JP3019179U - 油圧ブレーカ用防振ブラケット - Google Patents

油圧ブレーカ用防振ブラケット

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JP3019179U
JP3019179U JP1994000050U JP5094U JP3019179U JP 3019179 U JP3019179 U JP 3019179U JP 1994000050 U JP1994000050 U JP 1994000050U JP 5094 U JP5094 U JP 5094U JP 3019179 U JP3019179 U JP 3019179U
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JP1994000050U
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Inventor
明彦 小林
Original Assignee
甲南電機株式会社
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/966Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of hammer-type tools

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブレーカ作業における騒音を低減し、作業現
場の環境を向上させ、台車に伝達される振動を低減し、
台車部品の消耗、運転者の疲労を軽減し、油圧ブレーカ
の保守点検を容易にすることを目的とする。 【構成】 油圧ブレーカ1を挟持するように配置し台車
に連結可能な1対のブラケット板を有する油圧ブレーカ
用ブラケットであって、ブラケット板2の内面の縦縁部
に取付板3を設け、ブラケット板と油圧ブレーカの左右
両側面との間に防振ゴム7を挟み込み、両ブラケット板
は締結手段11,15により互いに締結し油圧ブレーカ
1を挟持し、油圧ブレーカの上面および下面とブラケッ
ト板間に固定したディスタンスボックス8,9との間に
防振ゴム22,27を挟み込み、油圧ブレーカの前後面
に防振ゴムを当接させ、防振ゴムの外側に配置したカバ
ー板5,30を取付板に取付けてなる油圧ブレーカ用防
振ブラケットとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パワーショベルに取付けてコンクリートや岩石を破砕する土木作業 や破砕作業に使用される油圧ブレーカ用防振ブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パワーショベルなどの自走台車に油圧ブレーカを取付け、その油圧ブレーカの チゼルをコンクリートや岩石に打撃して破砕する衝撃物破砕装置が従来から広く 使用されている。 現在の油圧ブレーカは、自走台車に取付けるブラケットに直接支持される構造 になっており、油圧ブレーカの振動が直接ブラケットに伝達され、ブラケットか ら大きな騒音を発生している。また、ブラケットに伝達された振動は台車にも伝 達され、台車の部品の消耗の原因となり、さらには、台車運転者の疲労が増大す る原因にもなっている。
【0003】 この問題を解決するため、油圧ブレーカを箱型一体構造のブラケット内に収容 し、油圧ブレーカの上下端面に防振ゴムを介在させたものが特公昭61-30871号公 報により提案されている。しかしこの装置は遮音・防振構造であるが、箱型一体 構造のブラケットでは油圧ブレーカが全体的に覆われているため、メンテナンス 性が非常に悪い。また、この装置ではブラケットの上下にのみ防振ゴムが配置さ れて、ブラケットの前後・左右方向は防振構造となっていない。さらに、ブラケ ットが一体構造となっているため、ブラケットの一部に伝達された振動が、ブラ ケット全体を振動させるため、十分な防音性能が得られない。
【0004】 また、油圧ブレーカの両側に凹部を設け、この凹部とブラケットとの間に防振 ゴムを取付けて油圧ブレーカを支持する防振ブラケットが実公昭63-43031号公報 により提案されている。しかしこの構造では油圧ブレーカの左右のみしか防振ゴ ムはなく、前後方向の防振効果は不十分で、その上遮音してない部分が大きく、 遮音効果は不十分である。また、防振ゴムの剪断力により油圧ブレーカを保持す るために耐久性がない。
【0005】 さらに、本出願人は、既に実開平4−109876号として油圧ブレーカの上下・左 右に防振ゴムを介在させ、ボルトによりそれぞれの防振ゴムを圧縮した状態で油 圧ブレーカを保持するものを提案している。 この装置は、前後方向は防振構造ではないが、左右のブラケット板の振動を規 制するため、ブラケット板から発する音は最も大きく低減されている。しかしな がら、前後方向が遮音構造でないため、改善の余地が残されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ブレーカ作業における騒音を低減し、作業現場の環境を向上させ、 台車に伝達される振動を低減し、台車部品の消耗、運転者の疲労を軽減し、油圧 ブレーカの保守点検を容易にしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、ブレーカ作業における騒音を低減し、 作業現場の環境を向上させ、台車に伝達される振動を低減し、台車部品の消耗、 運転者の疲労を軽減し、油圧ブレーカの保守点検を容易にすべく、油圧ブレーカ を挟持するように配置し台車に連結可能な1対のブラケット板を有する油圧ブレ ーカ用ブラケットであって、ブラケット板の内面の縦縁部に取付板を設け、ブラ ケット板と油圧ブレーカの左右両側面との間に防振ゴムを挟み込み、両ブラケッ ト板は締結手段により互いに締結し油圧ブレーカを挟持し、油圧ブレーカの上面 および下面とブラケット板間に固定したディスタンスボックスとの間に防振ゴム を挟み込み、油圧ブレーカの前後面に防振ゴムを当接させ、防振ゴムの外側に配 置したカバー板を取付板に取付けてなる油圧ブレーカ用防振ブラケットとした。
【0008】
【作用】
本考案は、油圧ブレーカを挟持するように配置し台車に連結可能な1対のブラ ケット板を有する油圧ブレーカ用ブラケットであって、ブラケット板の内面の縦 縁部に取付板を設け、ブラケット板と油圧ブレーカの左右両側面との間に防振ゴ ムを挟み込み、両ブラケット板は締結手段により互いに締結し油圧ブレーカを挟 持し、油圧ブレーカの上面および下面とブラケット板間に固定したディスタンス ボックスとの間に防振ゴムを挟み込み、油圧ブレーカの前後面に防振ゴムを当接 させ、防振ゴムの外側に配置したカバー板を取付板に取付けてなる簡単な構造で 防振、防音効果を有し、操作性を向上し、保守点検を容易にする。
【0009】
【実施例】
本考案を添付する図面に示す具体的一実施例に基づいて以下詳細に説明する。 チゼル4を備えた油圧ブレーカ1の左右両側にそれぞれ概略長方形状のブラケ ット板2を配置する。ブラケット板2は概略長方形状のものに限らず、図5に示 すように概略三角形状のブラケット板2Aであっても同等の効果を奏するもので ある。
【0010】 ブラケット板2の内面縦両縁部に油圧ブレーカ1の前後面に対応する箇所に取 付板3を固着する。この取付板3にはカバー板5を螺着するネジ孔6が刻設して ある。 ブラケット板2と油圧ブレーカ1との間には、油圧ブレーカ1とほぼ同じ外形 をし、幅が取付板3間に入る大きさの防振ゴム7を挟み込む。なお、この防振ゴ ム7は、必要があれば一枚でなく複数枚に分割することは自由である。
【0011】 左右のブラケット板2は、その間に四角枠状の上ディスタンスボックス8、下 ディスタンスボックス9およびディスタンスパイプ10を介在させてボルト11をブ ラケット板2の通孔12、上ディスタンスボックス8の通孔13、下ディスタンスボ ックス9の通孔14、ディスタンスパイプ10に挿通させてナット15で螺締する。こ のとき防振ゴム7は適度に圧縮されるようにボルト11およびナット15で締め込み 、防振ゴム7が適度に圧縮できるように上ディスタンスボックス8、下ディスタ ンスボックス9の幅とディスタンスパイプ10の長さを設定する。このことにより 油圧ブレーカ1のブラケット板2方向への振動を吸収し、かつ、ブラケット板2 自身を制振する。
【0012】 油圧ブレーカ1の上部では、上ディスタンスボックス8の窓孔21から防振ゴム 22を挿入して油圧ブレーカ1上に装着し、カバー板23にて窓孔21を覆い、ボルト 24をその通孔25に通し、ネジ孔26に螺着してカバー板23を上ディスタンスボック ス8の上面に取付けて防振ゴム22を適度に圧縮して油圧ブレーカ1の上面に当接 させる。
【0013】 油圧ブレーカ1の下部では、下ディスタンスボックス9内に防振ゴム27を適度 に圧縮して収容する。 油圧ブレーカ1の上下には適度に圧縮した防振ゴム22・27が介在するので、油 圧ブレーカ1の打撃反力を吸収する。 油圧ブレーカ1の前後面には防振ゴム28・29を当接させてカバー板5・30をそ の通孔31・32にボルト33・34を通して取付板3のネジ孔6に螺締して、適度に圧 縮して取付ける。
【0014】 防振ゴム28とカバー板5は、主として油圧ブレーカ1の掘削力の前後方向の大 きな荷重および振動に対して油圧ブレーカ1を保持する目的で装着されるため、 防振ゴム28は他の防振ゴムより大きな力が加わる。それで、防振ゴム28を他の防 振ゴムより大きくしてもよいが、防振ゴムは強度の大きい材質のゴムを使用し、 寸法を小さくした方が防音効果は大きい。
【0015】 また、防振ゴム29およびカバー板30は、主として油圧ブレーカ1から発生する 音を遮音する目的で装着される。装着された状態で防振ゴム29は防振ゴム7と接 触し、油圧ブレーカ1の側面を隙間なく遮音する。 両ブラケット板2間の上部には、防振ゴム36を介在させてディスタンスパイプ 37が設けられている。
【0016】 上記で説明したように、油圧ブレーカ1の前後面には位置によって、強度、材 質、バネ定数の異なる防振ゴムおよびそれぞれの防振ゴムに適した強度のカバー 板が装着されるが、カバー板個々の振動が他カバー板へ直接伝達されないよう、 カバー板は互いに接触することなく分離して装着される。特に強い荷重を受け振 動しやすいカバー板は、寸法を小さくした方が防音効果が大きい。
【0017】 防振ゴム7・28・29は、図6に示すようにブラケット板2やカバー板5・30と 当接する周縁部は残すが、バネ定数を弱くするために、孔を穿設したり、あるい は分割したりする。 上記のような構成により、油圧ブレーカは全方向に対してブラケット板と金属 接触することなく、圧縮された防振ゴムで保持されブラケット板に伝達される振 動が大幅に低減された。
【0018】 また、ブラケット板の金属板部の大部分を防振ゴムで制振することにより、ブ ラケット板から発生する騒音が大きく低減された。 さらに、メンテナンス上必要となるホース装着部、ガス注入部、ボルト点検部 、チゼル着脱部の作業空間を除いた部分は、防振ゴムおよびカバー板でほとんど 隙間なく遮音することにより、ブラケット板外部に漏れる油圧ブレーカの騒音が 低減できた。これらの効果により、防振、遮音構造でない従来の一般的な油圧ブ レーカ用ブラケットに比べ9〜12dB(A)騒音が低減された。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、上記のような構成であるので、油圧ブレーカが振動する上下・左右 ・前後方向に対し防振ゴムを圧縮して使用することにより、大きな防振防音効果 が得られた。 また、本考案は、ブラケット板の内側と外側をメンテナンス上必要な部分を除 いてほぼ隙間なく遮音することにより大きな防音効果が得られた。
【0020】 さらに、本考案は、カバー板を分離して装着することにより、個々の振動が他 へ伝達されにくくなり、大きな防音効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る油圧ブレーカ用防振ブラケットの
分解斜視図である。
【図2】側面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】ブラケット板の他の例に示す側面図である。
【図6】防振ゴムの他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…油圧ブレーカ 2…ブラケット板 3…取付板 7…防振ゴム 11…ボルト (締結手段) 15…ナット (締結手段) 8・9…ディスタンスボックス 22・27…防振ゴム 28・29…防振ゴム 5・30…カバー板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ブレーカを挟持するように配置し台
    車に連結可能な1対のブラケット板を有する油圧ブレー
    カ用ブラケットであって、ブラケット板の内面の縦縁部
    に取付板を設け、ブラケット板と油圧ブレーカの左右両
    側面との間に防振ゴムを挟み込み、両ブラケット板は締
    結手段により互いに締結し油圧ブレーカを挟持し、油圧
    ブレーカの上面および下面とブラケット板間に固定した
    ディスタンスボックスとの間に防振ゴムを挟み込み、油
    圧ブレーカの前後面に防振ゴムを当接させ、防振ゴムの
    外側に配置したカバー板を取付板に取付けてなる油圧ブ
    レーカ用防振ブラケット。
  2. 【請求項2】 油圧ブレーカの上下・左右・前後面にお
    いて、メンテナンスに必要なホース装着部、ガス注入
    部、チゼル着脱部、ボルト点検部を除いた部分のブラケ
    ット板およびカバー板に、防振ゴムを圧縮して取付け、
    油圧ブレーカを金属接触のないようにして支持した請求
    項1記載の油圧ブレーカ用防振ブラケット。
  3. 【請求項3】 油圧ブレーカの前後面に複数個配置する
    防振ゴムとカバー板のうち、主として油圧ブレーカ前後
    方向の力を受ける防振ゴムとカバー板を、前後面の上下
    に1対ずつ配置し、それぞれの防振ゴムとカバー板は他
    の防振ゴムとカバー板に接触することなく分離している
    請求項1記載の油圧ブレーカ用防振ブラケット。
  4. 【請求項4】 油圧ブレーカの前後・左右面に配置され
    る防振ゴムが装着状態で互いに接触し、油圧ブレーカ全
    側面を隙間なく遮音する請求項1記載の油圧ブレーカ用
    防振ブラケット。
JP1994000050U 1994-01-13 1994-01-13 油圧ブレーカ用防振ブラケット Expired - Lifetime JP3019179U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101270866B1 (ko) * 2011-03-24 2013-06-05 최이광 브레이커용 방진장치
JP2015160283A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 古河ロックドリル株式会社 油圧ブレーカ用ブラケットおよびこれを備える油圧ブレーカ

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