JPH01290732A - 磁気ヘッド用磁性材料及び磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド用磁性材料及び磁気ヘッド

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JPH01290732A
JPH01290732A JP12064688A JP12064688A JPH01290732A JP H01290732 A JPH01290732 A JP H01290732A JP 12064688 A JP12064688 A JP 12064688A JP 12064688 A JP12064688 A JP 12064688A JP H01290732 A JPH01290732 A JP H01290732A
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JP
Japan
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magnetic
amorphous
alloy
magnetic head
corrosion resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP12064688A
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English (en)
Inventor
Takeshi Osato
毅 大里
Kimihiro Sasaki
佐々木 公博
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は非晶質磁性合金の磁気ヘッド用磁性材料及びそ
れを用いた磁気ヘッドに関する。
【従来の技術] 近年磁気ヘッド用磁性材料として、結晶磁気異方性がな
く、比較的簡単に高い飽和磁束密度Bs、透磁率が得ら
れる非晶質磁性合金が、従来の結晶質磁性合金にかわり
注目されており、その製造技術としてスパッタリングな
どの薄膜形成技術等が開発されると供に数々の研究が行
なわれ、現在のところ、メタロイド元素を含まない金属
−金属系非晶質合金は磁気特性に優れ、特にHfを5%
(原子%、以下%表示は全て原子%を意味する)以上含
有させ非晶質化したCo−Hf非晶質磁性合金は飽和磁
束密度Bsが高く、耐摩耗性。
軟磁気特性も優れているということが知られていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、Hfを5%以上含有してはじめてCo−Hf合
金は非晶質化するが、反面耐食性が劣化するという問題
があり、この合金を磁性材料として磁気ヘッドに用いた
場合、特に磁気テープの接触する磁気ギャップ部分での
環境耐久性(湿度、温度耐性)が問題になり品質が劣化
するという問題点があった。
本発明は従来知られていたCo−Hf非晶質磁性合金の
優れた磁気特性を維持しつつ、かつ上述のような欠点を
取り除いた磁気ヘッド用磁性材料を提供し、かつそれを
用いた磁気ヘッドを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、従来のCo−Hf系にX物質を加え、
XはW、Ta、Nbのうちいずれか1つの元素であり、
さらにAβ又はAI2及びCrを含有させCoa Hf
b Xe Al2a又はCoa Hfb Xc Al2
a Cr*と表わした時、原子%でそれぞれ81.0≦
a≦93.5゜5.0≦b≦17.5,0.5≦c≦8
.0゜0.5≦d≦5.0,0.5≦e≦5.0となる
ように組成したものである。
以上のよう゛な元素組成を有する合金において、COの
含有量は合金の飽和磁束密度Bsを大きく左右するが、
Bsは基本的磁気特性として非常に重要な要素であり、
高保磁力テープにも対応するためにはBS≧8KGが一
般に必要であるので、Goの含有量はCo281%でな
ければならず、これ未満では充分なりsが得られない。
またC。
の含有量がCo>93.5%では、得られる合金は非晶
質磁性合金とはなりえず、結晶質磁性合金となるので結
晶磁気異方性等の問題が生ずることとなり好ましくない
。これはCOそれ自体は結晶質磁性体であり非晶質化す
るためにはHf元素等が必要になるという理由による。
Hfは非晶質化に必要でありHf≧5%でなければなら
ない。またHfは合金の結晶化温度に関係し、Hfの含
有量が増加すると結晶化温度は上昇する。一方Hfを5
%以上含むとHfが極めて酸化しやすい金属であるため
、耐酸化性、耐食性が劣化する。
またXは非晶質合金の磁歪を調整するために有効な物質
であり、W、Ta、Nbのうちのいずれか1つの元素で
得られた非晶質磁性合金の磁歪を少なくする効果を有す
る。W、Ta、Nbのいずれでもかまわないが0,5%
以上含有させることが必要である。反面、0.5%以上
含有させるとHfと同様得られた合金の耐食性を劣化さ
せてしまう。
このためCo−Hf−X非晶質磁性合金は優れた磁気特
性を有しつるにもかかわらず、環境耐久性には問題があ
ったが、さらに研究を重ねた結果この欠点は八βまたは
A℃及びCrの添加によって抑制できることを見い出し
た。この効果は八β≧0.5%で認められるものである
。又上限は5%であり、これら以上含有するとBs及び
結晶化温度は低下し、l気持性及び耐摩耗性の劣化が生
じる。
八βを添加しさらにCrを添加すると効果は一石大きく
なる。この場合のAI2及びCrの含有量はそれぞれ0
.5%≦AI2≦5%、0.5%≦cr≦5%であり、
それぞれの範囲内で自由に選ぶことができるが、これら
以上含有させると、へβ単独添加の場合と同様にBs及
び結晶化温度は低下し磁気特性及び耐摩耗性の劣化が生
じる。
又Cr単独の添加は効果がない。
Hfの含有による耐食性の劣化は、Afl又はA℃及び
Crの添加によって改良されるが、Hfの含有量は17
5%が限度であり、これを越えるとA℃又はAΩ及びC
rの添加によっても抑制しきれなくなるばかりか、CO
の含有量が相対的に減少してくるためBsの低下をまね
くこととなり、これ以上含有させる添加は意味がない。
このような構成の非晶質磁性合金は一般にはスパッタリ
ング装置によりフェライト基板、結晶化ガラス基板等高
い耐摩耗性を有する基板上に形成することができるが、
従来のスプラットクーリング法等によっても可能である
。得られた非晶質磁性合金膜は該膜がスパッタされてい
る基板のトに形成され基板と一体化した状態で得られる
特に磁気ヘッドにおいて磁気テープが接触する磁気ギャ
ップ部分の環境耐久性を向上させるために強磁性酸化物
により成る基板の上面にトラック幅規制溝を設け、この
トラック幅規制溝に高融点ガラスを流し込んだ後、該基
板上面に本発明の非晶質磁性合金膜をスパッタリング等
により被着させ、トラック幅規制溝に沿って、不要部分
を平面研削により、除去し一対の磁気コアブロックを作
製しこれら磁気コアブロックの非晶質磁性合金膜面同士
を突き合わせた後、低融点ガラスで接合し、′a数のへ
ラドチップに切断することによって容易に非晶質磁性合
金膜をギャップ部分に有する磁気ヘッドを得ることがで
きる。
以下実施例を示すが磁気ヘッドの特性値は一般にコアに
使用する合金の特性値で予測することが出来るので、磁
性合金材料の測定値をもって、そ九を使用した磁気ヘッ
ドの特性を評価した。
(実施例) 実施例1 アルゴン圧を5x 10−3To r rにし、高周波
2極スパツタリング装置を用いフェライト基板上に表に
示す元素組成の非晶質合金を約2時間スパッタし、それ
ぞれの元素組成における非晶質合金膜(厚み4.0μm
)を得た。これら非晶質合金膜の特性を調べたところ表
に示すような結果が得られた。(表中comp、は比較
例を示す。)尚、腐食電流は′fJ1図に示すようにそ
れぞれの非晶質合金膜を白金と供に水の中に入れ、その
2金属間を銅線で結び60分後そこに流れる電流を測定
し、その?!流を腐食電流とした。又、飽和磁束密度B
s、結晶化温度はそれぞれVMS法。
TMA法によ7て測定した。
得られた合金の磁気特性、耐食性等の評価基準は次のよ
うに設定しそわぞわの項目を総合的に評価し最終評価と
した。
・飽和磁束密度Bs:8.0KG以上を磁性特性良、そ
れ以下を不良 ・結晶温度    :480℃以上を耐摩耗性良、それ
以下を不良 ・腐食電流    :2.0uA/cは以下を耐食性良
、それ以上を不良 ・結晶状態    :結晶質は不可 表に見るように、本発明のCo a Hf h X c
A 12m又はCot Hfb Xe Afla Cr
*の元素組成により得られた合金膜N013゜No、6
〜No、12及びNO,16はBs、結晶化温度を一定
レベル以上に保ったまま、腐食電流が顕著に小さく、磁
気特性、耐食性に優れた非晶質磁性合金であり、又No
、2.No、13〜N0.15及びNO,17も総合的
には良好なものであった。
実施例2 実施例1で得たNO3の非晶質磁性合金膜(膜i%5.
0LLm)、を磁気ヘッド用磁性材料としてR−DAT
用磁気ヘッドのコアのギャップ近傍にスパッタリングに
より形成し、第2図に示す磁気ヘッドを得た。
このものを環境耐久試験にかけたところ、非晶質合金で
の結果と同様、環境耐久性がありかつ、飽和磁束密度も
高く高保磁力テープにも適する磁気ヘッドであった。
実施例3 実施例1で得たNO7の非晶質合金膜(膜厚5.0μm
)をR−DAT用磁気ヘッドのコアのギャップ部分にス
パッタリングにより第3図に示すように形成した結果、
実施例2で得た磁気ヘッドと同様、環境耐久性を有した
磁気ヘッドを得た。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成を有する非晶質磁性合金で
あるため、一般に非晶質合金のもつ特性である製造加工
の仕易さ、高い透磁率、飽和磁束密度等の優れた性質を
有し、耐摩耗、耐食性についても比較的優れた磁気ヘッ
ド用磁性材料であり、このものを磁気ヘッドに用いた場
合、高保磁力テープに適した環境耐久性のある磁気ヘッ
ドがえらえれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた非晶質磁性合金膜の耐食性
の試験方法の模式図、第2図は実施例2で得られた磁気
ヘッドの断面図、第3図は実施例3で得られた磁気ヘッ
ドの断面図である。 1・・・非晶質磁性合金膜、 2・・・合金板、      3・・・水、4−・・ビ
ーカー、     5・・・電流計、6・・・磁気へッ
トコア基板材、 7・・・ガラス、      8・・・コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)XがW,Ta,Nbのうちいずれか1つの元素で
    ある元素組成Co_aHf_bX_cAl_dの非晶質
    合金において、A,b,c,dは原子%でそれぞれ81
    .0≦a≦93.5, 5.0≦b≦17.5,0.5≦c≦ 8.0,0.5≦d≦5.0,a+b+c+d=100
    であることを特徴とする磁気ヘッド用磁性材料。 (2)XがW,Ta,Nbのうちいずれか1つの元素で
    ある元素組成Co_aHf_bX_cAl_dCr_e
    の非晶質合金において、a,b, c,d,eは原子%でそれぞれ81.0≦a≦93.5
    ,5.0≦b≦17.5,0.5≦c≦8.0,0.5
    ≦d≦5.0,0.5≦e≦5.0,a+b+c+d+
    e=100であることを特徴とする磁気ヘッド用磁性材
    (3)磁気ヘッドにおいて、少なくとも磁気コア部の磁
    気テープが接触する磁気ギャップ部分が、請求項1又は
    請求項2記載の磁気ヘッド用磁性材料から成っている磁
    気ヘッド。
JP12064688A 1988-05-19 1988-05-19 磁気ヘッド用磁性材料及び磁気ヘッド Pending JPH01290732A (ja)

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