JPH01291953A - ドット式ラインプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドツト式ラインプリンタに係り、とくに上下
に各１個づつ合計２つのヘッドを有するドツト式ライン
プリンタに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のドツト式ラインプリンタとしては、上下
に１ドツトの間隔をもつ２つのヘッドを有するもの、あ
るいは上下に印字可能な改行間隔の最小公倍数またはそ
の倍数の間隔で等間隔に複数個のヘッドを有するもの等
、種々の方式のものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来方式の内、１ドツト間隔で二つのヘッドを有するも
のは、ヘッドが１つの場合に比べて２倍の印字速度にな
るが、それ以上の印字速度が得られないという欠点があ
る。

また、印字可能な改行間隔の最小公倍数またはその倍数
の間隔で等間隔に複数個のヘッドを有するものは、ヘッ
ドの間隔が大きいため、装置の大きさが大きくなるとい
う欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的け、かかる従来例の有する不都合を改善し
、とくに、大型化することな（印字出力の高速化を図っ
たドツト式ラインプリンタを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、プラテンに沿い且つ相互に所定間隔をへだ
てて複数組のハンマバンクを装備するとともに、この各
ハンマバンクをプラテンの中心軸に沿って配設された二
つの印字ヘッドにより構成し、この各印字ヘッドのハン
マピン相互間を１ドツトの間隔に設定している。そして
、ハンマバンク相互間を、印字可能な改行間隔の最小公
倍数またはその倍数の間隔に設定する、という構成を採
っている。これによって前述した目的を達成しようとす
るものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。

第１図ないし第２図の実施例は、プラテン１に沿い且つ
相互に所定間隔をへたてて複数組のハンマバンク２．３
が装備されている。各ハンマバンク２，３は、第２図に
示すようにプラテン１の中心軸に沿って配設された二つ
の印字ヘッド２Ａ。

２Ｂ、３Ａ、３Ｂにより構成されている。

プラテン１と各ハンマバンク２，３との間には、被印字
用紙４が走行可能に配設されるようになっている。この
被印字用紙４は、被印字用紙４の移動方向の下流側に装
備された一紙のトラック５゜５によってその走行力が付
勢されるようになっている。

印字ヘッド２，３のハンマピン分相互間は１ドツトの間
隔に設定されている。この１ドツトの寸法を第２図に！
、として示しである。ハンマバンク２，３の相互間は、
印字可能な改行間隔の最小公倍数またはその倍数の間隔
に設定されている。

これを更に詳述すると、改行間隔としては、１／４イン
チ、１／６インチ、１／８インチがあり、さらに１行改
行と２行改行があるため、１／２インチ、１／３インチ
、１／４インチの改行間隔がある。これらの最小公倍数
は１インチであるため、第１図におけるハンマバンク２
，３の間隔２゜は１インチに設定されている。

次に、２つのハンマバンクで印字する様子を、第３図に
より説明する。第３図（イ）はこれから印字する状態を
示す。この場合、２つのハンマバンクの対応するハンマ
ピンの間隔が１インチであるため、この間に整数個の行
数が入るようになっている。このため、上下２つのハン
マバンク２゜３は１インチ離れた行の行内においては、
同一箇所のドツトラインを印字することになる。１つの
ハンマバンクは、１ドツト間隔の２ドツトラインを同時
に印字するため、ドツトライン印字後のハンマバンク反
転時には２ドツトの紙送りを行なう。

このようにして、印字を行ったのち、上下２つのハンマ
バンクは同時に改行部分にくる。この時、改行のための
紙送りを行なうことができる。このようにして整数行の
印字を行って各ハンマバンクが１インチの印字をした状
態が第３図（ロ）である、その後、１インチの紙送りを
行ない第３図（ハ）の状態となる。これは、第３図（イ
）の状態と同じであり、この繰り返しで印字を行なう。

次に、プリンタの制御回路につき、第４図により説明す
る。この第４図の制御８回路は、コンピュータ本体２１
とプリンタ２２とを備えている。そしてコンピュータ本
体２１から、プリンタ２２に対して印字データが送出さ
れる。プリンタ２２は、インターフェース２３と、コー
ドバッファ２４とコントロール回路２５とを備えている
。コントロール回路２５にはキャラクタ発生器２６が併
設されている。そして、コードバッファ２４でコードが
読み込まれ、この読み込まれたコードがキャラクタ発生
器２６を使用して、１インチ分のイメージバッファ２７
に書き込まれる。

また、１インチ間隔でハンマバンク２，３の２個を有す
るため、１インチ分のイメージバッファ２７が２つ装備
されている。そして、１つのイメージバッファに対し１
つの変換回路２８が設けられ、イメージバッファのデー
タがプリンタのヘッドドライバ２９のデータに迅速に変
換される。

一方、１つのハンマバンクは１ドツト間隔の２つのヘッ
ドより成っているため、ハンマドライバも２つのヘッド
に対応する個数分設けられている。

このヘッドドライバ２９がハンマを駆動して印字を行な
う。

コンピュータ本体２１よりドツトパターンが送られてく
る場合は、コントロール回路２５によりイメージバッフ
ァ２７に直接書き込むようになっている。

次に、上記実施例の作用効果について説明する。

いま、印字ヘッド２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂの高さを０．
５インチ以下とすると、第１図における上下方向の長さ
は、 ｒｌ（インチ〕＋（ヘッドの高さ）×２」となる。

一方、従来の方法で、ヘッドを４つ上下に並べると、そ
の上下方向の長さは、 「３〔インチ〕＋（ヘッドの高さ）×１」となり、１　
〔インチ３以上の差が生じる。

また、ヘッドの高さが０．５インチ以上で１インチ以下
の場合は、本発明による２つのハンマバンクの間隔は２
インチとなる。このため、この場合の上下方向の長さは
、「２〔インチ〕＋２×（ヘッドの高さ）」となる、従
来方法と比べれば、「ｌ　〔インチ〕−（ヘッドの高さ
）」だけ長さが短くなる。

なお、上記実施例では、ハンマバンク２，３が２個であ
ったが、３個、４個としてもよい、また、上記に述べた
ハンマバンク２．３の２個の場合につき、各ハンマバン
ク２．３を反対方向に揺動するようにし、吸振用のカウ
ンタウェイトの設けなくてすむようにすることもできる
。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によると、１ドツトの間隔で上下
に２つのヘッドを配設するとともに、この二つのヘッド
を主要部として備えたハンマバンクを印字可能な改行間
隔の最小公倍数またはその倍数の間隔で、上下方向に等
間隔に複数個有する構造としたことから、装置の全体的
な高さを大きくすることなく印字出力の高速化を図るこ
とができるという従来にない優れたドツト式ラインプリ
ンタを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体的構成図、第２図
は第１図中のハンマバンクを示す詳細説明図、第３図は
第１図の動作説明図、第４図は第１図の全体的制御を行
なうための制御用ブロック図である。 １・・・・・・プラテン、２，３・・・・・・ハンマバ
ンク、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ・・・・・・印字ヘッド
、Ｐ・・・・・・ハンマピン。 特許出願人　　日　本　電　気　株式会社代理人　弁理
士　　　高　　橋　　　勇第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、プラテンに沿い且つ相互に所定間隔をへだてて
   複数組のハンマバンクを装備するとともに、この各ハン
   マバンクを前記プラテンの中心軸に沿って配設された二
   つの印字ヘッドにより構成し、この各印字ヘッドのハン
   マピン相互間を１ドットの間隔に設定するとともに、前
   記ハンマバンク相互間を、印字可能な改行間隔の最小公
   倍数またはその倍数の間隔に設定したことを特徴とする
   ドット式ラインプリンタ。