JPH0129649Y2 - - Google Patents

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JPH0129649Y2
JPH0129649Y2 JP1984188813U JP18881384U JPH0129649Y2 JP H0129649 Y2 JPH0129649 Y2 JP H0129649Y2 JP 1984188813 U JP1984188813 U JP 1984188813U JP 18881384 U JP18881384 U JP 18881384U JP H0129649 Y2 JPH0129649 Y2 JP H0129649Y2
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JP
Japan
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pinion
pinion seat
seat
positioning shaft
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JP1984188813U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、速度計、電力計等の各種積算計のピ
ニオン座取付構造に関するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
積算計のピニオン座取付構造は、一般に第6図
および第7図のような構成を有する。
すなわち、1は積算計の枠体であつて、内部の
文字車軸2に複数の文字車(数字車)3と伝車4
が枢着されている。伝車4の回転を各文字車3に
伝達するピニオン5は、プラスチツク製のピニオ
ン座6のピニオン軸7に枢着されている。このピ
ニオン座6の固定は、上部の軸穴8を貫通する文
字車軸2と、下部に形成したU字状の軸受9をそ
の位置決め軸10と係合せしめることで行なつて
いる。
ところで、上記の構成部材の材質は、一般に文
字車、伝車、ピニオン座、ピニオンがプラスチツ
クであり、文字車軸、枠体は金属であるために、
温度や湿度の雰囲気変化による軸方向の伸縮を吸
収する必要があり、第6図のように、文字車と文
字車の間にクリアランス△aをとらざるを得なか
つた。また、ピニオン座6の軸受9の位置決め軸
10に対する接触長Tが小さく、しかも上記クリ
アランス△aの存在によつてピニオン座6に傾き
θが生ずるのを避けることができなかつた。
そのために、ピニオン座の傾きが使用と共に大
きくなる、傾きによりピニオン5と文字車3の内
歯(図示せず)との噛合いが不完全となる、この
噛合い不良によつて文字車−ピニオン間または文
字車−ピニオン−文字車間にロツク現象が起き
る、さらに文字車−ピニオン間のバツクラツシユ
が大となつて相互に充分に駆動せず文字ズレ現象
(文字間隔だけ回転しない)が生ずる、などの問
題があつた。
よつて本考案は、このような問題点を解決し、
ピニオン座の傾きがきわめて小さく、ピニオンと
文字車の内歯車の噛合いが安定化し、文字ズレお
よびギヤロツクの起こりにくい積算計のピニオン
座取付構造を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された
積算計のピニオン座取付構造は、文字車軸に枢着
した複数の文字車間に、文字車間で回転を伝達す
るピニオンを枢着したピハオン座を装着し、該ピ
ニオン座に前記文字車軸を挿通すると共に、文字
車の外側に前記文字車軸と平行に位置決め軸を設
け、文字車の外側に突出したピニオン座の一部分
に形成した軸受部を前記位置決め軸に係合してピ
ニオン座を回り止めした積算計において、前記位
置決め軸に対する前記ピニオン座の軸受部の接触
長を文字車の巾より僅かに小さくしたことを特徴
としている。
〔作用〕
上記構成において、文字車の外側に前記文字車
軸と平行に位置決め軸を設け、文字車の外側に突
出したピニオン座の一部分に形成した軸受部を前
記位置決め軸に係合してピニオン座を回り止めし
ているので、積算計の構成が極めて簡単になつて
おり、また位置決め軸に対するピニオン座の軸受
部の接触長を文字車の巾内で十分大きくとるよう
にしているので、ピニオン座の傾きが小さくなつ
ている。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に基いて説明すると、
第1図および第2図において、6はプラスチツク
製のピニオン座、7はピニオン軸、8は軸穴をそ
れぞれ示し、従来例を示す第6図および第7図と
同様であるが、その位置決め軸10に対する軸受
11の接触長Lを前記文字車3の巾lより短い範
囲内で十分長くとつてある。
軸受11はU字状ないし半円筒状で、その接触
長Lはピニオン座6の下端縁から左右に等しい長
さ(L/2)だけ延設する。また、軸受11の内
径Dは位置決め軸10の外径dより僅かに大きく
とる。
第3図イ,ロおよび第4図は、それぞれ従来例
と本考案によるピニオン座の傾きを示す。
前記クリアランス△aによる傾き; この場合、位置決め軸10に対するピニオン
座6の傾き角θ1は、第3図イのように、 θ1=tan-1△a/R ……(1) で表わされる。
位置決め軸と軸受の接触長による傾き; この場合、ピニオン座6の最大傾き角θ2は、
第3図ロのように、 θ2=tan-1(D−d)/T ……(2) で表わされる。
本考案による傾き この場合、軸受11の接触長をLとしたこと
によるピニオン座6の最大傾き角θ3は、第4図
のように、 θ3=tan-1(D−d)/L ……(3) となる。
そこで、(1)〜(3)の各式に常用される数値を代入
すると、(△a=0.3mm、R=8mm、D−d=0.05
mm、T=0.5mm、L=4mm)、 θ1=2.15゜,θ2=5.71゜,θ3=0.72゜ を得る。
すなわち、従来の取付構造では、クリアランス
△aによる規制を別とすれば、ピニオン座6の最
大傾き角θ2は5.71゜であるのに対し、本考案ではそ
の位置決め軸10に対する接触長Lを0.5→4mm
にすることにより、傾き角θ3が0.72゜のようにきわ
めて小さくなり、しかもθ3<θ1で、クリアランス
△aに左右されない。
第5図イ,ロは本考案の他の実施例を示し、位
置決め軸10に対する軸受11の両端に、突縁1
2を周設したもので、これによりピニオン座6の
内径寸法Dが一層確保し易くなるという利点があ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように、ピニオン座の
位置決め軸に対する軸受の接触長を文字車の巾内
で十分大きくとるようにしたので、ピニオン座の
傾きが、軸方向のクリアランスとは無関係にきわ
めて小さくなり、ピニオンと文字車の内歯車との
噛合いが安定化する。従つて、ピニオンと文字車
とのバツクラツシユ量が安定化し、文字ズレやギ
ヤロツクも起らず、常に正確な表示、読取りがで
き、耐用年数ものびる。また、ピニオン座の傾き
とクリアランスとが独立無関係になるので、文字
車、ピニオン座の材質、基本設計が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案のピニオン
座を示し、第1図はその正面図、第2図はの中継
縦断面図である。第3図イ,ロおよび第4図はそ
れぞれ従来例と本考案の作用を示す説明図、第5
図イ,ロは本考案の他の実施例を示し、イはその
正面図、ロはその側面図である。第6図および第
7図はそれぞれ従来例の説明図である。 1……積算径の枠体、2……文字車軸、3……
文字車、5……ピニオン、6……ピニオン座、6
……軸受、10……位置決め軸、11……軸受、
12……突縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 文字車軸に枢着した複数の文字車間に、文字車
    間で回転を伝達するピニオンを枢着したピニオン
    座を装着し、ピニオン座に前記文字車軸を挿通す
    ると共に、文字車の外側に前記文字車軸と平行に
    位置決め軸を設け、文字車の外側に突出したピニ
    オン座の一部分に形成した軸受部を前記位置決め
    軸に係合してピニオン座を回り止めした積算計に
    おいて、 前記位置決め軸に対するピニオン座の軸受部の
    接触長を文字車の巾より僅かに小さくしたことを
    特徴とするピニオン座取付構造。
JP1984188813U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0129649Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984188813U JPH0129649Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984188813U JPH0129649Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61103762U JPS61103762U (ja) 1986-07-02
JPH0129649Y2 true JPH0129649Y2 (ja) 1989-09-08

Family

ID=30746277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984188813U Expired JPH0129649Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP (1) JPH0129649Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558036U (ja) * 1978-06-30 1980-01-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558036U (ja) * 1978-06-30 1980-01-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61103762U (ja) 1986-07-02

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