JPH01287804A - 光磁気記録装置用磁気ヘッド - Google Patents

光磁気記録装置用磁気ヘッド

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JPH01287804A
JPH01287804A JP63083768A JP8376888A JPH01287804A JP H01287804 A JPH01287804 A JP H01287804A JP 63083768 A JP63083768 A JP 63083768A JP 8376888 A JP8376888 A JP 8376888A JP H01287804 A JPH01287804 A JP H01287804A
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JP
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magnetic
core
recording medium
main core
slider
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JP63083768A
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Toshio Kazama
風間 敏雄
Hiroe Takano
高野 弘恵
Akio Kishimoto
昭夫 岸本
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、光磁気記録装置に関し、特にその磁気ヘッド
部分の構造に関するものである。
「従来の技術」 周知のように、光磁気記録装置は、レーザービームを磁
気記録媒体に照射することによりその一部を加熱して抗
磁力を下げ、その状態で磁気ヘッドにより記録を行うよ
うにしたもので、比較的小さな磁束によって垂直磁気記
録することかできるという特徴を持っている。
第25図はその従来例を示す模式図である。磁気記録媒
体11は、透光性の基板12上に垂直磁化膜I3を設け
た構成とされ、該垂直磁化膜13の表面は保護膜I4に
よって覆われている。そして前記垂直磁化膜13には、
集光レンズ14によって集光されたレーザビームLが照
射されて、照射部分が加熱されるようになっている。一
方、磁気ヘッド16は、垂直磁化膜13の加熱部分に対
して垂直磁気記録を行うもので、棒状の磁気コア17の
周囲にコイル18を巻回した構成とされ、コイル18に
記録電流を流すことによって生じた磁束により垂直磁化
膜13を垂直磁化させることにより、磁気記録を行う機
能を持っている。
「発明が解決しようとする課題」 以上の原理による光磁気記録装置においては、理論上、
磁気コア17の先端から出る磁束による記録磁界の強度
が、垂直磁化膜13で最も強くなることが好ましい。し
なしながら、磁気記録媒体11は、一般に合成樹脂等の
軟質材料によって形成されるものであって、その平面度
に限界があるから、回転に伴なう面振れが避けられず、
この面振れによる磁気ヘッド16との接触を回避すべく
、両者の間に所定のスペーシングSを設けることが必要
とされる。そして、このスペーシングSの存在、および
、磁気コア17の端面が図示の如くフラットな形状をな
すことに起因して、所定の垂直磁化を実現するために大
きな磁場が必要となり、小さな磁場で記録できるという
光磁気記録装置の長所が充分に生かされないという問題
があった。
本出願人は上記事情に鑑み、例えば特願昭62−302
74号において、磁気ヘッドの先端形状を工夫すること
により、垂直磁化膜13に磁束を集中させて磁界効率を
高める技術を提案した。しかしながら、この技術にあっ
ては、磁気ヘッドを構成するコアの径を小さくすること
ができないことに起因して、磁気回路のインダクタンス
が上昇し、高周波磁界の発生に不向になるという問題が
あった。
さらに本出願人は、特願昭62−223795号におい
て、径の細いコアを有するコイルを複数設けて、各コア
の先端から発生する磁束を一点に集束させることにより
、インダクタンスが小さく、かつ強力な磁界を磁気記録
媒体に作用させるようにした磁気ヘッドを提案した。
本出願は、先の出願に関して、下記の点の改良を図るこ
とを目的とするものである。
a、構造を簡略化した加工性を良好にすること。
b、電磁変換効率を高めること。
C1磁気記録効率を維持しつつ小型化を図ること。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、 本願の特許請求の範囲第1項記載の発明は、磁気記録媒
体にレーザ光を照射して加熱し、加熱下で磁気ヘッドに
より磁気記録媒体に磁気記録を行う光磁気記録装置用磁
気ヘッドにおいて、上記磁気ヘッドは、磁気記録媒体の
表面から所定の距離をおいた位置に配置されるスライダ
と、該スライダに支持されて、前記磁気記録媒体に対し
て垂直な軸線を中心として対称的に配置された複数の磁
気コアとから構成され、該磁気コアは、コイルが巻回さ
れるとともに前記軸線と交差する方向に指向させられた
メインコアと、該メインコアの先端と基端とを結ぶ磁路
を形成するリターンパスコアと、該リターンパスコアと
前記メインコアの先端との間に介在されたギャップとか
らなる構成としたものである。
本願の特許請求の範囲第2項記載の発明は、第1項記載
の発明において、前記メインコアの先端部の断面積を該
メインコアの他の部分より小さくしたしのである。
本願の特許請求の範囲第3項記載の発明は、第2項記載
の発明において、前記リターンパスコアを含む平面内に
おけるメインコア先端部の幅寸法を該メインコアの他の
部分より小さくしたものである。
「作用」 上記第1項記載の発明の構成であると、複数のメインコ
アの両端部を結ぶリターンパスとしての磁路が形成され
るから、メインコアの先端部の磁束密度か高まり、また
、前記メインコアを備えた磁気コアが磁気記録媒体に対
して垂直な、すなわち、磁気記録に際して照射されるレ
ーザ光の照射方向に対して平行な軸線を中心として対称
位置に配置されたから、磁気コアから所定距離能れた位
置の磁気記録媒体上に所定以上強さの合成磁界を生じさ
せることができる。
上記第2項および第3項記載の発明の構成であると、 磁気ヘッドの先端部の磁束密度を高めて光磁気ディスク
表面に大きな磁界を発生させることができる。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例を示すもの
である。
この磁気ヘッドは、ヘッド駆動機構により移動されるジ
ンバルにより、磁気記録媒体との間に所定のスペーシン
グを介した状態で支持されるスライダ20と、該スライ
ダ20に支持された磁気コア21A〜21Dを基本構成
としている。
前記スライダ20は、磁気記録媒体に対向して設けられ
たほぼ四辺形状の底板部22と、該底板部22の頂点に
対応する位置の上面にそれぞれ設けられたスライダ支持
部23とから構成されている。また、前記スライダ20
には、底板部22の中心から各スライダ支持部23へ向
けて延びるスリット24がそれぞれ形成され、該スリッ
ト24内に前記磁気コア21A〜21Dがそれぞれ挿入
、保持されるようになっている。
前記磁気コア21A〜21Dは、第4図に示すような平
面形状を有する薄板状の部材であって、コイル25が巻
回される平板状のメインコア26と、該メインコア26
の両端を結んで磁路を形成するC字状のリターンパスコ
ア27と、該リターンパスコア27の一端とメインコア
26の下端(磁気記録媒体に向けられる側の端部)との
間に介在するギャップ材28とから構成されている。
前記メインコア26およびリターンパスコア27は、例
えばM n −Z nフェライトなどの強磁性体により
形成され、 また、 ギャップ材28は、CaTiO3
などの非磁性体により形成されるもので、例えば、メイ
ンコア26の平面形状(第4図に表われた形状)と同一
の横断面形状を有するIバー(あるいはフラットバー)
、リターンパスコア27の平面形状と同一の横断面形状
を有するCバー、ギャップ材28の平面形状と同一の断
面形状を有するIバー(あるいはフラットバー)を互い
に接着して一体化した後、所定の厚さでスライスすると
いう一般的な手法によって容易に製作することができる
また、実施例の場合、前記各磁気コア21A〜2+Dは
、スライダの底面(磁気記録媒体に対して平行な面)に
直交しかつ互いに直交する二つの平面に一対ずつが含ま
れるように対称的に配置され、その先端部は、第5図に
示すように、一対の磁気コア21A・21Cの先端が互
いに接触し、かつ他の一対の磁気コア21B・21Dの
先端が前記磁気コア21A・21Cの突き合わせ箇所を
挟むように配置されている。そして、互いに突き合わせ
られる磁気コア21A・2ICの先端29は第4図実線
で示す位置に形成され、また磁気コア21B・21Dの
先端は第4図鎖線Aで示す位置に切り突き詰めて形成さ
れることによって、突き合わせ部分の磁気コア21A・
2ICの厚さに相当する寸法を補正するようになってい
る。
さらにまた、前記各磁気コア21A〜2+Dのメインコ
ア26は、磁気記録媒体に対して垂直な線分Cに対する
角度αが35°をなすように配置されている。そして、
このような角度を選択した場合、磁気コア21A〜21
Dの突き合わせ位置の直下の磁気記録媒体中で最も強力
な磁界を得ろことのできるギャップの寸法Gはほぼ1 
、8mmとなる。
以上のような構造の磁気コア21A〜21Dは、前記ス
ライダ24内に磁気コア21A〜21Dをそれぞれ挿入
することにより容易に組み立てることができる。また、
各磁気コア21A〜21Dに巻回されたコイルは、電源
に並列に接続して使用されることにより、インダクタン
スを低く保って良好な高周波特性を推持するとともに、
必要な起磁力を得て、磁気記録媒体の所定箇所に十分な
強度の磁界を作用させることができる。
上記実施例に準じた構成(磁気コアを例えば2IAと2
ICとの一対のみにした)の磁気ヘッドの性能を従来の
磁気ヘッドと比較試験したところ、第6図に示すような
結果が得られた。
すなわち、直径1 、0fIII11および0 、5m
mの丸棒状をなす従来構造のMn−Znフェライト製磁
気コアに40AT(アンペア・ターン)の起磁力を作用
させ、また、特願昭62−30274号において、先端
形状を凹面とした直径的1.0mmの丸棒状をなすMn
−Znフェライト製磁気コアに40ATの起磁力を作用
させ、一方、第4図に示すような形状のリターンパス付
きの磁気コア(厚さ0.2+m、幅0.5m+mの板状
のもの)に、1本当たり、それぞれ40ATの起磁力を
作用させた場合の各スペーシング量における発生磁界を
測定した。
この結果、本願構造の磁気ヘッドの発生磁界は、従来構
造のものに比してスペーシング変化に対しての変化が小
さいこと、すなわち、スペーシングへの依存度が低いこ
とが確認された。また、以上のように、磁気記録媒体の
面振れに起因する磁界出力変動を小さくすることができ
るから、スペーシングが0.2±Q、1mIIの条件に
おける磁気記録媒体上の磁界の変化を測定した結果を見
ても、従来型で例えば直径1.hmのヘッドでは+38
%〜−21%の変化が生じたのに対して、本願のもので
は、+4%〜−5%の変化に過ぎず、広範囲に亙って均
一な磁界を発生させ得ることが確認された。
また、スペーシングが0.2+nmにおける発生磁界強
度を比較することにより、本願のものが、他に対して約
2倍の磁界強度が得られることを確認した。
さらに、同一構成の磁気ヘッドにおいて、リターンパス
部の長さ(第4図における寸法X)の最適値を求めるべ
く実験を行った結果、起磁力が60AT、 x=5.1
a+mの場合、0.2・0.4・0.8・1.3+nn
+の各スペーシングのいずれにおいても最大の磁界が測
定された。
また、光磁気記録に最小限必要とされる200Oe(エ
ルステッド)の磁界を発生し得る起磁力を測定すると、
第8図に示すような結果が得られた。
すなわち、第2図において、21Aと2101あるいは
、21Bと21Dの関係にるような一対の磁気コアを使
用した場合、50ATの起磁力により、スペーシング0
.4+n+n以下の条件において200Oe以上の磁界
が得られることが分かった。
さらに、スペーシング0.4IIII111起磁力50
ATにて、磁気コアの中心線と磁気記録媒体上面との交
点0からX軸方向、X軸方向へ離れた各点の磁束密度G
(ガウス・・・・・・発生磁界の強さに比例する)を測
定すると、第9図に示すような結果が得られた。
すなわち、交点OからX軸方向に沿う距離が±0.5m
mの範囲に亙って、磁化に十分な230Gの磁束密度を
持った垂直磁界Byが安定して測定され、また、この範
囲では、水平磁界Bxが垂直磁界Byに比して十分に小
さいことも確認された。
なお、上記各測定は一対(2本)の磁気コアを用いた場
合について行われたものであり、第1図ないし第4図の
例に示した磁気ヘッドのように4本のコアを備えている
場合、トータルで2倍の大きさの磁界を発生することが
できるから、コア1本当たり25A Tの起磁力を与え
ることにより、所定の強度の磁界を発生させることがで
きる。
さらに、上記磁気コア21A〜21Dの幅寸法(第4図
にWで示す)の最適値を求めるべく実験を行った結果は
、第1θ図および第11図に示す通りである。
すなわち、第10図に示すように一対の磁気コア21A
・2ICを対向状態に配置した構成で、◎ 実験例1(
○印でプロット) 第10図の構造にて、A = 7.5n+mSB = 
4.7mn+。
wo: 0.5mm、 a = 35°、厚さt = 
0.2mmに設定した場合(O印でプロット) ◎ 実験例2(目印でプロット) 第1O図の構造にて、A = 2.5mm、 B = 
2.0mm。
W O= 0.311.α=35@厚さt = 1.4
mmに設定した場合 ◎ 比較例1(・印でプロット) 例えば特願昭60−30274号に記載されたように、
直径1.0mmの棒状のコアの先端に凹部を設けて光磁
気ディスク表面に磁束集中させるようにした場合 ◎ 比較例2(破線で示す) 直径1.0mmの先端か平らな棒状のコアの場合◎ 比
較例3(直線で示す) 直径0.5mmの先端か平らな棒状のコアの場合のそれ
ぞれについて、いずれもコツ1本当たり20ATの起磁
力−を与えてスペーシングの変化に対応する発生磁界を
変化を測定した結果、第11図に示すようなデータが得
られた。
すなわち、スペーシングが0 、06mm以上の領域に
おいては、図中O印でプロットされているように、実験
例1の磁性コアによって、従来の磁性コア(比較例1〜
3)より大きな磁界が発生し、また、実用的に用いられ
る0、2〜0.6mmのスペーシングにおいては、従来
の磁性コアよりはるかに強い磁界が発生していることが
確認された。
さらに、上記実験例2の磁性コアにおいては、メインコ
ア26の幅寸法Wを実験例1の場合より小さく(約60
%に)することにより、磁束密度が高められているため
、スペーシング0.3n+mの場合で約2倍、スペーシ
ング0 、6mmの場合で約1.3倍の磁界を発生させ
ることができることが確認された。
また実験例1の磁性コアを1/3のスケールで縮小した
磁性コア(はぼ実験例2の磁性コアに近似した形状とな
る)におけるスペーシングと磁界の強さとの関係を算出
すると、第11図にム印でプロットしたような特性が得
られ、この理論データが実験例2の特性に極めて近似し
ていることが確認された。
なお第11図にΔ印でプロットしたものは、第12図に
示す本発明の第2実施例にかかる磁性コアの特性を示す
ものである。
この第2実施例は、第10図に示した実験例2の磁気ヘ
ッドにおいて、メインコア26の先端部の幅寸法WIを
他の部分の幅寸法W0より小さく設定したもので、この
ような形状とすることにより、メインコア26の先端部
近傍の磁束密度を高めるようにした構成となっている。
そして、この第2実施例のような形状のメインコア26
Aを採用した場合、第11図に△印でプロットしたよう
に、0,3〜0.6のスペーシングにて、最大限20%
磁界が強まることが確認された。
さらに、第2実施例の磁性コア26Aにおける幅寸法W
、の最適値を求めるべく実験した結果を第13図に示す
すなわち、W o= 0.3mm、 A = 1.6m
m、  t = 0.2mmの場合(第13図において
◇印でプロット)、およびWo=0.5mm5A=1.
4mm5t =(1,2mmの場合(第13図において
◆印でプロット)のそれぞれについて、起磁力30AT
にて、先端部の幅寸法Wlを順次変更しつつ、スペーシ
ング0.3+nn+の地点における磁界の強さを測定し
た結果、第13図に示すようなデータが得られた。
このグラフから明らかなように、メインコア26Aの幅
W1を小さくすることにより、メインコア26の先端の
磁束密度を高め、これにより、−定幅の場合より強い磁
界を得ることができる。
なお、上記第1実施例および第2実施例では、メインコ
ア26Aの幅寸法Wいすなわち、リターンパスコア27
により形成されろ磁路を含む二次元平面におけるメイン
コア26・26Aの寸法を小さくしたが、これ以外の方
向、すなわち、メインコアの厚さLを全体的にあるいは
先端部のみ小さくした場合にも、ある程度磁束密度を高
めることができる。
次いで、第14図ないし18図は、上記第1実施例また
は第2実施例に適用された磁気コアを用いた磁気ヘッド
の第3実施例を示すものである。
この磁気ヘッドは、全体として箱状をなすスライダ20
Aに、前記第1実施例の場合と同様にスリット24を形
成し、このスリット24内に、第4図の例と同様の構成
の磁気コア21A〜21Dをそれぞれ挿入、保持させる
ようにしたものである。
前記スライダ20Aは、前記第1実施例においてギャッ
プに適用されたCaT io 3のような非磁性材料に
よって形成されている。また、スリット24は、スライ
ダ2OAの外周から内方へ向かって切り込まれたもので
、第17図に示すような平面形、すなわち、磁気コア2
1Aないし21Dのリターンバス27に対応する形状の
部分(第14図に符号242Lで示す)と、メインコア
26の両端の縁部にそれぞれ当接する部分(第18図に
符号24b・24cで示す)とから構成されている。
さらに、前記スライダ2OA中、第18図符号28Aで
示す部分は、磁気コア21A〜21Dのリターンパス2
7の一端とメインコア26の先端との間に介在されて、
ギャップとしての機能を果たすようになっている。
一方、磁気コア21A〜21Dは、第4図に示した第1
実施例の磁気コアから、ギャップを除いた部分と同一の
平面形状を有する板状の部材であって、M n −Z 
nフェライトのような強磁性体により形成されている。
このように構成された磁気コア21A〜21Dは、第1
5図に矢印で示すような方向から、それぞれスライダ2
OAのスリット24内に挿入され、さらに、符号24c
で示す部分の孔にそれぞれのメインコア26の先端を挿
入することによって磁気ヘッドとして組み立てられる。
そして、この組み立て状態にあっては、メインコア26
の先端とリターンパスコア27との間に、スライダの一
部をなすギャップ材が介在することとなり、第1実施例
における磁気コアと同様の機能を果たすことができる。
以上のように構成された磁気ヘッドにあってら、前記第
1実施例の場合と同様に、磁気記録媒体の広い範囲に亙
って必要な磁界を作用させて磁気記録を行うことができ
る。
さらに、第19図ないし第24図は磁気ヘッドの第4実
施例を示すものである。
この磁気ヘッドは、下面が開口された半割りの箱状をな
すスライダ本体30と、該スライダ本体30の下面を覆
うような板状をなす底板31とから構成された半割りの
スライダ片32A・32Bと、これらのスライダ片32
A・32Bに支持された棒状のコア33A〜33Dとを
基本構成としている。
前記スライダ片32A・32Bの本体30に相当する部
分には、図示のように、その上面の板状部分の側面から
内方へ切り込まれたスリット34が形成されるとともに
、同じく板状の部分の側面に沿った溝部35が形成され
ている。また、底板31には、前記本体30と同様、側
面から内方に切り込まれたスリット36が形成されると
ともに、側面に沿った溝部37が形成されている。また
、上記本体30および底板31に形成されたスリット3
4・36には、それぞれコア33Bまたはコア33Dの
上端および下端が挿入されて、これを所定角度で保持し
、また、溝部35・37は、前記スライダ片32A・3
2Bを一体に結合することにより、前記スリット34・
36と同様の寸法のスリットとなって、コア33Aまた
はコア33Cの上端および下端が挿入されるようになっ
ている。
さらに、前記本体30は、M n −Z nフェライト
のような強磁性体により形成され、また、底板31はC
aT i Osのような材料により形成されることによ
り、それぞれ、リターンパスコアおよびギャップとして
の機能を果たすようになっている。
すなわち、前記スライダについて前記コア33A・33
Cと同一平面状をなす断面、もしくは、コア33B・3
3Dと同一平面状をなす断面を取れば、前記コア33A
〜33Dからスライダ本体30の内部をリターンパスと
し、さらに、底板31をギャップとする磁路が存在する
ことになり、首記第1実施例、第3実施例の場合と同様
の性能を持つ磁気ヘッドを得ることができる。
「変形実施例」 a、上記各実施例にあっては、いずれも磁気記録媒体に
直交する軸線を中心として対称となる位置に2対の磁気
コアを設けた構造を採用したが、1対、あるいは、さら
に多数対を用いるようにしてもよい。
b、スライダーの具体的形状は上記各実施例に限定され
るものではなく、ジンバル、磁気記録媒体との関係、あ
るいは、磁気コアの形状、個数に対応して適宜変更する
ようにしてもよい。
C1磁気コアにおける磁気記録媒体に向けられる部分に
ついては、磁束が記録媒体中で収束し易くするため、例
えば、本出願人の先願特願昭62−30274号に記載
されたような先端が湾曲した形状を採用することも有効
である。
d 上記各実施例では磁気コアの材質としてMn −Z
 nフェライトを採用した場合について説明したが、パ
ーマロイ、F e−AQ−9i合金(一般にセンダスト
と称されている)、アモルファス金属などの金属磁性合
金であってもよく、金属磁性合金を用いた場合には、実
施例のM n−Z nフェライトの場合に比して、より
良好な特性を得ることができるのはもちろんである。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、 本願の第1項記載の本発明によれば、 (1)複数のメインコアの両端部を結ぶリターンパスと
なる磁路が形成されるから、メインコアの先端部の磁束
密度が高まり、起磁力を増大させることなく、磁気記録
媒体における磁界の強度を必要値以上に維持することが
できる。
(ii)  前記メインコアを備えた磁気コアがレーザ
光の照射方向に対して平行な軸線を中心として対称位置
に配置されたから、それぞれの磁気コアから発生した゛
磁束により、磁気コアから所定距離離れた位置の磁気記
録媒体の広い範囲に亙って所定以上の磁界を生じさせる
ことができ、したがって、一般に円板状の回転体である
ところの磁気記録媒体の而振れに起因するスペーシング
の変化、あるいは、光ヘッドと磁気ヘッドとの相対位置
のずれにかかわらず、磁気記録媒体を確実に垂直磁化さ
せることができる。
(iii)  磁気コアが薄板状に形成されているから
、スライダ上に容易に多数個を配置することができ、し
たがって、この磁気コアの個数を適宜調整するとともに
、これらの磁気コアを構成するコイルを並列に接続する
ことにより、ヘッド全体としてのインダクタンスの上昇
を押さえつつ、必要な磁界を発生させることができる。
という効果が得られる。
また本願の第2の・発明および第3の発明によれば、 上記(1)〜(iii)の効果に加えて、磁界を作用さ
せるべき対象たる光磁気ディスクの表面までの距離に相
当するスペーシングの範囲における磁束密度を高めて、
強力な磁界を発生させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は全体の外観を示す斜視図、第2図は平面図
、第3図は正面図、第4図は磁気コアの平面図、第5図
は第2図の鎖線■で示す部分の拡大した下面図、第6図
は従来の磁気コアと本願の磁気コアとにおけるスペーシ
ングと発生磁界との関係を示した図表、第7図は磁気コ
アの側面からギャップまでの距離と発生磁界との関係を
各スペーシングについて示した図表、第8図は起磁力と
発生磁界との関係を各スペーシングについて示した図表
、第9図は磁気コア近傍の各位置における磁束密度を示
した図表、第10図は種々のスペーシングにおける磁界
強さを測定する実験に適用された磁性コアの諸寸法を示
す図、第11図はメインコアのスペーシングと磁界の強
さとの関係を各寸法のメインコア毎に示した図表、第1
2図および第13図は本発明の第2実施例を示すもので
、第12図はメインコア先端部の平面図、第13図はメ
インコア先端の幅を狭めた場合の磁界の強さの変化を示
した図表、第14図ないし第18図は本発明の第3実施
例を示すもので、第14図は平面図、第15図は正面図
、第16図は底面図、第17図は第16図のX■−χ■
線に沿う矢視図、第18図は第17図と同一断面におい
て磁気コアとスライダとを分解した状態を示す斜視図、
第19図ないし第24図は本発明の第4実施例を示すも
ので、第19図は磁気ヘッド全体の外観を示す斜視図、
第20図は磁気ヘッドの平面図、第21図は磁気ヘッド
の断面図、第22図はスライダ片の平面図、第23図は
スライダ片の正面図、第24図はスライダ片の側面図、
第25図は従来の磁気ヘッドを用いた光磁気記録装置の
原理を説明する模式図である。 20・20A・・・・・・スライダ、”21A〜21D
・・・・・・磁気コア、24・・・・・・スリット、2
5・・・・・・コイル、26・26A・・・・・・メイ
ンコア、27・・・・・・リタンバスコア、28・28
A・・・・・・ギャップ材、30・・・・・スライダ本
体、31・・・・・・底板、32A・32B・・・・ス
ライダ片、33A〜33D・・・・・・メインコア、3
4・・・・・・スリット、35・・・・・・溝部、36
・・・・・・スリット、37・・・・・・溝部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気記録媒体にレーザ光を照射して加熱し、加熱
    下で磁気ヘッドにより磁気記録媒体に磁気記録を行う光
    磁気記録装置用磁気ヘッドにおいて、上記磁気ヘッドは
    、磁気記録媒体の表面から所定の距離をおいた位置に配
    置されるスライダと、該スライダに支持されて、前記磁
    気記録媒体に対して垂直な軸線を中心として対称的に配
    置された複数の磁気コアとから構成され、該磁気コアは
    、コイルが巻回されるとともに前記軸線と交差する方向
    に指向させられたメインコアと、該メインコアの先端と
    基端とを結ぶ磁路を形成するリターンパスコアと、該リ
    ターンパスコアと前記メインコアの先端との間に介在さ
    れたギャップとからなることを特徴とする光磁気ディス
    ク記録装置用磁気ヘッド。
  2. (2)前記メインコアの先端部の断面積を該メインコア
    の他の部分より小さくしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の光磁気記録装置用磁気ヘッド。
  3. (3)前記リターンパスコアを含む平面内におけるメイ
    ンコア先端部の幅寸法を該メインコアの他の部分より小
    さくしたことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    光磁気記録装置用磁気ヘッド。
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