JPH01296859A - Ｉｔｖカメラの移動障害検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、屋内又は屋外の状態を監視するＩＴＶカメ
ラの移動障害を検出するＩＴＶカメラの移動障害検出装
置に関する。

〔従来の技術〕

近来、屋内又は屋外の状態を監視するために、ＩＴＶカ
メラが使用され、このＩＴＶカメラで撮像した画像信号
を所定の監視場所に配置したモニタに表示することによ
り、状態の監視を行うようにしている。

特に、最近では、防犯、防災の目的で室内に設けた各種
センサの発報に応じてＩＴＶカメラの視点を設定するこ
とにより、ＩＴＶカメラを迅速に移動させて追跡を行う
ようにしている。

ところで、ＩＴＶカメラの視点を変更するには、電動モ
ータ等の駆動機構によってＩＴＶカメラを上下左右に移
動させるものであるが、その駆動機構に移動障害が発生
した場合には、ＩＴＶカメラを目的とする視点位置に移
動させることができなかったり、移動速度が遅くなって
迅速な追跡動作を行うことができなくなる。

このため、ＩＴＶカメラの移動障害を検出する必要があ
るが、従来はモニタを監視する監視人の目視による感に
頬っているのが現状である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例にあっては、ＩＴＶカメラの
移動障害を監視人の目視による惑に顛っていたため、Ｉ
ＴＶカメラがある程度の範囲で移動していれば、最大許
容範囲まで回転しなくてもまた移動速度が遅くても一応
正常に動作しているものと誤認するおそれが多分にあり
、緊急時にＩＴＶカメラの正確な移動を確保することが
できないという未解決の課題があった。

そこで、この発明は、上記従来例の未解決の課題に着目
してなされたものであり、ＩＴＶカメラの移動障害即ち
移動許容範囲の全域に亘って移動可能であるか、移動速
度が正常であるかを自動的に正確に検出することができ
るＩＴＶカメラの移動障害検出装置を提供することを目
的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明は、駆動機構によ
って移動されて視点を任意に変更可能なＩＴＶカメラの
移動障害検出装置であって、前記ＩＴＶカメラの許容移
動範囲の両端における最大移動位置を検出する最大移動
位置検出手段と、前記駆動機構を作動させて前記ＩＴＶ
カメラを一方の最大移動位置から他方の最大移動位置ま
で移動させる移動手段と、該移動手段でＩＴＶカメラを
移動させたときに、前記最大移動位置検出手段からの検
出信号の有無を判断して移動障害を検出する障害検出手
段とを備えたことを特徴としている。

また、この発明は駆動機構によって移動されて視点を任
意に変更可能なＩＴＶカメラの移動障害検出装置であっ
て、前記ＩＴＶカメラの許容移動範囲の両端における最
大移動位置を検出する最大移動位置検出手段と、前記駆
動機構を作動させて前記ＩＴＶカメラを一方の最大移動
位置から他方の最大移動位置まで移動させる移動手段と
、該移動手段でＩＴＶカメラを移動させたときに、その
移動時間を計測する移動時間計測手段と、該移動時間計
測手段で計測された移動時間が予め設定した所定時間以
上であるときに移動障害を検出する障害検出手段とを備
えていることを特徴としてい、る。

〔作用〕

この発明においては、移動手段でＩＴＶカメラの駆動機
構を作動させてＩＴＶカメラを一方の最大移動位置から
他方の最大移動位置まで移動させ、このときに、雨量大
移動位置検出手段から検出信号が出力されたときには、
障害検出手段でＩＴＶカメラの移動が正常であると判断
し、何れか一方の最大移動位置検出手段から検出信号が
出力されないときに、移動障害が生じているものと判断
する。

また、移動手段でＩＴＶカメラを一方の最大移動位置か
ら他方の最大移動位置まで移動させたときの移動時間を
移動時間計測手段で計測し、その計測結果が予め設定し
た所定時間以上であるときには、ＩＴＶカメラの移動速
度が正常状態より遅く移動障害が生じているものと判断
する。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、この発明をビル管理システムに適用した場合
の一実施例を示すブロック図である。

図中、１はビル内の各室内の天井に上下左右に移動可能
に取付けられたＩＴＶカメラであって、天井に固着され
たパルスモータによって所望の回転角度に旋回される旋
回テーブル等で構成される水平回動機構２に植立された
一対の支持片２ａに回動自在に取付けられて水平回動機
構２の回動に応じて左右方向に回動され、且つ支持片２
ａに固着された垂直回動機構３によって上下方向に回動
される。

そして、水平回動機構２には、許容回動範囲の限界位置
即ち時計方向最大回動位置及び反時計方向最大回動位置
にそれぞれ例えばリミットスイッチで構成される最大移
動位置検出手段としての最大回動位置検出スイッチ４ａ
、４ｂが配設され、垂直回動機構３にも同様に移動上限
位置及び移動下限位置にそれぞれ例えばリミットスイッ
チで構成される最大移動位置検出手段としての最大回動
位置検出スイッチ５ａ、５ｂが配設されている。

そして、ＩＴＶカメラ１．水平回動機構２及び垂直回動
機構３は、ビル内ネットワーク６を介して管理センター
の集中監視装置７に接続されたＩＴＶ制御装置８によっ
て駆動制御されると共に、ＩＴＶカメラ１から出力され
る画像信号がＩＴＶ制御装置８を介し、さらにビル内ネ
ットワーク６を介して集中監視装置７に伝送される。

集中監視装置７は、中央処理装置１０と、そのシステム
バスに接続された対話型デイスプレィ１１及び警報発生
回路１２と、中央処理装置１ｏがらの指令信号によって
、ビデオスイッチャ１３で選択された画像信号を記録す
るビデオディスク１４と、ビデオスイッチャ１３で選択
された画像信号を表示するモニタ１５とを備えている。

中央処理装置１０は、通常状態では、室内に配設された
赤外線センサ、煙感知器、温度センサ等の防犯、防災用
のセンサ１７からの入力信号を受け、このセンサ１７が
異常状態を感知していないときには、各室内のＩＴＶカ
メラ１を順次作動させて室内の状況を撮像し、その画像
信号をビデオスイッチャ１３で選択してモニタ１５に表
示しており、センサ１７で異常状態を感知したときには
所定の演算処理を実行して、ＩＴＶカメラ１の視点位置
即ち水平回動機構２及び垂直回動機構３の移動位置を表
す移動指令をビル内ネットワーク６を介してＩＴＶ制御
装置８に出力すると共に、ビデオスイッチャ１３及びビ
デオディスク１４を作動させて防犯及び防災監視状態と
し、さらに、定期的に又は対話型デイスプレィ１１から
の入力に基づいてＩＴＶカメラ１の移動障害検出処理を
実行する。

この移動障害検出処理は、水平回動機構２及び垂直回動
機構３に対して個別に行われる。すなわち、水平回動機
構２に対しては水平回動機構２を作動させて何れか一方
例えば最大回動位置検出スイッチ４ａに到達する回動指
令を出力し、この検出スイッチ４ａから検出信号が入力
されたときに、最大回動位置検出スイッチ４ｂに到達す
る回動指令を出力し、この検出スイッチ４ｂから検出信
号が入力されたときに、ＩＴＶカメラ１の回動範囲が正
常であると判断し、何れかのスイッチ４ａ。

４ｂから検出信号が得られないときにＩＴＶカメラ１の
移動障害が発生したものと判断する。同様に、垂直回動
機構３に対しても垂直回動機構３を作動させて何れか一
方例えば最大回動位置検出スイッチ５ａに到達する移動
指令を出力し、この検出スイッチ５ａから検出信号が入
力されたときに、最大回動位置検出スイッチ５ｂに到達
する移動指令を出力し、この検出スイッチ５ｂから検出
信号が入力されたときにＩＴＶカメラ１の垂直移動範囲
が正常であると判断し、何れかのスイッチ５ａ。

５ｂから検出信号が得られないときに、ＩＴＶカメラ１
の移動障害が発生したものと判断する。

さらに、これらの移動障害検出処理において、ＩＴＶカ
メラ１が一方の検出スイッチ４ａ、５ａから他方の検出
スイッチ４ｂ、５ｂに移動するまでの時間を計測し、そ
の計測結果が予め設定された所定時間未満であれば正常
と判断し、所定時間以上であれば異常と判断する。

次に、上記実施例の動作を中央処理装置１０の移動障害
検出処理手順を示す第２図のフローチャートを伴って説
明する。

通常状態では、中央処理装置１０はメインプログラムを
実行して、ビル内ネットワーク６を介して各室内のＩＴ
Ｖ制御装置８に対して所定の制御指令を出力して各室内
のｉＴＶカメラ１を選択的に作動させ、ＩＴＶカメラ１
の画像信号をモニタ１５に表示し、監視者による監視を
行う。

この状態で、センサ１７から異常状態を感知したときに
は、同様にメインプログラムを実行することにより、セ
ンサ１７の種類に応じてＩＴＶカメラ１の視点を移動さ
せるために水平回動機構２及び垂直回動機構３に対する
移動指令を出力すると共に、ＩＴＶカメラ１から出力さ
れる画像信号をビル内ネットワーク６、ビデオスイッチ
ャ１３を介してビデオディスク１４に記録する。

一方、例えば対話型デイスプレィ１１からＩＴＶカメラ
１の移動障害検出処理の要求があったときには、第２図
の割込処理を実行する。

すなわち、ステップ■で水平回動機構２の現在位置を読
込み、次いでステップ■で一方の最大移動位置検出スイ
ッチ４ａまでの移動量を算出し、次いでステップ■でこ
の移動量に応じた移動指令をビル内ネットワーク６及び
ＩＴＶ制御装置８を介して水平回動機構２に出力する。

次いで、ステップ■に移行して最大回動位置検出スイッ
チ４ａの検出信号をビル内ネットワーク６を介して読込
み、次いでステップ■に移行して前記ステップ■で読込
んだ検出信号がオン状態であるか否かを判定する。この
判定は、ＩＴＶカメラ１が回動されて時計方向の最大回
動位置に達したか否かを判定するものであり、検出信号
がオフ状態を継続しているときには、ステップ■に移行
して、水平回動機構２の作動によって最大移動位置検出
スイッチ４ａに達するに十分な所定時間が経過したか否
かを判定し、所定時間を経過していないときには、前記
ステップ■に戻り、所定時間が経過するとステップ■に
移行する。

このステップ■では、水平回動機構２に移動障害が発生
したことを表す警報信号を警報発生回路１２に出力する
と共に、対話型デイスプレィ１１に水平回動機構２に移
動障害が発生したことを表すガイド情報を出力してから
処理を終了する。

一方、ステップ■の判定結果が、検出信号がオン状態で
あるときには、水平回動機構２の時計方向の最大移動位
置への移動が正常であると判断してステップ■に移行す
る。

このステップ■では、予め設定された反時計方向最大回
動位置検出スイッチ４ｂまでの移動量に応じた移動指令
をビル内ネットワーク６を介してＩＴＶ制御装置８に出
力し、このＩＴＶ制御装置８によって水平回動機構２を
反時計方向に回動させる。

次いで、ステップ■に移行して、タイマをセットして計
時を開始し、次いでステップ［相］に移行して反時計方
向の最大回動位置検出スイッチ４ｂの検出信号を読込ん
でからステップ■に移行する。

このステップ０では、ステップ［相］で読込んだ検出信
号がオン状態であるか否かを判定する。この判定は、水
平回動機構２が反時計方向の最大回動位置に達したか否
かを判定するものであり、検出信号がオフ状態を継続し
ているときには、水平回動機構２が反時計方向最大回動
位置に達していないものと判断してステップ０に移行し
て、前記ステップ■と同様に水平回動機構２が反時計方
向の最大回動位置への移動するに十分な所定時間が経過
したか否かを判定し、所定時間が経過していないときに
は前記ステップ［相］に戻り、所定時間が経過したとき
にはステップ０に移行してタイマによる計時を停止して
から前記ステップ■に移行して警報信号を警報発生回路
１２に出力すると共に、ガイド情報を対話型デイスプレ
ィ１１に出力する。

一方ステップ■の判定結果が、検出信号がオン状態であ
るときには、水平回動機構２の反時計方向の最大回動位
置への回動が正常であるものと判断してステップ■に移
行する。

このステップ［相］では、タイマの計時を停止させ、次
いでステップ［相］に移行してタイマの計測時間Ｔが予
め設定した所定設定時間Ｔｓ未満であるか否かを判定す
る。この判定は、水平回動機構２の時計方向最大回動位
置から反時計方向最大回動位置までの移動時間が正常時
の許容移動時間Ｔｓ未満である正常状態か許容移動時間
Ｔｓ以上となる障害発生状態かを判定するものであり、
Ｔ＜Ｔｓであるときには、水平回動機構２の回動速度が
正常であると判断して処理を終了し、Ｔ≧Ｔｓ＋である
ときには移動障害の発生により回動速度が低下したもの
と判断してステップ［相］に移行する。

このステップ［相］では、前記ステップ■と同様に、移
動障害が発生したことを表す警報信号を警報発生回路１
２に出力すると共に、水平回動機構２の回動速度異常に
よる移動障害の発生を表すガイド情報を対話型デイスプ
レィ１１に出力してから処理を終了する。

この第２図の処理において、ステップ■〜■及びステッ
プ■の処理が移動手段に対応し、ステップ■〜■及びス
テップ［相］〜＠の処理が障害検出手段に対応し、ステ
ップ■及びステップ■の処理が移動時間計測手段に対応
し、ステップ■の処理が障害検出手段に対応している。

また、垂直回動機構３についても、上記第２図に対応す
る第３図に示すように、第２図における水平回動機構２
に対する出力を垂直回動機構３に対する出力とし、且つ
検出スイッチ４ａ、４ｂを検出スイッチ５ａ、５ｂに置
換することにより同様の移動障害検出処理を行うことが
できる。

このように、上記実施例によると、水平回動機構２及び
垂直回動機構３の最大移動位置間にＩＴ■カメラ１が正
常に移動するか否かを判定して移動障害を検出すること
ができ、移動障害の認定を正確に行うことができ、移動
障害が発生したときには、その旨が警報発生回路１２及
び対話型デイスプレィ１１から監視者に警報が発せられ
るので、この警報によって移動障害を生じたＩＴＶカメ
ラ装置の修理を行うことができ、ＩＴＶカメラの移動障
害によるセキヱリティ管理システムにおける追跡遅れ等
を未然に回避することができる。しかも、最大回動位置
検出スイッチ４ａ、４ｂ及び最大移動位置検出スイッチ
５ａ、５ｂは通常水平回動機構２及び垂直回動機構３の
許容移動範囲外への移動による位置制御不能状態を防止
するために設けられているものを使用することができる
ので、別途検出スイッチを設ける必要がない利点がある
。

なお、上記実施例においては、最大移動位置検出スイッ
チとして、リミットスイッチを適用した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、他の光学的
、磁気的検出手段を有する位置検出器を適用することが
できる。

また、上記実施例においては、屋内の状態監視を行う場
合について説明したが、屋外の状態監視を行う場合にも
この発明を適用し得るものである。

さらに、水平回動機構２及び垂直回動機構３は上記構成
に限定されるものではなく、他の任意の回動機構を適用
し得る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、請求項（１）の発明によれば、Ｉ
ＴＶカメラが許容移動範囲の全域に亘って移動可能であ
るか否かを、移動手段でＩＴＶカメラを移動させそのと
きの最大移動位置検出手段の検出信号に基づいて移動障
害検出手段で検出することにより行うようにしているの
で、ＩＴＶカメラの移動障害を確実に検出することがで
き、ＩＴＶカメラを使用して防犯、防災等のセキュリテ
ィ管理を行う場合の障害を未然に回避することができる
効果が得られる。

また、請求項（２）の発明によれば、ＩＴＶカメラが一
方の最大移動位置から他方の最大移動位置までに移動す
る移動時間が正常であるか否かを、移動時間計測手段で
計測した移動時間が所定時間以上であるか否かを障害検
出手段で検出することにより行うようにしているので、
ＩＴＶカメラの移動速度異常による移動障害を確実に検
出するとこができる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
及び第３図はそれぞれ中央処理装置における移動障害検
出処理の一例を示すフローチャートである。 図中、１はＩＴＶカメラ、２は水平回動機構、３は垂直
回動機構、４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂは最大回動位置検出
スイッチ、６はビル内ネットワーク、７は集中監視装置
、８はＩＴＶ制御装置、１０は中央処理装置、１１は対
話型デイスプレィ、１３は警報発生回路、１６はモニタ
である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）駆動機構によって移動されて視点を任意に変更可
   能なＩＴＶカメラの移動障害検出装置であって、前記Ｉ
   ＴＶカメラの許容移動範囲の両端における最大移動位置
   を検出する最大移動位置検出手段と、前記駆動機構を作
   動させて前記ＩＴＶカメラを一方の最大移動位置から他
   方の最大移動位置まで移動させる移動手段と、該移動手
   段でＩＴＶカメラを移動させたときに、前記最大移動位
   置検出手段からの検出信号の有無を判断して移動障害を
   検出する障害検出手段とを備えたことを特徴とするＩＴ
   Ｖカメラの移動障害検出装置。
2. （２）駆動機構によって移動されて視点を任意に変更可
   能なＩＴＶカメラの移動障害検出装置であって、前記Ｉ
   ＴＶカメラの許容移動範囲の両端における最大移動位置
   を検出する最大移動位置検出手段と、前記駆動機構を作
   動させて前記ＩＴＶカメラを一方の最大移動位置から他
   方の最大移動位置まで移動させる移動手段と、該移動手
   段でＩＴＶカメラを移動させたときに、その移動時間を
   計測する移動時間計測手段と、該移動時間計測手段で計
   測された移動時間が予め設定した所定時間以上であると
   きに移動障害を検出する障害検出手段とを備えているこ
   とを特徴とするＩＴＶカメラの移動障害検出装置。