JPH0128926Y2 - - Google Patents

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JPH0128926Y2
JPH0128926Y2 JP9780683U JP9780683U JPH0128926Y2 JP H0128926 Y2 JPH0128926 Y2 JP H0128926Y2 JP 9780683 U JP9780683 U JP 9780683U JP 9780683 U JP9780683 U JP 9780683U JP H0128926 Y2 JPH0128926 Y2 JP H0128926Y2
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JP
Japan
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runner
weir
product
horizontal
mold
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JP9780683U
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JPS605744U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋳型における湯道に関し、特に湯道
の短縮化構造に関するものである。
(従来技術) 一般に、上面に開口した湯口から溶湯を注入す
る竪型の鋳型においては、湯口とキヤビテイ(製
品用空間)とを連通する湯道は、湯口から垂直方
向に延びる垂直湯道部と、この垂直湯道部の下端
部に連通する水平湯道部とから形成されている
(実開昭56−117944号公報参照)。また、上記水平
湯道部におけるキヤビテイとの接続部分は通路面
積を絞つて溶湯の流れを整流して乱流の発生を阻
止し、製品の均質化を図るとともに、異物を除去
するための堰に形成されている。
しかるに、上記構造においては、湯道が長くな
つて製品に対する湯道の重量が大きく歩留りが低
い問題を有する。
上記問題を改善するものとして、第4図および
第5図に示すように、水平湯道部の短縮化を図つ
て歩留りを向上するようにした技術が公知であ
る。すなわち、鋳型Aの湯口gとキヤビテイC
(製品W)とを接続し溶湯を導く湯道Sは、湯口
gに続いて下方に延びる垂直湯道部S1と、この
垂直湯道部S1の下端から左右方向に分技し左右
のキヤビテイC,C間の内側下縁部に接続される
水平湯道部S2とからなり、この水平湯道部S2
が従来のものより短縮化されているものである。
上記構造においては、湯道Sの短縮化により歩
留りは向上するが、湯道Sが短縮化されたことに
より整流作用が低減して湯の流れに乱流が発生し
て、砂噛み、ノロ噛み等の鋳造不良による品質の
低下が生起することから水平湯道部S2にキヤビ
テイCとの接続部分に堰P1を設けるとともに、
その途中にも通路面積を絞つて堰P2を設け、2
重の堰P1,P2により整流効果を向上するよう
にしている。
しかして、上記の如く堰構造を2重もしくは3
重に形成すると、注湯後において、固化した製品
Wと湯道Sとを分離する際に、例えば、砂落しを
兼ねたドラムによる自動釿り機を使用した場合
に、水平湯道部S2が製品Wとの接続部分におけ
る堰P1の部分で折れずに、水平湯道部S2の途
中に形成された堰P2の部分で折れることが多く
なり、製品Wに付着している折れ残りの水平湯道
部S2を再度釿り直す工程が必要となるととも
に、湯道が複雑に分割すると製品との選別が煩雑
となり、鋳造能率を低下させる不具合を有する。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、水平湯道部の短縮化
により製品歩留りを向上するとともに、水平湯道
部における堰部を抗折性の大きい形状として、水
平湯道部が製品の外縁に沿う釿り時切断部で確実
に折れて分離するようにした鋳型における湯道の
構造を堤供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の鋳型における湯道は、水平湯道部の途
中に設ける薄肉状の堰部の形状をS字状等の屈曲
形状とし、該堰部の周辺部を釿り作業時に抗折性
を有する厚肉のリブとするとともに、この水平湯
道部と製品との接続部分の堰部を釿り時切断部に
形成したことを特徴とするものである。
(考案の効果) 短縮化した湯道の構造により、湯道部分の重量
を軽減して製品歩留りを向上すると同時に、複数
の堰部により整流効果を向上して品質改善を図る
一方、水平湯道部の途中に形成する堰部は抗折性
のある構造としたことにより、釿り時切断部を製
品近傍の所定位置とすることができ、湯道が複数
の部分に分割することもなく最小単位の分割であ
つて製品との選別が容易に行え、後加工の簡易化
により処理能率の向上が図れる利点を有する。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図には鋳型Aの鋳造方案を鋳造された鋳物
Bの形状によつて示し、1は湯口2と左右の製品
3(鋳型AにおいてキヤビテイC)とを接続する
湯道を示し、この湯道1は鋳型Aの上面に開口し
た湯口2から左右の製品3(キヤビテイC)間を
通つて下方向に延びた垂直湯道部1aと、この垂
直湯道部1aの下端から左右に延びて製品3(キ
ヤビテイC)の内側下縁部に接続する水平湯道部
1bとにより形成される。
上記水平湯道部1bは第2図および第3図に示
すように、その通路断面積が絞つて形成された製
品3(キヤビテイC)近傍の第1の堰部4と、中
間部の第2の堰部5とを有している。
第1の堰部4は、水平湯道部1bからキヤビテ
イCに流入する部分の通路が絞られて挾く形成さ
れ、釿り時切断部に構成される。一方、第2の堰
部5はS字状の屈曲形状に形成された薄肉状の部
分で構成され、この薄肉状の第2の堰部5の周囲
にフインガー状に両側から延びる厚肉部のリブ6
が形成されて釿り加工時の抗折性を有している。
上記構成により、鋳型Aの湯口2からの注湯時
においては、垂直湯道部1aを流下した溶湯は下
端部から左右の水平湯道部1bを通つて各キヤビ
テイCに流入することになるが、水平湯道部1b
を通る際に、通路面積が絞られた第2の堰部5お
よび第1の堰部4を通過することにより、乱流の
発生が阻止されて整流状態でキヤビテイCに流入
し、砂噛み、ノロ噛み等の鋳造不良の発生を伴う
ことなく良品質の製品3が得られる。
また、鋳造後の釿り時においては、水平湯道部
1bの第2の堰部5はS字状の屈曲形状に形成さ
れ、リブ6が交互に突出して各断面部分における
断面積が大きく抗折性が高いことにより、釿り加
工時にこの第2の堰部5で折れることが阻止さ
れ、製品3は水平湯道部1bとの接続部近傍の外
縁部分に沿う第1の堰部4の部分を釿り時切断部
として確実に折れ、湯道1と製品3とに分離さ
れ、選別される。
なお、第2の堰部5の形状は、上記実施例の如
きS字状の他、ジグザグ形状、波形状等の任位の
屈曲形状に適宜設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における鋳造方案を
示す正面図、第2図は第1図の−線に沿う断
面図、第3図は同−線に沿う断面図、第4図
は従来例の鋳造方案を示す正面図、第5図は第4
図の−線に沿う断面図である。 A……鋳型、B……鋳物、C……キヤビテイ、
1a……垂直湯道部、1b……水平湯道部、2…
…湯口、3……製品、4……堰部(釿り時切断
部)、5……堰部、6……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直湯道部の下端から短い水平湯道部によつて
    溶湯を直ちにキヤビテイに導くようにした鋳型に
    おける湯道であつて、水平湯道部の途中に設ける
    薄肉状の堰部の形状をS字状等の屈曲形状とし、
    該堰部の周辺部を釿り作業時に抗折性を有する厚
    肉のリブとするとともに、この水平湯道部と製品
    との接続部分の堰部を釿り時切断部に形成したこ
    とを特徴とする鋳型における湯道。
JP9780683U 1983-06-24 1983-06-24 鋳型における湯道 Granted JPS605744U (ja)

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JP9780683U JPS605744U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 鋳型における湯道

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JP9780683U JPS605744U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 鋳型における湯道

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JPS605744U JPS605744U (ja) 1985-01-16
JPH0128926Y2 true JPH0128926Y2 (ja) 1989-09-04

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