JPH0129029Y2 - - Google Patents

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JPH0129029Y2
JPH0129029Y2 JP16355681U JP16355681U JPH0129029Y2 JP H0129029 Y2 JPH0129029 Y2 JP H0129029Y2 JP 16355681 U JP16355681 U JP 16355681U JP 16355681 U JP16355681 U JP 16355681U JP H0129029 Y2 JPH0129029 Y2 JP H0129029Y2
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bracket
rubber
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は衝撃動工具の緩衝装置に関し、特にパ
ワーシヨベル等の自走式台車のアーム先端に取付
ける衝撃動工具の緩衝装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図に示すように、採石現場、土木建設現場
等における破砕、解体作業等に広く使用されてい
る油圧又は空圧作動の大型衝撃動工具1(いわゆ
るブレーカ)は、パワーシヨベル等の台車2のア
ーム3の先端にブラケツト4を介して取付けて使
用される。
上記の衝撃動工具1は作動時に激しく上下に振
動するため、これをアーム3に剛結合すると、そ
の振動が台車に伝わり、オペレータや台車自体に
悪影響を及ぼす問題がある。
そのため、第5図に示すように衝撃動工具1と
これを支持するブラケツト4との間に緩衝ゴム5
を介在することが有効な手段として従来から知ら
れている(実開昭53−137103号公報参照、以下第
1例という。)。この緩衝ゴム5は円柱状に形成さ
れ、その両端面に固着した座金6,7を衝撃動工
具1とブラケツト4とにねじ止めすることにより
これらの間に装着される。
また、第6図に示すように、環状の緩衝ゴム8
を使用した例もある(実開昭54−50003号公報参
照)。この場合の緩衝装置は、衝撃動工具1の側
面に溝9を設け、その溝9に円柱状突起11を有
する板状物10を嵌合するとともに、衝撃動工具
1に固定した取付座に上記板状物10を固定した
ものである。上記の環状緩衝ゴム8は内外両筒1
3,14によつて挾持され、リング15を介して
ブラケツト4に固着される(以下第2例とい
う。)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の第1例の構成によると、円柱状の緩衝ゴ
ム5はその両端面において拘束されているので、
工具1の上下方向の振動を吸収緩和する効果があ
る。しかし、工具1の先端に装着したチゼル16
に斜め打ちや引つ掻き作業によりブラケツト4の
面と平行の前後方向(第4図X方向)の力が作用
した場合、緩衝ゴム5にねじれ力が加わるため、
ゴムの性状を早期に劣化させる原因となるととも
に、ゴム部の変形量が大き過ぎるため、衝撃動工
具1の操作がしにくいという問題がある。
また、チゼル16にこじり作業により左右方向
(第5図Y方向)の力が作用すると、緩衝ゴム5
を介して両方のブラケツト4相互間にその間隔を
押広げる方向の力が作用する。これによつて、緩
衝ゴム5に大きな引張力が作用するので、これも
ゴムの性状を早期に劣化させる原因となる。
緩衝ゴム5の厚さaは、所要の緩衝効果を得る
ため一定以上の厚さが必要であるが、この厚さa
は2枚のブラケツト4間の間隔bに直接影響す
る。この間隔bは、工具1を狭い作業空間内で使
用する場合の作業性を良好にするためできるだけ
小さいことが望ましいが、そのため緩衝ゴム5の
厚さaが直接ブラケツト4の間隔bに影響する構
成は好ましいとはいえない。
また、緩衝ゴム5に固着した座金6,7を衝撃
動工具1の各ブラケツト4との間にそれぞれねじ
止めする取付け方であるため、緩衝ゴム5の交換
や修理作業が行いにくい問題もある。
また、前記の第2例の場合は、環状緩衝ゴム8
に圧縮方向に作用する力によつて緩衝作用を行な
うものであるが、ゴムの変形量が緩衝ゴム8の厚
さによつて制限されるため、十分大きな変形量を
得ることができない。このために、第1例のごと
く円柱状緩衝ゴム5にせん断方向の力を作用させ
て緩衝作用を行なわせるものに比べて緩衝効果が
小さい欠点がある。また、緩衝ゴム8は円柱状突
起11とリング15間に組み込まれているため、
振動吸収によつてゴム内部に発生した熱が放熱し
にくく、ゴム性状の劣化を招き易い。さらに、そ
の装着方法は、先ず衝撃動工具1に設けた取付座
に板状物10をボルトで固着し、次に、リング1
5に緩衝ゴム8を組み込んだブラケツト4を板状
物10の円柱状突起11に嵌め込むので、非常に
難しい作業となる。また、環状緩衝ゴム8が破損
して交換する場合にも、ブラケツト4に緩衝ゴム
8を組み込んだ状態のままで円柱状突起11から
はずし、リング15から緩衝ゴム8を取りはずし
交換してから再び面倒な組み込み作業をしなけれ
ばならない。
本考案は、上述のごとき従来技術の問題点を解
決し、緩衝ゴムの耐久性を向上せしめ、しかも、
ブラケツト間の間隔を狭くすることができ、さら
に衝撃動工具の装着作業や緩衝ゴムの交換作業が
容易にできる構造をもつた緩衝装置を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の問題点を解決するために、この考案は台
車2をアーム3に取付けた対向一対のブラケツト
4間に衝撃動工具1を装着し、その衝撃動工具1
の両側面と各ブラケツト4との間に緩衝ゴム21
を介在してなる衝撃動工具の緩衝装置において、
両方のブラケツト4の対向内面間に衝撃動工具1
の前後両面とそれぞれ対向した前後の規制部材2
2,23を設け、衝撃動工具1の両側面の凹溝2
4に対向した取付穴25を各ブラケツト4に設
け、角形状の緩衝ゴム21の一方の端面に嵌合板
26、他方の端面に取付板27をそれぞれ固着
し、上記緩衝ゴム21を取付穴25に通して嵌合
板26を凹溝24に嵌合するとともに、取付板2
7をブラケツト4の外側面に固定した構成とした
ものである。
〔作用〕
衝撃動工具1は、前後の規制板22,23によ
つて前後から規制され、また緩衝ゴム21、嵌合
板26、取付板27の組立体によつて上下方向に
支持される。衝撃動工具1の振動(第4図Z方
向)は、緩衝ゴム21に対しせん断方向に作用
し、吸収緩和される。また、チゼル16に作用す
るX方向及びY方向の力は、それぞれ両ブラケツ
ト4を連結する規制部材22,23によつて規制
され、弾性シート28,31あるいは緩衝ゴム2
1の圧縮によつて緩衝される。
〔実施例〕
第1図から第3図に示す実施例の緩衝装置は、
対向一対のブラケツト4の先端部内面に衝撃動工
具1の角柱状本体を挾持し、その工具1の両側面
とブラケツト4との間に角形状の緩衝ゴム21を
介在したものである。
ブラケツト4の対向内面には、後方規制部材2
3が溶接にて上下に固着されている。工具1はブ
ラケツト4の前端から内方に向けて挿入され、後
方規制部材23にゴム板等の弾性シート28を介
在して当接される。
工具1の両側面には上下2箇所の凹溝24が前
後方向に設けられている。また、ブラケツト4に
は各凹溝24に対向して取付穴25が形成されて
いる。
緩衝ゴム21は外周面が幾分くびれた角形状を
なし、その一端面に嵌合板26、他端面に取付板
27が焼付け等の手段により一体化され組立体を
形成している。嵌合板26は凹溝24に合致し、
また取付板27は取付穴25より大きい面積をも
つように形成されている。
上記緩衝ゴム21は、その嵌合板26側を内側
にしてブラケツト4の外方から挿入し、嵌合板2
6を凹溝24に係合するとともに、取付板27を
取付穴25のまわりにおいてブラケツト4の外側
面にボルト29により固定した構成となつてい
る。この場合、取付穴25は緩衝ゴム21に対し
て十分広い面積をもつように形成され、緩衝ゴム
21が変形しても取付穴25の内周縁に接触する
ことがないように形成される。
また、工具1の前面には、前記の後方規制部材
23と対向した位置に前方規制部材22がブラケ
ツト4にボルト30によつて固定され、その内面
を弾性シート31を介して工具1の前面に押当て
た構成にしてある。
上記の弾性シート28,31は、各規制部材2
3,22が直接工具1に接触することを防止する
ものである。
その他、図中32は台車2に対する取付ピン穴
である。
本考案の実施例の緩衝装置は以上のごとき構成
であり、後方規制部材23を予めブラケツト4の
内面に固着するとともに、緩衝ゴム21の嵌合板
27をブラケツト4の外側面にボルト29により
固定し、その先端部分をブラケツト4の内面に突
出せしめた状態に組立てる。
その後、工具1をブラケツト4の前方から挿入
し、その凹溝24に緩衝ゴム21の係合板26を
緊密に係合させながら、その後端面が後方規制部
材23と当接するまで押し込む。その後、工具1
の前端面に前方規制板22を押し当て、ボルト3
0を締結することにより工具1の前後方向の動き
を規制する。
なお、工具1をブラケツト4と前後の規制部材
22,23間に挿入したのち、緩衝ゴム21を取
付穴25の外側から挿入し、嵌合板26を工具1
の凹溝24に係合させて取付板27をブラケツト
4の外側面にボルト29により固定するようにし
てもよい。
上記の緩衝装置は、工具1の上下方向の振動に
よつて緩衝ゴム21にせん断力が作用し、ブラケ
ツト4に伝達される振動を吸収緩和する。このと
き、各規制部材22,23は弾性シート28,3
1を介して工具1の前後方向の動きを規制する
が、上下方向の動きは拘束しないので、工具1の
上下方向の振動を妨げることがなく、その振動が
規制部材22,23を経てブラケツト4に伝播す
ることもない。
また、チゼル16にX方向の外力が作用した場
合、ブラケツト4と工具1との相対移動は、前後
の規制部材22,23によつて規制されるため、
緩衝ゴム21に引張力が作用することはない。
Y方向の外力が作用した場合には、ブラケツト
4の間の幅が、前後の規制部材22,23によつ
て一定に保たれているから、第2図における左右
のいずれかの緩衝ゴム21に圧縮荷重が働き、工
具1の大きな変化は抑制される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は工具1の前後の面に規制
部材22,23を弾性シート28,31を介して
当接したことにより、工具1の振動を一方向に規
制し、緩衝ゴム21にはせん断力のみ作用せし
め、ねじれ力と引張力が作用することを規制す
る。したがつて緩衝効果が高く、また緩衝ゴム2
1の耐久性の向上と工具1の操作性の向上を計る
ことができる。
また、緩衝ゴム21の表面の相当部分が大気に
露出した構造となつているので内部で発生した熱
の放出が十分行われ、温度上昇によるゴム性状の
劣化を防ぐことができる。
更に、緩衝ゴム21の取付板27をブラケツト
4の外側面に固定するようにしたので、緩衝ゴム
21を座金を介してブラケツト4の内面に取付け
る従来の形式(第5図参照)に比べ、ブラケツト
4の間隔をブラケツト4の厚さd1と取付板27の
厚さd2の和が2倍だけ狭くすることができる。し
かも、緩衝ゴム21を角形状とすることにより、
嵌合板26、取付板27へのゴムの接着面が増加
するので、緩衝ゴム21の高さを円柱状の緩衝ゴ
ム5より低くでき、ブラケツト4の幅を一層狭く
できる。
また緩衝ゴム21と嵌合板26及び取付板27
の組立体は、ブラケツト4の外側面から挿入さ
れ、その外側面に固着されるため、ブラケツト4
にその組立体を固着してから工具1を組み込む場
合、或いは工具1をブラケツト4に組入れてから
上記組立体を固着する場合のいずれにおいても、
組立が非常に容易である。さらに、使用中いずれ
かの緩衝ゴム21が破損した場合には、その破損
した緩衝ゴム21の組立体のみをボルトの着脱に
よつて取替できるので、補修が簡単で且つ修理費
も安い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部切欠縦断側面図、第2図
は第4図の使用状態の側面図、第5図は従来例の
正面図、第6図は他の従来例の拡大断面図であ
る。 1……衝撃動工具、2……台車、3……アー
ム、4……ブラケツト、21……緩衝ゴム、22
……前方規制部材、23……後方規制部材、24
……凹溝、25……取付穴、26……嵌合板、2
7……取付板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車2のアーム3に取付けた対向一対のブラケ
    ツト4間に衝撃動工具1を装着し、その衝撃動工
    具1の両側面と各ブラケツト4との間に緩衝ゴム
    21を介在してなる衝撃動工具の緩衝装置におい
    て、両方のブラケツト4の対向内面間に衝撃動工
    具1の前後両面とそれぞれ対向した前後の規制部
    材22,23を設け、衝撃動工具1の両側面の凹
    溝24に対向した取付穴25を各ブラケツト4に
    設け、角形状の緩衝ゴム21の一方の端面に嵌合
    板26、他方の端面に取付板27をそれぞれ固着
    し、上記緩衝ゴム21を取付穴25に通して嵌合
    板26を凹溝24に嵌合するとともに、取付板2
    7をブラケツト4の外側面に固定したことを特徴
    とする衝撃動工具の緩衝装置。
JP16355681U 1981-10-31 1981-10-31 衝撃動工具の取付装置 Granted JPS5867671U (ja)

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JP16355681U JPS5867671U (ja) 1981-10-31 1981-10-31 衝撃動工具の取付装置

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JPS5867671U JPS5867671U (ja) 1983-05-09
JPH0129029Y2 true JPH0129029Y2 (ja) 1989-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59121055U (ja) * 1983-01-31 1984-08-15 オカダアイヨン株式会社 打撃装置の防振ブラケツト

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JPS5867671U (ja) 1983-05-09

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