JPH01294153A - 自動原稿供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動原稿供給装置（ＡＤＦ：Ａｕｔ。

Ｄｏｃｕｍｅｎｔ　Ｆｅｅｄｅｒ　）に関し、更に詳細
にいえば、画像形成装置の原稿載置板上の所定位置に原
稿を供給すると共に、走査露光済みの原稿を原稿排出部
から逐次装置外に排出して回収する自動原稿供給装置に
関するものである。

〈従来の技術〉 従来より、画像形成装置、例えば静電式の複写機におい
ては、複数枚の原稿を自動的に、−枚ずつ原稿載置板（
コンタクトガラス）上の所定位置に供給すると共に、走
査露光済みの原稿を原稿排出部から逐次装置外に排出し
て回収する自動原稿供給装置が一般的に装備されている
。

第５図は、従来の自動原稿供給装置の一例を示す概略図
であり、ベルト搬送式の原稿搬送部（７１）の一端部に
、当該一端部に対して原稿（Ｇ）を自動的に供給する自
動給紙部（７０）が接続されていると共に、原稿搬送部
（７１）の他端部に、走査露光済みの原稿を回収トレイ
（７３）に排出する原稿排出部（７２）が設けられてい
る。

上記構成からなる自動原稿供給装置においては、自動給
紙部（７０）から供給された原稿（Ｇ）が、原稿搬送部
（７１）によってコンタクトガラス（Ｃ）上の所定位置
に供給され、次いで複写機（Ａ）の光学部（Ｂ）の一部
である光源（ａ）と反射鏡（ｂ）が、図中二点鎖線で示
した位置まで移動して走査露光が行われる。

そして、走査露光が完了した原稿は原稿排出部（７２）
に送られ、この原稿排出部（７２）に設けられた排出ロ
ーラー（７４）（７５）によって回収トレイ（７３）に
排出されて、一連の動作が完了する。ところが、上記自
動原稿供給装置では、複写速度を高めるため、上記各部
の原稿搬送速度を高速に保つ必要があり、原稿の排出速
度が高すぎて、排出された原稿をきれいに揃えて積み重
ねる（スタック）ことができず、原稿が散乱してしまう
虞がある。

そこで、このような問題点を解決するため、回収トレイ
（７３）に、原稿の散乱を防ぐストッパを設けた自動原
稿供給装置や、或いは、原稿排出部（７２）による原稿
の排出速度を可変にして、高速で搬送された原稿がゆっ
くり排出されるようにした自動原稿供給装置（特開昭６
２−１２５６４号公報、特開昭８２−２６９８５３号公
報、特開昭６１−１７８３６３号公報、特開昭６２−７
０１５９号公報、特開昭６２−７０１５８号公報、実開
昭８１−１６０１３４号公報参照）等が種々提案されて
いる。

特に、後者の装置は、単に原稿搬送速度と原稿排出速度
を違えたのでは、それぞれの速度で駆動される二つの部
分に跨がった原稿が波打ち、或いは曲げられて痛められ
たり、画部分の間に複数の原稿が滞って、排出される原
稿の順序が入れ替わる、いわゆるページ狂いが発生した
りするため、これを防止する目的で提案されたものであ
って、原稿排出部（７２）のうち、少なくとも末端の排
出ローラー（７５）にソレノイドやクラッチ等の変速手
段を設けて回転速度を変更可能にしておき、原稿が上記
排出ローラー（７５）等の速度可変部分の直前の、速度
一定部分を通過するまでは、上記回転速度を速度一定部
分の原稿搬送速度と同調させ、原稿の後端が上記速度一
定部分を通過した後は回転速度を落として、原稿をゆっ
くり排出するようになっている。なお、原稿の後端が上
記速度一定部分を通過したことを検出する方法としては
、後端をセンサで直接に検知する方法の他、予め原稿の
長さを測定しておき、この原稿の長さと送り量がら後端
の通過を予測する方法等が例示されている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前者の自動原稿供給装置では、排出され
た原稿が高速度でストッパに衝突することになり、原稿
を痛めやすいという問題がある。

また、後者の自動原稿供給装置においては、前述したよ
うにセンサや、ローラー変速のための手段などが必要で
、部品点数が増加し、かつ装置が複雑化するためコスト
高になるだけでなく、故障の可能性も高くなり、十分な
信頼性を維持できない虞がある。

〈発明の目的〉 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、原
稿搬送速度を高速に保ち、かつ、原稿を痛めたりページ
狂いさせることなく低速で排出することかでき、しかも
、部品点数が少なく、装置が複雑化しないため低コスト
で製造できる上、信頼性の高い自動原稿供給装置を提供
することを目的としている。

く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本発明の自動原稿供給装置は
、原稿搬送部と自動給紙部と原稿排出部とを少なくとも
備え、上記原稿排出部が、原稿搬送部から送られた原稿
を軽負荷で挾み込んで装置外へ排出する軽負荷排出手段
を少なくとも具備すると共に、この軽負荷排出手段の排
出速度が、軽負荷排出手段に至るまでの原稿搬送速度よ
りも常時低速に設定されていることを特徴とする。

く作用〉 上記構成の自動原稿供給装置によれば、原稿を装置外へ
排出する軽負荷排出手段は原稿を軽負荷で挾み込むだけ
なので、原稿搬送部から原稿が軽負荷排出手段に供給さ
れる間は、上記軽負荷排出手段と原稿とを相対的にスリ
ップさせることができる。したがって、原稿を痛めたり
ページ狂いさせたりすることなく、引き続き原稿を高速
で搬送することができる。また、原稿の後端が軽負荷排
出手段の直前の高速駆動される部分を通過した際には、
原稿は自動的に軽負荷排出手段による排出速度に減速さ
れて装置外にゆっくり排出されるため、きれいに揃えて
積み重ねることができる。しかも、上記のように自動原
稿供給装置を構成する各部分は、それぞれ一定の回転速
度に設定されており、速度可変の部分がなく、原稿の搬
送、排出の速度の切り替えは、原稿の通過により自動的
になされるため、センサや変速手段等が不要で、装置が
複雑化せず、低コストで製造できる上、故障の心配がな
く信頼性が高い。

〈実施例〉 次いで、本発明の一実施例について、図面を参照しつつ
、以下に説明する。

第１図は、実施例の自動原稿供給装置の内部構成を示す
概略図である。

この自動原稿供給装置（１）は、複写機本体（Ａ）の上
面に取り付けられたケーシング６）の内部に、原稿を原
稿載置板としてのコンタクトガラス（Ｃ）上の所定位置
に供給する原稿搬送部（３）を備えると共に、この原稿
搬送部（３）の一端部に原稿（Ｇ）を自動的に供給する
自動給紙部■が接続され、他端部に走査露光済みの原稿
を回収トレイ（５１）に排出する原稿排出部（４）が接
続された構成である。なお、上記回収トレイ（５１）は
、図の場合、ケーシング（５）の上面を凹入させること
で、このケーシング（５）と−体に形成されているが、
ケーシング（５）に対して外付けされていても良い。

上記自動給紙部■は、原稿をスタックするための原稿台
（２１）と、この原稿台（２１）にスタックされた原稿
（Ｇ）を−枚ずつ送り出す給紙ローラー（２２）と、給
紙ローラー（２２）で送り出された原稿を原稿搬送部（
３）へ搬送するレジストローラー（２３）とを備えてお
り、原稿搬送部口）は、コンタクトガラス（Ｃ）に対接
された搬送ベル）　（３１）と、この搬送ベルト（３１
）を駆動並びに支持するローラー（３２）（３３）・・
・（３６）とを備えている。

一方、原稿排出部（４）は、原稿を前記回収トレイ（５
１）に排出するため、原稿の搬送経路の末端に設けられ
た軽負荷排出手段（４５）と、この軽負荷排出手段（４
５）に、原稿搬送部口）から送られた原稿を搬送する搬
送ローラー（４１）　（４２）とを備えており、上記軽
負荷排出手段（４５）は、図の場合、排出ローラー　（
４３）と、原稿をこの排出ローラー（４３）に軽負荷で
押圧して挾み込むリブ（４４）とで構成されている。

また、上記排出ローラー（４３）は、他のローラー（４
１）（４２）と同一駆動源で駆動され、かつ、ギアやタ
イミングベルトなどの減速手段によって回転速度が減速
されて原稿の排出速度が、他のローラー（４１）　（４
２）による原稿の搬送速度に対して１７３〜１７２程度
に設定されている。

上記排出ローラー（４３）は、第２図に示したように、
複数のローラ一体（４３ａ）・・・を、−本の回転軸（
４３ｂ）上に一体回転可能に配置したものであり、この
排出ローラー（４３）に臨むケーシング（５）の下面か
ら、上記各ローラ一体（４３ａ）・・・の間に先端を挿
入するようにして、前記リブ（４４）が複数突設されて
いる。したがって、第３図に示したように、原稿（Ｇ）
が挿入された際には、上記排出ローラー（４３）とリブ
（４４）とが原稿（Ｇ）を軽負荷で挾み込むことができ
る。なお、上記リブ（４４）は、実施例の場合、原稿の
搬送方向に沿って、搬送ローラー（４２）近傍から排出
ローラー（４３）まで続く長尺板状に形成されているが
、第４図に示したように、排出ローラー（４３）に対向
する部分にのみ突出形成されていても良い。その場合に
は、原稿をローラー（４３）とリブ（４４）との間にス
ムースに導くため、図示したように、原稿の搬送方向（
図中矢印）に対向する角部（４４ａ）を曲面にする等の
方策を施すことが好ましい。

上記構成からなる本実施例の自動原稿供給装置（１）に
おいては、原稿の供給から走査露光までの行程（プロセ
ス）は従来と同様である。すなわち、自動給紙部■から
供給された原稿（Ｇ）は、原稿搬送部（３）によってコ
ンタクトガラス（Ｃ）上の所定位置に供給され、次いで
複写機（Ａ）の光学部（Ｂ）の一部である光源（ａ）と
反射鏡（ｂ＞が図中二点鎖線で示した位置まで移動して
走査露光が行われる。

次に、走査露光が完了した原稿は、原稿搬送部口）から
原稿排出部（４）に送られ、搬送ローラー（４１）（４
２）によって軽負荷排出手段（４５）まで搬送される。

搬送された原稿は、前述したように、排出ローラー　（
４３）と押圧手段（４４）の間に挿入されるが、原稿の
後端が搬送ローラー（４１）（４２）による搬送力の支
配下にある間は、これら搬送ローラー（４１）（４２）
が原稿をしっかり噛み込んで搬送するため、排出ローラ
ー（４３）と原稿とはスリップし、原稿は搬送ローラー
（４１）　（４２）による搬送速度で引き続き高速搬送
される。そして、原稿が更に搬送され、後端が搬送ロー
ラー（４２）を通過すると、原稿は排出ローラー（４３
）による排出速度まで減速され、ゆっくり装置外の回収
トレイ（５１）に排出されて、一連の動作が完了する。

以上の構成によれば、軽負荷排出手段（４５）の排出ロ
ーラー（４３）は、原稿が微送ローラ−（４１）（４２
）によって搬送される間は、上記のように原稿に対して
スリップして影響を与えないため、原稿は搬送ローラー
（４１）（４２）の搬送速度で引き続き高速搬送され、
しかも痛められたりページ狂いが発生したりしない。ま
た、上記搬送ローラー（４１）　（４２）を通過した後
は、原稿は排出ローラー（４３）の排出速度でゆっくり
装置外に排出されるため、きれいに揃えて積み重ねた状
態で回収することができる。

搬送ローラー（４１）　（４２）、排出ローラー（４３
）は、それぞれ一定の回転速度で駆動され、原稿の搬送
、排出の速度の切り替えは、原稿の移動により自動的に
なされるため、センサや変速手段等が不要になり、装置
が複雑化せず、低コストで製造できると共に、故障の心
配がなく信頼性が高いものとなる。

なお、この発明の自動原稿供給装置は、上記実施例には
限定されない。

例えば、前記搬送ローラー（４１）　（４２）や、軽負
荷排出手段（４５）のうちの排出ローラー（４３）はベ
ルトに置き換えることができる。一方、軽負荷排出手段
（４５）のうち、リブ（４４）は、板ばねやローラー等
、原稿を軽負荷で抑圧できる他の手段に置き換えること
ができる。

上記軽負荷排出手段（４）は、搬送ローラー（４１）（
４２）を有さす、軽負荷排出手段（４５）のみを備えて
いても良く、また、上記軽負荷排出手段（４５）は複数
設けられていても良い。

この発明の自動原稿供給装置は、片面が走査露光済みの
原稿を反転させて再度原稿載置板上に供給する原稿反転
部を備え、原稿の両面を自動的に画像形成に供すること
のできる、いわゆる反転式０式％ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ　Ｆｅｅｄｅｒ　）にも適用すること
ができる。

また、この発明の自動原稿供給装置は、複写機のみなら
ず、原稿読取装置等の他の画像形成装置にも適用するこ
とができる。

く効果〉 上記構成からなる、本発明の自動原稿供給装置によれば
、原稿搬送速度を高速に保ちつつ、原稿を軽負荷で挾み
込む軽負荷排出手段によって原稿を低速に排出すること
ができるので、原稿を痛めたりページ狂いさせることな
く、ゆっくり装置外に排出して、きれいに揃えて積み重
ねることができ、しかも、センサや変速のための手段等
が不要で装置が複雑化せず、低コストで製造できる上、
故障が少なく信頼性が高いという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動原稿供給装置の一実施例を示す概
略断面図、第２図は第１図の実施例における軽負荷排出
手段としての排出ローラーとリブの側面図、第３図は上
記排出ローラーとリブの間に原稿が挿入された状態を示
す側面図、第４図はリブの変形例を示す一部切り欠き斜
視図、第５図は従来の自動原稿供給装置の一例を示す概
略断面図である。 （１）・・・自動原稿供給装置、　　■・・・自動給紙
部、（３）・・・原稿搬送部、　　　　　（４）・・・
原稿排出部、（４３）・・・排出ローラー、　　　　（
４４）・・・リブ、（４５）・・・軽負荷排出手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像形成装置の原稿載置板上の所定位 置に原稿を供給する原稿搬送部と、原稿 搬送部の一端部に接続され、原稿を上記 一端部に対して自動的に供給する自動給 紙部と、原稿搬送部の他端部に接続され、 走査露光済みの原稿を装置外に排出する 原稿排出部とを少なくとも備えた自動原 稿供給装置において、上記原稿排出部が、 原稿搬送部から送られた原稿を軽負荷で 挾み込んで装置外へ排出する軽負荷排出 手段を少なくとも具備すると共に、この 軽負荷排出手段の排出速度が、軽負荷排 出手段に至るまでの原稿搬送速度よりも 常時低速に設定されていることを特徴と する自動原稿供給装置。