ底板6cについては収容物を積載したと
き下側に凹まないように保持して、第4図のよう
にケースを形成した点にある。そしてこの構成に
より箱形枠体をねじ止めのみによつて組立てうる
ようにすると同時に、その組立時パネルをパネル
差込み溝内に差込むことにより、各パネルの端部
がパネル差込み溝と“ひさし”により隠されるよ
うにして、端部を処理したり化粧枠を用いたりす
ることなく所定の寸法に裁断されたまゝのパネル
を用いて、ねじ止めすることなく取付けうるよう
にして、ケースの製造の簡単化と多量生産の容易
化などを図つたことを特徴とするものである。次
にその構成を更に詳細に説明する。
第3図において1は同形をなす4本の前後の横
桁材、1aはその上面の各両端部にそれぞれ設け
られたねじ差込み穴、1bは上面にその長手方向
に設けた止めじ4の頭部隠し溝、1cは隠し溝設
置面の反対面即ち下面に長手方向に設けた前後側
板差込み溝、1dは横桁材1の後側の端面に長手
方向に設けた天板6bまたは底板6cの差込み
溝、1eは前後横桁材の下面で、パネル突当て支
持面の役目をなす。上部の2本の前後横桁材1の
パネル差込み溝1dには、長さが前後横桁材1と
同長であつて、所要の前後幅をもつた天板6bが
嵌めこまれる。また2組の上部と下部の前後横桁
材1のパネル差込み溝1c間には、前後横桁材1
と同長であつて、所要の上下の幅をもつ前後側板
6aがそれぞれ嵌めこまれる。また下部の前後横
桁材1の底板突当て支持面1e上には、底板6c
即ち両端部が保持された2枚の前後の側板6a間
の長さに相当する幅をもち、かつ他の2端部が後
記する左右横桁材3の底板差込み溝3dによつて
保持される長さをもつ底板6cがのせられる。
次に2は同形をなす4本の縦桁材であつて、そ
の幅は前後横桁材1のそれと同一に作られ、かつ
第5図aのように前後横桁材1の端部に重ね合わ
されたとき、上下端面が上下の前後横桁材1の上
端面と同一面を形成するような形状と長さをも
つ。2aは雌ねじ穴体であつて、これは第5図a
のように前後横桁材1の端部に組合わされたと
き、そのねじ頭の隠し溝1bの裏面に接し、ねじ
差込み穴1aと一致するように後記の結合体2e
に突設され、止ねじ4によつて桁材1と2を結合
する。2bは縦桁材2にひさし2cを形成するよ
うに設けられた側板突当て支持体であつて、縦桁
材2が前後横桁材1に結合されたとき、これに前
後横桁材1に保持された前後側板6aの側端部面
が密接してのり、ひさし2cに突当るように作ら
れる。2dは縦桁材2に設けられた後記する左右
の横桁材3との結合体で、図示のように縦桁材2
の側方にその一部が突出している。2eはこの突
出部の外面で縦桁材2の側端面と共に左右側板突
当て支持面を形成する。2fは結合体の両端部に
設けられた後記する左右横桁材3との固定用雌ね
じ穴である。
次に3は同形をなす4本の上下に配置される左
右の横桁材であつて、前後横桁材1と同一厚さの
差込み脚3aと、その直角方向に“ひさし”3b
をもつように作られた縦桁材2と同一厚さの差込
み脚3cをもつ断面L形をなし、かつその長さは
天板6bを差込み溝1dにより保持したときの前
後横桁材1の対向面間の長さと同一に作られる。
3dは差込も脚3aの先端面全長に亘つて設けら
れた底板差込み溝、3eは差込み脚3aの外面
で、“ひさし”3dと共に天板6bの突当て支持
面となる。3fは差込み脚3cの両端部に設けら
れた止ねじ差込み穴、3gは止ねじ5の頭部隠し
溝、3hは差込み脚3cの先端部に設けた左右側
板6a′の差込み溝部であつて、こゝに差込まれた
左右側板6a′の板面が差込み脚3cの裏面3c′と
同一平面を形成するように設けられる。3iはそ
の側板差込み溝部hの両端部に設けた前記縦桁材
2の結合体2dの差込み用切欠きである。そして
第5図bのように両端の縦桁材2の結合体2dが
差込み切欠き3iに入るように、左右の横桁材3
を縦桁材2の上部に差込んだとき、横桁材3の外
面すなわち止ねじ頭部隠し溝3gの設置面と縦桁
材2の外面すなわち雌ねじ穴体2aの設置面と反
対側の面が同一平面をなすようにする。またこれ
と同時に縦桁材2の結合体2dの側板突当て支持
面2eに接するようにおかれた左右側板6a′が、
側板差込み溝3h内に入り、またこのとき前後横
桁材1の差込み溝1dにより保持された天板6b
の左右側端が“ひさし”3bに突当りながら、差
込み脚3aに設けた天板突当て支持面3e上に接
してのるように作られる。また左右横桁材13が
縦桁材2の下端間に上記と同一要領により嵌めこ
まれたときは、左右側板6a′が側板差込み溝3h
内に入ると同時に、前後横桁材1の底板突当て支
持面1e上におかれた底板6cが、差込み脚3a
に設けられた底板差込み溝3d内に入るように作
られる。また上記それぞれの状態において縦桁材
2の両端に設けた雌ねじ穴2fと、左右横桁材3
の両端に設けた止ねじ差込み穴3fとが一致し
て、止ねじ5により縦桁材2と左右横桁材3が結
合されるように作られる。
そして以上の各部は次に示す順序で組立てられ
て、第6図に示すケースを構成する。先づ2組の
上下の前後横桁材1のそれぞれの一方の端部に、
縦桁材2を止ねじ4によりねじ止めしたものを2
組作つて、そのそれぞれの前後横桁材1の側板差
込み溝1c内に前後側板6aを差込んだのち、そ
の双方の縦桁材2間の下部に左右横桁材3をその
ねじ止め穴2f,3fを介してねじ5でねじ止め
して、底板6cを前後横桁材1の底板突当て支持
面1eにのせて、その差込み端縁が左右横桁材3
の底板差込み溝3dに入るまで差込む。それから
左右側板6a′を横桁材3の側板差込み溝3hに入
るまで上から差込み、次に双方の縦桁材2の上部
に左右横桁材3をねじ止めする。そして底板上に
収容機器を載置する。次に前後横桁材1の天板差
込み溝1d内に天板6bの先端縁が左右横桁材3
の“ひさし”3bに突当るまで天板6bを差込
み、次に残つた前後横桁材1の両端部に縦桁材2
をそれぞれ結合する。それからその下方に左右横
桁材3を底板6cの端部がその底板差込み溝3d
に入るようにねじ止めし、次に左右側板6a′を側
板差込み溝3hに入るまで上から挿込み、更にそ
の上部に左右横桁材3を左右側板6a′が側板差込
み溝3h内に入り、かつ天板6bの端部が突当て
支持面3eにのるようにねじ止してケースを完成
する。
このようにすれば、面倒な熔接を行うことな
く、1角部当り2箇のねじ止め即ち角部が8箇所
であるから計16箇のねじ止めによつて箱形枠体を
形成でき、また端部を処理したり化粧枠を用いた
りすることなく、しかも全くねじ止めを要するこ
となくパネルを取付けて簡単にケースを構成でき
る。また桁材は所要の形に押出し成型されたアル
ミ材を切断して簡単に作ることができ、またアル
ミ材を用いることによつて塗装を省略できるの
で、製作が簡単になる。
なお収容機器の点検などのためパネルを外した
い場合には、例えば天板側の一端の横桁材3をは
ずして天板6bを引出せばよく、その操作は4本
の止ねじ4,5をはずすのみでよいので簡単であ
る。この場合例えば6bに開閉扉を設けるように
してもよいことはいうまでもない。また以上では
本考案を扁平な形のケースについて説明したが、
各桁材の長さやパネルの大きさを適宜選定するこ
とにより、任意の寸法のケースを作りうることは
いうまでもない。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば少ない数のねじ止めで構成でき、しかも端部を
処理したり化粧枠を用いたりすることなく、裁断
したまゝのパネルを用いて全くねじ止めを必要と
することなく取付けて、ケースを形成できる利点
が得られるもので、製造の簡単化、多量生産の容
易化などに有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケースを示す分解斜視図、第2
図は他の従来例を示す部分斜視図、第3図は本考
案の一実施例を示す分解斜視図、第4図はケース
の外観斜視図、第5図a,bは組立状態を示す部
分斜視図である。 1……前後横桁材、1a……ねじ差込み穴、1
b……止ねじ頭部隠し溝、1c……側板差込み
溝、1d……天板差込み溝、1e……底板突当て
面、2……縦桁材、2a……雌ねじ穴体、2b…
…側板突当て体、2c……ひさし、2d……縦桁
材結合体、2e……側板突当て支持面、2f……
固定用雌ねじ穴、3……横桁材、3a……差込み
脚、3b……ひさし、3c……差込み脚、3d…
…底板差込み溝、3e……天板突当て支持面、3
f……止ねじ差込み穴、3g……止ねじ頭部隠し
溝、3h……側板差込み溝、3i……結合体差込
み用切欠き、4,5……止ねじ、6a……側板、
6b……天板、6c……底板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に止ねじ差込み穴を有し、かつ長手方向の
    全長に亘つて互いに直角に位置する側板差込み溝
    と天板又は底板差込み溝とを設けた同形の4本の
    前後の上下横桁材、およびその横桁材の側端面に
    突き合せられたとき、その裏面に入つてその止ね
    じ差込み穴と一致して止ねじにより前後横桁材に
    結合する雌ねじ穴体と、前後横桁材の前後側板差
    込み溝に差込まれた前後側板の先端が突当る“ひ
    さし”を作るための側板の突当て支持体と、その
    一面が左右側板の突当て支持面となる横桁材との
    結合体とを備える同形の4本の縦桁材、および先
    端に底板差込み溝を有しその外面が天板突当て支
    持面となる差込み脚と、これと直角方向に上記天
    板突当て支持面側にひさしを作るように設けら
    れ、またその先端の内側には左右側板差込み溝を
    形成すると共に、その両端部に上記縦桁材の横桁
    材結合体の差込み用切欠部を設けた差込み脚とを
    備え、これが縦桁材間に差込まれたとき、縦桁材
    の横桁材結合体に設けた雌ねじ穴と一致するよう
    に両端に設けた止ねじ差込み穴により、縦桁材に
    結合される同形の4本の左右横桁材および天板、
    底板、前後左右の側板とからなり、前後横桁材と
    縦桁材と左右横桁材のねじ止めにより箱形枠体を
    形成して、天板を前後横桁材の天板差込み溝と左
    右横桁材の天板突当て支持面により保持し、また
    底板を前後横桁材の裏面底板突当て支持面と左右
    横桁材の底板差込み溝により保持すると共に、前
    後の側板を前後横桁材の側板差込み溝と縦桁材の
    側板突当て支持体により保持し、また左右側板を
    左右横桁材の側板差込み溝と縦桁材の横桁材結合
    体の側板突当て支持面により保持してなるケー
    ス。
JP1956383U 1983-02-15 1983-02-15 ケ−ス Granted JPS59125872U (ja)

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GB2189083B (en) * 1986-03-15 1989-11-08 Burroughs Corp Equipment enclosure
JPH0731572Y2 (ja) * 1989-08-09 1995-07-19 新神戸電機株式会社 電気機器用筐体
DE10047774C1 (de) * 2000-09-27 2002-08-08 Rittal Gmbh & Co Kg Tür für ein elektrische Bauelemente aufnehmendes Gehäuse

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