JPH0129121B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0129121B2 JPH0129121B2 JP59036084A JP3608484A JPH0129121B2 JP H0129121 B2 JPH0129121 B2 JP H0129121B2 JP 59036084 A JP59036084 A JP 59036084A JP 3608484 A JP3608484 A JP 3608484A JP H0129121 B2 JPH0129121 B2 JP H0129121B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- heat
- outer coating
- concrete
- mixture
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
省エネルギ化が要求されている今日、工場生産
によるコンクリート住宅における断熱には、従来
内装材として発泡スチロール板等の断熱材を貼付
ける等の方法が措られていることが殆んどであ
る。この場合、耐性が問題となる。またコンクリ
ートと附着させた部分に結露を生じる等の欠点が
あり、外断熱手法が望まれている。 従来の外断熱手法は、外装被膜用のモルタルを
打設し、次いで発泡スチロール板等の断熱材を敷
き、次いでコンクリートを打設する３段階の作業
を必要としている。発泡スチロール板等の成形品
を用いることは在庫が嵩ばり、またこれを敷く作
業においては、仕口調整と繋筋の通る個所に穿孔
する等で手間どる欠点がある。 本発明はこのような欠点を除去するために提案
されたもので、普通骨材または重量骨材を用いた
モルタルまたはコンクリートよりなる外被膜調合
材と、断熱性のある超軽量骨材と起泡剤とをセメ
ントペーストに入れて混練して得られた断熱性調
合材とを同時に混練して水平型枠上に打設し、振
動を賦与して断熱性調合材を分離せしめ、型枠底
面上に強度のある外被膜調合材を位置せしめ、次
いで表層の断熱性調合材の凝結した時点でその上
に通常のコンクリートを打設一体化せしめること
を特徴とする外装断熱プレキヤスト部材の製造方
法に係るものである。 本発明においては前記したように、普通骨材ま
たは重骨材を用いたモルタルまたはコンクリート
よりなる外被膜調合材と、断熱性のある超軽量骨
材と起泡剤とをセメントペーストに入れて混練し
て得られた断熱性調合材とを同時に混練して、水
平型枠上に打設したのちこれに振動を賦与するこ
とによつて、比重差により前記両調合材の分離を
生起せしめ、前記型枠底面上に強度のある外被膜
調合材を位置せしめ、その上に同調合材より分離
された断熱調合材を重層せしめ、同断熱調合材が
凝結した時点で、同調合材上に所要の配筋をして
通常の構造用コンクリートを打設して両者を一体
化せしめるようにしたので、外装断熱プレキヤス
トコンクリート部材が効率よく製造され、量産化
が促進され、作業が容易で、在庫場所も小さくて
済む等、本発明は多くの利点を有するものであ
る。 以下本発明を図示の実施例について説明する。 下記第１表に示す配合例で断熱性調合材Ａと外
被膜調合材Ｂとを調整する。
によるコンクリート住宅における断熱には、従来
内装材として発泡スチロール板等の断熱材を貼付
ける等の方法が措られていることが殆んどであ
る。この場合、耐性が問題となる。またコンクリ
ートと附着させた部分に結露を生じる等の欠点が
あり、外断熱手法が望まれている。 従来の外断熱手法は、外装被膜用のモルタルを
打設し、次いで発泡スチロール板等の断熱材を敷
き、次いでコンクリートを打設する３段階の作業
を必要としている。発泡スチロール板等の成形品
を用いることは在庫が嵩ばり、またこれを敷く作
業においては、仕口調整と繋筋の通る個所に穿孔
する等で手間どる欠点がある。 本発明はこのような欠点を除去するために提案
されたもので、普通骨材または重量骨材を用いた
モルタルまたはコンクリートよりなる外被膜調合
材と、断熱性のある超軽量骨材と起泡剤とをセメ
ントペーストに入れて混練して得られた断熱性調
合材とを同時に混練して水平型枠上に打設し、振
動を賦与して断熱性調合材を分離せしめ、型枠底
面上に強度のある外被膜調合材を位置せしめ、次
いで表層の断熱性調合材の凝結した時点でその上
に通常のコンクリートを打設一体化せしめること
を特徴とする外装断熱プレキヤスト部材の製造方
法に係るものである。 本発明においては前記したように、普通骨材ま
たは重骨材を用いたモルタルまたはコンクリート
よりなる外被膜調合材と、断熱性のある超軽量骨
材と起泡剤とをセメントペーストに入れて混練し
て得られた断熱性調合材とを同時に混練して、水
平型枠上に打設したのちこれに振動を賦与するこ
とによつて、比重差により前記両調合材の分離を
生起せしめ、前記型枠底面上に強度のある外被膜
調合材を位置せしめ、その上に同調合材より分離
された断熱調合材を重層せしめ、同断熱調合材が
凝結した時点で、同調合材上に所要の配筋をして
通常の構造用コンクリートを打設して両者を一体
化せしめるようにしたので、外装断熱プレキヤス
トコンクリート部材が効率よく製造され、量産化
が促進され、作業が容易で、在庫場所も小さくて
済む等、本発明は多くの利点を有するものであ
る。 以下本発明を図示の実施例について説明する。 下記第１表に示す配合例で断熱性調合材Ａと外
被膜調合材Ｂとを調整する。
【表】
前記断熱性調合材Ａと外被膜調合材Ｂとを１：
１（容積比）で混練して、これをテーブルバイブ
レータ１上に支持された鉄板製底板２上に高さ20
cmの側枠３が取付けられた水平定盤型枠Ｃ上に深
さ８cmに打設する。図中４は繋筋である。（第１
図参照） 次いで2400〜3000rmpの振動を30〜60秒間、前
記型枠Ｃに賦与し、比重差によつて前記断熱性調
合材Ａと外被膜調合材Ｂとを分離させ、底板２上
には外被膜調合材Ｂを重層し、同調合材Ｂ上に断
熱性調合材Ａを重層せしめる。 次いで表層の断熱性調合材Ａが凝結しかかつた
時点でその上に鉄筋５を配筋し、構造用コンクリ
ートＤを打設して、蒸気等で加熱養生したのち脱
型し、外装断熱プレキヤスト部材の製造を完了す
る。 なおかくして製造されたプレキヤスト部材に
は、断熱性調合材Ａが多少、外被膜調合材Ｂと分
離しない部分があるが、断熱性能は両調合材を
個々に打設して完全に２層とした場合と比較して
約５％以内減少するだけである。（第２図参照） 第３図はバイブレータを60秒作動して得たプレ
キヤスト部材における断熱部の断面を示し、ａ、
ｂは断熱性調合材Ａ部分、ｃは同部分と外被膜調
合材Ｂとの混合部分、ｄは外被膜調合材Ａ部分
で、何れも５cm厚で各々の特性は第２表のとおり
である。
１（容積比）で混練して、これをテーブルバイブ
レータ１上に支持された鉄板製底板２上に高さ20
cmの側枠３が取付けられた水平定盤型枠Ｃ上に深
さ８cmに打設する。図中４は繋筋である。（第１
図参照） 次いで2400〜3000rmpの振動を30〜60秒間、前
記型枠Ｃに賦与し、比重差によつて前記断熱性調
合材Ａと外被膜調合材Ｂとを分離させ、底板２上
には外被膜調合材Ｂを重層し、同調合材Ｂ上に断
熱性調合材Ａを重層せしめる。 次いで表層の断熱性調合材Ａが凝結しかかつた
時点でその上に鉄筋５を配筋し、構造用コンクリ
ートＤを打設して、蒸気等で加熱養生したのち脱
型し、外装断熱プレキヤスト部材の製造を完了す
る。 なおかくして製造されたプレキヤスト部材に
は、断熱性調合材Ａが多少、外被膜調合材Ｂと分
離しない部分があるが、断熱性能は両調合材を
個々に打設して完全に２層とした場合と比較して
約５％以内減少するだけである。（第２図参照） 第３図はバイブレータを60秒作動して得たプレ
キヤスト部材における断熱部の断面を示し、ａ、
ｂは断熱性調合材Ａ部分、ｃは同部分と外被膜調
合材Ｂとの混合部分、ｄは外被膜調合材Ａ部分
で、何れも５cm厚で各々の特性は第２表のとおり
である。
【表】
以上本発明を実施例について説明したが、本発
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
第１図及び第２図は本発明に係る外装断熱プレ
キヤスト部材の製造方法の一実施例の工程を示す
縦断面図、第３図は断熱部試験体の縦断面図であ
る。 Ａ……断熱性調合材、Ｂ……外被膜調合材、Ｃ
……水平定盤型枠、Ｄ……構造用コンクリート、
１……テーブルバイブレータ。
キヤスト部材の製造方法の一実施例の工程を示す
縦断面図、第３図は断熱部試験体の縦断面図であ
る。 Ａ……断熱性調合材、Ｂ……外被膜調合材、Ｃ
……水平定盤型枠、Ｄ……構造用コンクリート、
１……テーブルバイブレータ。
Claims (1)
- １ 普通骨材または重量骨材を用いたモルタルま
たはコンクリートよりなる外被膜調合材と、断熱
性のある超軽量骨材と起泡剤とをセメントペース
トに入れて混練して得られた断熱性調合材とを同
時に混練して水平型枠上に打設し、振動を賦与し
て断熱性調合材を分離せしめ、型枠底面上に強度
のある外被膜調合材を位置せしめ、次いで表層の
断熱性調合材の凝結した時点でその上に通常のコ
ンクリートを打設一体化せしめることを特徴とす
る外装断熱プレキヤスト部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036084A JPS60180804A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 外装断熱プレキヤスト部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036084A JPS60180804A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 外装断熱プレキヤスト部材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60180804A JPS60180804A (ja) | 1985-09-14 |
| JPH0129121B2 true JPH0129121B2 (ja) | 1989-06-08 |
Family
ID=12459877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59036084A Granted JPS60180804A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 外装断熱プレキヤスト部材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60180804A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2533128B2 (ja) * | 1987-07-29 | 1996-09-11 | 株式会社竹中工務店 | 断熱性コンクリ―ト板 |
| KR101265882B1 (ko) * | 2010-08-19 | 2013-05-20 | (주)엘지하우시스 | 인조석 제조용 페이스트 조성물 및 이를 이용한 인조석의 제조방법 |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP59036084A patent/JPS60180804A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60180804A (ja) | 1985-09-14 |
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