JPH01292559A - 並列計算機メッセージ処理方式及びデータ転送方式 - Google Patents

並列計算機メッセージ処理方式及びデータ転送方式

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JPH01292559A
JPH01292559A JP63123177A JP12317788A JPH01292559A JP H01292559 A JPH01292559 A JP H01292559A JP 63123177 A JP63123177 A JP 63123177A JP 12317788 A JP12317788 A JP 12317788A JP H01292559 A JPH01292559 A JP H01292559A
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JP63123177A
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Morio Ikesaka
守夫 池坂
Kenji Horie
堀江 健志
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (概要〕 並列計算機におけるメッセージ処理方式及びデータ転送
方式に関し。
並列処理の効率の低下を招くことなく、所望のプロセッ
サからのメツセージの優先処理を実現するメッセージ処
理方式と、並列処理の効率を高められるデータ転送方式
の提供を目的とし。
プロセッサは、送信元プロセッサの中から受信側プロセ
ッサで指定される指定プロセッサを登録するセレクI−
I Dテーブルと、このセレクトIDテーブルの登録の
有無を表すセレクトカウンタとを備えるよう構成し、処
理する受信メッセージを取り出す際に、上記セレクトカ
ウンタが登録状態を示しているときにあって、受信メッ
セージ中に上記指定プロセッサからのメッセージが存在
しないときには、処理に入らないようにするとともに。
存在するときには、それらをキューの先頭に順序よくつ
なぎ変えるよう処理し。
そして、プロセッサは、データ転送に先立って。
データのデータサイズを通知するデータサイズ通知手段
を備えるよう構成し、このデータサイズの通知を受け取
った全受信側プロセッサから、受信バッファの獲得がで
きたとの応答が返ってきた時点で、データ転送の実行に
入るよう処理する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、並列計算機のメッセージ処理方式とデータ転
送方式に関し、特に、所望のプロセッサからのメッセー
ジの優先処理を並列処理の効率を低下させることなく実
現できる並列計算機のメソ−3= セージ処理方式と、送受信側プロセッサ双方の並列処理
の効率を高められる並列計算機のデータ転送方式に関す
るものである。
〔従来の技術〕
最初に、並列計算機におけるメッセージ処理方式の従来
技術について説明し2次に、並列計算機におけるデータ
転送方式の従来技術について説明する。
並列計算機のプロセッサ間通信においては、並列性の効
果が大きく、並列処理による速度向上も得られることか
ら、非同期通信方式が採られることが多い。この非同期
通信方式を実現するために。
従来では、受信側プロセッサは、受信したメッセージを
受信メッセージキューにつなき;、キューの先頭のメッ
セージから順に処理するとともに、キューにメッセージ
がないときには、メツセージ受信まで待つように処理す
るメッセージ処理方式を採っていた。
このようなメッセージ処理方式を採ることで。
受信側プロセッサでは、送信側プロセッサを区別するこ
となく受信した順に処理することによって。
待ちが少なくなり高速化が望めるようになるとともに、
送信側プロセッサでは、受信側プロセッサの状態を調べ
たりすることなく送信できるため。
自分の処理を続けられるだけ続けることができて高速化
が望めるようになるのである。
次に、第8図及び第9図に従って、並列計算機社おける
データ転送方式の従来技術について説明する。
第8図は、従来技術の実施例構成図を示している。図中
、10aは送信側プロセッサ、10bは受信側プロセッ
サ、20aはデータバス、20bは転送制御バスを示し
ている。この図に示すように、送信側プロセッサ10a
は、送信機構として。
出カバソファ31と5全受信側プロセツサ10bでデー
タ受信が完了したか否かを示すDACK ルジスタ32
とをもち、一方、受信側プロセッサ10bは、受信機構
として、入カバソファ41と。
自らのデータ受信完了を示すDACKθレジスタ42と
をもつ。そして、全受信側プロセッサ10bのDACK
θレジスタ42の出力は、ワイアード結線されて転送制
御ハス20bを構成し、論理積モードでDACK Iレ
ジスタ32に入力されることで、全受信側プロセッサ1
0bのDA(、にθレジスタ42が“1″にセントされ
ると、DACKlレジスタ32に1”がセットされるよ
う構成される。
このように構成される従来技術にありでは、第9図に示
すように、送信側プロセッサ10aは。
まず送信データ長を含むヘッダ情報を送信し、続いてデ
ータを送信する。そしてDACK Iレジスタ32をリ
ードして、全受信側プロセッサ10bのデータ受信完了
を確認して送信処理を終了する。
一方、受信側プロセッサ10bでは、入力バッファ41
からのデータ受信割込み処理を受けて、受信タスクが起
動する。この受信タスクは、ヘッダ情報をリードし、送
信されてくることになるデータ分を格納できる受信バッ
ファを獲得するよう処理する。直ちに獲得できないとき
には、WAIT状態に移行し、他タスクがバッファ解放
を行うまで待つことになる。そして3受信ハソフアの獲
得に成功すると、送信されてくるデータをその獲得した
受信バッファに入力し、全送信データの入力後に、DA
CKθレジスタ42に1″をセットして、受信処理を終
了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、従来技術のメッセージ処理方式を採る場合に
おいても、アプリケーションによっては。
ある時点からある特定のプロセッサからのみ受信したい
、あるいは特定の複数プロセッサから順に受信したいよ
うな場合が起こることがある。非同期通信の枠組の内で
、かつ受信側プロセッサ処理を従来のままにして、この
ような要求に対応するための方法としては、全プロセッ
サを同期させて。
順次通信を行わせるという方法を採ることが考えられる
しかしながら、このような方法を採るならば。
プロセッサの処理負荷が不均一の場合に、最も処理の遅
いプロセッサに並列計算機システム全体が合わされるこ
とになるため、実行速度の低下を招いてしまうという問
題点がでてくることになる。
しかも、アプリケーションによっては、受信したいプロ
セッサが動的に変化する場合があり、かつ通信回数も各
プロセッサで異なる場合がある。こ、   のような状
況に対しては、先の提案方法では対応できないのである
一方、従来技術のデータ転送方式によるならば。
受信側プロセッサ10bのすべてが受信バッファの獲得
に直ちに成功すれば問題はないものの、処理負荷の不均
一によって、受信バッファの獲得の遅れてしまうことに
なる受信側プロセッサ1.Obが存在することがある。
このようなことが起こると、送信側プロセッサ10aで
は、その受信側プロセッサ10bからデータ受信完了信
号が戻ってこないために、DAC,KIレジスタ32に
“1”がセントされず、従ってデータの送信を続けるこ
とができなくなってしまうことになる。更に、受信バッ
ファの獲得の遅れている受信側プロセッサー8= 10b以外の受(N側プロセッサ10bについても。
送信側プロセッサ10aからのデータが入力バッファ4
1に入力されないために、データの受信を続けることが
できなくなってしまうことになる。
このように、従来のデータ転送方式では、送受信側プロ
セッサ10a、10bの双方とも、転送処理に待ちが発
生するために、その間に他のタスクを実行できるにもか
かわらず、それを無駄にしてしまうという問題点があっ
た。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、並
列処理の効率の低下を招くことなく、所望のプロセッサ
からのメッセージの優先処理を実現するメツセージ処理
方式の提供を目的とするとともに、プロセッサの無駄な
待ち状態をなくすことで、並列処理の効率を高められる
ようにするデータ転送方式の提供を目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成図である。
図中、10は並列計算機を構成する複数のプロセッサ、
20はプロセッサ間の通信のために設けられる共通バス
である。
本発明のメツセージ処理方式を実現するために。
プロセッサ10ば2受信メソセ一ジキユーイング部10
1.受信メンセージキュー113B、セレクト管理部1
14.セレクトIDテーブル114 A 、セレクトカ
ウンタ114B、優先処理部115及びメツセージ処理
部120を備えるものである。
受信メッセージキューイング部101は、送信元プロセ
ッサとなる他のプロセッサ10から送られてくるメッセ
ージを受信して受信バッファに格納し、そしてその受信
バッファのアドレス情報をキューイングしてい(もの、
受信メンセージキュー113Bは、受信メッセージキュ
ーイング部101によりキューイングされた受信メッセ
ージのキューを表すもの、セレクト管理部114は、セ
レクトIDテーブル114A及びセレクトカウンタ11
4Bを管理するもの、セレクトIDテーブル114Aは
送信元プロセッサの中から受信側プロセッサで指定され
る1つまたは複数の指定プロセッサを登録するもの、セ
レクトカウンタ114Bは、セレクトIDテーブル11
4Aへの指定プロセッサの登録の有無を表すもの、優先
処理部115は、セレクトカウンタ114Bが登録状態
にあるときに、セレクトIDテーブル114Aに登録さ
れた指定プロセッサからのメッセージについて優先的な
メッセージ処理がなされるよう処理するもの、メツセー
ジ処理部120は、受信メッセージキュー113Bの先
頭に位置する受信メッセージを取り出して処理するもの
である。
そして1本発明のデータ転送方式を実現するために、デ
ータの送信側となるプロセッサ10は。
データ送信手段11.データサイズ通知手段工2及び全
バッファ獲得検出手段13を備えるとともに、データの
受信側となるプロセッサ10は、バッファ獲得通知手段
14を備えるものである。
データ送信手段11は、受信側のプロセッサ10へのデ
ータ送信を実行するもの、データサイズ通知手段12は
、データ送信手段11が送信することになるデータのデ
ータサイズを受信側のプロセッサ10へと通知するもの
、全バッファ獲得検出手段13は、データサイズを通知
したすべての受信側のプロセッサ10で受信バッファの
獲得が完了したことを検出するもの、バッファ獲得通知
手段14は、データサイズの通知を受けた受信側の各プ
ロセッサ10が受信バッファの獲得の完了したことを送
信側のプロセッサ10へ通知するためのものである。
〔作用〕
本発明のメッセージ処理方式によれば、優先処理部11
5は、メツセージ処理部120が処理する受信メッセー
ジを取り出す際に、セレクトカウンタ114 Bが登録
状態を示しているときにあって、受信メッセージ中にセ
レク[Dテーブル114 Aに登録されている指定プロ
セッサからのメッセージが存在しないときには、受信メ
ツセージを取り出さないようにするとともに、メッセー
ジが存在するときには、それらの受信メッセージを受信
メンセージキュー113Bのキューの先頭位置に順序よ
くつなぎ変えるよう処理する。
このように2本発明のメツセージ処理方式によれば、並
列処理の効率を損なうことなく、非同期通信の枠組の中
で、所望の受信メッセージである指定プロセッサからの
受信メッセージに対して。
優先的な取り扱いを実現できるようになるのである。 
                        ◆
そして1本発明のデータ転送方式によれば、データ送信
をデータサイズの通知と実際のデータ送信の実行という
2段階に分けたので、送信側のプロセッサ10は、デー
タサイズ通知手段12に従ってデータサイズの通知をし
てから全バッファ獲得検出手段13がすべての受信バッ
ファの獲得を検出するまでの間、別タスクを稼動できる
ようになるとともに、受信側のプロセッサ10中の受信
バッファを早く獲得できたプロセッサ10は、バッファ
獲得通知手段14に従って獲得通知をしてからデータ送
信手段11からデータ送信がされてくるまでの藺、別タ
スクを稼動できるようになる。
正のように1本発明のデータ転送方式によれば。
送信側のプロセッサと受信側のプロセッサの双方で、無
駄な待ち状態をなくすことができるようになるのである
〔実施例〕
以下、実施例に従って本発明の詳細な説明する。
最初に1本発明のメッセージ処理方式の実施例について
説明し9次に3本発明のデータ転送方式の実施例につい
て説明する。
第2図に1本発明のメッセージ処理方式の実施例構成図
を示す。
第2図において、10は並列計算機を構成するプロセッ
サ、110は他プロセツサから送信されてきたメッセー
ジを受信する受信処理部、120は受信したメッセージ
に対応した処理を行うメッセージ処理部、130は他プ
ロセツサにメツセージを送信する送信処理部を表してい
る。
受信処理部110は、メッセージ受信部111.受信メ
ンセージバッファ管理部112.受信メンセージキュー
管理部113.セレクト管理部114からなる。メッセ
ージ受信部111は、他プロセツサよりメッセージが送
られてくると起動されてメッセージ受信処理を実行し、
受信メッセージバッファ管理部112は、受信メッセー
ジを格納することになる空きバッファの受信メツセージ
バッファ 112Aを管理し、受信メッセージキュー管
理部113は。
メッセージ処理部120がRUN状態かWAIT状態の
いずれにあるかを表すステータス113Aと。
キューイングされた受信メツセージの受信メツセージキ
ュー113Bとを管理し、セレクト管理部114は、第
1図で説明したセレクトIDテーブル114Aとセレク
トカウンタ114Bとを管理する。
このセレクトIDテーブル114Aに登録される指定プ
ロセッサはメッセージ処理部120から設定され、セレ
クトカウンタ114Bはこの指定プロセッサの個数を計
数することで、指定プロセッサの登録の有無を表すこと
になる。
一方、送信処理部130は、メ・7セ一ジ送信部131
と送信メンセージバッファ管理部132とからなる。メ
ッセージ送信部131は、メッセージ処理部120から
起動されてメッセージ送信処理を実行し、送信メツセー
ジバッファ管理部132は、送信メッセージを格納する
ことになる空きバッファの送信メツセージバッファ13
2Aを管理する。メツセージ処理部120より送信要求
を受けると、メッセージ送信部131は、送信メンセー
ジバッファ管理部132に空きバッファを要求し、この
要求を受けた送信メツセージバッファ管理部132は、
送信メッセージバッファ132Aより空きバッファを取
り出す。このようにして、送信のためのバッファを獲得
すると、メッセージ送信部131は、獲得したバッファ
に送信メツセージをコピーし他プロセツサに送信する。
そして、送信の終了後に、空となったバッファを送信メ
ンセージバッファ管理部132に返却するよう処理する
。このようにして返却されることになるバッファは、空
きバッファとして送信メッセージバッファ132Aに再
び登録されることになる。
次に、第3図に示すフローチャートに従って。
このように構成される本発明のメッセージ処理力式が実
行するところのメッセージの受信処理について説明する
他プロセツサからメッセージが送られてくると。
最初に、ステップ1で示すように、メッセージの読取り
処理を実行する。この読取り処理は、具体的には、起動
されたメッセージ受信部111が、受信メツセージバッ
ファ管理部112に空きバッファを要求し、この要求を
受けた受信メッセージバッファ管理部112が、受信メ
ンセージバッファ112Aよりバッファを取り出してメ
ッセージ受信部111に渡し、そして、メツセージ受信
部111が。
このようにして獲得したバッファに他のプロセッサから
送られてきたメッセージを入力することで実行されるこ
とになる。
続くステップ2で、メツセージ受信部111により起動
される受信メッセージキュー管理部113は。
ステータス113Aを調べることでメッセージ処理部1
20の動作状態を判断する。この判断で、ステータス1
13AがRUN状態、すなわちメッセージ処理部120
が稼動中のときは、ステップ3に進んで、受信した受信
メッセージを受信メッセージキュー113Bの最後尾に
キューイングする。一方。
ステータス113AがWAIT状態、すなわちメツセー
ジ処理部120が受信メッセージを待っている状態のと
きは、ステップ4に進むべくセレクト管理部114を起
動する。ここで、WAIT状態にあるということは、受
信メンセージキュー113Bに全くメッセージが残って
いないか、あるいは指定プロセッサからのメッセージを
待っているという状態にあることを意味する。
起動されたセレクト管理部114は、ステップ4で示す
ように、セレクトカウンタ114Bt−i[べることで
、セレクトIDテーブル114Aに指定プロセッサが登
録されているのか否かを調べる。この判断で、指定プロ
セッサが登録されているときには、ステップ5に進んで
、セレクトIDテーブル114Aを参照してメッセージ
を送ってきたプロセッサが指定プロセンサであるか否か
を調べる。すなわち、WAIT状態が指定プロセッサか
らのメッセージを待っていることからきているので、受
信したメッセージがそれに相当するものなのか否かを8
周べるのである。
ステップ5の判断で、指定プロセッサからのメッセージ
ではないと判断するときには、ステップ3に進んで、受
信メッセージキュー管理部113を起動して、受信メッ
セージを受信メンセージキュー 113Bの最後尾にキ
ューイングする。一方、ステップ5の判断で、指定プロ
セッサからのメッセージであると判断するときには、ス
テップ6に進んで、受信メッセージキュー管理部113
を起動して、受信メッセージを受信メッセージキュー1
13Bの先頭にキューイングする。そして、続くステッ
プ7で、ステータス113AをRUN状態にセットして
2次のステップ8で、メッセージ処理部120を起動す
る。このようにして起動されたメッセージ処理部120
は、受信メンセージキュー113Bの先頭に位置する受
信メッセージを取り出してメッセージ処理に入る。これ
から、WAIT状態にあるときに受信される指定プロセ
ッサからのメッセージは、直ちに処理されることになる
このステップ6ないしステップ8の処理は、ステップ4
の判断で、セレクトIDテーブル114Aに指定プロセ
ッサが登録されていないと判断するとき、すなわち、W
AIT状態が受信メッセージキュー113Bに全くメッ
セージが残っていないことからきているときにも、その
まま実行されることになる。
このように、第3図のフローチャートを実行することで
、指定プロセッサが登録されているときに、キューイン
グされている受信メツセージ中に指定プロセッサからの
メッセージがないときには。
指定プロセッサからのメッセージを待つように処理され
るのである。
次に、第4図に示すフローチャートに従って。
受信されたメッセージの優先的な取り扱いのためになさ
れる処理について説明する。
メッセージ処理は、受信メツセージキュー管理部113
より起動されるメッセージ処理部120が実行し、この
メッセージ処理部120は、受信メンセージキュー11
3Bの先頭に位置する受信メンセージを順次取り出して
処理していくことになる。1つの受信メッセージの処理
を終了すると、メッセージ処理部120は受信メンセー
ジキュー管理部113を起動し、このようにして起動さ
れる受信メツセージキュー管理部113は、ステップ1
0で示すように、受信メツセージキュー113Bを調べ
て。
キューイングされている受信メッセージに残りがあるか
否かを調べることになる。
受信メツセージが残っていないなら、ステップ11に進
んで、ステータス113AをWA I’T状態に設定し
、メッセージ受信部111を起動して他プロセツサから
のメッセージ到達を待ち、メッセージが送られてくれば
、前述した第3図のフローチャートを実行する。一方、
受信メッセージが残っているときには、ステップ12に
進んで、セレクト管理部114を起動してセレクトカウ
ンタ114Bを調べることで、セレクトIDテーブル1
14Aに指定プロセッサが登録されているか否がを調べ
る。
この判断で、指定プロセッサが登録されていると判断す
るときには、ステップ13に進んで、セレクトIDテー
ブル114Aを参照して受信メンセージキュー113B
中の受信メッセージに指定プロセッサからのものが含ま
れているか否かを調べる。
このステップ13の判断で、指定プロセッサからのメッ
セージは残っていないと判断するときには、ステップ1
1に進んで、他プロセツサからのメッセージ到達を待つ
処理を行うことになる。−方、ステップ13の判断で、
指定プロセッサからのメツセージが残っていると判断す
るときには。
ステップ14に進み、受信メンセージキュー管理部11
3を起動して、指定プロセッサがらのメッセージを受信
メッセージキュー113Bの先頭位置につなぎ変える。
そして、続くステップ15で、メッセージ処理部120
を起動するよう処理する。このようにして起動されたメ
ッセージ処理部120は。
受信メッセージキュー113Bの先頭に位置する受信メ
ツセージを取り出してメツセージ処理に入ることから、
指定プロセッサからのメッセージが優先的に処理される
ことになる。また、ステップ12の判断で、指定プロセ
ッサが登録されていないと判断するときには、直接ステ
ップ15に進み。
従来通り、受信メンセージキュー113Bの先頭に位置
する受信メッセージから順にメツセージ処理に入ること
になる。
セレク)IDテーブル114Aに登録される指定プロセ
ッサは、メッセージ処理部120から登録されることに
なる。従って、受信メツセージの処理中に、それから以
降の受信メツセージに新たな優先的な取り扱いをする必
要がでたときには、その新たな指定プロセッサをセレク
トIDテーブル114Aに登録すればよいのである。な
お、メッセージ処理部120は、受信メッセージ処理を
終了すると、受信メッセージバッファ管理部112に受
信メツセージを返し、この受信メンセージバッファ管理
部112は、メツセージを空きバッファとして受信メン
セージバッファ 112Aに登録することになる。
このように、第4図のフローチャートを実行することで
、指定プロセッサが登録されているときに、キューイン
グされている受信メツセージ中に指定プロセッサからの
メッセージがあるときには。
それらのメツセージを優先的に処理していくとともに、
メッセージがないときには、メツセージ処理に入らない
ように処理していくのである。
次に1本発明のデータ転送方式について説明する。
第5図に1本発明のデータ転送方式の実施例構成図を示
す。第5図において、従来技術である第8図に示したも
のと同一のものについては同一の記号で示しである。こ
の図に示すように1本発明では、送信側プロセッサ10
aの送信機構とじて。
更に、全受信側プロセッサ10bでデータ送信のヘッダ
情報に従ってなされる処理が完了したか否かを示すHA
CKIレジスタ33を備えるよう構成するとともに、受
信側プロセッサ10bの受信機構として、更に、ヘッダ
情報の処理完了を示すHACKθレジスタ43を備え 
るよう構成する。
そして、全受信側プロセッサ 10bのHACKθレジ
スタ43の出力は、ワイアード結線されて転送制御バス
20bを構成し、論理積モードでHACKIレジスタ3
3に入力されることで、全受信側プロセッサ10bのH
ACKθレジスタ43が“1″にセットされると、HA
CKIレジスタ33に“1”がセットされるよう構成さ
れる。
次に、第6図に従って、このように構成される本発明の
データ転送方式の処理内容について説明する。
送信側プロセッサ10aは、まず、送信データ長を含む
ヘッダ情報を送信し、送信終了後に直ちにWAIT状態
に移行する。このヘッダ情報を入力バッファ41で受信
すると、各受信側プロセッサ10bでは、入カバソファ
41からのデータ受信割込み処理を受けて、受信バッフ
ァ獲得のための受信タスクが起動されることになる。こ
の受信タスクでは、ヘッダ情報をリードし、送信されて
くることになるデータ分を格納できる受信バッファを獲
得するよう処理する。この獲得に失敗するとWAIT状
態に移行し、他タスクがバッファ解放を行うまで待つこ
とになる。そして、受信バッファの獲得に成功すると、
HACKθレジスタ43に“1”をセットし、ヘッダの
受信処理を終了する。
全受信側プロセッサ10bのHACKθレジスタ43に
パ1”がセットされることでHACK rレジスタ33
に“1”がセットされると、送信側プロセッサ10aで
は、このHACK Iレジスタ33からの割込みによっ
て実行が再開されて、データ送信の処理に入ることにな
る。このデータ送信の開始を入カバソファ41で受信す
ると、各受信側プロセッサ10bでは、入力バッファ4
1からのデータ受信割込み処理を受けて、データ受信の
ための受信タスクが起動されることになる。このとき、
先に実行されたヘッダの受信処理で、既に受信バッファ
が獲得されているので、この受信タスクでは、直ちに、
この獲得されている受信バッファに送信されてきたデー
タを入力するよう処理する。そして、全送信データの入
力後に、  DACKθレジスタ42に1″をセットし
て、データの受信処理を終了する。
最後に、送信側プロセッサ10aは、全受信側プロセッ
サ10bのDACKθレジスタ42に” 1 ”がセッ
トされることで、DACKIレジスタ32に“1゛′が
セットされたことを確認すると。
データの送信処理を終了することになる。
このように1本発明では、受信側プロセンサ10bの実
行する受信タスクは、ヘッダの受信処理とデータの受信
処理という2段階の構成をとることになる。そこで、獲
得した受信バッファの先頭アドレスをさすポインタをも
つことで、このヘッダ受信処理とデータ受信処理とを区
別するよう構成している。具体的には、第7図に示すよ
うに。
このポインタ(図中では、“’PBLKP”で表してい
る)に、アドレス情報がセントされていなければヘッダ
の受信処理を実行し、アドレス情報がセントされていれ
ばデータの受信処理を実行するのである。
このように1本発明のデータ転送方式によれば。
送信側プロセッサ10aは、ヘッダの送信を終了してか
らHACK Iレジスタ33からの割込みが入るまでの
間、別のタスクを稼動できるようになるとともに、他の
受信側プロセッサIObよりも早く受信バッファの獲得
をできた受信側プロセッサ10bは、HACKθレジス
タ43に1″をセットしてから入カバソファ41からの
データ受信処理の割込み処理が入るまでの間、別のタス
クを稼動できるようになるのである。
以上1図示実施例について説明したが5本発明はこれに
限定されるものではない。例えば指定プロセッサの登録
の有無を表すセレクトカウンタは。
フラグのようなものであってもよいのである。
〔発明の効果〕
このように1本発明の並列計算機におけるメッセージ処
理方式を用いれば、並列処理の効率の低下を招くことな
く、所望のプロセッサからのメッセージの優先処理を実
現できるようになるとともに1本発明の並列計算機にお
けるデータ転送方式を用いれば、プロセッサの無駄な待
ち状態をなくすことで、並列処理の効率を高められるよ
うになるのである。
=28−
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図。 第2図は本発明のメッセージ処理方式の実施例構成図。 第3図はメツセージの受信処理のフローチャート。 第4図は受信メッセージの優先処理のフローチャート。 第5図は本発明のデータ転送方式の実施例構成図。 第6図は本発明のデータ転送方式の動作説明図。 第7図は受信タスクのフローチャート。 第8図は従来のデータ転送方式の実施例構成図。 第9図は従来のデータ転送方式の動作説明図である。 図中、10はプロセッサ、32はDACK Iレジスタ
533はHA−CKIレジスタ、42はDACKθレジ
スタ、43はHACKθレジスタ。 110は受信処理部、  113Aはステータス、  
113Bは受信メツセージキュー、  114Aはセレ
クトIDテーブル、  114Bはセレクトカウンタ、
120はメツセージ処理部、130は送信処理部である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のプロセッサ(10)からなり、各プロセッ
    サ(10)が、送信元プロセッサとなる他のプロセッサ
    (10)から送られてくるメッセージを受信して順次キ
    ューイングしていくとともに、キューの先頭に位置する
    受信メッセージから処理していくことで所定の処理を実
    行する並列計算機において、 上記プロセッサ(10)は、送信元プロセッサの中から
    受信側プロセッサで指定される指定プロセッサを登録す
    るセレクトIDテーブル(114A)と、このセレクト
    IDテーブル(114A)の登録の有無を表すセレクト
    カウンタ(114B)とを備えるよう構成し、 そして、上記プロセッサ(10)は、処理する受信メッ
    セージを取り出す際に、上記セレクトカウンタ(114
    B)が登録状態を示しているときにあって、受信メッセ
    ージ中に上記指定プロセッサからのメッセージが存在し
    ないときには、受信メッセージを取り出さないようにす
    るとともに、メッセージが存在するときには、それらの
    受信メッセージをキューの先頭位置に順序よくつなぎ変
    えるよう処理してなることを 特徴とする並列計算機のメッセージ処理方式。
  2. (2)共通バス(20)で接続される複数のプロセッサ
    (10)からなり、データ転送を実行するプロセッサ(
    10)が、受信側プロセッサとなる他のプロセッサ(1
    0)から返されるデータ受信完了信号に従って、受信側
    プロセッサに同一データを転送していくよう処理する並
    列計算機において、 上記プロセッサ(10)は、データ転送に先立って、転
    送することになるデータのデータサイズを通知するよう
    処理するデータサイズ通知手段(12)を備えるよう構
    成し、 そして、上記プロセッサ(10)は、このデータサイズ
    の通知を受け取った受信側プロセッサから返されること
    になる受信バッファの獲得の応答通知が、すべての受信
    側プロセッサからなされたことを確認した時点で、デー
    タ転送の実行に入るように処理してなることを、 特徴とする並列計算機のデータ転送方式。
JP63123177A 1988-05-20 1988-05-20 並列計算機メッセージ処理方式及びデータ転送方式 Pending JPH01292559A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04217059A (ja) * 1990-02-27 1992-08-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 共用知能メモリを介して結合された複数のプロセッサ間でメッセージを伝達するための機構
JP2006201946A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Fujitsu Ltd プロセッサ間通信装置

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