JPH01289779A - 自動二輪車の吸気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動二輪車の吸気！［におけるエアークリーナ
の吸入口配置に関する。

従来、自動二輪車において、車体の左右のメインフレー
ムの間の空間を有効に利用するため、エアークリ−すを
その空間内に設はエアークリーナのエアー吸入口を車体
のヘッドパイプの直後に関口したものは知られている（
！Ｉｆ？！昭５１−３１４３５号公報参照）。

このものは自動二輪車の走行中、前方からエアークリー
ナ吸入口に侵入する塵・雨水を防ぎ、かつ走行風による
動圧を受けないようにするため、ヘッドパイプを遮へい
部材として使用するものである。

しかしヘッドパイプは円柱状であるから高速走行時や向
風の場合、塵・雨水の侵入や動圧の影響等を充分に防ぐ
ことは困難である。

本発明はこのような不具合を解決するためになされたも
のであり、へ？ドパイブに結合されこれから左右に間隔
をおいて後方に延びるメインフレームと、エンジンの上
部にエアークリーナとを有する自動二輪車において、前
記エアークリーナを前記左右のメインフレームの間に配
設すると共にその上方を前記ヘッドパイプとシート間に
渡って延在する被冠部材で覆い、前記エアークリーナの
エアー吸入口を前記エアークリーナの底壁側におぃて車
体後方に向けで開口したことを特徴とする。

以下添付図面に従って本発明の実施例について説明する
。

＃１１図は本発明が適用される自動二輪車の概略構造を
示し、第２図は実施例の！Ｉ！部を示す破断図であり、
ｔＩ４３図は第２図の■−■線に沿う断面図である。

第１図に示すように、メインフレーム１は前部において
操向軸を支承するヘッドパイプ４と、このヘッドパイプ
４に前端がつながりこれから車体左右に間隔をおいて後
方に延びる上部メインフレーム６．６と、下部メインフ
レーム８．８とにより成り、自動二輪車の車体の前半部
を構成している。

下部メインフレーム８，８の内側にはＶ型エンジン２が
搭載され、その上方でかつ燃料タンク１４の下方にはサ
ージタンク１６が配設されている。

サージタンク１６には吸気通路２２接続されこの内部に
はエアー７０−メーター４６が設けられている。

サージタンク１６とその前方にあるエアークリーナ２４
は吸気通路２２により左右のメインフレーム１の間で、
車体の前後方向にお互いに連通して配設されている。

前記燃料タンク１４は車体の上部においてヘッドパイプ
４とシート１９の間に延在しており、吸気装置を覆う被
冠部材を形成している。

次に第２図に示すように、エンジンはＶ字形のシリング
１０．１２の内側が吸気側となっており、ミキシングボ
ディ取付座２６．２８が設けられ、この取付座２６．２
８にあけられた吸気孔は吸気弁３０．３２と連通してい
る。

ミキシングボディ取付座２６．２８からは上方に向けて
ミキシングボディ１８．２０が′！Ｌ設されている。ミ
キシングボディ１８．２０は互いに相対するミキシング
ボディ側にやや傾斜させて上方に延設されており、その
上部においてサージタンク１６の底壁に接続されている
。

ミキシングボディ１８．２０の互いに対面する側には混
合気供給手段としてインジェクタ３４゜３６が装着され
でおり、このイン７ェクタ３４゜３６はミキシングボデ
ィ１８．２０内に後述するエアー７０−メータの信号に
基づいて燃料を噴射するようになっている。更にミキシ
ングボディ１８．２０には弁軸３８，４０が枢支されて
おり、この弁軸３８．４０には図示しないスロットル弁
が取付けられて燃焼室に送られる混合気量を制御する。

また吸気通路２２はその上半分がサージタンク１６の上
面４４より上部に位置するよう配置されている。

吸気通路２２内にはエアー７０−メータを構成するメシ
ヤリングプレート４８が位置している。

なお、吸気通路２２内に形成されたバイパス通路５４は
スロー系統の通路である。

吸気通路２２の終端部はケーシング５６の上部と連通さ
れており、更にこのケーシング５６の下部はエアークリ
ーナ２４と連通されている。

このエアークリーナ２４の内部には第２図に示すように
円筒状のエレメント５８が配設され、このエレメント５
８の内部にはＬ字状の通路５９の出口６０が開口しでい
る０通路５９はエアークリーナの底壁に設けられエアー
吸入口６１は車体の後方に向けて開口され、第３図に示
すように矩形状に形成されでいる。

エアー吸入口６１は車両の内部に開口しているので雨水
、塵等が吸入され難くまた走行風による動圧の影響を防
ぐことができる。

以上のように構成された本発明に係わる実施例の作用は
次の通りである。

先ず通路５９から取り入れられた吸入空気は、エアーク
リーナ２４内のエレメント５８によって塵等を除去され
、更にエレメント５８を通過した吸入空気はケース５６
を通って吸気通路２２に送られる。

吸気通路２２においてはその吸気通路２２内を通過する
吸入空気量によってメジャリングプレート４８が回動し
、この開かれた角度によってメノヤリングプレート４８
と同軸に連結されている図示しないボテンンタンメータ
が吸入空気量を電圧比に変換して検出する。このボテン
シタンメータからの検出値は前記イン７ェクタ３４，３
６の燃料噴射量を制御する。

吸気通路２２を通った吸入空気は接続部４２カ・らサー
ジタンク１６に入り脈動が沈静化された後、ミキシング
ボディ１８．２０に送られる。

ミキシングボディ１８．２０で形成された混合気は図示
しないスロットル弁で制御され吸気弁３０．３２の開弁
によりエンジンの燃焼室に供給される。

本発明は以上のように、ヘッドパイプに結合されこれか
ら左右に間隔をおいて後方に延びるメインフレームと、
エンジンの上部にエアークリーナとを有する自動二輪車
において、前記エアークリーナを前記左右のメインフレ
ームの間に配設すると共にその上方を前記ヘッドパイプ
とシート間に渡って延在する被冠部材で覆い、前記エア
ークリーナのエアー吸入口を前記エアークリーナの底壁
側において車体後方に向けて開口したことを特徴とする
。

従って、エアークリーナのエアー吸入口の周囲はヘッド
パイプ・メインフレーム・被冠部材・エンジン等で囲ま
れることになり、しかもエアー吸入口をエアークリーナ
の底壁側において後方に向けたので高速走行時や向風に
おいて塵・雨水の侵入や動圧の影響を充分に防ぐことが
できる。

また、前記エアークリーナ底壁側は上方が被冠部材で覆
われたエアークリーナの土壁側に比べ熱のこもりが少く
冷たい空気をエアークリーナに吸入することができるの
で、エンジン性能面からも好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる実施例が適用される自動二輪車
の正面図、１２図は本発明に係わる実施例の要部を示す
破断図、第３図は第２図上■−■線に沿う断面図である
。 １・・・メインフレーム　　２・・・エンジン４・・・
ヘッドパイプ １４・・・燃料タンク（被冠部材）　１９・・・シート
２４・・・エアークリーナ　６１・・・エアー吸入口特
許出願人　　ヤマハ発動機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘッドパイプに結合されこれから左右に間隔をおいて後
   方に延びるメインフレームと、エンジンの上部にエアー
   クリーナとを有する自動二輪車において、前記エアーク
   リーナを前記左右のメインフレームの間に配設すると共
   にその上方を前記ヘッドパイプとシート間に渡って延在
   する被冠部材で覆い、前記エアークリーナのエアー吸入
   口を前記エアークリーナの底壁側において車体後方に向
   けて開口したことを特徴とする自動二輪車の吸気装置。