JPH01293272A - 電動式動力舵取装置 - Google Patents

電動式動力舵取装置

Info

Publication number
JPH01293272A
JPH01293272A JP63123768A JP12376888A JPH01293272A JP H01293272 A JPH01293272 A JP H01293272A JP 63123768 A JP63123768 A JP 63123768A JP 12376888 A JP12376888 A JP 12376888A JP H01293272 A JPH01293272 A JP H01293272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
steering
torque
steering torque
vehicle speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63123768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2726854B2 (ja
Inventor
Hironari Miyazaki
裕也 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP12376888A priority Critical patent/JP2726854B2/ja
Publication of JPH01293272A publication Critical patent/JPH01293272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726854B2 publication Critical patent/JP2726854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、車両の操舵系に電動モータによる操舵補助ト
ルクを付与するようにした電動式動力舵取装置に係り、
特に車速の変化にかかわらず良好な操舵感覚を得ること
ができる電動式動力舵取装置に関する。
〔従来の技術] 従来の電動式動力舵取装置としては、第7図に示す構成
のものが知られている。
すなわち、操舵系の操舵トルクを例えばポテンシヨメー
タで構成される操舵トルク検出器31で電圧信号として
検出すると共に、車速を車速検出器32で回転パルス信
号として検出し、操舵トルク検出器31の操舵トルク検
出値T、を増幅回路33及び微分回路34にそれぞれ供
給し、両回路33及び34の出力を加算器35で下記(
1)式に従って加算した値を制御対象トルク値下として
マイクロコンピュータ36に入力し、且つ車速検出器3
2の車速検出値Vをインタフェース回路37を介してマ
イクロコンピュータ36に入力する。
T”a Ts + b (dTs / d t )  
−”(11このように、微分回路34を使用する理由は
、制御系における応答遅れによる自動振動を防止するた
めであり、通常の操舵速度においては、aT。
:)b (dTs /d t)に設定されている。
マイクロコンピュータ36は、制御対象トルク値T及び
車速検出値Vに基づいて例えば第8図に示す記憶テーブ
ルを参照して電動モータ7を駆動するモータ電流設定値
INを算出し、このモータ電流設定値をモータ駆動回路
38に出力して電動モータ39を駆動制御することによ
り、電動モータ39で発生する操舵補助力を高車速にな
るに従って小さくなるように制御し、高車速走行状態で
は、路面から操舵系に伝達される逆入力成分を大きくし
て操舵感覚を向上させるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例にあっては、操舵トルク検出
値の増幅出力aT=と操舵トルク検出値の微分出力b 
(dT、/d t)とが、a’l’、>b(dT、/d
 t)に固定されている関係で、電動モータを駆動する
目標駆動電流IMは、主に操舵トルク検出値T、によっ
て決定されることになり、操舵トルク検出値T、が小さ
いときには、電動モータで発生する操舵補助力も小さく
なる。したがって、電動モータで発生する操舵補助力が
大きいときには、電動モータの慣性や摩擦を操舵補助力
によって打ち消すことができるが、高速走行時における
操舵のようにセルファライニングトルクが小さく運転者
による操舵トルクが小さくなって操舵補助力が小さくな
ると、電動モータの慣性や摩擦の影響によって操舵感覚
が悪化するという未解決の課題があった。
また、高速走行時に電動モータによる操舵補助力が大き
いと、操舵系に路面から伝達される逆入力成分が少なく
なって同様に操舵感覚が悪化するという未解決の課題も
あった。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に迄みてなされた
もので、電動モータに供給する目標駆動電流を、低速走
行時には主として操舵トルク検出器の操舵トルク検出値
に基づいて決定し、高速走行時には主として操舵トルク
検出値の微分値に基づいて決定することにより、上記従
来例の課題を解決することが可能な電動式動力舵取装置
を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段〕 本発明においては、第1図(a)に示すように、操舵系
の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、該操舵
トルク検出手段の操舵トルク検出値に基づいて前記操舵
系に対して操舵補助力を発生する電動モータを制御する
制御手段とを備えた電動式動力舵取装置において、前記
制御手段は、前記操舵トルク検出手段における操舵トル
ク検出値の微分値を算出する微分値算出手段と、該微分
値算出手段の微分値及び前記操舵トルク検出値を加算し
て制御対象トルク値を算出する制御対象トルク値算出手
段と、該制御対象トルク値算出手段における前記操舵ト
ルク検出値を車速に基づいて制限するトルク制限手段と
、前記制御対象トルク値算出手段の制御対象トルク値に
基づいて前記電動モータを駆動するモータ駆動手段とを
備えている。
ここで、トルク制限手段は、車速が増加するに従って操
舵トルク検出値の制限値を小さい値に変更して制御対象
トルク値算出手段による制御対象トルク値を主として操
舵トルク検出値の微分値に基づいて算出するようにする
ことが望ましく、特に車速か所定設定車速以上となった
ときには、操舵トルク検出値の微分値のみによって制御
対象トルク値を算出することが望ましい。
また、第1図(b)に示すように、トルク制限手段に代
えて、操舵トルク検出値とその微分値との比率を車速に
応じて変更する比率設定手段を適用することもできる。
この比率設定手段もトルク制限手段と同様に、車速か増
加するに従って操舵トルク検出値の割合を小さ(し且つ
操舵トルク検出値の微分値の割合を大きくすることが望
ましく、所定設定車速以上となったときには、操舵トル
ク検出値の割合を零とし、操舵トルク検出値の微分値の
割合を100%とすることが望ましい。
〔作用〕
本発明においては、トルク制限手段によって操舵トルク
検出値を制限する制限値を車速か増加するに従って小さ
く変更するか又は比率設定手段によって操舵トルク値の
比率を車速か増加するに従って小さくし、且つ微分値の
比率を車速か増加する従って大きくすることにより、低
速走行時には、主として操舵トルク検出値に基づいて制
御対象トルク値を算出し、高速走行時は主として操舵ト
ルク検出値の微分値に基づいて制御対象トルク値を算出
する。したがって、高速走行時において、操舵系の操舵
トルク変化が少ないときには、電動モータで発生する操
舵補助力も小さい値となって、路面から操舵系に伝達さ
れる逆入力が多くなり、操舵感覚を向上させる。また、
高速走行時における急操舵時には、操舵トルク検出値の
微分値が大きくなり、電動モータで発生する操舵補助力
も大きい値となるため、応答性を向上させる。
〔実施例] 以下、本発明の電動式動力舵取装置の実施例を図面に基
づいて説明する。
第2図は本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
図中、1はステアリングホイールであって、その操舵力
がステアリングシャフト2を介してステアリングギヤ3
に伝達され、転舵輪を転舵させる。
ステアリングシャフト2には、減速歯車5を介して電動
モータ7の出力軸7aが連結され、電動モータ7が制御
手段としての制御装置8によって制御される。
この制御装置8には、ステアリングホイール1に入力さ
れる操舵トルクを例えばトーションバーの捩れ角変位と
して検出するポテンショメータで構成される操舵トルク
検出器9の電圧信号でなる操舵方向を含む操舵トルク検
出値T、と、車両の車速を検出する車速検出器10の車
速検出値■とが入力されている。そして、制御装置8は
、第3図に示すように、操舵トルク検出器9の操舵トル
ク検出値T、がそれぞれ入力される増幅回路11及び微
分値算出手段としての微分回路12を有すると共に、車
速検出器10の車速検出値Vが入力されるインタフェー
ス回路13を有し、増幅回路11の増幅出力T”31及
び微分回路12の微分出力Tsz (” d T3 /
 d t )がA/D変換器14及び15を介して、イ
ンタフェース回路13の出力が直接マイクロコンピュー
タ16に入力され、マイクロコンピュータ16から出力
されるモータ電流設定値が電動モータ7に駆動電流を出
力するモータ駆動回路17に供給される。ここで、増幅
回路11は、入力される操舵トルク検出値T、に所定の
増幅率に対応する係数βを乗じた増幅出力TR+(=β
’rs)を出力し、微分回路12は、入力される操舵ト
ルク検出値T、の微分値dT、/dtに所定の係数Tを
乗じた微分出カフ3!(=γ(dTs/dt))を出力
する。
また、マイクロコンピュータ16は、車速検出値Vに基
づいて下記(2)式の演算を行ってトルク制限値TSI
MAXを算出し、このトルク制限値TSIMAにを操舵
トルク検出値T、の増幅出力TSIの絶対値が越えてい
るか否かを判定し、IT、1≦TSINAXであるとき
には、下記(3)式に従って制御対象トルク値Tを算出
し、l Tsll >Ts+□8であるときには、下記
(4)式に従って制御対象トルク値Tを算出し、さらに
車速検出値■が所定設定車速■8以上であるか否かを判
定し、■≧V、であるときには、下記(5)式に従って
制御対象トルク値Tを算出し、これら制御対象トルク値
Tと車速検出値■とに基づいて前記第8図に示す3次元
記憶テーブルを参照してモータ駆動電流指令値1.を算
出し、これをモータ駆動回路18に出力する。
Ts+sAx = k IV”    −”=−(2)
T −k aTs+ + b Ta2   ・・・・・
・・・・・・・(3)T =k 3TSIMAX  +
 b Tsz”’ ・・’ ・・・”・(4)T=bT
s2         ・・・・・・・・・・・・(5
)b=に4VkS         ・・・・・・・・
・・・・(6)ここで、■は車速検出値、k、〜に、は
正の係数である。
次に、上記実施例の動作をマイクロコンピュータ16の
処理手順を示す第4図のフローチャートに従って説明す
る。
第4図の処理は例えば20m5ec毎のタイマ割込処理
として実行され、まずステップ■で増幅回路11から出
力される操舵トルク検出値T3の増幅出力T31をA/
D変換器13を介して読込み、次いでステップ■に移行
して微分回路12から出力される操舵トルク検出値T、
の微分出力’rszをA/D変換器14を介して読込み
、次いでステップ■に移行して車速検出器10の車速検
出値■をインタフェース回路15を介して読込む。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■で読込んだ
車速検出値■に基づいて前記(2)式の演算を行ってト
ルク制限値TSIMAXを算出し、次いでステップ■に
移行して同様に車速検出値■に基づいて前記(6)式の
演算を行って重み係数すを算出する。
次いで、ステップ■に移行して、車速検出値Vが予め設
定された所定設定車速■8以上であるか否かを判定する
。このとき、■≧■、であるときには、ステップ■に移
行して操舵トルク検出値の増幅出力T8.として零を設
定し、これをマイクロコンピュータ16に内蔵するメモ
リに形成した増幅出力記憶領域に更新記憶してから後述
するステップ■に移行する。
一方、前記ステップ■の判定結果がV<V、であるとき
には、ステップ■に移行して操舵トルク検出値T、の増
幅出力T31の絶対値がトルク制限値731MAXを越
えているか否かを判定する。ここで、lTs+l≦TS
IMAMであるときには、ステップ■に移行して操舵ト
ルク検出値の増幅出力Tt1として前記ステップ■で読
込んだ増幅出力T8.を設定し、これを前記増幅出力記
憶領域に更新記憶してから後述するステップ0に移行し
、lTs+l>T31MAMであるときには、ステップ
[相]に移行して操舵トルク検出値の増幅出力’I”3
1として前記ステップ■で算出したトルク制限値T’s
+Haxを設定し、これを前記増幅出力記憶領域に更新
記憶してからステップ■に移行する。
ステップ0では、増幅出力記憶領域に記憶されている増
幅出力T、いステップ■で算出した重み係数す及び前記
ステップ■で読込んだ微分出力T、2に基づいて下記(
7)式の演算を行って制御対象トルク値Tを算出し、次
いでステップ0に移行して、制御対象トルク値Tを元に
第8図に対応する3次元記憶テーブルを参照してモータ
電流設定(I!Iイを算出し、次いでステップ■に移行
してモータ電流設定値1.をモータ駆動回路17に出力
して、電動モータ7を駆動し、この電動モータ7でロ標
操舵トルク値Tに対応した操舵補助力を発生させ、これ
を減速歯車5を介してステアリングシャフト2に伝達さ
せてからタイマ割込処理を終了して、メインプログラム
に復帰する。
この第4図の処理において、ステップ■、■〜[相]の
処理がトルク制限手段に対応し、ステップ■の処理が制
御対象トルク値算出手段に対応し、ステップ@、■の処
理及びモータ駆動回路17がモータ駆動手段に対応して
いる。
したがって、車速検出値■が所定設定車速V。
を越えているときには、ステップ■で増幅出力T3、が
零に設定されるので、ステップ0で前記(5)式の演算
を行うことになり、微分出力T、2のみに基づいた制御
対象トルク値Tを算出し、車速検出値■が所定設定車速
V、以下であり、且つ増幅出力Ts1がトルク制限値T
SIMAXを越えていないときには、増幅出力TS+が
そのままの値となるので、ステップ0で前記(3)弐の
演算を行うことになり、増幅出力T’s+がトルク制限
値751MAXを越えているときには増幅出力Telと
してトルク制限値Ts1、AXが設定されるので、ステ
ップ■で前記(4)式の演算を行うことになる。そして
、トルク制限値TSIMAには前記(2)式で表される
ように車検出値■の増加に伴って小さな値となるので、
車速検出値■が小さい低速走行時には、主として増幅出
力TSIに基づいた制御対象トルク値Tが算出され、車
速検出値■が大きくなるにつれて主として微分出力TS
tに基づいた制御対象トルク値Tが算出される。
この結果、高速走行時には、操舵トルク変化が小さいと
きには、電動モータ7で発生する操舵補助力も小さくな
り、路面から転舵輪、ステアリングギヤ3及びステアリ
ングシャフト2を介してステアリングホイールlに伝達
される逆入力が大きくなり、路面状況に応じた操舵感覚
を得ることができ、この状態でステアリングホイール1
を急操舵したときには、これに応じて操舵トルク検出値
T、の微分出力T、2が大きい値となるので電動モータ
7で発生する操舵補助力も大きくなり、応答性を向上さ
せることができる。
次に、本発明の第2実施例を第4図に対応する第5図に
ついて説明する。
この第2実施例は、操舵トルク検出値T、の増幅出力T
31にトルク制限値T!+IMAXを設ける場合に代え
て、増幅出力’r’s+及び微分出力T、2の重み係数
a及びbを車速検出値に応じて変更して、増幅出力と微
分出力との比率を変更するようにしたものである。
すなわち、第2実施例においては、マイクロコンピュー
タ16の処理が第5図に示すように変更されていること
を除いては、前記第1実施例と同様の回路構成を有する
第5図において、ステップ[相]〜0で第1実施例と同
様に、操舵トルク検出値T、の増幅出力T、い微分出力
T、2及び車速検出値Vを読込み、次いでステップ[相
]に移行して増幅出力Tslの重み係数aを下記(8)
式に従って演算する。
a == lc 、 ■−k ?  ・・・・・・・・
・・・・(8)次いで、ステップ■に進んで前記第4図
のステップ■と同様に微分出力T。の重み係数すを前記
(6)式に従って演算する。
次いで、ステップ[相]に進んで第4図のステップ■と
同様に、車速検出値■が所定設定車速V8以上であるか
否かを判定し、■≧■、であるときには、ステップ0に
移行して重み係数aを零に設定してから後述するステッ
プ[相]に進み、V<V、であるときには、ステップ[
相]に進んで重み係数aをステップ[相]で算出した重
み係数aに設定してからステップ0に進む。
ステップ0では、重み係数a、b、増幅出力TI及び微
分出力T’szに基づいて下記(9)式の演算を行って
制御対象トルク値Tを算出する。
T = a Ts+ 十b Ts□ ・・・・・・・・
・・・・(9)次いで、ステップ[相]に進んで、制御
対象トルク値Tを元に第8図の3次元記憶テーブルを参
照してモータ電流設定値I1.lを算出し、次いでステ
ップ0でモータ電流設定値1.+をモータ駆動回路17
に出力して、電動モータ7を制御対象トルク値Tに応じ
て回転駆動して所定の操舵補助力を発生させ、これを減
速歯車5を介してステアリングシャフト2に伝達する。
第5図の処理において、ステップ[相]〜[相]の処理
が比率設定手段に対応し、ステップ[相]の処理が制御
対象トルク値算出手段に対応し、ステップ[相]。
[相]及びモータ駆動回路17がモータ駆動手段に対応
している。
この第2実施例によると、高速走行時に車速検出値Vが
所定設定車速75以上となると、増幅出力T31に対す
る重み係数aが零に設定されるので、微分出力T。のみ
に基づいて制御対象トルク値Tが算出され、車速検出値
Vが所定設定車速75未満であるときには、増幅出力T
31及び微分出力T、2の和によって制御対象トルク値
Tが算出され、しかも増幅出力TSIの重み係数aが前
記(8)弐に示すように、車速検出値■の増加に伴って
小さな値となり、逆に微分出力T’szの重み係数すが
前記(6)式に示すように、車速検出値■の増加に伴っ
て大きな値となるので、低速走行状態では主として増幅
出力TS+に基づいて制御対象トルク値Tが決定され、
高速走行状態では主として微分出力T”szに基づいて
制御対象トルク値1゛が決定されることになり、前記第
1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施例を第6図について説明する。
この第3実施例は、減速歯車5及び電動モータ7の出力
軸7aとの間に電磁クラッチ6を介挿したもので、電磁
クラッチ6を車速検出値■が所定設定車速78未満のと
きに接続状態とし、所定設定車速18以上であるときに
切断状態に制御することを除いては、上記第1実施例又
は第2実施例と同様の構成を有する。したがって、この
第3実施例では、高速走行状態で電磁クラッチ6が接続
状態から切断状態に切り換わるときに、制御対象トルク
値Tが操舵トルク検出値T、の微分出力T、2のみに基
づいて決定されるので、急操舵時以外には、電動モータ
7で発生する操舵補助力が小さい値となり、クラッチ断
続時のショックを軽減することができる。
なお、上記各実施例では、制御対象トルク値Tとモータ
電流設定値■イとが車速検出値Vに応じて変化する所謂
車速感応型の電動式動力舵取装置について説明したが、
これに限定されるものではなく、制御対象トルク値Tと
モータ電流設定値I、とが車速にかかわらず一定の関係
を維持する場合にも本発明を適用し得る。
また、上記実施例では、微分値算出手段として微分回路
12を使用した場合について説明したが、これに限らず
マイクロコンピュータ16内で操舵トルク検出値T、の
単位時間当たりの変化量を演算して微分値を算出するよ
うにしてもよい。
また、電動モータとしてはDCモータに限らず、パルス
モータ等の他の電動モータを適用し得ることは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、制御対象トルク値算出
手段で操舵トルク検出値とその微分値とを加算して制御
対象トルク値を算出すると共に、この制御対象トルク値
算出手段での操舵トルク検出値を、トルク制限手段で車
速に応じて制限するか又は比率設定手段で操舵トルク検
出値及び微分値の比率を車速に応じて変更することによ
り、低 1連速行時には主として操舵トルク検出値に基
づいて電動モータの操舵補助力を決定し、高速走行時に
は主として操舵トルク検出値の微分値に基づいて電動モ
ータの操舵補助力を決定することができ、高速走行時で
あって操舵トルク変化の少ないときには電動モータの操
舵補助力も小さくなり、路面から操舵系に伝達される逆
入力が多くなって操舵感覚を向上させることができ、し
かも高速走行時に急操舵を行う場合には、これに応じて
操舵トルク検出値の微分値も大きくなるので、電動モー
タの操舵補助力も大きくなり、電動モータの憤性や摩擦
の影響を受けることなく操舵の応答性を向上させること
ができる効果が得られる。特に、高速走行状態で車速か
所定設定車速以上となったときには、操舵トルク検出値
の微分値のみに基づいて電動モータの操舵補助力を決定
することになるので、操舵トルクが少ないにもかかわら
ず、大きな操舵補助力を得ることができより操舵感覚及
び応答性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(al及び(b)はそれぞれ本発明の概要を示す
ブロック図、第2図は本発明の実施例を示す構成図、第
3図は制御装置の一例を示すブロック図、第4図はマイ
クロコンピュータの処理手順を示すフローチャート、第
5図は本発明の第2実施例におけるマイクロコンピュー
タの処理手順を示すフローチャート、第6図は本発明の
第3実施例を示す構成図、第7図は従来例を示すブロッ
ク図、第8図は車速をパラメータとして操舵トルクとモ
ータ電流設定値との関係を示す特性線図である。 1・・・・・・ステアリングホイール、2・・・・・・
ステアリングシャフト、3・・・・・・ステアリングギ
ヤ、5・・・・・・減速歯車、6・・・・・・電磁クラ
ッチ、7・・・・・・電動モータ、8・・・・・・制御
装置、9・・・・・・操舵l−ルク検出器、10・・・
・・・車速検出器、11・・・・・・増幅回路、12・
・・・・・微分回路、16・・・・・・マイクロコンピ
ュータ、17・・・・・・モータ駆動回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)操舵系の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手
    段と、該操舵トルク検出手段の操舵トルク検出値に基づ
    いて前記操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モー
    タを制御する制御手段とを備えた電動式動力舵取装置に
    おいて、前記制御手段は、前記操舵トルク検出手段にお
    ける操舵トルク検出値の微分値を算出する微分値算出手
    段と、該微分値算出手段の微分値及び前記操舵トルク検
    出値を加算して制御対象トルク値を算出する制御対象ト
    ルク値算出手段と、該制御対象トルク値算出手段におけ
    る前記操舵トルク検出値を車速に基づいて制限するトル
    ク制限手段と、前記制御対象トルク値算出手段の制御対
    象トルク値に基づいて前記電動モータを駆動するモータ
    駆動手段とを備えていることを特徴とする電動式動力舵
    取装置。
  2. (2)前記トルク制限手段は、高車速となるに従って操
    舵トルク検出値に対する制限値を小さくするようにした
    請求項(1)記載の電動式動力舵取装置。
  3. (3)前記トルク制限手段は、所定高車速以上のときに
    操舵トルク検出値を零に制限するようにした請求項(2
    )記載の電動式動力舵取装置。
  4. (4)操舵系の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手
    段と、該操舵トルク検出手段の操舵トルク検出値に基づ
    いて前記操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モー
    タを制御する制御手段とを備えた電動式動力舵取装置に
    おいて、前記制御手段は、前記操舵トルク検出手段にお
    ける操舵トルク検出値の微分値を算出する微分値算出手
    段と、該微分値算出手段の微分値及び前記操舵トルク検
    出値を加算して制御対象トルク値を算出する制御対象ト
    ルク値算出手段と、該制御対象トルク値算出手段におけ
    る前記操舵トルク検出値及びその微分値の比率を車速に
    基づいて設定する比率設定手段と、前記制御対象トルク
    値算出手段の制御1対象トルク値に基づいて前記電動モ
    ータを駆動するモータ駆動手段とを備えていることを特
    徴とする電動式動力舵取装置。
  5. (5)前記比率設定手段は、高車速となるに従って操舵
    トルク検出値の割合を小さくし、微分値の割合を大きく
    するようにした請求項(4)記載の電動式動力舵取装置
  6. (6)前記比率設定手段は、所定高車速以上のときに操
    舵トルク検出値の割合を零として微分値の割合を100
    %に設定するようにした請求項(5)記載の電動式動力
    舵取装置。
JP12376888A 1988-05-23 1988-05-23 電動式動力舵取装置 Expired - Fee Related JP2726854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12376888A JP2726854B2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 電動式動力舵取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12376888A JP2726854B2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 電動式動力舵取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01293272A true JPH01293272A (ja) 1989-11-27
JP2726854B2 JP2726854B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=14868801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12376888A Expired - Fee Related JP2726854B2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 電動式動力舵取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2726854B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234469A (ja) * 1988-07-26 1990-02-05 Kayaba Ind Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2003040131A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2006248252A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2007314064A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194973A (ja) * 1986-02-21 1987-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワ−ステアリング装置のモ−タ制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194973A (ja) * 1986-02-21 1987-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワ−ステアリング装置のモ−タ制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234469A (ja) * 1988-07-26 1990-02-05 Kayaba Ind Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2003040131A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2006248252A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4639861B2 (ja) * 2005-03-08 2011-02-23 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2007314064A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2726854B2 (ja) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753511B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
EP1077171A2 (en) Electric power steering controller and control method thereof
JPS63306968A (ja) 電動式パワステアリング装置の制御装置
EP1512608B1 (en) Electric power steering apparatus
JP3611116B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2000238654A (ja) 操舵制御装置
JP2000108914A (ja) 操舵制御装置
JP3082483B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPS63306969A (ja) 電動式パワ−ステアリング装置のモ−タ制御装置
JP4788160B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4088678B2 (ja) 電気式動力舵取装置
JPH01293272A (ja) 電動式動力舵取装置
JPH05155351A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3974391B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4300691B2 (ja) 電気式動力舵取装置
JPH0234803B2 (ja)
JPH068837A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4604631B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP3036069B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3719022B2 (ja) 電気式動力舵取装置
JPS5973362A (ja) パワ−ステアリング装置
JPS61119475A (ja) 電動機式動力舵取装置
JP2938494B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2954277B2 (ja) 電動パワーステアリングの制御装置
JP4040309B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees