JPH01289435A - 蚕蛹魚類群誘引持続性蒟蒻基材釣餌及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は確藺基材釣餌及びその製造方法に関し、さらに
詳しくは両画マンナンを主成分とする蒟蒻芋精粉を用い
た釣餌及びその製造方法に関する。

（従来の技術） 四面を海に囲まれ内陸に多くの河川をもった我が国で食
料獲得の手段として古くより釣が行なわれているが、今
日海豹、用釣を問わず趣味、娯楽の領域からさらに拡が
って大衆化しつつあり、釣の発達につれて餌にも人々の
関心が高まっている。

今日用いられている餌は大別すると、＋１１動物質餌、
（２）植物質餌、（３）練餌、（４）擬似餌に分類され
、動物餌でも環虫類、幼虫の類、成虫の類、エビ類。

魚類、貝類、肉類に分類でき、これら動物質各種の餌の
鮮度から活餌（いきえ）、生鮮な餌、貯蔵餌に分けられ
る。また、実餌に似せて作った鳥の羽毛を用いた毛針等
が知られている。

（発明が解決しようとする課題） 上記動物質餌の場合、その外観や挙動に起因して取扱上
も嫌われる面も少なくないこと、また、動物質餌は腐敗
し易い欠点があり、さらに腐敗したときの臭気は人々に
嫌悪されるので残った餌は帰りに廃棄するか、若し貯蔵
して用いるとしても奥部である以上その取扱がきわめて
煩雑である。

また、練餌の場合も同様にその都度調整が必要であり不
便である。さらに、擬似餌では魚によっては予め釣場所
に適宜餌をまいてから釣を行なうことを余儀なくされて
おり、手数がかかりその餌代も嵩む難点がある。

本発明者は上記これらの問題点を解消するため種々検討
を重ね、両画芋精粉を基材とし炭酸ソーダ溶液で凝固成
型前に少なくとも一種以上の全軸粉末等の魚類群誘引物
質ならびに着色料等を混合添加し、アルカリにより凝固
した後、蒸し処理を施した蒟蒻基材釣餌及びその製造方
法を完成した。

本発明は両画マンナンを主成分とするｉ両手精粉を基材
とし、該基材に少なくとも一種以上の全軸粉末等の魚類
群誘引物質ならびに着色料等が混合添加され、アルカリ
処理により凝固成型してなるｆ＠繭基材釣餌及びその製
造方法を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明者は従来の釣餌、特に−船釣な動物質餌の腐敗、
非衛生的な欠点を解消するため、碕薊芋楕粉中に含有す
るマンナンが水分を含むと著しく膨脹し、かつ強力な粘
着性を発揮すること、又、炭酸ソーダで凝固して不熔解
性となり、耐熱性も強く、水或いは海水中でも安定であ
り、しかも嫌な臭気もなく、保存もできるので釣餌の基
材として適当である点に着目した。

しかしながら、碕酊芋精粉の主成分であるこんにゃくマ
ンナンは水に容易に熔けてのり状となり、さらにアルカ
リで凝固して不溶解性となり、水分を含むと著しく膨脹
し、かつ強力な粘着力をもつ等の特性をもっているが、
−旦凝固して不熔解性となった場合、上記のように耐熱
性も強く安定である。このため通常の食用こんにゃくと
して製造されたものに釣餌として望ましい各種の加工処
理を施すことは難しい、たとえば釣餌として必要な赤色
系又は赤褐色系の着色処理や、至情ほか動物性脂肪エキ
ス等を煮沸加工などで付与するとしても、ヘミセルロー
スに属する多糖類であるこんにゃくマンナンはアルカリ
と煮沸すると著しく粘稠となり、耐熱性が強く安定であ
るため内部まで浸透しにくい難点がある。

このように、両画マンナンを主成分とするｆｆ１ｌ芋精
粉を基材としても、釣餌として食用こんにゃく製品に爾
後の加工をする場合には該マンナンのもつ性質から種々
の制約があり、釣餌としての効果を期待することは困難
である。たとえば食用こんにゃく製品に後処理しても上
記魚類群誘引物質や着色料等の加工処理は難しく、また
、通常、食用こんにゃく製造工程の場合と同じくように
型箱で固まったものを温渦中で加熱すると、混合添加し
た魚類群誘引物質や、特に着色料が温渦中に溶は出して
釣餌としての性質が著しく低下して了う欠点がある。

このため本発明者は、上記聞藺芋精粉中に含有するこん
にゃくマンナンが水を吸収すると膨脹して非常に容積が
大となり、粘度の高いコロイド状態を呈し、これに炭酸
ソーダ、石灰水などのアルカリを加えて加熱すると凝固
して半透明の弾力のある固まりになり、衛生的でしかも
安価である点を生かすと共に、蚕情粉末等の如き魚類群
誘引物質並びに着色料、クエン酸等の安定剤、酒粕エキ
ス等を微温湯中で前記ｆＪｕ芋楕粉と混合添加した後、
アルカリ処理して型箱に入れ、次いでこれに蒸し処理を
施すことにより、衛生的で、弾力性および粘着性を有し
、さらに各種の動物性奥部に似た形状、大きさの型箱を
予め設定すれば適宜成型容易であり、価格も安価である
との結論に達した。

すなわち、本発明での釣餌は動物性奥部の如き生餌でな
く所謂人工釣餌であって、まず全軸粉末等の少なくとも
一種以上の魚類群誘引物質ならびに着色料その他をｉ繭
マンナンのアルカリ処理の前段階で混合添加する点、お
よび凝固したものを通常食用こんにゃ（の製法の如く温
湯で加熱せずに蒸し処理を施した点、さらに型箱を予め
設定し各種動物生餌等に酷似した外観、形態、大きさを
容易に得ることができ、或いは押出し機により線条型の
うどん状に成型できる点、また、ソーセージ型などや、
シュリンク包装などにより保存、携帯用として構成でき
る等を特長とするものである。

本発明で使用する碕羽芋精粉は最も多く栽培されている
赤茎種の他、青茎種、シナ種のいずれでもよく、マンナ
ンを主成分とし炭酸ソーダや石灰水を加えて煮沸し製造
される食用ｆｆＪ藺に供される碕薊芋精粉を使用するこ
とができる。生産された５Ｊ萌芋より風選しながら粉砕
しグルコマンナンの部分のみを集めたものが精粉と呼ば
れ、色が白く、光沢があり、膨張力、粘着力の強いもの
がよいとして今日ダイエツト食品としても見立されつつ
あるが、このような良質なもののみに限定されない。

また、上記碕芸芋精粉を基材とし、これに混合する魚類
群誘引物質としては、全軸粉末、錬などの魚油エキス、
がま油、蜂蜜などの他、必要により人工着香料（合成香
料）を用いることができる。

さらにこれら魚類群誘引物質は一種に限らず用釣或いは
海豹、或いは魚の種類等により二種以上の該誘引物質等
を含有した釣餌を適宜つくることができる。たとえば至
情粉末を混合添加する場合では両画芋精粉１００重量部
に対し全軸粉末ｌＯ重量部以上、好ましくは２０〜８０
重量部である。

また、本発明の釣餌においては従来この種釣餌で使用さ
れている赤色系又は赤褐色系の着色は容易であり、天然
色素或いは食用タール色素等を碕薊マンナンの凝固前に
添加し適宜所望の着色を施すことができ、かつアルカリ
処理で凝固後も温水で加熱せず、蒸し処理を行なうので
着色料が溶液中に出す安定している。さらに上記魚類群
誘引物質の他、酒粕エキス、砂糖など、及びクエン酸等
の安定剤を適宜添加することができる。

さらに、アルカリ処理後、型箱によりえび、イワムシ等
の形状に成型する他、押出し機を用いて線条型の適宜太
さのうどん状に成型して蒸し処理を行ない、これを好み
の長さに切断、或いはちぎって釣餌とすることができる
。

今日的の発達に伴ない餌の研究も進んでいるが、同−魚
に対しても人それぞれによって用いる餌が違い、極端に
いえば各人各様の餌を選んでいるといわれる程であるが
、この面からみても本発明で釣をする人々に各種の魚類
群誘引物質を含有した多数の釣餌を提供することが可能
である。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。

実施例１ まず、容器中で碕携芋精粉１０ｇを入れ全軸粉末６ｇを
加え十分混合する。別の容器に微温湯を２００　ｃｃを
準備し、食用紅０．２ｇを添加し、次いでクエン酸０．
１ｃｃ、酒粕エキス０．５　ｃｃを入れ十分攪拌する。

さらに別の容器に炭酸ソーダ４〜５％溶液を５０ｃｃ準
備する。次に上記微温湯中に碕薊芋精粉と全軸粉末を混
合したものを徐々に入れながら、約２０分攪拌を続は十
分コロイド状態とした後、炭酸ソーダ溶液５０ｃｃを加
え、さらに１５〜２０分攪拌し固まらせる。

これを溝底長方形容器に入れ、蒸し器の中で約２０分蒸
し処理を施した後、これを取り出して冷水中で約３０分
放置し、次いでこれを適宜環虫類や貝類の形状に切り各
種形状、大きさの釣餌を得た。このようにして得られた
釣餌は赤色系に着色されており、ｉ藺マンナンの弾力性
と粘着性をもっており、至情粉末の臭気を有するもので
あった。

また、これを釣針に装着した場合はずれ難いので釣餌を
度々取換える手間が省けることがわかった。

実施例１で得た釣餌で京都府綾部市近郊の由良用で５月
上旬の午後２目的を行ない、ちと１５匹、ふな２匹、ぎ
ぎ１匹、はえ２匹が釣れ、通常みみず、さし虫等で釣れ
るものと変わりなく、魚群も網羅的に釣れた。

実施例２ ｉ両手精粉１０ｇと全軸粉末１０ｇとを十分混合し、別
の容器に実施例１と同じ＜　２００　ｃｃの微温湯を準
備し、赤色食用色素を微量添加し、次いで鯨油エキス１
．０　ｃｃ及びクエン酸０．１ｃｃ、酒粕エキス２．０
　ｃｃを入れて十分に攪拌した。次に２００伽の微温湯
の中に上記？ｉ＠ｓ芋精粉と蚕悄扮末とを混合したもの
を少しづつ混入し、約２０分攪拌をつづけ十分コロイド
状態となってから、実施例１と同様に別途調整した炭酸
ソーダ溶液５０ｃｃを加え、さらに２０分攪拌し凝固さ
せた。これをエビの形および蚕の形に似た成型容器に入
れ、約２０分蒸し処理を行なった後、これを取り出し常
温で放置した。

得られた釣餌は赤色系で弾力性ならびに粘着性があり、
蚕情と鯨油の臭気が混ざったエビ形及び全形に似た釣餌
であった。

この釣餌で京都府ｎ１１市白杉の海岸で５月上旬の午後
２目的を行ない、チヌ１匹、あじ１匹、うぐい２匹が釣
れた。この釣餌を釣針に装着した場合はずれ難いので釣
餌を取換える手間が省けた。

実施例３ 高両手楕扮１０ｇと全軸粉末３ｇとを混合し、別の容器
に２００ｃｃの微ａ湯を準備し、実施例２と同様に赤色
食用色素ならびに鯨油エキス１．Ｑｃｃ及びクエン酸０
．１ｃｃ、酒粕エキス２．　Ｏｃｃを入れて十分に攪拌
した。次に２００ｃａｌＯｇとを十分混合し、別の容器
に実施例１と同じ＜２００ｃｃの微温場の中にｌ＠鵜芋
精粉と全軸粉末を混合したものを徐々に混入し、約２０
分攪拌をつづけ十分コロイド状態となってから、浅底長
方形容器に入れ、これを蒸し器中で２０分蒸した後、取
り出して冷水中で２０分放置した。次いで、これをビニ
ール袋に入れてから一端の開口部をヒートシールして密
封状態とした。

得られた釣餌は淡赤色で弾力性と粘着性を有する保存、
携帯用に通したものであった。

実施例３で得た釣餌で京都府福知山市内の由良川で５月
上旬の午後３目的を行ない、ふな６匹、ちと８匹、はえ
３匹が釣れ、実施例１と同様に通常みみず、さし虫等で
釣れる魚類群と種類は変わらず、また、釣れる状態にも
差異はながった。

実施例４ 実施例１と同様に両画芋精粉１０ｇと全軸粉末６ｇを混
合し、食用紅０．２ｇ、クエン酸ｇ、酒粕エキス０．５
　ｃｃを混合添加し、炭酸ソーダ４〜５％を５０ｃｃ加
え、１５分攪拌し凝固させた後、押出し機を用いて長さ
１０ｍ、太さ４〜５寵の線条型に押し出し成型し、蒸し
処理を施し、うどん形状の釣餌を得た。

京都府綾部市近郊の由良川で５月上旬の午後２回、実施
例４で得た釣餌をちぎって用いて釣麦行ない、ふな２匹
、ちと６匹、はえ２匹が釣れた。

魚群も通常みみず、し虫等で釣れるものと変わりなかっ
た。

（発明の効果） 本発明によれば、ｈａマンナンを主成分とするＭ薊芋精
粉を基材とし、これに全軸粉末等の魚類誘引物質を混合
添加し釣餌として構成したものであるから、極めて衛生
的で、嫌な臭気もなく保存もでき、アルカリ凝固時に型
箱を適宜設定すれば各種の動物生餌等の形状、大きさに
成型することが容易である。

したがって、従来特に動物質生餌が腐敗し易く、非衛生
的であり、釣の場合不可欠の釣餌に環虫類が多いこと等
から餌の取扱いを嫌悪する人々のニーズにも十分応える
ことができ、衛生的で、また、魚類誘引物質等は凝固前
に混合添加し内部にまで存在するので水中又は海水中で
も長くその機能を発揮することができ、価格も安い等の
効果は顕著である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）蒟蒻マンナンを主成分とする蒟蒻芋精粉を基材とし
   、該基材に少なくとも一種以上の蚕蛹粉末等の魚類群誘
   引物質ならびに着色料等が混合添加され、アルカリ処理
   により凝固成型してなる蒟蒻基材釣餌。 ２）えび、イワムシ等の形状に成型されており、着色料
   により赤色系又は赤褐色系に着色された請求項１記載の
   釣餌。 ３）蒟蒻マンナンを主成分とする蒟蒻芋精粉を基材とし
   、該基材に少なくとも一種以上の蚕蛹粉末等の魚類群誘
   引物質ならびに着色料等を混合添加した後、炭酸ソーダ
   溶液を加え型箱に入れて凝固させ、次いでこれに蒸し処
   理を施してなる請求項１又は２記載の蒟蒻基材釣餌の製
   造方法。 ４）えび、イワムシ等の形状に成型可能な型箱を用いて
   凝固させ、蒸し処理後、密封してなる請求項３記載の製
   造方法。