JPS60250910A - 複合コンクリ−ト製品の製法及び製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は複合コンクリート製品の製造方法とその装置
に関し、複数の集材の異なる材料を型枠で積層し一体製
品として固化することを王な特長とする。

近年コンクリートの欠点でおる重重、透水性。

美観、引張強度、初期強度などを改善しその断熱性、遮
音性を高める素材が開発′されて付加価値が高１す、複
合コンクリート製品の用途が拡大され注目されている。

中でもコンクリート構築物の断熱工法は従来圧倒的に内
断熱工法が採用されていたが、最近耐久性、防火性に優
れしかも施工が簡単な外装用の複合建材が開発されたこ
とから外断熱工法が急速に普及しつつある。

それは外装表面部にあらかじめ化粧葡施こした成形板に
断熱効率の高い発泡スチロールなどを合体させて外装面
全完全な断熱構造体としそれを捨型枠として使用するこ
とにより躯体コンクリート打設後型枠の取外し作業や繁
雑な外装部の二次仕上け（吹付・塗装）工程を一挙に不
要ならしめたことにより施エコストヲ大巾に低減するこ
とができたからである。

これにより熱効率、遮音性、内部結露防止。

躯体の耐久性など優れた特性を有しながら内断熱工法に
比べてコスト高であるという欠点を一挙に解消された。

本発明はこれら外断熱工法に用いられている複合成形板
の欠点を改善しより高い断熱性と耐久性のめる複合コン
クリート製品の製法並びに製造装置を提供するものでお
る。

従来外断熱工法に用いる捨て型枠工法の外装成形板はセ
メントをベースにガラス繊維、鋼繊維、樹脂などを混入
した複合コンクリート版にアンカナツトを埋設し、その
裏面に発泡断熱材全一体的に積層した断熱複合板を順に
積重ねて外壁面を形成し、更に埋設したアンカナツトに
ア／カホールトヲ蝶合させてア／カボールトを突設し、
そのア／カポールＨ−内側の型枠支持材にネジ締め固定
して形成された空間に躯体用のコンクリートを打設し、
生コンクリートが硬化してから内側の型枠を取外し内装
仕上けを行なっている。

又その際に内側面にもあらかじめ表面仕上けした捨て型
枠の成形板を使用すると型枠の脱型や表面仕上けを省く
ことができる。

いづれの場合でも表面化粧した成形板と断熱効率の高い
発泡スチロール、グラスウール、などのマットを打設す
る躯体コンクリートと一体化させるために埋設している
アンカナツトにボールドを連結突設したり、コンクリー
トの漏出を防ぐため隣接上下型枠への突設ボールドの取
付作業が必要である。

このような従来方法では現場での型枠の組立作業に多く
の時間を要するという欠点があった。

本発明はかかる欠点を是正するために複数の異種コンク
リートや非コ／クリート材を累積成形する際に感らかし
め所定の位置に裏面の躯体コンクリート打設用連結フッ
クを埋設することにより、手数のかかる現場での組立作
業を大巾に省力化することを可能ならしめたのでめる。

第１図は本発明により成形された外断熱用成形板の施工
状況で、第２図は組立詳細を示したものである。

先す基礎９に埋設した連結金具８に最下段の捨型枠成形
板背面４の下側左右の所定位置から突出している連結用
フック６′を挿入するために硬質プラスチックなどのプ
ロテクター１１を成形板背面に当て基優から突出してい
る連結金具８に挿入し固定する。

次に上側の左右フック６に連結金具７を上から押し込ん
で上半分を成形板の上面より突出させる。

このように最下段の成形板を適宜配置させてから第２段
の成形板背面４にプロテクター１１を当て下段に突出し
ている連結金具７の上側に２段目の成形板下Ｉｌｌのノ
ック６′を挿入する。以下並列に順次成形板を組立てな
がら連結金具７に付帯しているセパレター１２を裏型枠
ｌＯのビーフ／１３にネジ締めして固定し躯体コンクリ
ート打設空間Ｓを形成していく。

この場合フック金具は成形板の横巾１／４の長さ宛各端
から内側に寄った上下位置になる様に埋設すると、下段
の上に上段を芋目地で立て並べたときでも横巾の７たけ
横にずらして下段の上に上段を破れ目地で立て並べたと
きでも互に干渉して堅固に組立てることができる。

次に本発明の複合成形板の製造方法を実施態様の図面に
より説明する。

第３図〜第６図はこの発明により製造した複合コンクリ
ート製品の実施例を示す。第３図は断熱材３′ヲサンド
ウイツチした外断熱成形板ユニットＴで１は天然骨材と
化粧モルタルを混合した化粧層で高価な材料なので型枠
の下面層に必要量たけ投入充填し養生硬化後口ｓ１′を
スプリットして天然石模様を露出させる。

２は普通コンクリート層で、５は成形板ユニットＴの補
強を兼ねた鉄筋で連結用フック６が組込まれており第２
層の普通コンクリート２に成形埋設されている。３は断
熱層で低比重で断熱効果の優れた発泡スチロール板であ
り、２はその上に被覆した普通コンクリートである。第
７図は製品の製造装置を示すものである。

先ず最初に捨型枠の表面となる防水表面化粧層１を作る
ために型枠Ｍが型枠スライドベース１９の上を送り出し
シリ／り−（図示せず）により送られると型枠の底面に
防水性被膜１“をＩＡの夕／りより一様に吹付けられる
。

続いて化粧砂利や色彩モルタルよりなる化粧層夕／りＩ
Ｂに送られて形成された防水性被膜１“の上に表面化粧
材料が均等に充填される。

次に上部に凸部と埋設鉄筋位置をかわすために一部空間
が設けられたプレス板１４′と成形板背面４を仕上げる
プレスを相互に使用できるプレス装置１４と下側に振動
テーブル１５が装備された、普通コンクリート供給装置
２Ａの位置に型枠が到達すると昇降シリ／グー１７によ
り振動テーブル１５上の型枠が押し上けられて型枠内に
普通コンクリート全投入量の約７のコンクリートをコノ
ベア１８により投入し、埋設鉄筋５を挿入すると同時に
振動が開始され残り１のコンクリート量が投入されて鉄
筋がコンクリート中に連結用フック部を突出させた状態
で埋設成形される。

この場合３の断熱層の発泡スチロール板３′が付着しや
すいように凸部を有するプレス板１４′を下降させて普
通コンクリート２の上面に四部を設けるために振動とプ
レスを併用すると、第６図に下すように上面にモルタル
ペスト層２′を形成することができる。

引続いて形成された凹ｓ′ｆ！：有する普通コンクリー
ト２に発泡スチロール板３′ヲモルタルペスト層２′を
介して接着させてからその上面に普通コ／クリートヲ再
度投入して仕上はプレス板１４″にて最終成形を行う。

又この場合普通コンクリート２か発泡ステロール板３′
のどちらかに凹凸面を付けないで接着剤を塗布して成形
固化させたり、積層する素材の性質に応じて適宜選択す
るとよい。

このように複数の異種コンクリートや非コ／クリート材
を型枠内で累層して一体製品として固化することにより
、コンクリートの欠点とされていた断熱性、美観、引張
強度、透水性１重量の軽減を高め且つ現場での組立作業
を大巾に削減した付加価値の高い複合コンクリート製品
全製造することができるのでおる。

第８図は製品の両側及び中間を炭素繊維で補強したコン
クリート層を有する製品の斜視図で第１０図〜第１６図
に製造工程を示す。

先ず最初に型枠Ｍの開口部からパレット２０を型枠底部
に入れてから型枠側面の一部を切欠きした中子挿入穴２
３に型枠側部に装備されている中子挿入シリ／ター２２
を介し型枠に中子２１を挿入する。

次に発泡ポリスチレン等のような低比重の粒子を水硬性
樹脂入り結合剤で表面をまぶした湿潤状態の粒子りを投
入してから中間層の強度補強を兼ねた埋設鉄筋５に組込
まれた背面型枠連結用フック６を炭素繊維コノクリート
Ｃの一部に埋設する。

これは躯体コンクリート打設空間Ｓを形成するために背
面型枠のビーフ／１３にセパレター１２などによってホ
ームタイ２７に連結するためのものである。引続いてそ
の上面に下層に投入した水硬性樹脂入り結合剤で表面を
被覆した粒子を充填投入する。

次に第１４図に示すように型枠内に挿入していた中子２
１を引抜き、その空間に炭素繊維コノクリートを投入し
て振動装置１５（図示せず）とプレス装置１４で仕上げ
成形すると粒子に被覆した粉末状の結合剤が流動性を増
し比重の軽い粒子が多少重くなっているので移動するこ
となく均等に分布した状態で充填成形される。

又必要に応じて上部からノズルなどで水を散布すると表
面に被覆されている水硬性物質が流動性を増して相互に
付着し粒子間の空隙を満たし、炭素繊維コノクリートで
囲まれた断熱性に優れた複合コ／クリートを製造するこ
とができる０ このようにして成形すると、これまでのプレミックス方
法では比重差が大きくて均等に混合分散させることが困
難であった比重の低い材料も粒子の浮上による片寄りや
振動時の材料移動による分離が防止されて強度的にも優
れた複合コンクリート製品の製造が容易に可能となるの
である。

従って外装成形板に現場で断熱材に接着剤などを塗布し
て圧着抱合せする作業工程や又発泡スチロールなどのよ
うに極端に比重の軽い発泡材料や比重差のある拐料との
混合及び成形時の分離現象もなく累積成形が可能となっ
たので表面外装材に使用する材料を直接スプレーして仕
上げる非能率な製法を必要とすることなく理想的な断熱
性に優れた複合コンクリートユニット板が得られる。

この製法により複合コ／クリート製品の断熱構造体の製
法と現場での施工性を大巾に合理化することができ技術
並びに経済性が著しく促進されその効果は極めて高い０

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の製法による成形板の施工例、
第３図は製品の斜視図で、第４図〜第６図は製造工程の
実施例で、第７図は製造装置の正面図、第８図は製品の
斜視図、第９図は粒子の被覆処理した実施例、第１θ図
〜第１６図は製造工程状況を示す。 Ｃ・・・・・・炭素繊維コノクリート、Ｄ′・・・・・
・低比重粒子、Ｓ旬・・・・・躯体コンクリート、３・
・・・・・断熱層、７・・・・・・連結金具、１４・・
・・・・プレス装置、１５′・・・・・振動機、１７・
・・・・・昇降シリンター、１８・・・・・・コンベア
、２５・・・・・・脱Ｑｏツド、２６・・・・・・ロッ
ド挿入穴、２７・・・・・・ホームタイ０特許出願人　
千代田技研工業株式会社 ｈ゛、＋）３　＝、Ｊ１ 有ｒｏａｄ　ｚｌ（図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の異種コンクリートを夫々混練した各コンク
   リートを夫々の流下ホッパーへ入れ、これらホッパーの
   下端開口部を順次同一型枠上へ来たして内容物を型枠内
   へ流下累層せしめ、上記各種コンクリート、モルタルの
   型枠内への流下、及び累層の途中または最後での上下方
   向プレス加圧を型枠振動中に行い、即時または養住後、
   脱型して一体製品を得ることを特長とする複合コンクリ
   ート製品の製造において、コンクリート壁構築用連結フ
   ックを累層成形体に埋設し、背面に該フック部を突出し
   てなることを特長とする複合コンクリート製品の製法。
2. （２）％許請求範囲第１項記載の製法において、その各
   種コンクリートは低比重骨材にセメント１モルタルまた
   はポリマーセメント、モルタルで被俊した比重０．０２
   〜１．０の範囲の骨材を含むものである複合コンクリー
   ト製品の製法。
3. （３）　各種コンクリート、モルタルと、非コンクリー
   トを含む二種類以上の材料を夫々のホッパーへ入れ、こ
   れら各ホッパ〜の下端開口部を順次同一型枠上へ来たし
   て内容物を型枠内へ流下、累層せしめ、即時または養生
   後、脱型して一体製品を得ることを特長とする複合コン
   クリート製品の製造において、コンクリート壁構築用連
   結フックを累層成形体に埋設し、背面に該フック部を突
   出してなることを特長とする複合コンクリート製品の製
   法。
4. （４）−又は複数種のコンクリート、必要に応じて非コ
   ンクリート材、夫々を落下せしめるホッパーを順次同一
   型枠上へ来たすように相対移動せしめる駆動機構を備え
   、各ホッパーから投入する内容物を累層して全部で丁度
   型枠を満たすようにした製造装置において、上側に上下
   方向にプレス加圧するプレス装置と下側に振動を伝達す
   る振動テーブルを装備してなることを特長とした複合コ
   ンクリート製品の製造装置。