JPH0142802B2 - - Google Patents
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- JPH0142802B2 JPH0142802B2 JP58104472A JP10447283A JPH0142802B2 JP H0142802 B2 JPH0142802 B2 JP H0142802B2 JP 58104472 A JP58104472 A JP 58104472A JP 10447283 A JP10447283 A JP 10447283A JP H0142802 B2 JPH0142802 B2 JP H0142802B2
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は耐火材製の耐火パネルと、この耐火
パネルを被覆する被覆パネルとから成る複合耐火
パネルの製造方法に関する。
パネルを被覆する被覆パネルとから成る複合耐火
パネルの製造方法に関する。
軽量気泡コンクリート板、石綿セメント硅酸カ
ルシウム板、石綿セメント板などの耐火パネル
は、耐久性、耐火性、断熱性がすぐれているため
建物の外壁に用いるのに適している。しかし耐火
パネル単体では材質がもろく破損しやすいうえ、
吸水性が大きく、色彩に乏しいなどの欠点を有す
るので、これらの点を改良するため耐火パネルの
表面側をホーローパネル、カラー鉄板、合成樹脂
板などの被覆パネルで被覆して相互に固着した複
合耐火パネルが用いられるようになつた。
ルシウム板、石綿セメント板などの耐火パネル
は、耐久性、耐火性、断熱性がすぐれているため
建物の外壁に用いるのに適している。しかし耐火
パネル単体では材質がもろく破損しやすいうえ、
吸水性が大きく、色彩に乏しいなどの欠点を有す
るので、これらの点を改良するため耐火パネルの
表面側をホーローパネル、カラー鉄板、合成樹脂
板などの被覆パネルで被覆して相互に固着した複
合耐火パネルが用いられるようになつた。
ところでこの複合耐火パネルの従来の製造方法
は耐火パネルと被覆パネルを別々に生産し、次い
で両者を圧接固着して製造するものであり、以下
にその問題点を挙げる。先ず軽量気泡コンクリー
ト板などの耐火パネルの量産に適した経済的な製
造方法は、第1図aに示すように鉄枠で作つた角
型の槽41の中にモルタルと発泡剤とを混合した
泥漿42を流し込んで充填し、固化させたのち鉄
枠を取外して同図bに鎖線で示すようにピアノ線
で縦横にスライス状に切断し、泥漿深さ方向を巾
方向とする長方形板状の多数枚の耐火パネル43
を製造するものであつたので次のような問題があ
つた。
は耐火パネルと被覆パネルを別々に生産し、次い
で両者を圧接固着して製造するものであり、以下
にその問題点を挙げる。先ず軽量気泡コンクリー
ト板などの耐火パネルの量産に適した経済的な製
造方法は、第1図aに示すように鉄枠で作つた角
型の槽41の中にモルタルと発泡剤とを混合した
泥漿42を流し込んで充填し、固化させたのち鉄
枠を取外して同図bに鎖線で示すようにピアノ線
で縦横にスライス状に切断し、泥漿深さ方向を巾
方向とする長方形板状の多数枚の耐火パネル43
を製造するものであつたので次のような問題があ
つた。
泥漿の圧力が槽41内上部と下部で異なり、
気泡の量、大きさに差を生じて強度、断熱性に
差を生じるため、板巾は600mmより広いものが
得られなかつた。このため複合耐火パネルもパ
ネル巾が600mm程度のものしか得られず、建物
の外壁面は細かく目地の入つた見苦しいものと
なり、目地の施工やパネルの取付にも手数がか
かつた。
気泡の量、大きさに差を生じて強度、断熱性に
差を生じるため、板巾は600mmより広いものが
得られなかつた。このため複合耐火パネルもパ
ネル巾が600mm程度のものしか得られず、建物
の外壁面は細かく目地の入つた見苦しいものと
なり、目地の施工やパネルの取付にも手数がか
かつた。
槽41内で固化した泥漿42の固化物の上層
部は気泡が大きく強度が小さいため切断し廃棄
せねばならず、歩留りが悪かつた。
部は気泡が大きく強度が小さいため切断し廃棄
せねばならず、歩留りが悪かつた。
ピアノ線による泥漿の固化物の切断は手数が
かかるうえ、切断具枠に張設したピアノ線が切
断時にしなうため、得られた耐火パネル43の
隅角部の直角度の精度が劣り、これに第2図に
示すように平板状の被覆パネル44を貼付固着
した複合耐火パネル46を建物の躯体に取付け
る際には、耐火パネル43の下端部にかい物を
して縦目地を垂直にする必要があり、煩雑な作
業を要した。
かかるうえ、切断具枠に張設したピアノ線が切
断時にしなうため、得られた耐火パネル43の
隅角部の直角度の精度が劣り、これに第2図に
示すように平板状の被覆パネル44を貼付固着
した複合耐火パネル46を建物の躯体に取付け
る際には、耐火パネル43の下端部にかい物を
して縦目地を垂直にする必要があり、煩雑な作
業を要した。
次に耐火パネル43にアルミニウム板などの被
覆パネル44を被覆固着する従来の方法は、第2
図示のように、耐火パネル43の長手方向側面に
壁面施工時連結用の溝45を削設し(同図b)、
耐火パネル43の表面のほこりをエア等で払い
(同図c)、耐火パネル43の表面に接着剤を塗布
するとともに平板状の被覆パネル44の内面にも
接着剤を塗布し(同図d)、被覆パネル44を耐
火パネル43に被せ(同図e)、この被着品を複
数個積重ねて圧接固着して(同図f)複合耐火パ
ネル46を製造するものであつた。このため製造
工程が極めて煩雑で手数がかかるという問題があ
つた。
覆パネル44を被覆固着する従来の方法は、第2
図示のように、耐火パネル43の長手方向側面に
壁面施工時連結用の溝45を削設し(同図b)、
耐火パネル43の表面のほこりをエア等で払い
(同図c)、耐火パネル43の表面に接着剤を塗布
するとともに平板状の被覆パネル44の内面にも
接着剤を塗布し(同図d)、被覆パネル44を耐
火パネル43に被せ(同図e)、この被着品を複
数個積重ねて圧接固着して(同図f)複合耐火パ
ネル46を製造するものであつた。このため製造
工程が極めて煩雑で手数がかかるという問題があ
つた。
この発明は上記従来の問題点を一挙に解決する
ものであり、製造工程が簡単で、広巾の複合耐火
パネルが得られ、耐火パネル製造時の歩留りがよ
く、耐火パネル隅角部の直角度も優れた有用な複
合耐火パネルの製造方法を提供しようとするもの
である。
ものであり、製造工程が簡単で、広巾の複合耐火
パネルが得られ、耐火パネル製造時の歩留りがよ
く、耐火パネル隅角部の直角度も優れた有用な複
合耐火パネルの製造方法を提供しようとするもの
である。
しかしてこの発明の要旨とするところは、主板
部の四周に側壁部を連設し該側壁部の端縁に折曲
片部を連設するとともに主板部の内面に粒体状の
無機材料を固着した被覆パネルの側壁部を、型枠
で囲繞して上記被覆パネル内と連続する型枠空間
を形成し、上記被覆パネル内および上記型枠空間
内に、無機材料を主体とする泥漿を流し込み、該
泥漿を固化させることを特徴とする複合耐火パネ
ルの製造方法にある。
部の四周に側壁部を連設し該側壁部の端縁に折曲
片部を連設するとともに主板部の内面に粒体状の
無機材料を固着した被覆パネルの側壁部を、型枠
で囲繞して上記被覆パネル内と連続する型枠空間
を形成し、上記被覆パネル内および上記型枠空間
内に、無機材料を主体とする泥漿を流し込み、該
泥漿を固化させることを特徴とする複合耐火パネ
ルの製造方法にある。
この発明において被覆パネルとしては、銅板、
ステンレス板、カラー鉄板、アルミニウム板、ホ
ーロー引きアルミニウム板、ホーロー引き鉄板、
ホーロー引きアルミニウムメツキ鋼板、合成樹脂
被覆鋼板、合成樹脂板などを用いることができ
る。またこの発明において無機材料を主体とする
泥漿としては、モルタル、モルタルに発泡剤とし
てアルミニウム粉末を加えたもの、モルタルと木
毛の混合物、モルタルと石綿の混合物、石膏など
の各種の耐火パネル用原料に水を加えた泥漿が用
いられる。なお上記耐火パネル用原料にガラス繊
維、金属繊維、炭素繊維などの無機繊維を加える
と、強度が向上しさらに好ましい。また上記耐火
パネル用原料に、多孔質状のバーミキユライトや
パーライト、中空状のシラスバルーン等、気泡を
有する無機粒体を加えると、断熱性向上や軽量化
が達成されさらに好ましい。またこの発明におけ
る泥漿の固化は、常温常圧において放置すること
によりおこなつてもよいが、強度または固化速度
をあげるため加熱および/または加圧状態で固化
させてもよい。
ステンレス板、カラー鉄板、アルミニウム板、ホ
ーロー引きアルミニウム板、ホーロー引き鉄板、
ホーロー引きアルミニウムメツキ鋼板、合成樹脂
被覆鋼板、合成樹脂板などを用いることができ
る。またこの発明において無機材料を主体とする
泥漿としては、モルタル、モルタルに発泡剤とし
てアルミニウム粉末を加えたもの、モルタルと木
毛の混合物、モルタルと石綿の混合物、石膏など
の各種の耐火パネル用原料に水を加えた泥漿が用
いられる。なお上記耐火パネル用原料にガラス繊
維、金属繊維、炭素繊維などの無機繊維を加える
と、強度が向上しさらに好ましい。また上記耐火
パネル用原料に、多孔質状のバーミキユライトや
パーライト、中空状のシラスバルーン等、気泡を
有する無機粒体を加えると、断熱性向上や軽量化
が達成されさらに好ましい。またこの発明におけ
る泥漿の固化は、常温常圧において放置すること
によりおこなつてもよいが、強度または固化速度
をあげるため加熱および/または加圧状態で固化
させてもよい。
次に第3図によりこの発明の一実施例を説明す
る。
る。
先ず鋼板を箱状に折曲成形後、両面にホーロー
加工を施して、厚さ約2mmのホーローパネルから
成る被覆パネル1を製造する。被覆パネル1は長
方形状の主板部2の四周に側壁部3を連設し、さ
らに側壁部3の端縁に係止部材として折曲片部4
を連設して成る。折曲片部4は主板部2に対向す
る係止面4aを有する。そして主板部2の内面に
は粒状のセルベン5を焼付固着してある。この被
覆パネル1を、第3図bに示すように水平に支持
した底板11上に載置し、半円柱状の突条部12
を有する側枠13,13と、平板状の端枠14,
14とにより被覆パネル1の側壁部3を囲繞し、
側枠13と端枠14と底板11とを相互に締結し
て型枠15を組立てる。側枠13および端枠14
は被覆パネル1の側壁部3より上方へ突出し、こ
の突出部により四周を囲繞された型枠空間16
が、被覆パネル1内と連続した形で被覆パネル1
の上部に形成されている。なお17は被覆パネル
1の側壁部3の外面に当接されたゴムパツキンで
ある。また被覆パネル1の主板部2上には、枠組
した鉄筋からなる補強材20と、複合耐火パネル
を建物の躯体に取付ける際に用いる連結具21と
が配置してある。連結具21は基端部に支板22
をそなえ先端部にめねじ23を穿設した棒状体
で、めねじ23の軸線を主板部2にほぼ垂直にし
て主板部2上に載置してある。
加工を施して、厚さ約2mmのホーローパネルから
成る被覆パネル1を製造する。被覆パネル1は長
方形状の主板部2の四周に側壁部3を連設し、さ
らに側壁部3の端縁に係止部材として折曲片部4
を連設して成る。折曲片部4は主板部2に対向す
る係止面4aを有する。そして主板部2の内面に
は粒状のセルベン5を焼付固着してある。この被
覆パネル1を、第3図bに示すように水平に支持
した底板11上に載置し、半円柱状の突条部12
を有する側枠13,13と、平板状の端枠14,
14とにより被覆パネル1の側壁部3を囲繞し、
側枠13と端枠14と底板11とを相互に締結し
て型枠15を組立てる。側枠13および端枠14
は被覆パネル1の側壁部3より上方へ突出し、こ
の突出部により四周を囲繞された型枠空間16
が、被覆パネル1内と連続した形で被覆パネル1
の上部に形成されている。なお17は被覆パネル
1の側壁部3の外面に当接されたゴムパツキンで
ある。また被覆パネル1の主板部2上には、枠組
した鉄筋からなる補強材20と、複合耐火パネル
を建物の躯体に取付ける際に用いる連結具21と
が配置してある。連結具21は基端部に支板22
をそなえ先端部にめねじ23を穿設した棒状体
で、めねじ23の軸線を主板部2にほぼ垂直にし
て主板部2上に載置してある。
上記構成の被覆パネル1および型枠15内に泥
漿を流し込む。本実施例において用いた泥漿はポ
ルトランドセメント:2部、砂:3部、シラスバ
ルーン:1部、シラスフアイバ:1部、バーミキ
ユライト:0.5部、水:3部(いずれも重量部)
を混合しスラリー状としたものである。泥漿を流
し込み後、第3図cに示すように穴あき板24を
型枠15に被着締結して、発泡時の泥漿の余剰分
を穴25より溢出させ、約12時間常温常圧で放置
して固化後、型枠15を解体して脱型する。なお
連結具21の上端部にはゴムパツキンなどを当て
てめねじ23部分への泥漿の侵入を防止するのが
よい。
漿を流し込む。本実施例において用いた泥漿はポ
ルトランドセメント:2部、砂:3部、シラスバ
ルーン:1部、シラスフアイバ:1部、バーミキ
ユライト:0.5部、水:3部(いずれも重量部)
を混合しスラリー状としたものである。泥漿を流
し込み後、第3図cに示すように穴あき板24を
型枠15に被着締結して、発泡時の泥漿の余剰分
を穴25より溢出させ、約12時間常温常圧で放置
して固化後、型枠15を解体して脱型する。なお
連結具21の上端部にはゴムパツキンなどを当て
てめねじ23部分への泥漿の侵入を防止するのが
よい。
上記工程により得られる製品は第3図cに示す
ように、耐火パネル32の側面部に溝33を有
し、内部に補強材20と連結具21を埋設具備し
た複合耐火パネル31であり、溝33の形成や連
結具21の取付のためのめんどうな切削等の後加
工を一切必要としないものである。
ように、耐火パネル32の側面部に溝33を有
し、内部に補強材20と連結具21を埋設具備し
た複合耐火パネル31であり、溝33の形成や連
結具21の取付のためのめんどうな切削等の後加
工を一切必要としないものである。
この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば耐火パネル部の裏面の平滑度があま
り要求されない場合は、穴あき板24は無しと
し、開放状態で泥漿を固化させてもよい。また側
枠13および端枠14の内面には上記半円柱状の
突条部12以外の形状の凸部あるいは凹部を設け
て耐火パネル32の側面部に所望の形状の凹部ま
たは凸部を形成することができる。また補強材2
0としては金網を用いてもよい。
く、たとえば耐火パネル部の裏面の平滑度があま
り要求されない場合は、穴あき板24は無しと
し、開放状態で泥漿を固化させてもよい。また側
枠13および端枠14の内面には上記半円柱状の
突条部12以外の形状の凸部あるいは凹部を設け
て耐火パネル32の側面部に所望の形状の凹部ま
たは凸部を形成することができる。また補強材2
0としては金網を用いてもよい。
また上記実施例においては、被覆パネル1と耐
火パネル32を結合する係止部材として、折曲片
部4とセルベン5とを併用したので、広巾の複合
耐火パネルにおいても固着性のすぐれたものが得
られるが、さらにたとえば第4図に示すような円
板状の係止片6および基板7を軸8の両端に溶接
等により固着して成る係止具9を、ホーロー加工
前の主板部2の内面に溶接により固着し、これを
被覆パネル1と耐火パネル32の係止部材として
用いてもよい。なおこの係止具9は、主板部2に
対向する(係止片6の下面に相当する)係止面を
有するものであれば、他の形状のものとしてもよ
い。さらに連結具21としてはたとえば第3図の
連結具21において丸棒のかわりに角棒や六角棒
を用いたものや、第5図に示すように回り止め用
の爪26を突設した円板状の支板22に丸棒を溶
接したもの、第6図に示すように外周部に回り止
め用のひれ27を突設したパイプに円板状の支板
22を溶接したもの等、各種形状のものを用いて
もよい。
火パネル32を結合する係止部材として、折曲片
部4とセルベン5とを併用したので、広巾の複合
耐火パネルにおいても固着性のすぐれたものが得
られるが、さらにたとえば第4図に示すような円
板状の係止片6および基板7を軸8の両端に溶接
等により固着して成る係止具9を、ホーロー加工
前の主板部2の内面に溶接により固着し、これを
被覆パネル1と耐火パネル32の係止部材として
用いてもよい。なおこの係止具9は、主板部2に
対向する(係止片6の下面に相当する)係止面を
有するものであれば、他の形状のものとしてもよ
い。さらに連結具21としてはたとえば第3図の
連結具21において丸棒のかわりに角棒や六角棒
を用いたものや、第5図に示すように回り止め用
の爪26を突設した円板状の支板22に丸棒を溶
接したもの、第6図に示すように外周部に回り止
め用のひれ27を突設したパイプに円板状の支板
22を溶接したもの等、各種形状のものを用いて
もよい。
以上説明したようにこの発明によれば、箱型の
被覆パネルおよびそれを囲繞する型枠の型枠空間
内に泥漿を流し込み固化させるだけでよいので、
従来の耐火パネルのめんどうな切断や切断面の仕
上、被覆パネルと耐火パネルの接着作業や固化の
ための圧接作業、耐火パネルの側面の溝形成のた
めの切削作業等が不要となり、浅い被覆パネルと
厚い耐火パネルが一体化した複合耐火パネルを、
簡潔な工程で製造できる。そしてこの発明によれ
ば型枠の深さを深くすることにより、耐火パネル
の厚い所望の強度の複合耐火パネルを得ることが
でき、被覆パネルは浅いものでよいので製作費が
安くて済み、また被覆パネルの側壁部から露出し
た耐火パネル側面部には必要に応じて壁面施工時
連結用の溝を設けることができ、かつこの溝は前
記のように型枠により複合耐火パネル製造時に簡
単に成形することができるのである。またこの発
明によれば広巾の複合耐火パネルが得られ、建物
の外壁に使用すれば目地の本数の少ないすつきり
した外観が得られ、さらに被覆パネルおよび耐火
パネルの隅角部の直角度は高精度のものが得られ
るので、建物の躯体に取付ける際のパネル縁部の
鉛直度の調整の手数が減り、前記目地本数の減少
とあいまつて建物の壁面施工時の工数が減少す
る。さらにこの発明によれば、建物躯体への取付
に便利なめねじ部をそなえた連結具を内蔵した複
合耐火パネルも容易に得ることができる。
被覆パネルおよびそれを囲繞する型枠の型枠空間
内に泥漿を流し込み固化させるだけでよいので、
従来の耐火パネルのめんどうな切断や切断面の仕
上、被覆パネルと耐火パネルの接着作業や固化の
ための圧接作業、耐火パネルの側面の溝形成のた
めの切削作業等が不要となり、浅い被覆パネルと
厚い耐火パネルが一体化した複合耐火パネルを、
簡潔な工程で製造できる。そしてこの発明によれ
ば型枠の深さを深くすることにより、耐火パネル
の厚い所望の強度の複合耐火パネルを得ることが
でき、被覆パネルは浅いものでよいので製作費が
安くて済み、また被覆パネルの側壁部から露出し
た耐火パネル側面部には必要に応じて壁面施工時
連結用の溝を設けることができ、かつこの溝は前
記のように型枠により複合耐火パネル製造時に簡
単に成形することができるのである。またこの発
明によれば広巾の複合耐火パネルが得られ、建物
の外壁に使用すれば目地の本数の少ないすつきり
した外観が得られ、さらに被覆パネルおよび耐火
パネルの隅角部の直角度は高精度のものが得られ
るので、建物の躯体に取付ける際のパネル縁部の
鉛直度の調整の手数が減り、前記目地本数の減少
とあいまつて建物の壁面施工時の工数が減少す
る。さらにこの発明によれば、建物躯体への取付
に便利なめねじ部をそなえた連結具を内蔵した複
合耐火パネルも容易に得ることができる。
第1図は従来の軽量気泡コンクリート板の製造
方法を示す工程説明図、第2図は従来の複合耐火
パネルの製造方法を示す工程説明図、第3図はこ
の発明の一実施例を示す複合耐火パネルの製造工
程説明図、第4図は第3図の係止具の他の実施態
様を示す被覆パネルの斜視図、第5図および第6
図は第3図の連結具の他の実施態様を示す斜視図
である。 1……被覆パネル、2……主板部、3……側壁
部、6……係止片、9……係止具、11……底
板、12……突条部、13……側枠、14……端
枠、15……型枠、16……型枠空間、21……
連結具、22……支板、23……めねじ、31…
…複合耐火パネル、32……耐火パネル。
方法を示す工程説明図、第2図は従来の複合耐火
パネルの製造方法を示す工程説明図、第3図はこ
の発明の一実施例を示す複合耐火パネルの製造工
程説明図、第4図は第3図の係止具の他の実施態
様を示す被覆パネルの斜視図、第5図および第6
図は第3図の連結具の他の実施態様を示す斜視図
である。 1……被覆パネル、2……主板部、3……側壁
部、6……係止片、9……係止具、11……底
板、12……突条部、13……側枠、14……端
枠、15……型枠、16……型枠空間、21……
連結具、22……支板、23……めねじ、31…
…複合耐火パネル、32……耐火パネル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主板部の四周に側壁部を連設し該側壁部の端
縁に折曲片部を連設するとともに主板部の内面に
粒体状の無機材料を固着した被覆パネルの側壁部
を、型枠で囲繞して上記被覆パネル内と連続する
型枠空間を形成し、上記被覆パネル内および上記
型枠空間内に、無機材料を主体とする泥漿を流し
込み、該泥漿を固化させることを特徴とする複合
耐火パネルの製造方法。 2 被覆パネルの主板部の内面に、該主板部に対
向する係止面を有する係止具を固着してある特許
請求の範囲第1項記載の複合耐火パネルの製造方
法。 3 基端部側に支板をそなえ先端部側にめねじ部
をそなえた連結具を、上記めねじ部の軸線を上記
主板部にほぼ垂直にして上記被覆パネル内に配置
した状態で泥漿の流し込みをおこなう特許請求の
範囲第1項または第2項記載の複合耐火パネルの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10447283A JPS59229303A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 複合耐火パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10447283A JPS59229303A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 複合耐火パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59229303A JPS59229303A (ja) | 1984-12-22 |
JPH0142802B2 true JPH0142802B2 (ja) | 1989-09-14 |
Family
ID=14381522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10447283A Granted JPS59229303A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 複合耐火パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59229303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011241651A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Shimizu Corp | アルミキャスト打込みプレキャストコンクリート |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0398209U (ja) * | 1990-01-25 | 1991-10-11 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53139619A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-06 | Nippon Kenchiku Bankin Kougiyo | Metal and gypsum siding material and method of making same |
-
1983
- 1983-06-11 JP JP10447283A patent/JPS59229303A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53139619A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-06 | Nippon Kenchiku Bankin Kougiyo | Metal and gypsum siding material and method of making same |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011241651A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Shimizu Corp | アルミキャスト打込みプレキャストコンクリート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59229303A (ja) | 1984-12-22 |
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