JPH01289524A

JPH01289524A - 加工材の押付け機構

Info

Publication number: JPH01289524A
Application number: JP11631288A
Authority: JP
Inventors: Terusada Terabayashi; 寺林　輝定
Original assignee: YKK Corp; Yoshida Kogyo KK
Current assignee: YKK Corp
Priority date: 1988-05-13
Filing date: 1988-05-13
Publication date: 1989-11-21
Anticipated expiration: 2010-10-18
Also published as: JPH0796136B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、プレスにより製作されるアルミ形材等の加
工材を、加工用金型へ押付は固定する押付は機構に関す
るものである。

〔従来技術］従来この種の押付は機構としては、第５図および第６同
に示すように、アルミ形材１′をグイ２′へ押付ける押
付は部材３′と、この押付は部材３′をグイ２′へ圧接
させるスプリングが設けられているホルダー４′と、押
付は部材３′のグイ２′への押付けおよび押付は解除を
行うプレス上盤５′に設けられたカム６′とから成るも
のが知られている。

そしてカム６′は、角形の鋼材ブロックに削り出しなど
の機械加工を加えた後、さらに焼入れなどの熱処理を行
って第６図に示すような最終形状に仕上げて構成されて
いる。

〔この発明が解決すべき課題〕

しかしこの従来の押付は機構のカムは、押付は機構用と
して専用に製作する必要があるので、多くの加工工程、
加工時間を必要とし、部品コストの上昇を招いていた。

また−度加工してしまうと再度加工しにくいため、カム
の取付基準位置から作用部６′ａまでの距！１ｆｌｌＨ
（第６図参照）を変える必要が生じた場合に対応するこ
とができず、カムを交換する以外に対応することができ
なかった。

この発明は前述した事情に鑑み創案されたもので、その
目的はカム加工の簡略化および加工コストの低減を図り
、同時にカム部品の共用化を可能としたアルミ形材等の
加工材の押付は機構を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明によれば加工材の押付は機構を、金型のダイへ
加工材を押付ける押付は部材と、この押付は部材をダイ
へ圧接させるスプリングが設けられているホルダーと、
前記押付は部材のダイへの押付けおよび押付は解除を行
わさせるべく作用するプレス上盤に設けられたカムとか
ら構成することとする。

また前記カムは、頭部を加工してカム作用部とした焼入
れボルトで形成されており、そのネジ部を前記プレス上
盤に螺合することで取付けられていると共に、ネジ部に
はプレス上盤に締付ける緩み止め用ナツトが螺合してい
るものとする。

そしてカムに焼入れボルトを使用することで、市販の焼
入れボルトを用いることができて、専用に製作するもの
に比べて部品コストの上昇を抑える。またネジ部をプレ
ス上盤に螺合して取付けることにより、その螺合量を変
えることでカムの取付基準位置から作用部までの距離を
変えることができるようにしたものである。

〔実施例〕

以下この発明を図示する実施例によって説明する。

アルミ形材等の加工材７の押付は機構８は、第１図に示
す如く、加工材７を金型のダイ９へ押付ける押付は部材
１０と、この押付は部材１０をダイ９へ圧接させるスプ
リング１１が設けられているホルダー１２と、押付は部
材１０のダイ９への押付けおよび押付は解除を行わせる
べく作用するプレス上１１３に設けられたカム１４とか
らなっている。なおここで符号１５は押付は部材１０が
設けられており、カム１４が作用する押出し部材ある。

そしてカム１４は、第２図に示す如く、頭部を加工して
カム作用部１４ａとした焼入れボルトで形成されており
、そのネジ部１４ｂをプレス上盤１３に螺合することで
取付けられていると共に、ネジ部１４ｂにはプレス上盤
１５に締付ける緩み止め用ナツト１６が螺合して構成さ
れている。

なおこのカム１４は、市販の安価な焼入れボルトを利用
し、そのボルトの頭部に旋削加工を加えて作用部１４ａ
となる段形状に形成したものであり、作用部１４ａ、ネ
ジ部１４ｂ、支持部１４ｃとから成っている。

またこのカム１４は、油圧によりプレスガイドバー１７
に沿って上下動自在なプレス上盤１３のネジ受は部１８
に螺着しである。そしてこのネジ受は部１８への螺合量
を、ネジ部１４ｂと緩み止め用ナツト１６とを動かして
変えることにより、取付基準位置からカム１４の作用部
１４ａまでの距離Ｈ（第２図参照）を変化させることが
できる。

押出し部材１５は、ホルダー１２内を貫通しており、一
端に押付は部材ＩＯが設けられている２本の摺動部材１
５ａ、１５ａと、この２本の摺動部材１５ａ、１５ａの
他端に設けられている作用Ｆｉ１５ｂとからなっている
。また摺動部材１５ａ。

１５ａに付随しているストッパー１９とボルダ−１２と
の間にはスプリング２０が装着されている。

なおこのスプリング２０は、第３図に示す如く、通常時
ホルダー１２と作用板１５ｂとの隙間に、カム１６の作
用部１４ａがくい込んでいることから、ストッパー１９
により圧縮されている状態となっている。

このような構成からなる押付は機構８による加工材７の
押し付けての固定を行う際しては、まずアルミ形材加工
用金型のプレス上盤１３の下降に伴い、カム１４が下降
する。

この時に通常時ホルダー１２と押出し部材１５の作用板
１５ｂとの隙間にはカム１４の作用部１４ａがくい込ん
でいるが（第３図参照）、カム１４が下降するにつれて
この隙間にカム１４の支持部１４ｃが入り込む。

そしてホルダー１２と押出し部材１５の作用板１５ｂと
の隙間に存在している、カム１４の作用部１４ａから支
持部１４ｃへの断面積の減少に伴い、後方に押し戻され
ていた押出し部材１５の摺動部材１５ａ、１５ａが、ス
プリング２０の力により前方（ダイ９の方向）へ突き出
す。（第４図参照）そしてそれに連動して押出し部材１５の前部に取り付け
られている押付は部材１０が、ダイ９へ加工材８を押付
は固定する。

［発明の効果］この発明による加工材の押付は機構は、押付は部材のダ
イへの押付けおよび押付は解除を行わさせるべく作用す
るプレス上盤に設けられたカムを、加工によりカム作用
部とした頭部を有する焼入れボルトで形成する。またそ
のネジ部を前記プレス上盤に螺合することで取付けると
共に、ネジ部にはプレス上盤に締付ける緩み止め用ナツ
トを螺合させたことを特徴としている。

そしてこの構成によればカムを従来の粗材から削り出す
方法に代えて、市販の安価な焼入れボルトを利用するこ
とができることとなる。そのためこの焼入れボルトの一
部を旋削加工するだけで、所定形状のカムが得られるの
で、加工作業を含めた製品コストの低減が図れる。

またプレス上盤にカムを取付ける時、カムにおける取付
は基準位置から作用部までの距離は、従来のカムではそ
の部品形状によって限定されていた。しかしこの発明の
如くボルトを用いた場合は、そのネジ部によりプレス上
盤への螺合量を変えることができるので、取付は基準位
置から作用部までの距離調整が可能となり、カムの共用
化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の加工材押付は機構を示す概略斜視図
、第２図は第１図のＡ部拡大斜視図、第３図および第４
図は加工材の押付は工程を示す概略平面図、第５図は従
来の加工材押付は機構を示す斜視図、第６図は第５図の
Ｂ部拡大斜視図である。１′・・・アルミ形材、２′・・・ダイ、３′・・・押
付は部材、４′・・・ホルダー、５′・・・プレス上盤
、６′・・・カム、７・・・加工材、８・・・押付は機
構、９・・・ダイ、１０・・・押付は部材、１１・・・
・・・スプリング、１２・・・ホルダー、１３・・・プ
レス上盤、１４・・・カム、１４ａ・・・作用部、１４
ｂ・・・ネジ部、１４ｃ・・・支持部、１５・・・押出
し部材、１５ａ・・・摺動部材、１５ｂ・・・作用板、
１６・・・緩み止め用ナツト、１７・・・プレスガイド
バー、１８・・・ネジ受は部、１９・・・ストッパー、
２０・・・スプリング。第　２　図第　３　図薄５　図

Claims

【特許請求の範囲】加工材７を金型のダイ９へ押付ける押付け部材１０と、
この押付け部材１０をダイ９へ圧接させるスプリング１
１が設けられているホルダー１２と、前記押付け部材１
０のダイ９への押付けおよび押付け解除を行わさせるべ
く作用するプレス上盤１３に設けられたカム１４とから
なる加工材７の押付け機構８において、前記カム１４は、頭部を加工してカム作用部１４ａとし
た焼入れボルトで形成されており、そのネジ部１４ｂを
前記プレス上盤１３に螺合することで取付けられている
と共に、ネジ部１４ｂにはプレス上盤１３に締付ける緩
み止め用ナット１６が螺合していることを特徴とする加
工材の押付け機構。