JPH01294770A - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物

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JPH01294770A
JPH01294770A JP12398188A JP12398188A JPH01294770A JP H01294770 A JPH01294770 A JP H01294770A JP 12398188 A JP12398188 A JP 12398188A JP 12398188 A JP12398188 A JP 12398188A JP H01294770 A JPH01294770 A JP H01294770A
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JP
Japan
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polyphenylene sulfide
sulfide resin
resin composition
activated carbon
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP12398188A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Kato
利一 加藤
Katsumi Nishizaki
西崎 克己
Kensuke Ogawara
謙介 小河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUSOO SASUTEIILE KK
Toso Susteel Co Ltd
Tosoh Corp
Original Assignee
TOUSOO SASUTEIILE KK
Toso Susteel Co Ltd
Tosoh Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属に対する腐蝕性が改良されたポリフェニ
レンスルフィド樹脂組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂は、その優れた耐熱性、耐薬品
性をいかして電気・電子機器部材および自動車機器部材
として注目を集めており、耐熱性、耐薬品性の要求され
る分野に幅広く用いられている。
IC,LSI、 トランジスタ、ダイオード、サイリス
クコンデンサー、サーミスターなどのエレクトロニクス
素子およびこれらの複合部品の電気絶縁性の保持1機械
的保護、外部雰囲気による特性変化の防止の目的でポリ
フェニレンスルフィド(以下PPSと略す)で被覆また
は、封止することが行なわれている。
しかし、これらの部品が高温下にさらされた場合、PP
S樹脂から腐蝕性のガスが発生し、電極。
リードフレーム、リード線などが腐蝕するという問題が
生じている。このことは、PPS樹脂成形品を電気、電
子分野、特に金属材料と接する分野に適用する上での障
害となっている。
これらの欠点を改良する為、従来、PPS樹脂の腐蝕性
を種々の添加剤で減じる試みがなされている。
たとえば、米国特許節4,017,450号にアルカリ
金属の炭酸塩、珪酸塩、水酸化物の添加が開示されてい
るが、これらの効果は充分ではなく、しかも電気的性質
に悪影響を及ぼすという問題を有している。
また、米国特許4,115.344号は、尿素類、ヒド
ラジン類およびアミノ酸類の添加が開示されているが、
これらの化合物は加工温度において分解してしまう為、
その効果も乏しく、かえってガス発生量が多くなるとい
う問題を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の問題点を鋭意検討した結果、PP
S樹脂への活性炭の添加が金属に対するPPS樹脂の腐
蝕性の改良に効果的であることを見い出し、本発明に到
達した。
すなわち、本発明は、ポリフェニレンスルフィド樹脂1
00重量部に対して、活性炭0.1〜10重量部を含有
することを特徴とするポリフェニレンスルフィド樹脂組
成物である。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明で言うPPS樹脂は、−数式 で示される繰り返し単位をもった構造のものが70モル
%以上、好ましくは、90モル%以上含まれるものであ
れば他の成分が共重合されたもの、もしくはその一部が
、架橋された構造のものであってもよい、この場合の他
の成分としては、−S    S−。
に (但し、式中Rは、アルキル基、フェニル基、ニトロ基
、カルボキシル基、ニトリル基2アミノ基。
アルコキシル基、ヒドロキシル基または、スルホン基で
ある。) などが挙げられる。
本発明における活性炭としては、木材、ノコギリクズ、
ヤシガラ、リグニン、牛の骨、亜炭、カッ炭、デイ炭1
石炭などを炭化したのち活性化し精製したものであり、
比重2.0〜2.2g/cd。
比表面積700〜2000 g/−のものがあげられる
活性化方法としては、例えば炭化された原料を高温で水
蒸気、炭酸ガス、空気などと接触させて賦活するガス賦
活法および塩化亜鉛、リン酸、硫酸、アルカリなどの溶
液に原料を浸し、次いで焼成、炭化して活性化する薬品
賦活法が挙げられる。
活性炭の粒子径はポリマーへの分散性及び腐蝕性の改良
という点で一般には、500μm以下、好ましくは30
0μm以下が適する。
また、活性炭の含有量はPPS樹脂100重量部に対し
て、活性炭が0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜
5重量部の範囲である。
活性炭含有量が0.1重量部より少ない場合は、金属に
対する腐蝕性改良効果が乏しく、10重量部より多い場
合は、強度低下の恐れがある為、好ましくない。
本発明におけるPPS樹脂組成物には、各種充填剤を添
加することができる。
充填剤としては、ガラスm維、炭素繊維、セラミックス
繊維、金属繊維などの繊維状充填剤、チタン酸カリウム
等のウィスカー、マイカ、炭酸カルシウム、シリカ、タ
ルク、硫酸カルシウム2カオリン、クレー、ガラスピー
ズ、ガラスパウダー等の粉末状充填剤などであり、これ
らは単独あるいは混合して用いることができる。
また、可塑剤、離型剤、シラン系およびチタネート系の
カップリング剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、結
晶核剤1発泡剤、イオントラップ剤、B燃剤等を必要に
応じて添加してもよい。
さらに、必要に応じて、各種熱硬化性樹脂、熱可塑性樹
脂、例えば、エポキシ樹脂、シアン酸エステル樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポリエス
テル樹脂、ナイロン、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
カーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リフェニレンスルフィドスルボン、ポリフェニレンスル
フィトゲトン、フッ素樹脂などの単独重合体、ランダム
または、ブロック、グラフト共重合体の一種以上を混合
して使用することもできる。
本発明のppst!1脂組成物の製造酸物としては、従
来使用されている加熱溶融混合方法を用いることができ
る。例えば、■−プレンダー、ヘンシェルミキサーなど
の各種ブレンダーで混合した後、ニーダ−、ミル、−軸
又は二軸の押出機で加熱溶融混合する方法が挙げられる
更に、得られた組成物は、射出成形機、押出成形機、ト
ランスファー成形機、圧縮成形機を用いて成形すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
参考例 本発明の実施例及び比較例で使用したpps1!I脂の
製造方法は次の通りである。
撹拌機、脱水塔、及びジャゲットを装備する内容M53
01の反応器にN−メチルピロリドン1101及び硫化
ソーダ(純度; N a 2 S 60wt%)61.
1kgを仕込み、撹拌下ジャケットにより加熱し内湯が
約200℃に達するまで、脱水塔を通じて脱水を行った
。この際、13.5ρの主として水からなる留出液を留
去した8次いで、p−ジクロルベンゼン70.0kgと
N−メチルピロリドン48Nを添加し、250℃まで昇
温し、更に250℃で3時間反応させた。
反応終了後、反応混合液を撹拌機、ジャケット及び減圧
ラインを装備する溶媒回収器に移した。
ひの際、N−メチルピロリドン30βを追加した。
続いて、減圧下で加熱して、主としてN−メチルピロリ
ドンからなる留出121ORを留去した。
続いて、水2001を添加して水スラリーとし、80°
C515分間加熱撹拌した後、遠心分離してポリマーを
回収した。
更に、ポリマーを溶媒回収器に戻し、水200gを添加
し、100°C230分間加熱撹拌を行い、冷却後、遠
心分M機でポリマー粉末を回収した。
尚、この操作を2回繰返した。
得られたポリマーをジャケット付きリボンブレンダーに
移し、乾燥を行った。このPPSを一部サンプリングし
、融点をDSC(昇温速度=10”C/分)で測定した
ところ278℃であった。
又、このポリマーの溶融粘度を高化式フローテスター(
ダイス; 0.5+m+、L=2cm)を用いて300
°C,10kg荷重で測定したところ、27Pa、sで
あった。得られたポリマーをPP5(A)とする。
PPS (A)をリボンブレンダーで空気気流下撹拌し
ながら250°Cで4時間硬化しな。
得られたポリマーの溶融粘度は280Pa、sであり、
これをPPS (B)とする。
実施例1 参考例で得られたPPS (A)100gおよび活性炭
粉末[試薬特級;和光純薬工業■製]1、Ogとをラボ
プラストミルで330℃で溶融混練した。冷却後ウイレ
ーミルで粉砕したもめ3、Ogを第1図に示す如く、秤
量瓶に入れ、中にシャーレ−に入れた銀メツキ線(銅線
に銀メツキをしたもの)を入れて、200℃、5時間オ
ーブン中で加熱し、銀メツキ線の変色程度を目視で観察
したところ、銀メツキ線はわずかに変色しただけであっ
た。
実施例2 PPS (B)100gを用いた以外は、実施例1と同
様の操作を行った。
銀メツキ線は、わずかに変色しただけであった。
実施例3 活性炭として粒状のGM−AS [商品名;三井製薬工
業■製]をボールミルで350μm以下に粉砕したもの
を1.0g用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行
った。
銀メツキ線の変色は見られなかった。
実施例4 活性炭として粒状のGM−GS [商品名;三井製薬工
業■製]をボールミルで350μm以下に粉砕したもの
を1.0g用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を
行った。
銀メツキ線の変色は見られなかった。
実施例5 活性炭として粉末のPM−3X [商品名:三井製薬工
業■製] 1.0gを粉砕せずに用いたこと以外は、実
施例1と同様の操作を行った。
銀メツキ線はわずかに変色した。
実施例6 活性炭を0.5g添加したこと以外は実施例1と同様の
操作を行った。
銀メツキ線はわずかに変色した。
実施例7 活性炭を2.0g添加したこと以外は実施例1と同様の
操作を行った。
銀メツキ線はわずかに変色した。
比較例1 活性炭を使用しなかったこと以外は実施例1と同様の操
作を行った。
銀メツキ線は黒褐色に著しく変色した。
比較例2 活性炭の代わりにポリマーの着色に用いられるカーボン
ブラック[三菱化成■製] 1.0gを使用したこと以
外は実施例1と同様の操作を行った。
銀メツキ線はかなり変色した。
比較例3 活性炭の添加量を0.050gとしたこと以外は実施例
1と同様の操作を行った。
銀メツキ線は黒褐色に著しく変色した。
実施例8 PPS (B)3.61qr、ガラスファイバー(カッ
ト長3鴎のチョツプドストランド>2.34kg、およ
び350μm以下に粉砕したGM−As [商品名;三
井製薬工業■製]0.06に+rをV−ブレンダーで混
合した後、2軸押出機で溶融押出しし、ベレット化した
得られたベレツト3.0gを用いて、実施例1と同様な
腐蝕試験をしたところ、銀メツキ線の変色は見られなか
った。
また、得られた組成物の曲げ強度をASTM−D790
に従い測定したところ251MPaであった。
比較例4 PPS (B)3.6kg、ガラスファイバー2.4k
gとし、活性炭を添加しなかったこと以外は実施例8と
同様の操作を行ったところ銀メツキ線はかなり変色した
また、曲げ強度は248MPaであった。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のppstai
脂組成物は、金属に対する腐蝕性が著しく改良されてい
ることがわかり、その工業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜8.比較例1〜4の樹脂組成物の金
属に対する腐蝕性を調べる試験の概略図である。 1:オープン200℃、2;秤量瓶 3;シャーレ−,4;銀メツキ線 5;試料(樹脂組成物) 特許出願人 東 ソ − 株式会 社 東ソー・サスティール株式会社 手続補正書 平成1年5月22日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ポリフェニレンスルフィド樹脂100重量部に対し
    て、活性炭0.1〜10重量部を含有することを特徴と
    するポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
JP12398188A 1988-05-23 1988-05-23 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 Pending JPH01294770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12398188A JPH01294770A (ja) 1988-05-23 1988-05-23 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物

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JP (1) JPH01294770A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015080131A1 (ja) 2013-11-29 2015-06-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ノズル、燃焼器、及びガスタービン
CN113652084A (zh) * 2021-08-16 2021-11-16 创合新材料科技江苏有限公司 一种耐腐蚀的塑料pa及其制备方法

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