JPH0129427Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129427Y2
JPH0129427Y2 JP20262385U JP20262385U JPH0129427Y2 JP H0129427 Y2 JPH0129427 Y2 JP H0129427Y2 JP 20262385 U JP20262385 U JP 20262385U JP 20262385 U JP20262385 U JP 20262385U JP H0129427 Y2 JPH0129427 Y2 JP H0129427Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
heater
baffle plate
ceramic
ignition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20262385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62112466U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20262385U priority Critical patent/JPH0129427Y2/ja
Publication of JPS62112466U publication Critical patent/JPS62112466U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0129427Y2 publication Critical patent/JPH0129427Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はセラミツクを用いたガス点火用のヒー
タに関する。
(従来の技術とその問題点) 第6図に示す如く、従来のセラミツク点火ヒー
タ50はその形状が棒状であるため、バーナ51
等から勢いよく流出してくるガスとの接触時間が
短く、そのためガスの温度が十分上昇する前にヒ
ータ50からガスが遠ざかつて、うまく点火しな
い欠点があつた。このため従来はヒータ50自体
の加熱温度がガスの自発点火温度よりかなり高く
なるように設計しなければならなかつた。
そこで本考案は上記従来技術の欠点を解消し、
ガスの点火が容易かつ素早く行われ、電力消費の
少ないセラミツク点火ヒータの提供を目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する手段として本考案者らは
次の点に着目した。すなわち、 ガスの一部に点火できれば、それが全体に広
がるので十分である。
ガスの流れを遅くしてヒータ表面の熱が通過
するガス流によりむやみに奪い去られるのを防
ぐ。
ガスとヒータとの接触時間を長くする。
以上の着目点から案出された本考案は、導電性
セラミツクと、通電時における短絡防止のための
絶縁性セラミツクとから構成されるセラミツク点
火ヒータであつて、ヒータ本体の一部を邪魔板と
して被点火ガスの流れを遮る方向に形成し、且つ
前記邪魔板の背面側に邪魔板と前記ヒータ本体の
他の部分とで構成されるガス滞留部を形成したこ
とを特徴としている。
(作用) 邪魔板により流れてくるガスの勢いが弱めら
れ、さらにガスがガス滞留部に導き込まれて、該
部で渦を発生しつつ滞留する。少量のガスがガス
滞留部で十分長くヒータ本体と接触し、かつ滞留
ガス量に比較して十分広い加熱面積をもつガス滞
留部で加熱されるので、短時間にて点火が完了す
る。したがつて印加電圧、消費電力が少なくてす
む。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示すセラミツク点火
ヒータの斜視図で、第2図はその正面図、第3図
は側面図である。
導電性セラミツクAと、通電時における短絡防
止のための絶縁性セラミツクBとを一体に焼結し
てヒータ本体10を構成する。ヒータ本体10に
被点火ガスの流れ(矢符で示す。)に対してこれ
を遮る方向に邪魔板11を形成する。そして邪魔
板11の背面側にガス滞留部12を形成する。ガ
ス滞留部12はヒータ本体10をその先端面から
一定の溝幅をもつて切込んだ形の溝として形成し
ている。略示した電源1部分のスイツチをオンに
するとヒータ本体10が加熱される。絶縁性セラ
ミツクBの存在により通電時の短絡が防止され
る。第2図、第3図に示すように、上向の被点火
ガスの流れは、邪魔板11によりその流速を弱め
られると共に邪魔板11の周縁部へコース変更し
つつ上昇し、その途中で被点火ガスの一部がガス
滞留部12に取込まれる。取込まれたガスは過流
を形成しながらガス滞留部にとどまり、周囲の壁
面から十分な熱を吸収して点火に至る。
第4図、第5図にそれぞれ本考案の他の実施例
を示す。第4図に示す例は、ガス滞留部22をヒ
ータ本体20の両側面から一定の溝幅をもつて切
込んだ形の溝として形成している。邪魔板21の
形成は第1図の実施例の場合と同様である。第5
図に示す例は、邪魔板31の幅を狭くし、ヒータ
本体30の上辺部33にも邪魔板31の機能を持
たせて、ガスを積極的にガス滞留部32に取込む
ようにしている。上記何れの実施例においても、
ガスの流れに対してこれを遮る方向に邪魔板を形
成している点、および邪魔板11,21,31の
背面側にガス滞留部12,22,32を形成して
いる点で共通であり、前記ガス滞留部12,2
2,32に取込まれるガスは、ガスの流れ方向に
対して略直角方向に侵入し、渦を発生しながら滞
留するのである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成よりなり、被点火ガスの流
れを遮る方向に邪魔板を形成したので、ガスの勢
いを弱めることができ、また邪魔板の背面側にガ
ス滞留部を形成したので、ガス流の一部が前記ガ
ス滞留部に取込まれて十分効果的に加熱され、よ
つて本考案のセラミツク点火ヒータによればガス
を素早く確実に点火することができる。
特にガス滞留部を設けたので、少量のガスがガ
ス滞留部に導かれ、よつてガス滞留部ではヒータ
の熱がむやみに奪い去られることなく、十分な伝
熱面積と時間をもつて、少量のガスが加熱され、
非常に効率よく点火が行われる。よつてヒータの
温度も従来のヒータよりも低くてすみ、また通電
時間も短くてすむ。よつて印加電圧、消費電力の
低減、耐久性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すセラミツク点火
ヒータの斜視図、第2図はその正面図、第3図は
側面図である。第4図と第5図はそれぞれ本考案
の他の実施例を示すセラミツク点火ヒータの斜視
図、第6図は従来のセラミツク点火ヒータの斜視
図である。 10,20,30…ヒータ本体、11,21,
31…邪魔板、12,22,32…ガス滞留部、
A…導電性セラミツク、B…絶縁性セラミツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性セラミツクと、通電時における短絡防止
    のための絶縁性セラミツクとから構成されるセラ
    ミツク点火ヒータであつて、ヒータ本体の一部を
    邪魔板として被点火ガスの流れを遮る方向に形成
    し、且つ前記邪魔板の背面側に邪魔板と前記ヒー
    タ本体の他の部分とで構成されるガス滞留部を形
    成したことを特徴とするセラミツク点火ヒータ。
JP20262385U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0129427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20262385U JPH0129427Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20262385U JPH0129427Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62112466U JPS62112466U (ja) 1987-07-17
JPH0129427Y2 true JPH0129427Y2 (ja) 1989-09-07

Family

ID=31167182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20262385U Expired JPH0129427Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0129427Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014104293A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 京セラ株式会社 ヒータ
JP2016035819A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えた点火装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5859827B2 (ja) * 2011-11-30 2016-02-16 京セラ株式会社 ヒータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014104293A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 京セラ株式会社 ヒータ
JP5960845B2 (ja) * 2012-12-27 2016-08-02 京セラ株式会社 ヒータ
JPWO2014104293A1 (ja) * 2012-12-27 2017-01-19 京セラ株式会社 ヒータ
JP2016035819A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えた点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62112466U (ja) 1987-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0129427Y2 (ja)
JPS6269765U (ja)
JPS609586Y2 (ja) 予熱栓
JPH0727594Y2 (ja) セラミックヒータ
JPS6118187Y2 (ja)
JPS5627369A (en) Thermal type printing head
JPH0622764U (ja) 電気ライター用着火装置
JPH0622766U (ja) ソーラーライター用着火装置
JPS6183814A (ja) 石油気化式バ−ナ
JPS626436Y2 (ja)
JPS6212362U (ja)
JPS6140267Y2 (ja)
JPH029218Y2 (ja)
JPH0233016Y2 (ja)
JPS58169402U (ja) 暖房器における熱発電素子装置の取付構造
JPS55161953A (en) Intake air heater for internal combustion engine
JPS6330715U (ja)
JPS60117447U (ja) 湯沸器における不完全燃焼防止装置
JPH0694302A (ja) 給湯機
JPS63302210A (ja) 副燃焼室付きガスバ−ナ
JPS5869745U (ja) 暖房機
JPS6455850U (ja)
JPS58189155U (ja) ふく射管加熱炉
JPS6240401U (ja)
JPS62193266U (ja)